イベント開催や期間限定出店でキャッシュレス決済端末を利用するなら、持ち運び可能なモバイル型決済端末のレンタルがおすすめです。
近年では、SIM内蔵でWi-Fi環境が不要な端末や、レシートプリンターを搭載したオールインワン型端末も登場しており、屋外イベントや催事でも導入しやすくなっています。
本記事では、イベント・出店時に利用できるキャッシュレス決済端末レンタルサービスを比較し、選び方や導入メリットについて解説します。
イベント開催・出店時にキャッシュレス決済端末は導入できる?
イベント開催・出店時でも、環境や設備さえ整えればキャッシュレス決済端末の導入は可能です。
キャッシュレス決済端末を使って会計を行いたい場合、端末の電源として使用する電気設備・配線や、インターネット環境の準備を行う必要があります。
しかし、1日限定や数日程度の出店で、このような大規模な設備を導入する際にかかるコストが負担となっていました。
近年、ワイヤレスで端末本体に通信接続できる機能が搭載された、ポータブル型決済端末も登場しており、屋外でのキャッシュレス対応に対するハードルが下がっています。
短期間利用に最適な、キャッシュレス決済端末のレンタルサービス・決済代行サービスも登場しているため、活用シーンに合わせて最適なサービスを利用すると良いでしょう。
イベント開催・出店におすすめのキャッシュレス決済端末レンタルサービス5選
ここからは、イベント開催・出店時におすすめのキャッシュレス決済端末の中から、レンタルに対応しているサービスを5選紹介します。
| サービス名 | 編集部おすすめ度 | 端末タイプ | 通信環境 | レンタル期間 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| Mr.Hunt 001 | ★★★★★ | オールインワン型 | 4G LTE通信 | 最短1日〜 | 大型イベント・音楽フェス・催事 |
| ALPHA PORTABLE | ★★★★★ | オールインワン型 | 4G回線・Wi-Fi | 最短1日〜 | 短期イベント・展示会・屋外販売 |
| SB Payment Service | ★★★★☆ | モバイル型 | SIM通信 | 最短1週間〜 | 法人イベント・キャンペーン |
| マルチ決済端末レンタルサービス|ヤマト運輸 | ★★★★☆ | ポータブル型 | モバイル回線 | 最短1日〜 | 物販イベント・臨時出店 |
| Times PAY | ★★★★☆ | オールインワン型 | 4G/Wi-Fi | 要問い合わせ | 大型イベント・屋外施設 |
※編集部おすすめ度は「屋外利用への対応」「レンタル期間」「対応決済」「導入実績」などをもとに評価しています。
Mr.Hunt 001

Mr.Hunt 001のおすすめポイント
- 最短1日からレンタルでき、短期間のイベント開催にも対応
- 音楽フェスやグルメフェスなど、大型イベントでの導入実績が豊富
- SIM内蔵・レシートプリンター搭載で、屋外会場でも利用しやすい
Mr.Hunt 001は、音楽フェスや催事、移動販売など、屋外イベントでの決済対応に適したオールインワン型のキャッシュレス決済端末です。10台以上同時にレンタルが必要な、音楽フェスやグッズ物販など、大型イベントでの利用に向いています。
4G LTE通信に対応しており、ドコモまたはSoftBankのSIMを利用できるため、Wi-Fi環境を用意しにくい屋外会場でも利用できます。レシートプリンターも内蔵されているため、別途周辺機器を準備する必要がなく、設営時の負担を抑えられる点も特徴です。
また、全国のイベント現場で導入されており、音楽フェスやグルメフェス、学園祭などで利用されています。2024年には100件以上の導入実績があり、大規模イベントで複数台の決済端末を運用したい場合にも適しています。
さらに、オプションでPOS機能を追加でき、商品情報を登録した状態で納品することも可能です。イベント当日の売上管理や会計処理を効率化したい場合にも活用できます。
最短1日からレンタルできるため、期間限定イベントや催事で一時的に決済端末を増設したい場合にもおすすめのサービスです。
ALPHA PORTABLE

ALPHA PORTABLEのおすすめポイント
- 最短1日からレンタルでき、短期間のイベントや催事にも対応
- 70種類以上のキャッシュレス決済に対応し、幅広い顧客の支払いニーズに対応
- 充電式・4G回線対応で、屋外や電源・Wi-Fi環境が限られる場所でも利用可能
ALPHA PORTABLEは、イベントや催事、移動販売など、屋外環境でのキャッシュレス決済に適したオールインワン型の決済端末です。
充電式かつ4G回線に対応しているため、Wi-Fi環境や電源設備を用意しにくい会場でも利用できます。また、レシートプリンターを内蔵しており、別途周辺機器を準備する必要がないため、イベント当日の設営負担を軽減できます。
さらに、70種類以上のキャッシュレス決済に対応しており、クレジットカード決済や電子マネー決済、QRコード決済など、多様な支払い方法を受け付けられます。
最短1日からレンタルできるため、展示会やポップアップストア、期間限定イベントなど、一時的に決済環境を整えたい場合にもおすすめのサービスです。
SB Payment Survice

SB Payment Serviceのおすすめポイント
- ソフトバンクSIMによる通信に対応し、安定した決済環境を構築しやすい
- 購入前に実際の使用感を確認できるレンタル利用にも対応
- 1週間単位でレンタルでき、期間限定イベントにも導入しやすい
SB Payment Surviceは、ソフトバンク株式会社が提供しているキャッシュレス決済端末です。通信回線はソフトバンクのSIMを利用するため、安定した通信環境で利用できる特徴があります。
レンタル利用の場合、クレジットカード決済・コード決済(QRコード・バーコード)には対応していますが、電子マネー決済には対応できません。
POSアプリの「nRegi-mini」も利用できるので、売上集計作業の負担も軽減できます。
マルチ決済端末レンタルサービス|ヤマト運輸

ヤマト運輸のマルチ決済端末レンタルサービスのおすすめポイント
- 最短1日からレンタルでき、短期間のイベントや催事にも対応
- バッテリー内蔵型で、屋外会場でも持ち運んで利用しやすい
- モバイル回線に対応し、Wi-Fi環境がない場所でも利用可能
ヤマト運輸が提供しているマルチ決済端末レンタルサービスも、最短1日からのキャッシュレス決済端末レンタルに対応しています。
最長6カ月までレンタルできる点が特徴で、クレジットカード決済はもちろん、電子マネー決済やQRコード決済にも対応することが可能です。
バッテリー内蔵かつSIMカード内蔵モデルなので、屋外イベントでの利用に適しています。売上金の入金は、利用期間終了後の月末締め、翌月8日入金です。
Times PAY

Times PAYのおすすめポイント
- 大型イベントや複数台利用が必要な場面にも対応
- 4G回線・Wi-Fi接続の両方に対応し、会場環境に合わせて利用可能
- 事前レクチャーや当日サポートがあり、イベント運営時も安心
Times PAYは、大規模イベントにも対応できるキャッシュレス決済端末のレンタルサービスです。複数台の同時レンタルにも対応しているため、音楽フェスや地域イベントなど、さまざまな場面で利用できます。
利用料金・決済手数料率は、イベントの規模やレンタル日数などによって変動するため、詳しくは直接お問い合わせください。
基本的に、クレジットカード決済(タッチ決済)と電子マネー決済に対応している端末のため、QRコード決済に対応している決済端末をレンタルしたい場合は注意が必要です。
Bizcan編集部のワンポイントチェック!
イベント用の決済端末は、開催日直前だと希望台数を確保できない場合もあるよ。利用日が決まったら、早めにレンタル可能か確認しておこう!
イベント開催・出店時にキャッシュレス決済端末をレンタルするメリット
イベント開催・出店時に、キャッシュレス決済端末をレンタルするメリットは、以下の3項目です。
キャッシュレス決済端末をレンタルするメリット
- 購入費用や月額料金を抑え、必要な期間だけ利用できる
- 現金を持ち合わせていない来場者の購入機会を増やし、客単価向上につながる
- 現金の受け渡しが不要になり、イベント会場の会計業務を効率化できる
それぞれ、イベント実施における効果や、キャッシュレス決済端末ならではの強みを解説します。
キャッシュレス決済端末の導入コストが抑えられる
キャッシュレス決済端末をイベント開催・出店時にレンタルすると、導入コストが抑えられるメリットがあります。レンタルではなく利用契約を締結した場合、本体の購入費用を含む初期費用が負担になる上に、月額利用料なども支払わなければなりません。
レンタルであれば、利用期間にピンポイントで導入し、終了後すぐに返却できるので、コストの最適化が図れます。レンタル料金と決済手数料のみの負担で利用できるためです。
レンタル利用なら、使用していないにもかかわらず、利用料が発生する心配がありません。とくに1日~数日程度の短期間でイベントを開催する場合は、キャッシュレス決済端末のレンタル利用がおすすめです。
客単価アップにつながる
客単価アップにつながるのも、イベント開催・出店時に、キャッシュレス決済端末をレンタルするメリットの1つです。
現金決済のみの場合、顧客は所持金の中でグッズ購入や飲食だけでなく、交通費・宿泊費などに充てられる金額を調整するため、欲しい商品があっても節約しようという心理が働きます。
決済端末を導入してキャッシュレス決済に対応すれば、どうしても欲しい商品があるとき、顧客の心理的ハードルが下がり、現金支払いよりも購入に踏み切りやすくなるでしょう。
結果的に現金支払いに限定するよりも、客単価アップにつながる可能性が高くなります。
レジの回転率が向上する
レジの回転率が向上するのも、キャッシュレス決済端末をレンタル導入するメリットです。現金支払いでは、現金の出し入れや釣銭の確認・受け渡しなどの工程があり、1回の会計に時間を要します。
一方で、キャッシュレス決済であれば、現金のやり取りを行う必要がありません。スムーズに会計が行えて、レジの回転率が向上し、少ない会計ブースでも多くの顧客に対応できます。
顧客のレジ待ちストレス軽減や、時間に余裕が生まれることによる混雑の解消・単価アップなど、副次効果も得られるでしょう。
イベント開催・出店時に導入するキャッシュレス決済端末の選び方

イベント開催・出店時に導入するキャッシュレス決済端末を選ぶ際は、以下の3項目を意識しておきましょう。
導入前に確認したいポイント
- イベント期間に合わせてレンタル期間を選択できるか
- 電源やWi-Fi環境がない屋外会場でも利用できるか
- 必要な決済方法・決済ブランドに対応しているか
なぜこれらの項目を意識して比較検討すべきなのか、イベント開催・出店時の具体的な活用例とともに解説します。
どれくらいの期間レンタル可能か
イベント開催・出店時にキャッシュレス決済端末を導入する際は、どれくらいの期間レンタル可能かを確認することが大切です。
キャッシュレス決済端末を提供しているサービス事業者によっては、レンタルに対応していなかったり、1カ月単位でのレンタルになったりするケースもあります。
店舗で導入している決済端末をイベントに持参できる場合、新たにマルチ決済端末レンタルサービスを選定する必要はありません。
しかし、音楽フェスや野外イベント・ポップアップストアなど、実店舗をもたないケースの場合は手配が必要になるため、イベント期間に応じてレンタルサービスの利用を検討しておきましょう。
電源や通信設備がない環境下で使用できるか
イベント開催・出店時にキャッシュレス決済端末を導入するなら、電源や通信設備がない環境下でも利用できる機種を選びましょう。
具体的には、SIMカード内蔵タイプのポータブル型決済端末がおすすめです。インターネット環境がない場所でも端末1つでキャッシュレス決済に対応でき、充電式なので電源コードを常時つなぐ必要もありません。
ポータブル決済端末なら、イベント開催・出店時のほか、ポップアップストアやキッチンカー・フードトラック、飲食店のテーブル決済、訪問営業・宅配など、幅広いシーンで活用できます。
どのような決済方法・決済ブランドに対応しているか
イベント開催・出店時に利用するキャッシュレス決済端末を選ぶ際は、どのような決済方法・決済ブランドに対応しているかを確認しておきましょう。
決済方法には、クレジットカード決済や電子マネー決済、交通系ICカード決済、QRコード決済・バーコード決済などが挙げられます。
決済ブランドの場合、VISAやJCB、WAON・Suica・ICOCA、PayPay・楽天Pay・d払いなどが一例です。クレジットカード決済端末のみを導入した場合、電子マネー決済やコード決済には対応できません。
また、インバウンド顧客が多い場合は、WeChatPayやAlipay、ApplePayなど、海外の決済ブランドに対応しているマルチ決済端末を選ぶのも良いでしょう。
選択する決済サービスによって、周辺設備設置の必要性や対応できるキャッシュレス決済方法に差があることを理解し、機種を選定することが大切です。
イベント向けキャッシュレス決済端末レンタルでよくある質問
ここからは、イベント向けのキャッシュレス決済端末のレンタルに関連して、よくある質問に回答します。
Q.屋外イベントでもキャッシュレス決済端末は利用できますか?
はい、屋外イベントでも利用できるキャッシュレス決済端末はあります。
特に、SIMカード内蔵型や4G通信に対応したポータブル決済端末であれば、Wi-Fi環境が整っていない屋外会場でも決済対応が可能です。
ただし、端末によって対応する通信方式や必要な設備が異なるため、イベント会場の環境に合わせて選ぶことが重要です。音楽フェスや屋外販売などで利用する場合は、バッテリー駆動に対応しているか、レシート発行が必要かなども事前に確認しておきましょう。
Q.1日だけ決済端末をレンタルできますか?
はい、サービスによっては1日単位でキャッシュレス決済端末をレンタルできます。
短期間のイベントや催事では、購入型の決済端末を導入すると初期費用や利用後の管理負担が発生します。そのため、開催期間に合わせて必要な台数だけレンタルできるサービスの利用がおすすめです。
ただし、レンタル期間や申込期限、端末の配送・返却方法はサービスごとに異なります。イベント開催日までに余裕を持って申し込み、必要な台数を確保しておきましょう。
Q.Wi-Fiがない会場でも利用できますか?
はい、Wi-Fi環境がない会場でも利用できるキャッシュレス決済端末があります。
4G LTEなどのモバイル通信に対応した端末であれば、スマートフォンのテザリングや会場Wi-Fiを準備しなくても決済できます。
屋外イベントや移動販売、ポップアップストアなどでは、通信環境を確保しにくいケースもあるため、SIM内蔵型やモバイル回線対応の端末を選ぶと安心です。
屋外利用に適したキャッシュレス決済端末でイベントの売上アップを図ろう!
イベント開催・出店では、これまで現金決済が主流でした。決済端末を導入するコストや設備設置スペース・配線の検討など、運営側の負担が大きかったためです。
ポータブル型決済端末が誕生したことで、屋外でもキャッシュレス決済端末を導入しやすい環境になりました。
レンタルであれば、イベントの規模を問わず導入しやすいため、物販やチケット販売、飲食販売などさまざまなシーンでの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

