オフィスを清潔に保つことは、従業員が快適に働ける環境づくりだけでなく、来訪者への印象向上や衛生管理の面でも重要です。
しかし、「オフィス清掃業者にはどこまで依頼できるのか」「費用はどれくらいかかるのか」「自社で清掃する場合と比べてどのようなメリットがあるのか」と疑問を持つ担当者も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、オフィス清掃業者に依頼できる主な作業内容や依頼するメリット、費用相場、業者選びのポイント、おすすめの清掃業者までをわかりやすく解説します。
オフィス清掃業者とは
オフィス清掃業者とは、企業の事務所やオフィスビルなどを対象に、専門的な清掃サービスを提供する業者です。
オフィスの規模や業種、利用状況に応じて最適な清掃プランを提案し、日常的な清掃から専門的な設備清掃まで幅広く対応しています。
専門業者へ依頼することで、衛生的で快適な職場環境を維持しやすくなるだけでなく、設備の劣化防止や建物の美観維持にもつながります。
オフィス清掃業者に依頼できる主な清掃内容
オフィス清掃業者が提供するサービスは、日常清掃・定期清掃・専門清掃に大きく分けられます。依頼できる内容は業者によって異なりますが、一般的には以下のような作業に対応しています。
| 清掃の種類 | 主な作業内容 |
|---|---|
| 日常清掃 | 掃除機がけ、ゴミ回収、トイレ清掃、給湯室清掃、共用部清掃など |
| 定期清掃 | 床洗浄・ワックスがけ、カーペットクリーニング、窓ガラス清掃など |
| 専門清掃 | 業務用エアコン洗浄、高所清掃、照明器具清掃、換気設備清掃など |
日常清掃は毎日または週数回など決まった頻度で実施する清掃で、オフィスを常に清潔な状態に保つことが目的です。
一方、定期清掃や専門清掃は、専用の機材や洗剤を使用して普段の清掃では落としきれない汚れを除去し、美観や設備性能を維持する役割があります。
オフィスの規模や従業員数、来客の多さによって必要な清掃内容は異なるため、自社の環境に合ったサービスを提供できる清掃業者を選ぶことが大切です。
オフィス清掃業者に依頼するメリット
オフィス清掃を専門業者へ依頼することで、職場の衛生環境を維持しやすくなるだけでなく、従業員の業務効率や企業イメージの向上にもつながります。
オフィス清掃業者に依頼するメリット
- 衛生的な職場環境を維持できる
- 従業員が本来の業務に集中できる
- 来訪者や従業員に良い印象を与えられる
日常清掃では対応しきれない箇所まで適切に清掃できるため、快適で働きやすいオフィス環境を維持したい企業にとって多くのメリットがあります。
衛生的な職場環境を維持できる
オフィスには、多くの従業員が毎日利用するデスク周辺や会議室、トイレ、給湯室など、汚れや細菌が蓄積しやすい場所が数多くあります。これらを適切に清掃しないと、見た目が悪くなるだけでなく、衛生環境の悪化や悪臭、カビの発生などにつながる可能性があります。
専門の清掃業者は、汚れの種類や素材に応じた洗剤や機材を使い分けながら清掃を行うため、一般的な清掃では落としにくい汚れの除去にも対応しやすくなります。
業務用エアコンや床、窓ガラスなども定期的にメンテナンスすることで、清潔で快適な職場環境を維持しやすくなるでしょう。
従業員が本来の業務に集中できる
オフィスの清掃を従業員が担当すると、始業前や終業後に清掃時間を確保する必要があり、本来の業務に充てられる時間が減ってしまいます。また、担当者によって清掃の品質にばらつきが生じることも少なくありません。
清掃業者へ依頼することで、従業員が清掃に費やす時間を減らし、本来の業務に充てられる時間を確保しやすくなります。特に従業員数が多い企業や来客の多いオフィスでは、清掃業務をアウトソーシングすることで業務効率の向上や生産性の改善も期待できます。
来訪者や従業員に良い印象を与えられる
オフィスの第一印象は、企業のイメージにも大きく影響します。受付やエントランス、会議室、応接室などが清潔に保たれていれば、取引先や採用面接で訪れる求職者に対して、管理が行き届いた企業という印象を与えやすくなります。
また、従業員にとっても清潔な職場は働きやすさにつながり、快適な職場環境づくりにも役立ちます。床の汚れやガラスのくもり、トイレや給湯室の汚れなど細かな部分まで清掃が行き届いていることで、オフィス全体の印象が向上し、企業の信頼性やブランドイメージの向上にもつながるでしょう。
オフィス清掃は自社対応と業者委託のどちらがおすすめ?
オフィス清掃は、清掃範囲が狭く簡単な日常清掃だけであれば自社で対応し、専門的な作業や従業員の負担が大きい場合は清掃業者へ委託する方法がおすすめです。
自社清掃は外注費を抑えられる一方で、従業員が清掃する時間を確保しなければなりません。清掃業者へ委託すると費用は発生しますが、従業員の負担を軽減できるほか、専用の機材や洗剤を使用する床・カーペット・エアコンなどの専門清掃も依頼できます。
それぞれの違いを比較すると、以下のとおりです。
| 比較項目 | 自社で清掃 | 清掃業者へ委託 |
|---|---|---|
| 費用 | 外注費はかからないが、従業員の作業時間が必要 | 清掃内容・頻度に応じた委託費用が発生 |
| 従業員の負担 | 清掃する時間・人員を確保する必要がある | 清掃にかかる従業員の負担を軽減しやすい |
| 清掃品質 | 担当者の経験などによって差が生じる場合がある | 汚れや素材に適した機材・洗剤を使用した清掃を依頼できる |
| 日常清掃 | ゴミ回収や掃除機がけなどは対応しやすい | 契約内容に応じて定期的に依頼できる |
| 専門清掃 | 専門機材や技術が必要な作業は対応が難しい場合がある | 床洗浄・カーペット・窓ガラス・エアコンなどを依頼できる業者もある |
| 向いている企業 | 小規模で清掃範囲が狭く、簡単な日常清掃が中心の企業 | 清掃範囲が広い、来客が多い、従業員の清掃負担を減らしたい企業 |
小規模なオフィスであれば、ゴミ回収やデスク周辺の清掃などは自社で行い、床洗浄やカーペットクリーニング、エアコン清掃といった専門性の高い作業のみ業者へ依頼する方法もあります。
一方、オフィスが広い場合や来客が多い場合、従業員が清掃に多くの時間を取られている場合は、日常清掃から業者へ委託することで業務負担を軽減しやすくなります。
Bizcan編集部のワンポイントチェック!
すべての清掃を業者へ委託する必要はありません。「日常清掃は自社、専門清掃は業者」のように役割を分ける方法もあります。まずは現在従業員が清掃に費やしている時間と、業者へ依頼した場合の費用を比較して、自社に適した清掃方法を検討しましょう。
オフィス清掃業者の費用相場
オフィス清掃業者の費用は、清掃する範囲や頻度、オフィスの広さ、依頼する作業内容によって大きく異なります。日常的な清掃を依頼する場合と、エアコンや床など専門的な清掃を依頼する場合では料金体系が異なるため、事前に相場を把握しておくことが大切です。
また、同じ清掃内容でも、従業員数や利用人数、汚れの程度、作業時間帯などによって費用が変動する場合があります。見積もりを依頼する際は、料金だけでなく、どの範囲まで清掃に含まれているのかを確認しましょう。
日常清掃の費用目安
日常清掃は、オフィスを常に清潔な状態に保つために、ゴミ回収、掃除機がけ、トイレ清掃、給湯室清掃などの基本的な清掃サービスです。
費用は清掃頻度や作業時間、オフィスの広さによって異なりますが、月額2万円〜10万円程度が一般的な目安です。
また、清掃スタッフが常駐するプランや、早朝・夜間のみ対応するプランなど、契約内容によって料金は変わります。自社の利用状況に合わせて、必要な頻度と清掃範囲を設定することが重要です。
専門清掃の費用目安
専門清掃は、日常清掃では対応が難しい設備や汚れを対象とした清掃サービスです。専用の機材や専門知識が必要になるため、日常清掃よりも費用は高くなる傾向があります。
代表的な専門清掃の費用目安は以下のとおりです。
| 清掃内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 業務用エアコン清掃 | 1台3万円台〜4万円台程度から ※天井埋込型など、機種や設置条件によって料金は異なる |
| 床洗浄・ワックスがけ | 100㎡あたり約2万円〜 |
| 窓ガラス清掃 | 数万円〜(規模によって変動) |
| カーペットクリーニング | 100㎡あたり約2万5,000円〜 |
そのため、見積もりを比較する際は総額だけを見るのではなく、清掃対象や作業内容、追加料金が発生する条件まで確認することが大切です。必要な清掃を適切な頻度で依頼することで、無駄なコストを抑えながら快適なオフィス環境を維持できます。
オフィス清掃業者を選ぶポイント
オフィス清掃業者を選ぶ際は、料金の安さだけで判断するのではなく、実績やサービス内容、対応力まで総合的に比較することが重要です。
自社に合わない業者を選ぶと、希望する清掃が受けられなかったり、追加料金が発生したりする可能性もあるため、事前に以下のポイントを確認しておきましょう。
オフィス清掃業者を選ぶポイント
- オフィスや施設清掃の実績が豊富か
- 清掃内容や料金体系が明確か
- 柔軟な対応が可能か
オフィスや施設清掃の実績が豊富か
オフィス清掃は、一般家庭の清掃とは異なり、多くの人が利用する施設を効率よく清掃するノウハウが求められます。そのため、オフィスビルや事務所、商業施設などの清掃実績が豊富な業者を選ぶことが大切です。
過去の施工事例や導入実績を確認すれば、自社と似た規模や業種のオフィスに対応した経験があるか判断しやすくなります。また、長年の実績がある業者は、汚れの種類や建物の構造に応じた適切な清掃方法を提案できる可能性が高く、安定した品質も期待できます。
清掃内容や料金体系が明確か
見積書の内容が分かりやすく、清掃範囲や料金体系が明確な業者を選ぶことも重要です。「清掃一式」といった曖昧な記載だけでは、どの作業が含まれているのか分からず、契約後に追加料金が発生する可能性があります。
見積もりでは、日常清掃・定期清掃・専門清掃のどこまで対応するのか、作業頻度や作業時間、追加費用が発生する条件まで確認しておきましょう。複数社から見積もりを取り、価格だけでなくサービス内容も比較することで、自社に適した業者を選びやすくなります。
柔軟な対応が可能か
オフィスの利用状況によっては、営業時間外や休日に清掃を依頼したい場合や、急な清掃依頼が必要になることもあります。そのため、清掃スケジュールや作業内容を柔軟に調整できる業者を選ぶと安心です。
例えば、夜間・早朝清掃への対応や、繁忙期だけ清掃回数を増やせるか、スポット清掃と定期清掃の両方に対応しているかなどを確認しておくと、将来的な運用にも対応しやすくなります。また、担当者との連絡が取りやすく、清掃内容の変更や相談に迅速に対応してくれる業者であれば、長期的にも安心して依頼できるでしょう。
オフィスの清掃業者おすすめ3選
オフィス清掃業者を選ぶ際は、料金だけでなく、対応エリアや実績、対応できる清掃内容も比較することが大切です。ここでは、オフィスや事務所の清掃に対応している業者をエリアごとに紹介します。自社の規模や依頼したい内容に合った業者選びの参考にしてください。
【東京都】ヒカリサービス株式会社(東京の清掃屋さん)
ヒカリサービス株式会社が運営する「東京の清掃屋さん」は、東京都港区を中心に環状七号線内側のエリアで、オフィス・マンション・ビルなどの日常清掃や定期清掃を提供しています。
創業30年以上の実績があり、床清掃や窓ガラス清掃、トイレ清掃など幅広いサービスに対応している点が特徴です。オフィスの状況に応じた清掃プランを提案しており、東京都内で実績豊富な業者を探している企業に適しています。
【大阪府】内外美装株式会社
内外美装株式会社(大阪府豊中市)は、オフィスビルや商業施設、医療施設などを対象に、清掃やビルメンテナンスサービスを提供している企業です。日常清掃や定期清掃をはじめ、床・窓ガラス清掃、設備管理など建物全体の維持管理に対応しています。
60年以上にわたるビルメンテナンスの実績とノウハウをもとに、施設の規模や用途に合わせた清掃プランを提案できる点が特徴です。オフィス環境の衛生管理や長期的な建物管理をまとめて依頼したい企業にも適しています。
【福岡県】株式会社福岡ビル開発
株式会社福岡ビル開発は、福岡県を中心にオフィスや施設の日常清掃、ビルメンテナンスサービスを提供している清掃業者です。床清掃やトイレ清掃、ゴミ回収など、企業が快適に働ける環境を維持するための清掃業務に対応しています。
創業50年の実績をもとに、施設の用途や規模に合わせた清掃プランを提案できる点が特徴です。また、作業完了報告の管理体制を整えるなど、清掃品質の維持にも力を入れており、日常的なオフィス清掃を安定して任せたい企業に適した業者です。
オフィス清掃業者を活用して快適な職場環境を維持しよう
この記事では、オフィス清掃業者の特徴や依頼できる清掃内容、導入するメリット、費用相場、業者選びのポイントについて解説しました。
オフィス清掃業者へ依頼することで、専門的な機材や技術による高品質な清掃を受けられ、衛生的で快適な職場環境を維持しやすくなります。
一方で、業者によって対応できる清掃内容や料金体系、対応エリア、清掃品質は異なります。
そのため、費用だけで判断するのではなく、オフィス清掃の実績やサービス内容、見積もりの分かりやすさ、柔軟な対応力などを比較したうえで、自社に適した業者を選ぶことが重要です。
自社に必要な清掃内容や清掃頻度、予算を整理したうえで、安心して長期的に任せられるオフィス・事務所の清掃業者を選び、快適で働きやすい職場環境を維持しましょう。

