クラウドカメラの仕組み

本項では、クラウドカメラの仕組みについて解説します。
録画映像はクラウド上で保存
前述したように、クラウドカメラ上で録画された映像はインターネット上にあるクラウドに直接保存されます。
外付けの録画機器などが必要なく、撮影映像もクラウドを通じて場所を問わず確認することが可能です。
インターネット回線が必要
クラウドカメラの仕組みとして、インターネットを活用した運用が前提となります。撮影した映像はクラウドに保存されるため、確認を行うにはクラウドにアクセスできる環境から接続することが不可欠です。
拡張性
クラウドカメラはさまざまな外部のアプリケーションと連携することができます。
また、クラウドPOSレジなど店舗機器との連携可能なモデルもあるため、防犯のみではなく、店舗でのマーケティングなど、活用に幅を持たせることも可能です。
クラウドカメラは通常のカメラとは異なり、クラウド上で映像を管理することで、さまざまなメリットを提供しています。
クラウドカメラの商品比較

本項では、クラウドカメラの各社商品の比較を紹介します。
Safie
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Safieストア Safieは、クラウドカメラや、クラウドカメラサービスを提供している企業です。
提供しているクラウドカメラとしては、工事不要の屋内用クラウドカメラ「Safie One」や、屋外用として活用できるVIVOTEK FD9389-EHV-v2などを販売しています。
暗所撮影に対応しているモデルも多く、さまざまな環境に対応できる点が強みです。
OPTAGE for Buisiness

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Optage for buisiness OPTAGE for Buisinessでは、クラウドカメラサービスを提供している企業です。屋内、屋外問わず、さまざまな特徴を備えたクラウドカメラをリーズナブルな価格で利用できます。
OPTAGE for Buisinessでは光回線対応機種だけに留まらず、モバイル回線(mineo)に対応している機種も多数あるため、さまざまなネット環境に対応可能です。
ギガらくカメラ

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ギガらくカメラ ギガらくカメラは、NTT東日本が提供しているクラウドカメラサービスです。
店舗、医療現場や建設現場など幅広い業種で利用可能なクラウドカメラを提供しています。
提供しているカメラとしては、置くだけで設置できるELMO QBiC CLOUD CC-2L(SF)や、通話機能も搭載されているLTE対応ポータブルPocket2をはじめ、環境に合わせたチョイスが可能です。
mineo監視カメラサービス

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mineo監視カメラサービス mineo監視カメラサービスは、株式会社オプテージが提供しているクラウドカメラサービスです。mineo監視カメラサービスではモバイル回線とクラウドがセットとなっているため、手軽に導入できるのが強みです。
なお、提供されるクラウドカメラに関しても屋内用、屋外用の両方に対応しており、最大2台まで同時接続可能となっています。
SECURE VS

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SecureVS SECURE VSは、株式会社セキュアが提供するクラウドカメラサービスです。店舗やオフィスの防犯対策はもちろん、業務改善やAIカメラを活用した検知による状況把握などさまざまな目的に対応できます。
オフィス、店舗、工場や学校など、環境の異なるさまざまな現場での運用ができるため、クラウドカメラを使用して課題解決したい場合におすすめのサービスといえます。
ELMO QBiC CLOUD

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ELMO QBiC CLOUD ELMO QBiC CLOUDは、複数のカメラをクラウド上から監視・管理できるサービスです。用途にマッチするクラウドカメラを選択し、さまざまな目的に運用できます。
ELMO QBiC CLOUDで提供されるクラウドカメラでは録画に留まらず、複数台のカメラを一括で管理できるなど、充実した機能面が強みです。
クラウドカメラを選定する際は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
クラウドカメラの商品選定ポイント
本項では、クラウドカメラを選定する際のポイントを解説します。
視野角
クラウドカメラといっても、カメラの視野角は製品によってさまざまです。たとえば店舗のレジなど、一点を監視するのであれば、広い視野角のクラウドカメラは不要でしょう。
しかしながら店舗全体、駐車場全体など、広範囲の監視を行いたい場合、360度見渡せる視野角の広いクラウドカメラを選定する必要があります。
画像解析などの付加機能
クラウドカメラには通常の映像撮影、録画機能に加え、製品・サービスによっては画像の解析など付加機能を搭載しているものがあります。
たとえば店舗の業務改善にクラウドカメラを活用する場合、人数のカウントや顔認証機能などを搭載したクラウドカメラの方が効率よく分析ができるでしょう。
このように、監視以外の目的でもクラウドカメラを運用する場合は、付加機能に着目した商品選定が重要です。
複数台運用の可否
監視業務をメインでクラウドカメラを運用する場合、複数台のクラウドカメラを運用できるか、映像を一覧化できるかチェックすることをおすすめします。
映像を一覧化できない場合、監視業務に多くの人員を割かなければいけなくなるなど、効率面に支障がでます。そのため、複数台のカメラ運用を前提としている場合には、そもそも一覧化して運用できるか必ず確認しましょう。
クラウドカメラを選ぶ際は、いくつかの基準を設けたうえで商品選定に入ることをおすすめします。
まとめ
本記事では、クラウドカメラの概要や仕組み、各社商品比較や、選定のポイントを解説しました。クラウドカメラを導入することで、防犯監視業務をはじめ、さまざまな業務の効率化に繋がります。