店舗にキャッシュレス決済端末を導入したいものの、
「どの決済端末を選べばいいかわからない」
「決済手数料はどこが安い?」
「POSレジと連携できる端末はある?」
このように悩んでいませんか?
店舗向け決済端末は、サービスによって対応できる決済ブランド・決済手数料・POS連携の可否・端末費用が大きく異なります。
そのため、自店舗の業種や会計方法に合った端末を選ぶことが重要です。
本記事では、店舗向けおすすめ決済端末5選を比較しながら、選び方のポイントまでわかりやすく解説します。
【ニーズ別】店舗におすすめの決済端末はこれ!
店舗におすすめのキャッシュレス決済端末は、店舗のニーズによって異なります。おすすめは以下のパターンです。
- 小規模店舗:Square(初期費用なし)
- 飲食店:PAYGATE(POS連携◎)
- 手数料重視:STORES(1.98%〜)
おすすめの機種・サービスについて、詳しくは記事内で解説しています。
おすすめのキャッシュレス決済端末の手数料一覧
今回紹介した店舗におすすめのキャッシュレス決済端末における、決済手数料率や月額料金、端末購入代金を一覧表にまとめました。以下を参考に、店舗で導入する決済端末を選定すると良いでしょう。
| サービス名 | 決済手数料率(最低〜最高) | 月額料金 | 端末購入代金 |
|---|---|---|---|
| stera pack | スモール:1.98%〜3.24% スタンダード:2.70%〜3.24% |
初年度:0円 2年目以降:3,300円 ※条件付きで無料 |
記載なし(提供型) |
| PAY GATE | クレジット:1.98%〜 電子マネー:3.24% QRコード:2.00%〜 |
約3,300円(税込) | 約39,600円(税込) ※キャンペーンで0円も |
| Squareターミナル | 対面カード:2.5% その他:3.25% |
0円(固定費なし) | 約39,980円(税込) |
| CASHIER A920 | 約2.80%〜 | 約2,200円/月 | 0円(初期費用・端末代) ※条件付き |
| iRITSpay | 非公開(要問い合わせ) | 非公開(安価傾向) | 非公開 |
問い合わせが必要なサービスは、事業規模や年間の決済金額などに応じて、決済手数料率や月額料金が変動するタイプのサービスを提供している場合があります。
詳しくは、自店舗の規模や年間のキャッシュレス決済金額などを踏まえて、サービス事業者に直接問い合わせてみると良いでしょう。
参考記事:キャッシュレス決済端末おすすめ12選一覧|種類や決済ブランド・手数料を比較紹介!
【比較表付き】店舗向けおすすめ決済端末5選を比較紹介
ここからは、店舗での導入におすすめのキャッシュレス決済端末を5選紹介します。いずれの機種も有線LAN接続に対応しているため、据置型として活用したい方にも最適です。
※Bizcan編集部では「導入コスト」「決済手数料」「POSレジ連携」「店舗での使いやすさ」を基準に比較しています。
| サービス名 | おすすめ業種 | 初期費用 | 月額料金 | 決済手数料 | POS連携 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| PAY GATE | 飲食店・小売店 | 0円 | 3,300円 | 1.98%〜 | ◎ | オールインワン端末・スマレジ連携 |
| Square ターミナル | 個人店舗・サロン | 39,800円 | 0円 | 2.5%〜 | ○ | 月額無料・入金スピードが早い |
| CASHIER A920 | 飲食店・イベント | 0円 | 2,200円 | 2.80%〜 | ◎ | POS機能搭載・SIM対応 |
| stera pack | 実店舗・据置運用 | 0円 | 3,300円 ※条件で無料 |
1.98%〜 | ○ | 据置型・有線接続で安定運用 |
| iRITSpay | 大型店舗・券売機連携 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ◎ | 組み込み型・複数端末対応 |
PAY GATE

出典:株式会社スマレジ
店舗で導入するキャッシュレス決済端末を検討しているのであれば、株式会社スマレジが提供しているPAY GATEもおすすめです。PAY GATEは、有線LAN接続・Wi-Fi接続の両方に対応しているため、店舗のレジ周りスペースの状況に応じて、設置方法を選択できるメリットがあります。
POSレジの「スマレジ」と連携可能なほか、銀行Payやみずほ銀行が提供しているJ-Coin PAY、インバウンド顧客の利用が多いAlipay・WeChatPayなどでの決済にも対応可能です。
レシートプリンターも内蔵しているため、とくにPOSレジのスマレジと連携してキャッシュレス決済端末を導入したい方に適しています。
Squareターミナル

出典:Square株式会社
Squareターミナルは、ワイヤレス利用・有線利用の両方に対応しているキャッシュレス決済端末です。有線LAN接続による据置型として導入したい場合は、専用のカウンタートップマウントの設置が必要になります。
クレジットカードやデビットカードのほか、QRコード決済・電子マネー決済にも対応可能です。カード決済は、磁気スワイプ・挿し込みによるICチップの読み取り・タッチ決済のすべてに対応しているのも特徴です。
同社が提供しているPOSレジや予約管理システムなど、ほかの設備・ツールと連携しながら導入できます。
CASHIER A920

出典:株式会社ユニエイム
店舗でキャッシュレス決済端末を導入するなら、株式会社ユニエイムが提供しているCASHIERのA920もおすすめです。A920の特徴は、なんといってもPOS機能が搭載されている点にあります。
POSレジがない店舗でもPOS機能によるデータ分析ができるほか、レシートプリンター内蔵で持ち運びにも対応することが可能です。SIMカード内蔵モデルを導入すれば、インターネット環境がない屋外でも利用できます。
据置型として有線接続したい場合は、専用クレードルの設置が必要です。
stera pack

stera packは、GMOペイメントゲートウェイと三井住友カード株式会社が、共同提供している据置型のキャッシュレス決済端末です。
新規契約の小規模事業者向けスモールビジネスプランであれば、業界最低水準の1.98%~の決済手数料率で利用できます。また、売上金の入金サイクルも毎日締め(2営業日後払い)が選択できるため、売上金がスムーズに手元に入る点も魅力です。
サービス利用料(月額利用料)も初年度無料で、直近1年間のキャッシュレス売上が3,000万円以上の場合、永年無料になります。
レシートプリンターも内蔵しており、クレジットカード決済・電子マネー決済・QRコード決済(バーコード決済)など、幅広い決済手段にこれ1台で対応することが可能です。
iRITSpay 決済ターミナル
出典:株式会社アイティーフォー
店舗で導入する決済端末に迷っているのであれば、株式会社アイティーフォーのiRITSpayターミナルもおすすめです。
iRITSpayターミナルは、複数種類の端末から導入機種を選択できる点が特徴で、据置型端末だけでなく、ポータブル型決済端末や券売機と接続できる組み込み型決済端末も導入できます。
クレジットカード決済・電子マネー決済・QRコード決済など、さまざまな決済手段に対応しているしている機種です。
導入事例|実際に決済端末を導入した店舗の声

Bizcan編集部では、実際にキャッシュレス決済端末を導入している店舗事業者への独自ヒアリングを実施しました。
今回お話を伺ったのは、リラクゼーションサロンを1店舗運営する事業者です。
導入前は現金決済が中心で、お客様から「カードは使えますか?」と聞かれることが増え、キャッシュレス決済への対応が課題でした。
Square導入後はクレジットカード決済だけでなくQRコード決済にも対応できるようになり、お客様の利便性向上に加え、現金管理の負担も軽減されたとのことです。
また、月額固定費がかからない点や、売上金の入金スピードが早い点も導入の決め手になったといいます。
※Bizcan編集部 独自ヒアリング調査
店舗タイプ別|おすすめのキャッシュレス決済端末
キャッシュレス決済端末は、店舗の業種や会計導線によって適した機種が異なります。ここでは代表的な店舗タイプ別に、選び方のポイントとおすすめ端末を簡潔に紹介します。
飲食店におすすめの決済端末
飲食店では、会計スピードやPOSレジ連携、テーブル会計への対応が重要です。レシートプリンター内蔵のオールインワン型や、持ち運びできるポータブル型を選ぶと、ピーク時の会計業務を効率化しやすくなります。
参考記事:飲食店におすすめのキャッシュレス決済端末6選|機種ごとの違いと選び方のポイント
美容室・サロンにおすすめの決済端末
美容室やサロンでは、顧客単価が比較的高いため、決済手数料や顧客管理機能との連携が重要です。予約管理やPOSレジと連携できる端末を選ぶと、会計だけでなく店舗運営全体の効率化にもつながります。
参考記事:美容室向け決済端末おすすめ6選!レジ連携しやすい機種や選び方を解説
参考記事:エステサロン向け決済端末おすすめ比較|選び方・費用・注意点を解説
小売店におすすめの決済端末
小売店では、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済など、幅広い決済手段に対応できる端末が向いています。対応ブランド数が多い端末を選ぶことで、顧客の支払いニーズに対応しやすくなります。
店舗でキャッシュレス決済端末を導入する際の選び方と比較ポイント
店舗でキャッシュレス決済端末を導入する際は、以下の3点を意識して比較検討することが重要です。
- 通信が安定している据置型を選ぶ
- 対応できるキャッシュレス決済ブランドを比較する
- 初期費用・月額料金・決済手数料を比較する
それぞれ具体的に比較しておきたいポイントや、なぜこれらの項目を重視して比較すべきなのか、理由と合わせて解説します。
通信が安定している据置型を選ぶ
店舗で導入するキャッシュレス決済端末を選ぶ際は、据置型の機種がおすすめです。据置型のキャッシュレス決済端末は、有線LANによってインターネット接続を行うため、決済対応時の通信状態が安定するメリットがあります。
Wi-Fi環境下でのキャッシュレス決済端末の利用は、持ち運びやすく屋外利用やテーブル会計などでの利便性が高い反面、通信エラーが発生しやすい傾向です。
そのため、店舗でキャッシュレス決済端末を導入する際、持ち運びを想定していないのであれば、通信環境の安定している据置型を選ぶと良いでしょう。
対応できるキャッシュレス決済ブランドを比較する
店舗で導入するキャッシュレス決済端末を検討する際、対応できるキャッシュレス決済のブランドで比較するのもポイントの1つです。
キャッシュレス決済のブランドは、日本国内のみならず海外の決済ブランドも多種多様にあります。日本人顧客が多い店舗の場合は、とくに国内での利用率が高い決済ブランドを中心に、対応している機種を選定すると良いでしょう。
一方で、インバウンド顧客が多い店舗の場合は、WeChatPayやAlipay・ApplePayなど、訪日外国人旅行者の利用率が高い決済ブランドに対応しているキャッシュレス決済端末がおすすめです。
初期費用・月額料金・決済手数料を比較する
キャッシュレス決済端末は、サービスによって初期費用や月額料金・決済手数料が異なるため、店舗の状況に合うサービスを比較検討する必要があります。
初期費用や月額費用が無料でも、決済手数料率が高いサービスもあるためです。導入コストを抑えたいのであれば、初期費用(端末費用・設置サポート費用など)の負担がない機種を選ぶと良いでしょう。
一方で、収益が伸びてくるほど、決済手数料率の高さは利益の確保に直結することから、決済手数料率の低いサービスを選定するのも選択肢の1つです。
参考記事:【手数料比較表付き】キャッシュレス決済端末の導入ガイド|手順や種類・費用の目安と選び方のポイントを解説
店舗向け決済端末に関するよくある質問
ここからは、店舗向けの決済端末に関するよくある質問に回答します。
店舗向け決済端末の決済手数料はどれくらいですか?
店舗向け決済端末の決済手数料は、一般的に1.98%〜3.24%前後が目安です。
ただし、決済手数料はサービスや契約プラン、業種、決済ブランドによって異なります。クレジットカード決済は2%台〜3%台、QRコード決済や電子マネー決済はブランドごとに料率が変わるケースもあります。
また、月額費用が無料でも決済手数料が高めに設定されているサービスや、月額費用がかかる代わりに手数料を抑えられるサービスもあります。
そのため、導入時は端末代や月額料金だけでなく、月間の決済金額を想定したうえで、実質的なランニングコストを比較することが大切です。
個人経営の店舗でも決済端末は導入できますか?
個人経営の店舗や個人事業主でも、キャッシュレス決済端末を導入できます。
SquareやSTORES決済、Airペイなどは、小規模店舗や個人事業主でも申し込みやすいサービスとして利用されています。美容室・サロン・整体院・カフェ・小売店など、1店舗運営の事業者でも導入しやすい端末は多くあります。
とくに、月額費用が無料のサービスや、スマホ・タブレットと連携して使えるカードリーダー型の端末は、初期費用を抑えて始めたい店舗に向いています。
ただし、申し込み時には審査があり、業種や取り扱い商材によっては利用できない場合もあるため、事前に対応業種や審査条件を確認しておきましょう。
POSレジと連携できる決済端末はありますか?
POSレジと連携できる決済端末はあります。
PAY GATEやSquareターミナル、STORES決済、Airペイなどは、POSレジとの連携に対応している代表的なサービスです。POSレジと決済端末を連携させることで、会計情報や売上データを自動で反映できるため、レジ締め作業や売上管理の負担を減らせます。
飲食店ではオーダー情報や会計情報の一元管理、美容室・サロンでは予約管理や顧客管理との連携、小売店では在庫管理との連携など、業種によって活用方法が異なります。
すでにPOSレジを導入している場合は、利用中のPOSレジと連携できる決済端末かどうかを事前に確認しておくことが重要です。
まとめ
店舗で導入する決済端末を選ぶ際は、自店舗の状況に応じて機能を比較し、選定することが大切です。
インバウンド顧客が多いのであれば、海外決済ブランドに対応している機種を選び、キャッシュレス決済による売上金額が大きい場合は決済手数料率が低いサービスを選びましょう。
また、対応している決済ブランドや決済サービスも確認し、導入したい決済手段に対応しているかをチェックしておく必要があります。
店舗での導入だけでなく、キッチンカーやイベント出店など屋外での利用も検討している場合は、持ち運べるタイプのキャッシュレス決済端末がおすすめです。

