現金決済からキャッシュレス決済へ対応する際、まず検討されやすいのがクレジットカード決済端末の導入です。
QRコード決済や電子マネーが普及する中でも、クレジットカードは店舗決済で利用される機会が多く、飲食店・小売店・美容サロン・クリニックなど幅広い業種で導入ニーズがあります。
本記事では、クレジットカード決済に対応したCAT端末・カードリーダー・オールインワン端末を中心に、対応ブランド、決済手数料、端末費用、レシートプリンターの有無を比較します。
【比較表付き】おすすめのクレジットカード決済端末機(CAT端末)8選
ここからは、クレジットカード決済に対応している決済端末機の中から、おすすめの製品を8選紹介します。
端末ごとに特徴があるため、自店舗の業務オペレーションやレジ設備との組み合わせなども総合的に判断し、選定しましょう。
クレジットカード決済端末機ごとの決済手数料や決済ブランドの種類については、以下の比較表を参照ください。
| 決済端末 | 端末タイプ | 端末費用 | 月額費用 | カード決済手数料 | レシートプリンター | POSレジ連携 | おすすめの店舗・業種 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| PAYGATE | モバイル型オールインワン端末 | 39,600円(税込) キャンペーンで0円になる場合あり |
契約プランによる | 1.98%~ | 内蔵 | スマレジと連携可能 | 飲食店・小売店・イベント・移動販売 |
| STORES 決済 | カードリーダー型 | 27,720円(税込) スタンダードプランでは無償貸与 |
0円または3,300円 | 1.98%~ | 別途用意 | STORES レジ・スマレジ・ユビレジ・POS+などと連携可能 | 個人店・小売店・美容室・サロン |
| Nayax | 無人・IoT設備向け決済端末 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 機種による | 外部機器・自動販売機などと連携 | 自動販売機・コインランドリー・無人店舗 |
| Square ターミナル | オールインワン端末 | 39,980円(税込) | 0円 | 2.50%~3.25% | 内蔵 | Square POSレジと連携可能 | 小売店・飲食店・美容サロン・施術院 |
| Airペイ | カードリーダー型 | 契約・キャンペーン条件による | 0円 | 0.99%~3.24% | 別途用意 | Airレジと連携可能 | 飲食店・小売店・美容室・個人店舗 |
| CASHIER PAYMENT | 据置型・モバイル型オールインワン端末 | 0円 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 機種による | CASHIER POSと連携可能 | 飲食店・小売店・施設・イベント |
| ミューチュアルトラスト | 据置型・ポータブル型決済端末 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 連携可否は要問い合わせ | エステサロン・美容医療・役務サービス業 |
| PayCAS Mobile | モバイル型オールインワン端末 | 中小事業者向けプランは0円 | 1,980円~ | 1.98%~ | 内蔵 | 対応するPOSシステムと連携可能 | 飲食店・イベント・キッチンカー・訪問販売 |
※料金や決済手数料は、契約プラン、カードブランド、年間決済額、業種、キャンペーンの適用条件によって異なります。申込前に各サービスの最新料金と適用条件をご確認ください。
PAY GATE

PAY GATEは、株式会社スマレジが提供しているオールインワン型のクレジットカード対応決済端末です。Visa・Mastercard・JCB・American Expressなど主要カードブランドに対応しており、ICチップ読み取りやタッチ決済にも対応できます。
据置型とポータブル型のいずれの導入方法にも対応しているため、キッチンカーやイベント出店、訪問販売など屋外での決済対応にも最適です。
クレジットカードの読み取り方は、3種類すべての方式に対応しています。レシートプリンターも内蔵しているため、カード決済から控えの発行まで1台で対応しやすい機種です。
STORES 決済

クレジットカード決済を中心に導入したい場合は、STORES決済もおすすめです。STORES決済では、スマートフォンやタブレットと連携して利用するカードリーダータイプの端末と、1台で複数の決済方法に対応できるSTORES 決済端末2が提供されています。
カードリーダータイプの端末は、ICチップの読み取り・磁気スワイプ・タッチ決済に対応しており、既存のPOSレジ環境にキャッシュレス決済機能を追加したい場合にも活用できます。
また、STORESレジをはじめ、対応している他社POSレジサービスとの連携にも対応しているため、現在利用しているPOSレジを活かしながら決済環境を整えたい店舗にも適しています。
導入する際は、必要な決済方法やPOSレジとの連携可否を確認し、自店舗の運用に合った端末タイプを選ぶことが大切です。
Nayax

クレジットカード決済に対応しているキャッシュレス決済端末を導入するなら、Nayaxがおすすめです。Nayaxは、クレジットカードのタッチ決済やNFC決済に対応できる無人・IoT向けの決済端末を探している方に適しています。自動販売機やコインランドリーなど、スタッフが常駐しない設備でもカード決済を導入しやすい点が特徴です。
クレジットカード決済だけでなく、電子マネー決済やQRコード決済に対応でき、80種類以上のキャッシュレス決済ブランドに対応している点が特徴です。世界120カ国での導入実績があるので、国内外を問わず幅広い店舗や設備のキャッシュレス化を実現できます。
設備のキャッシュレス決済用小型端末のほか、POS機能搭載の一般的なオールインワンタイプのキャッシュレス決済端末(レシートプリンター内蔵)の「Nova 55F POS」、セルフレジとして活用できる「Nova Market」など、多様な機種の取り揃えがあるサービスです。
Squareターミナル

Squareターミナルは、主要カードブランドに対応したオールインワン型の決済端末です。ICチップ読み取りやタッチ決済に対応しており、レシートプリンターも内蔵されているため、別途レシートプリンターを準備する必要がありません。クレジットカード決済では、磁気スワイプやICチップの読み取り・タッチ決済に対応しています。
また、ICチップの読み取りやタッチ決済に対応している「Square リーダー」なら、さらにコンパクトなのでレジ周りの省スペース化におすすめです。
Bizcan編集部調査|Squareターミナルの導入事例

Bizcan編集部では、実際に決済端末を導入している店舗事業者へヒアリングを実施しました。
| 業種・店舗数 | 鍼灸院(1店舗) |
|---|---|
| 利用中の端末 | Squareターミナル・Airペイ(主にSquareターミナルを利用) |
| 導入前の課題 | クレジットカード決済未対応 / 高額メニューの支払い手段を増やしたい / 月額課金(サブスク決済)に対応したかった |
| 比較した製品 | STORES決済 / Squareリーダー |
| 選定理由 | 定期決済に対応できること / 1台でレシート発行まで完結できること |
| 導入メリット | 通常決済・定期決済ともに操作が簡単 / 会計ソフト連携 / 支払いリンクによるオンライン決済対応 |
| 導入後の課題 | ポータブル利用時にバッテリー消耗がやや早く、充電管理が必要 |
実際の利用者からは、「定期決済への対応」と「1台で決済からレシート発行まで完結できる点」が導入の決め手になったという声がありました。
一方で、店舗内で持ち運びながら利用する場合は、充電管理も考慮して導入する必要があります。
導入してわかったポイント
| ◎ Good | 定期決済に対応 / レシートプリンター内蔵 / 支払いリンクによるオンライン決済にも対応 |
|---|---|
| △ 注意点 | 持ち運び利用が多い場合は、バッテリー残量の管理が必要 |
※Bizcan編集部では、実際に決済端末を導入している店舗事業者へのヒアリングをもとに、導入事例を随時調査・更新しています。
AirPAY

Airペイは、スマホやタブレットと連携して使えるカードリーダー型の決済端末です。主要カードブランドに対応しており、初期費用を抑えてクレジットカード決済を導入したい店舗に適しています。
POSレジシステムのAirレジとも連携可能なため、タブレットPOSレジと一緒に導入するのもおすすめです。
また、楽天ポイントやdポイントなどの各種共通ポイントでの支払いにも対応しています。(AirPAY申し込み後の案内となります)
CASHIER A920

CASHIER A920は、モバイル型のオールインワン決済端末です。クレジットカード決済やQRコード決済に対応できるだけでなく、POSレジアプリを利用すればPOS機能もこれ1台に集約できます。
月額利用料と決済手数料のみで利用できるため、導入コストを抑えたい方にもおすすめです。また、CASHIERでは、POSレジやセルフレジ・券売機など、さまざまな決済設備を提供しています。
決済端末機とほかの会計設備を併用したいと考えている方は、CASHIERの利用を検討してみると良いでしょう。
ミューチュアルトラスト

ミューチュアルトラストの決済端末は、エステサロンをはじめとする役務系サービス業に適したクレジットカード決済サービスです。
Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・銀聯(UnionPay)など主要ブランドに対応しており、幅広い顧客の支払いニーズに対応できます。
有線・無線の両方に対応できるため、受付や施術室など店舗の運営スタイルに合わせた柔軟な設置が可能です。さらに、自社クレジットやショッピングローンの導入支援にも対応しており、高額な施術メニューや継続契約にも柔軟な決済手段を提供できます。
役務サービス業が導入の対象外となっている決済端末もあるなかで、ミューチュアルトラストの決済端末なら、役務サービス業における会計業務の効率化と支払い手段の多様化による顧客満足度の向上を実現することが可能です。
PayCAS Mobile

PayCAS Mobileは、QRコード決済でお馴染みのPayPayが提供している決済端末機です。クレジットカードはもちろん、QRコード決済やバーコード決済のほか、電子マネーやポイント支払いにも対応しています。
レシートプリンターを内蔵しているほか、ソフトバンクのSIMが搭載されているのも特徴です。そのため、Wi-Fiや有線LANなどを設置していなくても利用できます。
持ち運びやすいので、イベント出店やキッチンカーなど屋外での利用にも最適です。
クレジットカード決済端末機の選び方と比較ポイント
自店舗の状況に合うクレジットカード決済端末機を選ぶ際は、以下の比較ポイントを意識して選定しましょう。
クレジットカード決済端末の5つの比較ポイント
- クレジットカード決済端末の種類で選ぶ
- 対応している決済ブランド・決済手段で比較する
- 導入コストや決済手数料で選ぶ
- POSレジとの連携可否で選ぶ
- 入金サイクル・振込手数料で比較する
それぞれ、具体的に意識すべき内容や上記を意識して比較すべき理由など、詳しく解説します。
クレジットカード決済端末機の種類で選ぶ
導入するクレジットカード決済端末機は、まず端末の種類で選びましょう。
クレジットカード決済のみに対応している端末を選ぶのか、マルチ決済端末機を選ぶのかなどは、店舗の顧客層に応じて選定する必要があります。
また、クレジットカード決済端末機を導入する際は、磁気スワイプ・ICチップの読み取り・タッチ決済のすべてに対応できるかを確認しておくことが大切です。
製品によっては、ワイヤレスで利用できる持ち運び対応のポータブル型決済端末もあります。活用シーンに合わせて選定しましょう。
参考記事:ポータブル型決済端末おすすめ8選!持ち運びに便利なクレジットカード決済対応機種や特徴・違いを解説
対応している決済ブランドで比較する
導入するクレジットカード決済端末機は、対応している決済ブランドで比較するのも重要です。
対応しているカードブランドは、決済端末ごとに異なります。Visa・Mastercardに加えて、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯などに対応しているかを確認しましょう。
そのため、クレジットカード決済端末機に限定して選定するのではなく、マルチ決済端末機や決済機能が備わっているPOSレジなども含め、幅広い選択肢の中から導入する設備を選択しましょう。
導入コストや決済手数料で選ぶ
導入コストや決済手数料で選ぶのも、クレジットカード決済端末機を選択する上で比較しておきたいポイントです。
クレジットカード決済端末機を導入する際は、端末の購入費用や初期費用・月額利用料・決済手数料など、さまざまな費用がかかります。
また、レシートプリンター内蔵タイプの端末であれば、レシートのロール紙にかかる費用が利用料に含まれているのか、別途料金が発生するのかをチェックしておくことも大切です。
POSレジとの連携可否で選ぶ
クレジットカード決済端末を選ぶ際は、店舗で利用しているPOSレジと連携できるか確認しておくことも重要です。
POSレジと決済端末を連携できれば、POSレジに入力した会計金額を決済端末へ自動で反映できます。決済端末へ金額を手入力する必要がなくなるため、入力ミスの防止や会計業務の効率化につながるでしょう。
ただし、連携可能なPOSレジは決済端末によって異なります。すでにPOSレジを導入している店舗は、利用中のPOSレジとの連携可否を確認した上で決済端末を比較することが大切です。
入金サイクル・振込手数料で比較する
クレジットカード決済端末は、入金サイクルや振込手数料も比較して選びましょう。
クレジットカード決済の売上は、決済後すぐに店舗の銀行口座へ入金されるとは限りません。決済サービスによって、翌営業日入金や月数回、月1回など、売上金が振り込まれるタイミングは異なります。
とくに、仕入れや人件費など日々の支払いが発生する飲食店・小売店では、入金までの期間が長いと資金繰りに影響する可能性があります。
また、振込先の金融機関や入金回数によって振込手数料が発生する場合もあるため、決済手数料だけでなく、入金サイクルと振込手数料を含めて比較することが重要です。
参考記事:【手数料比較表付き】キャッシュレス決済端末の導入ガイド|手順や種類・費用の目安と選び方のポイントを解説
クレジットカード決済端末の導入費用・手数料相場
クレジットカード決済端末を導入する際は、端末費用だけでなく、月額費用や決済手数料、入金時の振込手数料なども含めて比較することが大切です。
端末本体が無料で導入できるサービスもありますが、月額費用が発生するケースや、決済手数料が売上に応じて差し引かれるケースがあります。そのため、初期費用だけで判断せず、毎月の運用コストまで確認しておきましょう。
| 費用項目 | 相場 | 確認すべきポイント |
|---|---|---|
| 端末費用 | 0円〜8万円程度 | キャンペーンで無料になる場合や、端末購入費が発生する場合があります。 |
| 初期費用 | 0円〜数万円程度 | サービスによっては登録費用や設定費用が発生する場合があります。 |
| 月額費用 | 0円〜4,000円程度 | 月額無料のサービスもあれば、サポート費用や通信費込みで月額費用がかかる場合もあります。 |
| 決済手数料 | 1.98%〜3.25%前後 | カードブランドや契約プラン、業種によって手数料が異なる場合があります。 |
| 振込手数料 | 0円〜数百円程度 | 入金口座や振込回数によって手数料が変わる場合があります。 |
| 周辺機器費用 | 数千円〜数万円程度 | レシートプリンター、キャッシュドロア、タブレット、スタンドなどが別途必要になる場合があります。 |
クレジットカード決済端末の費用でとくに確認したいのは、決済手数料です。端末費用や月額費用が無料でも、決済手数料はカード決済が発生するたびに差し引かれます。
たとえば、月間のカード決済売上が100万円で決済手数料が3.25%の場合、手数料は月32,500円です。手数料が2.50%であれば月25,000円となるため、同じ売上でも月7,500円の差が生じます。
ただし、決済手数料だけで選ぶのはおすすめできません。入金サイクルが遅いと資金繰りに影響する可能性があり、レシートプリンターやPOSレジ連携が別料金の場合は、結果的に運用コストが高くなることもあります。
クレジットカード決済端末機(CAT端末)とは?

クレジットカード決済端末機とは、CAT端末(Credit Authorization Terminal(信用照会端末))とも呼ばれるもので、決済設備の一種です。POSレジやセルフレジ、自動精算機などと組み合わせて使用します。
クレジットカード決済端末機でカードを読み取ると、カード会社でカードの有効性が確認され、問題なければ決済ができる仕組みです。
以前は、磁気スワイプでの決済手段も多く見られましたが、近年ではICチップの読み取りや、タッチ決済(非接触決済)が主流になりつつあります。
近年は、クレジットカード決済に加えてタッチ決済やデビットカード決済に対応できる端末も増えています。導入時は、対応カードブランドや読み取り方式を確認しておくことが大切です。
カード決済端末でできること
カード決済端末を導入すると、クレジットカードやデビットカードによる支払いに対応できるため、現金以外の決済手段を提供できます。
近年ではタッチ決済にも対応している機種が多く、暗証番号の入力やサインなしでスピーディーな会計が可能です。
また、売上データの自動集計やPOSレジとの連携ができる機種であれば、日々の売上管理や業務効率化にもつながります。
CAT端末とマルチ決済端末の違い
CAT端末はクレジットカード決済に特化した専用端末で、カードの読み取りと決済処理に機能を絞っているのが特徴です。
一方、マルチ決済端末はクレジットカードに加え、QRコード決済や電子マネーなど複数の支払い方法に対応しています。
近年はキャッシュレスの多様化に伴い、さまざまな決済手段を1台で扱えるマルチ決済端末の需要が増加傾向にあるため、店舗の客層に応じて最適な端末を選ぶことが重要です。
カードリーダー型とオールインワン型の違い
カードリーダー型はスマートフォンやタブレットと連携して使うシンプルな決済端末で、コンパクトかつ低コストで導入できる点が特徴です。
一方、オールインワン型は決済機能に加えてレシートプリンターや通信機能を内蔵しており、1台で会計業務を完結できます。
小規模店舗や移動販売にはカードリーダー型、店舗運営の効率化や安定した運用を重視する場合はオールインワン型がおすすめです。
決済端末でのクレジットカードの読み取り方は3種類
決済端末でクレジットカード決済を行う際、以下3種類の読み取り方のうちのいずれかの方法で決済を行います。
クレジットカードの読み取り方法
- 磁気スワイプ
- カード挿入によるICチップの読み取り
- タッチ決済(非接触型決済)
それぞれの特徴や、決済方法の違いについて確認していきましょう。
磁気スワイプ
磁気スワイプによるクレジットカード決済は、決済端末の磁気読み取り部にクレジットカードの磁気面を読み取らせるため、カードをスワイプ(スラッシュ)する方法です。
決済端末本体の側面や両端に切り込みが入っているような形状をしており、カードの磁気部分(カード裏側の黒い帯部分)を読み取って決済を行います。
従来からあるオーソドックスなクレジットカードの読み取り方である一方で、カードの磁気が劣化することによるエラーの発生や決済不良を起こすことがあるのも特徴です。
カード挿入によるICチップの読み取り
カード挿入によるICチップの読み取りは、決済端末にクレジットカードを差し込んでICチップの情報を読み取る仕組みです。ICチップ付きのクレジットカードでのみ利用できる決済方法で、磁気カードよりも偽造が困難なため、セキュリティレベルが高い傾向にあります。
しかし、磁気カードと同様に、ICチップは劣化しやすく、高温や衝撃・汚れの付着による読み取り不良や、エラーが発生することがあるため注意が必要です。
タッチ決済(非接触型決済)
タッチ決済(非接触型決済)は、クレジットカードを決済端末にタッチさせるだけで決済ができる仕組みの決済端末です。近年、タッチ決済に対応している決済端末は増加傾向にあり、タッチ決済を利用しているユーザーも増えています。
タッチ決済は、クレジットカードだけでなく、デビットカードや電子マネー、クレジットカード情報と紐づけたスマホ決済など、多様な決済手段に対応できる点が特徴です。
クレジットカード決済端末機の種類別比較

クレジットカード決済端末機には、以下の5種類の機種があります。
| 種類 | 特徴 | メリット | デメリット | おすすめの業態 |
|---|---|---|---|---|
| カードリーダー型 | スマホやタブレットと接続して使用するコンパクトな決済端末 | 初期費用が安く導入しやすい 持ち運びが簡単 |
単体では利用できない レシート印刷は別途必要 |
個人店・小規模店舗・移動販売 |
| 据置型(CAT端末) | レジ横に設置する有線接続型のカード決済端末 | 通信が安定している セキュリティが高い |
設置場所が固定される 初期費用が高め |
大型店舗・スーパー・ホテル |
| モバイル型 | Wi-FiやSIMで接続し、持ち運びできるポータブル端末 | どこでも決済可能 テーブル会計に対応 |
通信環境に依存する バッテリー管理が必要 |
飲食店・イベント・キッチンカー |
| オールインワン型 | 決済・プリンター・通信機能を1台に集約した端末 | 1台で完結し省スペース 操作がシンプル |
端末費用がやや高い | 飲食店・小売店・美容サロン |
| マルチ決済端末 | クレジットカード・QR・電子マネーなど複数決済に対応 | 幅広い顧客ニーズに対応 機会損失を防げる |
手数料体系が複雑 | インバウンド対応店舗・商業施設 |
端末の種類によって対応している決済方法はさまざまですが、近年はマルチ決済端末の普及が拡大しています。
クレジットカード決済端末を選ぶ際は、対応カードブランド、タッチ決済の有無、レシートプリンターの有無、通信方式を比較することが重要です。
参考記事:キャッシュレス決済端末の種類とは?おすすめ8選と選び方・比較基準について解説
【業種別】おすすめのクレジットカード決済端末
ここからは、おすすめのクレジットカード決済端末を業種ごとに紹介します。
飲食店におすすめのカード決済端末
飲食店では、会計スピードと回転率の向上が重要なため、オールインワン型やモバイル型の決済端末が適しています。
例えば、SquareやPAYGATEのようにレシートプリンター内蔵・複数決済対応の端末であれば、会計を1台で完結でき、レジ周りをすっきりさせられます。
ポータブル型の決済端末であればテーブル会計に対応できるほか、据置型を選んで通信を安定させ、混雑時対応を円滑化するのもおすすめです。
参考記事:飲食店におすすめのキャッシュレス決済端末6選|機種ごとの違いと選び方のポイント
小売店におすすめのカード決済端末
小売店では、商品点数が多く会計頻度も高いため、POSレジと連携できるカード決済端末がおすすめです。
SquareやCASHIERのように売上管理や在庫管理と連携できる端末であれば、会計と同時にデータが自動反映され、業務効率が向上します。
また、電子マネーやQRコード決済にも対応したマルチ決済端末を選ぶことで、幅広い顧客ニーズに対応できます。 ECショップとの連携に対応しているSTORES 決済などもおすすめです。
参考記事:店舗におすすめのキャッシュレス決済端末5選!決済手数料や決済ブランドで徹底比較
美容室・サロンにおすすめのカード決済端末
美容室やサロンでは、コンパクトで持ち運びやすいカードリーダー型やモバイル型の端末が適しています。
AirペイやSTORES決済のようにスマホやタブレットと連携するタイプであれば、施術スペースでそのまま会計できるため、動線を短縮できます。
また、顧客管理や予約システムと連携できるサービスを選ぶことで、リピート促進や顧客満足度の向上にもつながります。エステサロンや美容医療、婚活サービス、学習塾のような特定役務に該当する場合は、ALPHA PORTABLEもおすすめです。
参考記事:ネイルサロン向け決済端末おすすめ6選!会計しやすい機種や選び方を解説
参考記事:美容室向け決済端末おすすめ6選!レジ連携しやすい機種や選び方を解説
イベント・移動販売におすすめのカード決済端末
イベント出店やキッチンカーなどの移動販売では、通信環境に依存せず持ち運びやすいモバイル型端末が最適です。
PayCAS Mobileやスマホ連携型の決済端末であれば、場所を選ばずにキャッシュレス決済に対応できます。とくにタッチ決済対応端末は会計スピードが速く、ピーク時の回転率向上に効果的です。
また、大型音楽フェス・スポーツの試合など、チケット販売・物販で使用するなら、大型イベントでのレンタル利用に対応しているMr.Hunt 001も適しています。11台以上のキャッシュレス決済端末をまとめてレンタルできるので、短期利用にもおすすめです。
クレジットカード決済端末の使い方

ここでは、クレジットカード決済端末の使い方について解説します。具体的な手順は以下のとおりです。
接続状況を確認
決済端末が通信回線に正常に接続されているか確認します。
会計金額を入力
金額を手入力するか、POSレジから会計情報を連携します。
カードを読み取る
カードの挿入・スワイプ・タッチのいずれかで読み取ります。
本人確認を行う
必要に応じて暗証番号を入力するなど、端末の案内に沿って本人確認を行います。
レシートを発行
決済完了後、レシートや利用控えを発行します。
顧客に渡して完了
レシートや利用控えを顧客に手渡し、会計完了です。
クレジットカード決済を行う場合は、上記の手順で機器の操作を行います。
クレジットカード決済端に会計金額を直接手入力することも可能ですが、POSレジと連携可能であれば自動的に金額が共有されるので、打ち間違いによる人的ミスを抑止できるでしょう。
まとめ
クレジットカード決済端末を選ぶ際は、対応カードブランド、タッチ決済への対応、レシートプリンターの有無、POSレジ連携、導入費用・決済手数料を比較することが大切です。
とくに飲食店や小売店、美容サロン、クリニックでは、会計スピードや顧客の支払いニーズに合わせて端末を選ぶ必要があります。
まずは自店舗で重視したい条件を整理し、複数のクレジットカード決済端末を比較した上で導入を検討しましょう。

