「ネットスターズ」の決済端末について調べているものの、StarPayという名前は聞いたことがあっても、具体的な機種や料金、他社サービスとの違いがよく分からないという方も多いのではないでしょうか。StarPayは、国内・海外の幅広いキャッシュレス決済ブランドを一括で導入できるマルチ決済ソリューションです。
本記事では、ネットスターズが提供するStarPay決済端末の特徴・機種・料金・導入のポイントを解説します。
ネットスターズ(StarPay)の決済端末とは

StarPayは、株式会社ネットスターズが提供するマルチキャッシュレス決済ソリューションで、専用端末またはアプリを使って複数の決済ブランドをまとめて導入できる点が特徴です。
ネットスターズは2009年の創業以来ゲートウェイ事業を展開し、2015年にQRコード決済サービス「WeChatPay」を代理店として日本に初めて導入して以降、国内外のキャッシュレス決済を店舗に一度に導入・管理できる「StarPay」を展開しています。
- ネットスターズ(StarPay)の決済端末とは
- 専用端末型とアプリ型(手持ちのiPhone・iPadを端末化)の2つの導入形態
ネットスターズ(StarPay)の決済端末とは
StarPayは一括申し込み・一括管理を実現するマルチキャッシュレス決済ソリューションで、導入企業は15,000社、決済処理成功率は99.99%となっています。StarPayによる決済取扱高は、店舗や自動販売機など約50万のアカウントで発生しており(2024年12月期末時点)、幅広い業種・シーンで利用が広がっています。
複数の決済ブランドを個別に契約する手間を省き、まとめて申し込みから管理まで行える点が、StarPayの基本的な特徴です。
専用端末型とアプリ型(手持ちのiPhone・iPadを端末化)の2つの導入形態
StarPayでは、専用端末を利用する方法に加えて、スマートフォンやタブレットを活用したアプリ型の決済にも対応しています。利用できる決済手段や機能は導入形態によって異なるため、事前に確認が必要です。
すでに店舗でiPadやiPhoneを利用している場合は、新たに機器を購入せずにアプリ型で導入できるため、初期費用を抑えたい店舗にとって選びやすい形態です。一方、レジ周りの操作性やレシート発行機能を重視する場合は、専用端末を選ぶ方が運用しやすいケースもあります。
ネットスターズ(StarPay)決済端末の特徴・強み

StarPayが多くの店舗で選ばれている背景には、決済ブランドの網羅性の高さと、POSや自動販売機など幅広いシーンに対応できる連携力があります。
- 国内・海外の幅広い決済ブランドに一括対応できる
- 既存のPOSシステムと連携できる
- 自動販売機・券売機・コインロッカーなどAPI連携で対面以外の決済にも対応
- 多言語対応でインバウンド需要にも対応できる
国内・海外の幅広い決済ブランドに一括対応できる
StarPayは、新たに海外3か国・地域のサービスが加わり、合計13か国・地域のQRコード決済サービスに対応しています(2023年12月時点)。国内の主要なQRコード決済に加え、Alipay+の対応ブランド拡充に伴う海外の決済サービスにも順次対応を広げています。
インバウンド需要が見込まれる店舗にとって、海外決済ブランドへの対応幅の広さは大きな強みです。
既存のPOSシステムと連携できる
StarPayは、店頭での対面決済に加えて、現在使用しているPOSシステムにも連携が可能です。決済端末とPOSシステムを連動させることで、金額の手入力による二度打ちの手間を省き、会計業務の効率化につなげられます。
新たにPOSシステムを入れ替えることなく、既存の環境にキャッシュレス決済を追加したい店舗に向いています。
自動販売機・券売機・コインロッカーなどAPI連携で対面以外の決済にも対応
StarPayは、APIインターフェースとの連携により、自動販売機、券売機、コインロッカー、アプリやゲーム課金などのオンライン決済にも、あらゆるシーンでキャッシュレス決済を導入できます。
店頭のレジだけでなく、無人販売や設備型の決済シーンにも対応できる点は、他の決済サービスと比較しても幅広い活用の余地があります。省人化・無人化を進めたい店舗にとっても、検討する価値のある選択肢です。
多言語対応でインバウンド需要にも対応できる
海外決済ブランドへの対応拡充とあわせて、多言語での決済画面表示にも対応しており、訪日外国人観光客が普段使い慣れた決済手段で支払いを行いやすい環境を整えられます。
観光地やインバウンド需要の高いエリアの店舗では、多言語対応の有無が顧客満足度に直結するポイントとなります。言語の壁による接客負担を軽減できる点も、導入のメリットの一つです。
ネットスターズ(StarPay)決済端末のラインナップ

StarPayでは、店舗の運用スタイルに合わせて複数の端末タイプから選ぶことができます。
- SUNMI P2 PRO(クレジット・電子マネー・QRコード対応のオールインワン型)
- SUNMI V2s(QRコード決済に特化したモバイル型)
- 専用端末を使わないアプリ型(iOS/Android対応)
SUNMI P2 PRO(クレジット・電子マネー・QRコード対応のオールインワン型)
SUNMI P2 PROは1台でキャッシュレス決済に対応できる端末で、プリンターまで備える多機能端末ながらスペースをとらず、スタイリッシュなフォルムが特徴です。P2 PROは国内外のQRコード決済に加え、クレジットカード決済、電子マネー決済、共通ポイントにも対応しています。
複数の決済手段を1台に集約したい店舗や、レジ周りをすっきりさせたい店舗に適したモデルです。
SUNMI V2s(QRコード決済に特化したモバイル型)
SUNMI V2sは、国内からインバウンド向けまであらゆるQRコード決済サービスに利用でき、レシートの印刷にも対応しています。新しい決済サービスが追加された場合も、本体側で新たな設定は不要です。
QRコード決済のみを中心に導入したい店舗や、可搬性を重視する店舗に向いた端末タイプです。
専用端末を使わないアプリ型(iOS/Android対応)
専用端末を購入せずに、お手持ちのiPhoneやiPadにStarPayの専用アプリをダウンロードすることで、決済端末として利用することも可能です。すでにタブレットやスマートフォンを店舗で運用している場合は、機器を新たに購入する必要がないため、コストを抑えて導入できます。
ネットスターズ(StarPay)決済端末の料金・費用の目安
StarPayは端末費用と決済手数料が中心の費用構成ですが、契約する販売代理店によって条件が異なる点に注意が必要です。
- 専用端末を購入する場合の費用目安
- 決済手数料・月額費用(販売代理店により異なる点に注意)
専用端末を購入する場合の費用目安
QRコード決済端末のSUNMI V2sは価格38,000円(税抜)で提供されており、通信用のSIMカードは月額500円で利用できます。クレジットカードや共通ポイントにも対応するP2 PROについては、価格や端末詳細は問い合わせフォームからの確認が必要です。
対応させたい決済手段の範囲によって適した端末が異なるため、必要な機能を整理したうえで見積もりを依頼することをおすすめします。
決済手数料・月額費用(販売代理店により異なる点に注意)
入金サイクルは、利用する決済サービスや契約条件によって異なります。導入前に、締め日・入金日・振込手数料などを確認しましょう。
初期導入費用や月額利用料は代理店や端末機種ごとに異なるほか、決済手数料や振込手数料が発生します。
決済手数料は申し込む決済ブランドや販売代理店によって幅があるため、契約前に複数の見積もりを比較しておくことが重要です。管理画面からダウンロードできる収納金計算書で手数料の詳細を確認できるため、契約時の見積もり内容と照合しておくと安心です。
参考記事:決済端末は無料で導入できる?おすすめ機種5選各社の特徴と選び方・比較ポイント
ネットスターズ(StarPay)を導入するメリット
StarPayを導入することで、決済業務の効率化だけでなく、店舗運営全体の管理面でも複数のメリットが期待できます。
- 複数の決済ブランドを個別契約せず一括で導入できる
- 管理画面の説明を短くし、「売上・入金を一元管理できる」
- 最短1週間というスピード感のある導入プロセス
複数の決済ブランドを個別契約せず一括で導入できる
StarPayでは、複数の決済ブランドをまとめて申し込み・管理できます。決済ブランドごとに個別対応する手間を削減できる点が特徴です。決済ブランドごとに個別審査・個別契約を行う手間を省けるため、導入担当者の負担軽減につながります。
新しい決済ブランドを追加したい場合も、都度別の契約を結ぶ手間がかかりにくい点がメリットです。
管理画面の説明を短くし、「売上・入金を一元管理できる」
StarPayはPC上から決済情報を一括で確認・管理でき、取引ごとの詳細な決済情報や、月々の合計売上まで把握することが可能です。決済ブランドごとに別々の管理画面を確認する手間がなくなり、経理業務や日々の売上把握を効率化できます。
入金情報もあわせて一元的に確認できるため、資金繰りの管理にも役立ちます。
最短1週間というスピード感のある導入プロセス
StarPayの利用開始までの期間は最短で1週間です。ただし、利用開始日は決済提供機関の審査状況や申し込む決済手段により変動する場合があります。
必要書類の不備がないよう事前に準備しておくことで、スムーズな導入につなげやすくなります。キャッシュレス決済の導入を急ぎたい店舗にとって、比較的短期間で立ち上げられる点は魅力です。
ネットスターズ(StarPay)の決済端末を導入前に確認しておきたい注意点
StarPayは幅広い決済手段に対応する一方、目的や契約条件によっては事前に確認しておくべきポイントがあります。
- クレジットカード決済を主目的とする場合は他の決済サービスとの比較も検討する
- 決済手数料や契約条件は申込む販売代理店によって異なる
クレジットカード決済を主目的とする場合は他の決済サービスとの比較も検討する
StarPayはQRコード決済を中心に発展してきたサービスであり、近年はクレジットカード決済や電子マネーにも対応が広がっているものの、選ぶ端末やプランによって対応範囲が異なります。
クレジットカード決済をメインの目的として導入を検討している場合は、対応ブランドや手数料条件について他の決済サービスともあわせて比較することをおすすめします。自店で優先したい決済手段を明確にしたうえで、対応状況を確認しておくと選定しやすくなるでしょう。
決済手数料や契約条件は申込む販売代理店によって異なる
StarPayは複数の販売代理店を通じて申し込みができる仕組みのため、決済手数料や月額費用などの契約条件が代理店によって異なります。
同じStarPayのサービスであっても、申し込み窓口によって条件が変わる可能性があるため、複数の代理店から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
契約前に手数料体系や解約条件についても、書面で確認しておくと安心です。
まとめ|ネットスターズ(StarPay)は幅広い決済ブランドを一括導入したい店舗におすすめ
ネットスターズのStarPayは、国内外の多様な決済ブランドをまとめて導入でき、POSや自動販売機との連携にも対応できる点が強みです。
一方で手数料や契約条件は代理店によって異なるため、事前の確認・比較が導入成功のポイントになります。
自店で優先したい決済手段や運用スタイルを整理したうえで、自店に合った導入形態を検討していきましょう。

