キャッシュレジスターやキャッシュレス決済端末、自動精算機など、決済手段が近年多様化しています。店舗設備としての選択肢が広まる中で、根強い支持を集めているのがPOSレジです。
しかし、POSレジをどのようにして選べば良いのか、導入までにどれくらいの費用がかかるのかなど、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、POSレジとはどのような設備でどのようなメリットがあるのか、という基礎知識や、店舗運営に役立つPOSレジを導入するまでの流れについて解説します。
また、費用の目安や活用できる補助金・助成金制度、自店舗に合うPOSレジの選び方についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
POSレジとは?

POSレジとは、POSシステムが備わっているレジ設備のことです。POSレジのPOSは、Point of Sales(販売時点情報管理)を意味します。
POSシステムが備わっている会計設備であれば、どのようなものでもPOSレジです。例えば、POSシステムが備わっている券売機やモバイルPOSレジ、セルフレジなども該当します。
POSシステムが備わっている端末をPOS端末と呼び、レシートプリンターや決済端末が一体になっていたり、自動釣銭機がセットになっていたりするのも特徴です。
参考記事:POSレジとは?POSシステムとの違いや機能と導入するメリット・デメリット
参考記事:POSレジ・POSシステムの違いとは?主な機能と導入方法まとめ
POSレジを導入すると店舗業務はどう変わる?
POSレジを導入すると、会計だけでなく、売上集計や在庫管理、顧客管理などの店舗業務を効率化できます。従来のレジスターとの主な違いは以下のとおりです。
| 店舗業務 | POSレジ導入前 | POSレジ導入後 |
|---|---|---|
| 会計 | 金額を手入力する場合がある | 登録商品から選択・バーコードなどで会計 |
| 売上集計 | レジ締め時などに集計 | 売上データを自動で記録・集計 |
| 在庫管理 | 販売数と在庫を別々に管理 | 販売データと在庫情報を連携可能 |
| 売上分析 | 表計算ソフトなどで集計 | 商品別・時間帯別などで分析可能 |
| キャッシュレス決済 | 決済端末とレジを別々に操作する場合がある | 対応サービスならPOSレジと決済端末を連携可能 |
POSレジ導入時に準備したい機器・周辺設備

POSレジを導入する際は、POSレジ本体やタブレット端末だけでなく、店舗の会計方法や業務内容に応じて周辺機器や通信環境を準備する必要があります。
とくに、現金決済・キャッシュレス決済の両方に対応する店舗では、レシートプリンターやキャッシュドロア、決済端末などを組み合わせて導入するケースが一般的です。
POSレジ導入時に確認したい機器・設備
- POSレジ本体・iPadなどの対応端末
- レシートプリンター
- キャッシュドロア
- キャッシュレス決済端末
- バーコードリーダー
- 自動釣銭機
- インターネット・Wi-Fi環境
必要な機器は、店舗の業種や会計方法によって異なります。例えば、小売店ではバーコードリーダーや在庫管理との連携、飲食店ではキャッシュレス決済端末やオーダーシステムとの連携、美容サロンでは予約・顧客管理システムとの連携などを確認しておくとよいでしょう。
また、Bizcanが2026年1月〜6月にPOSレジ導入を希望する店舗から寄せられたお問い合わせを調査したところ、レシートプリンターとの連携を希望する方は73.7%、キャッシュレス決済への対応を希望する方は71.1%でした。
| 周辺機器・機能 | 希望割合 |
|---|---|
| レシートプリンター連携 | 73.7% |
| キャッシュレス決済 | 71.1% |
この結果からも、POSレジ導入時は本体だけでなく、実際の会計業務に必要な周辺機器まで含めて選定することが重要です。サービスによって対応機器や連携可能な決済端末が異なるため、導入前に必要な設備を整理しておきましょう。
Bizcan編集部のワンポイントチェック!
POSレジ本体が安くても、レシートプリンターや決済端末、自動釣銭機を追加すると導入費用は変わるよ!必要な機器を先に整理して、セットで見積もりを取るのがおすすめだよ♪
POSレジの導入費用相場と総額シミュレーション

POSレジの導入にかかる費用の相場は、約10万円~100万円です。導入するPOSレジの種類によって、初期費用に大きな差があります。
また、サービスによっては月額利用料がかかったり、キャッシュレス決済を利用する際の決済手数料がかかったりするため、導入費用だけでなくランニングコストもチェックしておきましょう。
また、業種・業態によってはPOSレジ以外にも周辺機器や連携導入するシステム・設備などの費用もかかります。以下のシミュレーション表を参考に、自店舗でおよそどれくらいの費用がかかるか把握しておくのもおすすめです。
| 店舗タイプ | 想定構成 | 初期費用目安 | 月額費用目安 | 年間ランニングコスト目安 |
|---|---|---|---|---|
| 個人カフェ | iPad+POSレジ+決済端末 | 0万〜10万円程度 | 0円〜5,000円程度 | 0円〜6万円程度 |
| 小売店(小規模) | POSレジ+バーコードリーダー+レシートプリンター | 10万〜30万円程度 | 3,000円〜1万円程度 | 3万〜12万円程度 |
| 飲食店 | POSレジ+キッチンプリンター+ハンディ端末+モバイルオーダー | 20万〜60万円程度 | 5,000円〜2万円程度 | 6万〜24万円程度 |
| 美容サロン | POSレジ+予約管理+キャッシュレス端末 | 5万〜15万円程度 | 0円〜5,000円程度 | 0円〜6万円程度 |
| 大規模小売店 | POSレジ+自動釣銭機+複数レジ連携 | 50万〜150万円程度 | 5,000円〜2万円程度 | 6万〜24万円程度 |
これはあくまで目安です。導入する設備の種類や選定するサービスによって、大きく変動します。
以下の記事では、POSレジの種類ごとに詳しい導入費用の相場や導入コストを安く抑えるコツについて解説しています。こちらもぜひ参考にしてください。
参考記事:【比較表付き】POSレジの価格相場はいくら?初期費用・月額費用を紹介
POSレジ導入前に確認したいチェックポイント
POSレジを導入する際は、費用だけでなく、店舗規模や必要な機能、導入目的を整理しておくことが重要です。
以下の点を事前に確認しておきましょう。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 店舗業種 | 飲食店・小売店・美容サロンなど、業種に合った機能があるか確認 |
| 必要機能 | キャッシュレス決済・予約管理・在庫管理・顧客管理など必要な機能を確認 |
| 必要端末 | POS端末・iPad・レシートプリンター・キャッシュドロアなど必要な機器を確認 |
| 初期費用 | POSレジ本体や周辺機器、設置費用を含めた導入費用を確認 |
| 月額費用 | システム利用料や追加オプション費用など継続的な費用を確認 |
| 補助金 | IT導入補助金など利用できる補助制度の対象可否を確認 |
【5STEP】POSレジの導入方法・流れ
POSレジを導入するには、以下5つのステップに沿って準備を進めていく方法が一般的です。
STEP1導入目的を整理する
業務効率化や売上管理、顧客満足度向上など、POSレジを導入する目的や店舗の課題を明確にします。
STEP2最適なPOSレジを選定する
必要な機能や周辺機器、外部システムとの連携可否を確認し、自店舗に合ったPOSレジを比較・選定します。
STEP3操作性を確認する
ショールームや実機サンプルなどを活用し、スタッフが使いやすい操作性か事前に確認します。
STEP4POSレジを申し込む
導入するPOSレジを決定後、サービス提供会社へ申し込みを行い、必要な端末や周辺機器を準備します。
STEP5設置・研修後に運用を開始する
POSレジの初期設定や設置を行い、店舗スタッフへの操作研修を実施して運用を開始します。
それぞれ、ステップごとに意識しておきたいポイントを解説します。
1.POSレジの導入目的を整理する
POSレジを導入する際は、まずPOSレジの導入目的を整理します。業務効率化を目的にしているのか、顧客満足度向上を目的としているのかで、導入すべきPOSレジの種類や機能が異なるためです。
まずは、どのような目的でPOSレジを導入したいのかを明確にしましょう。そのためには、自店舗における課題を抽出する方法がおすすめです。
人的ミスが課題ならセルフレジや自動釣銭機機能が備わっているPOSレジ、複数店舗の売上や在庫の管理業務が煩雑化している場合は複数店舗管理ができるPOSレジなど、課題に合わせて選定しましょう。
2.最適なPOSレジを選定する
POSレジの導入目的が整理できたら、最適なPOSレジの選定作業を行います。目的を達成するために必要な機能や、設備の組み合わせを検討しましょう。
POSレジ本体だけでなく、予約管理システムやキャッシュレス決済端末など、周辺機器・外部システムとの連携も視野に入れて選ぶことが大切です。
3.ショールームや実機サンプルで操作性を試す
導入したいPOSレジがある程度絞り込めたら、ショールームに足を運んだり実機サンプルを取り寄せたりして、操作性を試してみましょう。
POSレジを提供しているサービス事業者によっては、ホームページ上で操作が試せるようなサービスを提供しているところもあります。
従業員や顧客が使用する際を想定して、使い勝手の良いPOSレジを選びましょう。
4.導入を決定したPOSレジに申し込む
操作を試してみて問題がなければ、導入するPOSレジを決定して申し込み手続きを行います。POSレジサービス事業者のホームページにある申し込みフォームや、電話などで手続きを行うと良いでしょう。
また、事業者によってはクラウドPOSレジと呼ばれる、POSシステムのみを提供しているところもあるので、POS端末や周辺機器の準備も行う必要があります。
端末や周辺機器のセット販売を行っているケースもあるので、お得に設備を揃えたい方におすすめです。
5.スタッフに導入研修を行って運用を開始する
導入するPOSレジの契約手続きを終えたら、いよいよ運用開始に向けた準備を行います。
POSレジの設置や初期設定を行い、店舗スタッフに導入研修を行って運用を開始しましょう。セルフレジや自動釣銭機タイプの場合は、顧客の使用をサポートする必要があります。
顧客が使い慣れるまではサポートスタッフを多く配置して手厚くするなど、スタッフに負担が偏らないように配慮しましょう。
POSレジ導入にはどれくらいの期間がかかる?
POSレジの導入にかかる期間は、利用するサービスや導入する周辺機器・設備の種類によって変動します。
POSレジ導入にはどれくらいの期間がかかる?
| 導入方法 | 期間目安 | 主な準備 |
|---|---|---|
| タブレットPOSのみ | 数日~1週間程度 | アカウント作成・商品登録・初期設定 |
| 周辺機器を含む | 1~3週間程度 | 機器選定・購入・接続設定・動作確認 |
| 自動釣銭機・セルフレジ | 1か月以上かかる場合あり | 現地確認・機器設置・連携設定・スタッフ研修 |
| 多店舗への導入 | 1~数か月程度 | マスタ設定・既存システム連携・店舗展開・研修 |
上記は目安のため、設備構成によっては上記の期間を上回る時間がかかる場合もあるので、詳しくはサービス利用時に直接確認しておくと良いでしょう。
POSレジを導入する3つのメリット

POSレジを導入するメリットは、以下の6項目です。
POSレジを導入するメリット
- 業務効率化が実現できる
- 売上管理・分析ができる
- 顧客満足度の向上につながる
それぞれ、POSレジを導入する前と比べて、業務フローにどのような変化が出るのかを踏まえて、店舗にもたらされるプラスの効果について解説します。
業務効率化が実現できる
POSレジを導入すると、業務効率化が実現できるメリットがあります。手打ち式のキャッシュレジスターのように、商品登録やサービスの利用情報をキーで打ち込む必要がなくなるためです。
小売店の場合は、バーコード読み取りによる商品登録のほか、近年では商品を自動で識別してくれるAIカメラが搭載されたPOSレジやPOSシステムが搭載されたセルフレジも登場しています。
また、飲食店の場合はモバイルオーダーシステムとの連携に対応しているPOSレジも多く、客席ごとの会計もスムーズです。キャッシュレジスターにはない多くの機能が備わっているため、POSレジの導入によって店舗の業務効率向上を実現できます。
参考記事:セルフレジにAIカメラを導入しよう!画像認識型AIレジの仕組みとメリット・デメリット
参考記事:POSレジの機能一覧|業種別のおすすめ機能と選び方のポイント
売上管理・分析ができる
売上管理・分析ができるのも、POSレジを導入するメリットの1つです。POSレジを通じて会計を行った際に、売上情報がリアルタイムに記録されていくため、いつどのような商品が売れたのかを把握しやすくなります。この売上データを分析すれば、人気商品の傾向を把握して新商品・新サービスを開発するなど、新たな戦略の立案にも活用することが可能です。
顧客満足度の向上につながる
POSレジを導入すると、顧客満足度の向上につながるメリットもあります。POSレジを通じて会計を行う場合、手打ち式のキャッシュレジスターと比べてスピーディーな会計が行えるためです。顧客を待たせる時間が短くなる上に、団体客の個別会計や割り勘にも簡単に対応できるので、顧客満足度の向上につながります。
このように、POSレジを導入する際は、どのような効果が得たいのかを検討しながら、目的に合わせて最適な導入方法・機種を選ぶことが重要です。
参考記事:POSレジのメリット・デメリットとは?費用目安や選び方・導入時の注意点を解説
POSレジ導入で失敗しないための注意点
POSレジは、店舗業務の効率化や顧客満足度向上につながる便利な設備ですが、選び方を誤ると「必要な機能が不足している」「想定より費用がかかる」といった問題が発生する可能性があります。
POSレジ導入前に確認しておきたいポイント
- 店舗の課題や導入目的に合った機能を搭載しているか
- 既存設備や利用中のシステムと連携できるか
- 導入後のサポート体制が充実しているか
導入後に後悔しないためには、自店舗の運営状況や必要な機能を事前に整理し、長期的に使いやすいPOSレジを選ぶことが重要です。本項では、POSレジ導入時に確認しておきたい注意点を解説します。
必要以上の機能を搭載したPOSレジを選ばない
POSレジには、売上管理や在庫管理、予約管理、顧客管理など多くの機能が搭載されています。しかし、多機能なPOSレジを選べば必ず業務効率が向上するとは限りません。
自店舗で使用しない機能が多い場合、導入費用や月額利用料が無駄になる可能性があります。まずは「レジ業務を効率化したい」「予約管理も一元化したい」など、導入目的を明確にしたうえで必要な機能を備えたPOSレジを選びましょう。
既存設備やシステムとの連携を確認する
POSレジを導入する際は、既存の設備や利用中のシステムと連携できるか確認することが大切です。
例えば、キャッシュレス決済端末、予約管理システム、会計ソフト、モバイルオーダーなどとの連携可否によって、導入後の運用効率は大きく変わります。連携できない場合、別途入力作業が発生し、かえって業務負担が増える可能性もあります。
導入前に現在使用しているサービスや、今後追加したい機能との相性を確認しておくと安心です。
導入後のサポート体制を確認する
POSレジは日々の会計業務で利用するため、トラブル発生時に迅速なサポートを受けられるか確認しておくことが重要です。
特にレジ停止は営業に影響する可能性があるため、問い合わせ対応の時間帯やサポート方法、故障時の対応内容などを事前に確認しましょう。
また、スタッフ向けの操作サポートや導入時の設定支援があるサービスを選ぶことで、導入後もスムーズに運用しやすくなります。
POSレジ導入におすすめのサービス3選
POSレジは、店舗規模や業種、必要な機能によって適したサービスが異なります。
例えば、初期費用を抑えて導入したい店舗には無料から利用できるクラウドPOSレジ、多店舗を運営する飲食店には複数店舗管理や外部システムとの連携に強いPOSレジがおすすめです。
ここでは、Bizcanに掲載しているPOSレジの中から、導入規模や用途が異なるおすすめサービスを3つ紹介します。
| サービス | おすすめの店舗 | 特徴 |
|---|---|---|
| スマレジ | 個人店~多店舗・幅広い業種 | 0円から利用でき、店舗規模に応じて機能を拡張しやすい |
| STORES レジ | 小売店・実店舗とネットショップを運営する店舗 | 無料から利用でき、実店舗とネットショップの在庫連携にも対応 |
| NECモバイルPOS | 多店舗展開する飲食店 | 複数店舗管理や豊富な外部サービスとの連携に対応 |
スマレジ|低コストでPOSレジを導入したい店舗におすすめ

スマレジは、iPadやiPhoneを活用して導入できるクラウド型POSレジです。基本的なレジ機能は0円から利用できるため、POSレジの導入コストを抑えたい店舗にも適しています。
飲食店や小売店をはじめ幅広い業種に対応しており、1店舗から多店舗運営まで店舗規模に応じて利用しやすい点が特徴です。
売上管理・分析に加えて、キャッシュレス決済や会計ソフト、EC、飲食店向けシステムなどとの連携にも対応しています。また、周辺機器を月額で利用できる機器サブスクプランもあるため、レジ周辺機器の購入費用を抑えたい場合にもおすすめです。
STORES レジ|小売店やネットショップとの在庫連携におすすめ

STORES レジは、iPadを活用して導入できるクラウド型POSレジです。基本的なPOSレジ機能を無料から利用できるため、導入・運用コストを抑えてPOSレジを導入したい店舗にも適しています。
とくに小売店や実店舗とネットショップの両方を運営している事業者におすすめで、STORES ネットショップと連携して商品や在庫情報を一元管理できる点が特徴です。
また、STORES 決済との連携により、クレジットカードや電子マネー、QRコードなどのキャッシュレス決済にも対応できます。店舗運営に必要なPOSレジ・決済・ネットショップなどをSTORESのサービスでまとめて利用したい場合にもおすすめです。
NECモバイルPOS|多店舗展開する飲食店におすすめ

NECモバイルPOSは、日本電気株式会社が提供する飲食店向けのクラウド型POSシステムです。iPadをPOS端末として使用でき、省スペースなタブレット型POSレジとして導入できます。
とくに複数店舗を運営する飲食店や飲食チェーンにおすすめで、店舗ごとの売上分析や商品マスタの管理など、多店舗運営を支える機能が充実しています。
決済端末やモバイルオーダー、セルフオーダー、販売管理など多数の外部サービスとの連携にも対応。オフライン時にもオーダー・会計業務を継続できるほか、24時間365日のサポート体制も用意されています。
POSレジの導入に活用できる補助金・助成金制度
購入するPOSレジの機種次第では、100万円~200万円の費用がかかるケースもあります。そのような場合には、国や自治体が実施している補助金・助成金制度をうまく活用して、導入コストを抑えると良いでしょう。
具体的には、POSレジ導入時に以下の補助金・助成金を活用できる可能性があります。
POSレジ導入時に活用できる可能性がある補助金・助成金
- ものづくり補助金
- IT導入補助金
- インバウンド対応力強化補助金
- 働き方改革推進支援助成金
- 業務改善助成金
ただし、それぞれに支給要件が定められているため、必ずしもすべての事業者が利用できるとは限りません。
自店舗が補助金・助成金の支給要件を満たしているかを確認した上で、申し込むようにしてください。
POSレジの導入時に活用できる補助金・助成金制度について、詳しくは以下の記事で解説しています。
参考記事:【2026年最新】POSレジ導入に利用できる補助金・助成金5選|金額や申請要件について解説
自店舗での導入に最適なPOSレジの選び方
POSレジにはさまざまな種類の製品があり、導入方法も多種多様です。自店舗に合うPOSレジを導入する際は、以下のポイントで比較検討して、最適なものを選びましょう。
POSレジを選ぶ際の確認ポイント
- POSレジの種類で選ぶ
- POSレジの機能で選ぶ
- POSレジの価格で選ぶ
それぞれどのような基準で判断すれば良いのか、比較ポイントについて詳しく解説します。
POSレジの種類で選ぶ
POSレジの種類で比較し、自店舗に合うものを選ぶのもポイントの1つです。
POSレジは、セルフレジや自動釣銭機タイプのもの以外にも、POSレジシステムを導入する端末によってさまざまな種類の導入方法があります。
| POSレジの種類 | 特徴・強み |
|---|---|
| ターミナル型POSレジ | 専用端末で安定性が高く、飲食店や小売店など本格的な店舗運営に向いている |
| タブレット型POSレジ | 低コストで導入しやすく、iPadなどを活用して省スペースで運用できる |
| パソコン型POSレジ | 大画面で操作しやすく、在庫管理や売上分析など多機能な運用に適している |
| モバイルPOSレジ・スマホPOSレジ | 持ち運びやすく、イベント出店や訪問販売など場所を選ばず利用できる |
セルフレジや自動釣銭機、ターミナル型POSレジは、設備が大きい上に導入費用が高くなる傾向にあります。どのような種類のPOSレジを導入すべきかを判断する際は、機能や価格なども総合的に比較した上で選定しましょう。
参考記事:POSレジの種類はいくつある?特徴や強みと最適な機種の選び方
POSレジの機能で選ぶ
導入するPOSレジは、機能で比較検討するのもおすすめです。POSレジには、レジ機能以外にもさまざまな便利機能が備わっており、活用方法次第ではPOSデータ分析による経営戦略立案などにも役立ちます。
在庫管理機能や顧客管理機能のほか、予約管理機能などが備わっているPOSレジも少なくありません。
また、クレジットカード決済やタッチ決済・QRコード決済・電子マネー決済など、キャッシュレス決済にも対応できるので、多様な決済サービスへの対応を検討している方にもおすすめです。
また、POSレジサービスの中には業種に特化した機能もあるため、自店舗の業種に合わせて多機能POSレジを選定するのも良いでしょう。飲食店や小売店・美容サロン・クリニックなど、さまざまな業種に特化しているサービスもあります。
以下の記事では、POSレジのおすすめ製品を業種ごとにピックアップして紹介しています。こちらもぜひ参考にしてください。
参考記事:【初心者向け】POSレジのおすすめランキング15選|業種ごとに最適なシステムを比較紹介!
POSレジの価格で選ぶ
導入するPOSレジは、価格を比較した上で選ぶことも大切です。必要以上に費用をかけて導入すると、導入費用が負担になる可能性があります。
近年では、お手持ちのスマホやタブレットなどの端末に、POSシステムをインストールして利用する「クラウドPOS」などもあるので、機能や種類も踏まえて検討してみると良いでしょう。
また、無料で始められるPOSレジサービスもあります。以下の記事で紹介していますので、導入コストを抑えたい方は、こちらの製品がおすすめです。
参考記事:無料のPOSレジアプリおすすめ7選|0円で利用できるサービスの特徴と注意点
【業種別】POSレジの導入事例3選
ここからは、POSレジを導入している企業の成功事例を業種ごとに3選紹介します。
小売店のPOSレジ導入事例
小売店のPOSレジ導入事例として、農産物直売所での活用例が挙げられます。農産物直売所では、毎朝入荷する野菜や果物などの収穫物について、バーコードラベルの発行が必要になるため、対応可能なPOSレジを選定して導入しました。
農産物直売所や道の駅向けのPOSレジには、このようなバーコードラベルの発行に対応しているだけでなく、生産者ごとの清算ができる機能も備わっています。
POSレジの導入により、会計対応だけでなく、このようなバーコードラベルの発行や生産者ごとの売上管理も容易になった事例です。
飲食店のPOSレジ導入事例
飲食店のPOSレジ導入事例として、イートインスペースを併設しているパン屋のケースが挙げられます。パン屋では、イートインと持ち帰りで消費税率が異なるため、POSレジの導入で会計対応が円滑になりました。
また、POS連携に対応しているパンの読み取りに特化したAIカメラの導入により、レジ打ちで時間がかかるパンの自動識別・商品登録も効率化しています。
自動釣銭機を搭載したPOSレジによって、現金に触れる回数が減り、より衛生的に対応できるようになっているのも特徴です。
美容サロンのPOSレジ導入事例
美容サロンのPOSレジ導入事例として、ネイルサロンのケースが挙げられます。ネイルサロン向けのPOSレジでは、顧客カルテの情報を一元管理できる機能が備わっているため、過去の施術内容や来店頻度、顧客のアレルギー情報なども簡単に確認できるようになりました。
また、予約管理システムとの連携によって、ポータルサイトや公式サイト、SNSから入る予約もPOSレジで一元管理できるようになったほか、スタッフごとの予約管理も容易になっています。
結果的に個別の顧客に合わせた接客サービスが向上し、顧客満足度向上やリピーター獲得につながっている事例です。
まとめ
POSレジを導入する際は、店舗の業種や規模、解決したい課題を整理したうえで、自店舗に適した製品を選ぶことが重要です。
必要以上に高機能なPOSレジを選ぶと費用負担が大きくなる一方で、必要な機能が不足していると導入後の業務効率化につながらない可能性があります。
導入前には、POSレジ本体の機能だけでなく、キャッシュレス決済やレシートプリンターなどの周辺機器、導入後のサポート体制まで含めて比較検討しましょう。
自店舗に合ったPOSレジを探している方は、Bizcanの無料診断を活用して、条件に合うPOSレジを見つけてみてください。






