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2026/06/17

飲食店開業までのスケジュールの目安と作業中のポイント

  • 飲食店開業支援
飲食店開業のスケジュール
POSシステム導入が売上アップの近道?新店開業を成功に導く
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売上を向上させるために欠かせないPOSレジ。POSレジの種類や、飲食業、小売業それぞれの活用方法を解説しています。新店舗開業で成功させるためのヒントを紹介します。

飲食店開業には、さまざまな作業が必要です。業種や状況によっては、複数の作業を同時に進める場合もあります。開業を成功に導くには、事前のスケジュールが重要です。
このコラムでは、飲食店を開業する際の作業ごとに必要な目安期間をまとめ、それぞれのポイントを解説します。

目次

飲食店開業までのスケジュール目安

Openの文字を持つ女性従業員

飲食店開業までの準備期間は、一般的に数か月〜半年以上かかることが多く、物件状況や業態によって異なります。準備の内容によっては複数の作業を同時にこなす必要があります。効率的に作業を進めるためにも、必要時間がかかるものから取りかかりましょう。

飲食店開業に必要な作業内容を期間ごとにまとめると、以下のようになります。

期間目安 準備内容
約180日(約6か月前) ・コンセプト決定
・物件探し
約150日前(約5か月前) ・資金計画
・事業計画
・資金調達や融資
約90日前(約3か月前) ・メニュー開発・決定
・店舗の外内装工事
約60日前(約2か月前) ・仕入れ先選定
・設備や什器手配
約30日前(約1か月前) ・開業資格や許可取得手続き
・スタッフ求人・採用
・仕入れ業者確定・契約
・販促やプロモーション
オープン約1か月以内 ・メニューなどの印刷物作成(約2週間前)
・食材・飲材仕入れ(約2週間前)
・スタッフ教育(約1週間前)
・レセプションやプレオープン(約1~3日前)

なお、この図でまとめた時間はあくまでも目安です。業態や設備などの計画内容によっては変化する可能性もあります。以下のコラムではこの流れをより詳しく解説しています。こちらも併せてご確認ください。

参考記事:飲食店開業までの準備・流れを徹底解説!必要な許認可申請・資格や資金・期間の目安

飲食店開業までのスケジュールにおけるポイント

スケジュール表次に、先ほどの図の内容を以下の流れで解説していきます。開業計画の参考にしてください。

  • 開業約180日前(約6か月前)にやるべきこと
  • 開業約150日前(約5か月前)にやるべきこと
  • 開業約90日前(約3か月前)にやるべきこと
  • 開業約60日前(約2か月前)にやるべきこと
  • 開業約30日前(約1か月前)にやるべきこと
  • 開業1か月以内にやるべきこと

開業約180日前(約6か月前)にやるべきこと

開業前約180日前にまずやるべきことが、以下の2つです。

  • コンセプト決定
  • 物件探し

ターゲットとする顧客層や提供メニューなどの店舗の基本的な構成を最初に決めておくことで、このあとの作業で行う事業・資金計画などをスムーズに遂行できます。コンセプトは設備や器具を選ぶ時の指針にもなるため、必ず最初に決めておきましょう。

コンセプトが決まったらその内容を満たせる物件を探します。立地や広さ・リフォーム条件などに注目しながら選びましょう。物件探しは時間と労力がかなりかかる作業です。コンセプトのポイントをおさえつつ進めてください。

開業約150日前(約5か月前)にやるべきこと

コンセプト決定と物件探しがある程度落ち着いたら、以下の作業に取りかかります。

  • 資金計画・事業計画
  • 資金調達・融資

まずはコンセプトに合わせて資金調達を含めた事業計画を検討しましょう。自己資金や融資など、複数の方法を用いて資金をどれだけ用意できるかを検討し、その範囲内で開業のための計画を立てるのがポイントです。

融資を受けるには事業計画書が必要になるため、資金計画と並行して以下の内容を詳細に詰めつつまとめておきましょう。

  • 企業概要
  • 事業概要
  • 事業コンセプト
  • 従業員の状況
  • 市場調査(規模・競合)
  • 自社の強み、弱み
  • サービス・商品概要
  • ビジネス戦略
  • 人員計画
  • 財務計画

融資を受けられるかの判断やその条件は、事業計画書の完成度により変化します。できるだけ詳細かつ分かりやすく内容をまとめましょう。また、融資を実施している金融機関では、融資を受けるために必要な物や準備に関するアドバイスも実施しています。事前に相談しておくと安心して審査に望めます。

開業約90日前(約3か月前)にやるべきこと

開業約90日前からは、以下の作業に取りかかります。

  • メニュー開発・決定
  • 店舗の外内装工事

メニューはコンセプトに合うものから集客につながるメニューを考えますが、売上や利益をどれだけ出せるか・原価計算の予測も忘れず行いましょう。メニューの魅力だけでなく、経営への貢献も意識してバランスのいいメニュー構成を作るのがポイントです。

また、この時期はもう物件の種類に限らずある程度店舗のめどがついている時期でもあります。店舗の内外装の施工もこの時期を目安に依頼しておきましょう。コンセプトに合わせた内外装を、資金計画の予算に合わせながら依頼してください。

なお、造作や設備が残っていないスケルトン物件は、居抜きよりも施工費用も時間もかかります。どちらも居抜きよりも余裕を持った状態で依頼しましょう。

開業約60日前(約2か月前)にやるべきこと

開業2か月前からは、以下の手配を実施します。

  • 仕入れ先の選定
  • 設備や什器の手配

食材や飲料・消耗品など、店舗経営に必要な物を仕入れる先を決めましょう。このとき、複数業者に見積もりをもらい、単価・サポート・サービスを含めて総合的に判断・決断するのがポイントです。

仕入れ先の選定と併せて、厨房設備や顧客用家具・食器・カトラリーも並行して揃えましょう。予定しているメニューを提供できるかだけでなく、コンセプトに沿ったものを提供できるかも意識しながら選んでください。

開業約30日前(約1か月前)にやるべきこと

開業1か月前の時期は、複数の作業を同時にこなしていく必要があります。どれも抜けがないように考えましょう。

  • 飲食店開業に必要な資格・許可の取得
  • 仕入れ業者確定・契約
  • スタッフ求人・採用
  • 販促・プロモーション

飲食店を開業する際、店舗のある地域を管轄する保健所へ申請する必要があります。許可の取得には食品衛生責任者の資格が必要です。各都道府県の食品衛生協会などが実施する講習を受講することで取得できます。ただし、講習会は頻繁に開催されているとは限りません。1か月前の予約がすでに埋まっている場合もあります。

資格を取得していない場合は、遅くともこの時期には取得できるよう講習会の予約を事前にしておきましょう。

また、並行して仕入れ業者を確定し、契約するのも忘れないようにしてください。スタッフを雇用する場合も、開業1か月前に求人を出します。採用は早すぎると辞退されるリスクが、開店直前だと研修不足になるリスクがそれぞれあります。オープン日から逆算し、スタッフの研修期間を確保しておくのも忘れないようにしてください。

また、常時10人以上の労働者を使用する場合、就業規則と店舗地域を管轄する労働基準監督署への届け出が必要です。従業員がいる場合は、この手続きも含めたうえで計画しましょう。なお、並行してGoogleビジネスプロフィールへの店舗登録や、オープンを告知するチラシの作成・配布も欠かさず行ってください。

開業1か月以内にやるべきこと

開業1か月を切ってからは、以下の作業をそれぞれの期間内に実施していきます。

  • メニューなどの印刷物作成:約2週間前
  • 食材・飲材仕入れ:2週間前
  • スタッフ研修:約1週間前
  • レセプション・プレオープン:オープン前日~3日前

グランドメニューや差し込みメニュー・POPはこのタイミングで用意しておきましょう。並行仕入れも行い、研修では実際に使用する材料を用いながら行うと、営業中にスムーズに作業できるようになります。

レセプションは開業までに協力してくれた関係者やスタッフの家族・友人などを招いて行う店舗のお披露目会です。開業後もひいきにしてもらうことを目的に開催します。プレオープンは顧客を実際に呼び込み、開業時と同じまたは自店舗のコンセプトがよくわかるメニューを提供します。

これらの作業をすべて終えて晴れて開店となりますが、開業に向けた作業の状況によっては計画通りにいかない場合もあります。開業計画を立てる際は、作業が難航する可能性も考え、余裕をもって計画しましょう。

開業スケジュールを短縮したい場合に使えるテクニック

開業に必要な時間を短縮したい場合や、費用負担を軽減したい場合、いくつか活用できる手段があります。

  • キッチンカーでの開業
  • 開業コストの低いメニュー・業種を選ぶ

キッチンカーは営業許可基準を満たした移動販売用車両で、飲食店のスモールステップ開業や費用を抑えつつ開業したい場合に活用できる手段です。うまく活用できれば、開業までのスケジュールの短縮や、費用負担軽減に役立ちます。

以下のコラムではキッチンカーで開業する際の流れを解説していますので、こちらの内容と比較したい場合にご活用ください。

参考記事:キッチンカー開業までの流れ7ステップ!開業資金の目安や資格など準備の進め方を解説

また、飲食店にはさまざまなメニューや業態があり、そのなかには開業にかかる負担を軽減できるものもあります。

たとえば焼き鳥屋は開業に必要な店舗や仕入れにかかるコストが低く、低コストかつ簡単に開業できる可能性がある店舗です。このように、低コストで開業できる手段を用いるのも、有効な方法です。

以下のコラムでは焼き鳥屋開業について詳しく解説しています。こちらも併せてご確認ください。

参考記事:焼き鳥屋開業を成功に導く4ステップ|役立つアイデアも解説

飲食店開業のスケジュールは計画的に実施しよう

飲食店開業に必要な作業は、それぞれかかる期間が異なるため、スムーズに作業を進めるにはあらかじめ計画を立てておくことが大切です。計画は必ずしも予定通りにいくとは限らないため、立てる際はある程度余裕を持って考えましょう。

まずは、すべての工程を決定する際に重要となる、コンセプトを検討・決定するところから取りかかりましょう。

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