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2026/08/28

フランチャイズのメリット・デメリットは? ー本部と加盟店、両方を経験して感じることー

  • 飲食店開業支援
フランチャイズのメリット

フランチャイズ(FC)には、本部側にも加盟店側にもメリットとデメリットがあります。
私はこれまで、FC本部で加盟開発・店舗開発・SVに携わってきた一方、自分自身も飲食店のFCに加盟し、加盟店側として経営を経験してきました。さらに店舗開発や店舗専門の不動産にも関わってきたため、今回は一般的なFCの説明ではなく、実際の現場で感じてきたことをお伝えしたいと思います。

集客できる店舗になるための出店戦略のヒント!商圏分析と人流データ有効活用とは
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出店エリアを選定する際は、ターゲットの集客力や購買力、競合性など、さまざまな視点から判断をしなければなりません。
本書では、これらの問題解決を行い、開店直後から集客できる店舗にするための出店戦略のヒントを解説しています。
目次

本部側のメリット

本部側のメリット

  • 自社資金や人材だけに頼らず、多店舗展開を進められる
  • 短期間で広いエリアへ出店でき加盟店と共に全国に店舗網を広げられる
  • 加盟店の出店によってブランド認知を高められる
  • 加盟金やロイヤリティなど、本部の収益基盤を作れる
  • 店舗デザインや商品などを統一することで、ブランドイメージや販促効果を高められる

などが挙げられます。

直営店の場合、出店資金、人材、店舗運営まで本部が負担します。FCでは加盟店が投資し、店舗運営を行うため、直営だけでは難しいスピードで展開できる可能性があります。

本部側のデメリット

本部側のデメリット

  • 加盟店が増えるほど教育・SVなどの支援体制が必要になる
  • 不振店が出ると、本部の支援負担が大きくなる場合がある
  • 加盟店の問題がチェーン全体のブランドイメージに影響する
  • 商品・サービスや運営方法を継続的に改善する必要がある
  • 加盟店との意見の違いやトラブルへの対応が必要になる

などが挙げられます。

「FCは加盟店を増やせば本部が儲かる」というほど簡単ではありません。
本部にとってFCは、店舗を増やして終わりではなく、加盟店が成功し続ける仕組みを作り、それを継続的に支援することまでが本部の仕事だと私は考えます。

加盟店側のメリット

加盟店側のメリット

  • 本部のブランド力を利用できる
  • すでに確立された商品・サービスを利用できる
  • 未経験の業種でも参入しやすい
  • 本部の研修やSVなどのサポートを受けられる
  • 他店舗の実績をもとにした店舗運営や設備を活用できる
  • 一から独立するより、開業までの時間やリスクを抑えられる場合がある
  • 金融機関から融資を受ける際に、実績のあるブランドがプラスに働く場合がある

などが挙げられます。

加盟店にとって一番大きいのは、ゼロからブランドや店舗運営の仕組みを作らなくてよいことです。 特に、独立して初めて店舗を経営する人にとって、すでに仕組みがあることは大きな安心材料になります。

私自身もFCに加盟して独立しましたが、実際に加盟してみると、本部の仕組みがあることの安心感は非常に大きい一方、「本部に任せればいい」という考え方では成功できないことも実感しました。

加盟店側のデメリット

加盟店側のデメリット

  • ロイヤリティなどを本部へ支払う必要がある
  • 本部のマニュアルやルールに沿って運営する必要がある
  • 自分の判断だけで商品や販促方法を変更できない場合がある
  • 周辺環境や競合店の出店など、外部環境の変化を受ける
  • 契約期間中は、自由な業態変更や店舗移転が難しい場合がある
  • 契約終了後の競業避止義務など、契約上の制限がある場合がある
  • 同じブランドの他店舗で問題が起きた場合、自店にも影響が及ぶ可能性がある

などが挙げられます。

FCに加盟したからといって、成功が保証されるわけではありません。
そして、店舗開発の経験から特に感じるのが、「出店できる物件」と「成功できる物件」は違うということです。
どれだけ有名なブランドでも、商圏や物件が合っていなければ苦戦します。FC本部から紹介された物件だから安心、という考え方ではなく、加盟する側も自分自身で出店の妥当性を考える必要があります。

私自身、ラーメン業態のFCに加盟し、ファミリー層も狙って土地柄に合うロードサイド物件で出店しました。
立地については本部から反対もありましたが、土地勘があったため、最終的には自分の責任で出店を決めました。その結果、商品力にも恵まれ、売上の高い店舗をつくることができました。

この経験からも、本部のノウハウを活用することと、加盟店自身が地域や物件を見極めることの両方が重要だと感じています。

FCは「店舗数」ではなく「加盟店の成功」で考える

FCは、うまく活用すれば企業の成長スピードを高められる非常に有効な仕組みです。
ただ、私が本部側と加盟店側の両方を経験して感じるのは、FCの本当の価値は、店舗数を増やすことではなく、加盟店が利益を出し続けられることにあるということです。

加盟店が儲からなければ、長期的に見て本部も成長できません。
私は、安易にFC本部を立ち上げ、加盟店の資金で店舗数を拡大することだけを目的とする企業は、FCに参入すべきではないと考えます。
FCは単に店舗を増やすための仕組みではありません。加盟店の投資と人生を預かるビジネスでもあります。

これからFC展開を考える企業には、「何店舗まで増やせるか」だけではなく、「加盟店が本当に成功できる仕組みになっているか」を考えてほしいと思います。

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