オンライン決済システムはオンライン・オフラインを問わず様々な事業・業態で導入されています。この流れに合わせて、サービスやシステムもさまざまな特色を持つものが登場するようになりました。
今回はシステムごとの特徴をまとめつつ、おすすめのサービスをご紹介します。導入するシステム選びの参考にしてください。
ECサイト・WEB決済向けおすすめオンライン決済サービス3選

ECサイトやWEB決済に便利な機能が搭載されているオンラインシステムのうち、特におすすめなのが以下3つのサービスです。
| 製品名 | 主な決済手段 | 初期費用 | 月額費用 | 決済手数料 |
|---|---|---|---|---|
| イプシロン | ・クレジットカード ・コンビニ決済 ・キャリア決済など |
無料 | 2,980円~ | 2.79%~ |
| Paidy | ・コンビニ決済 ・銀行決済など |
無料 | 無料 | 要問合せ |
| Amazon Pay | Amazonアカウントに登録した支払方法 | 無料 | 無料 | ・デジタルコンテンツ以外(物理的商品・サービスなど):3.9% ・デジタルコンテンツ:4.5% |
それぞれのシステムが持つ強みや特徴を解説します。なお、これらは2026年8月現在の情報であり、変更される可能性があります。ご了承ください。
イプシロン
イプシロンはクレジットカードやコンビニ決済などの多様な決済方法をオンライン上で一括処理できるサービスです。
従来の決済方法では決済会社ごとに契約しなくてはならないものをイプシロンが代行することで、複数の支払い方法の一括導入を実現しています。国際規格に準拠したセキュリティ環境が用意されており、複数の支払い方法を採用してもセキュリティ面に配慮して活用できます。
ネットビジネスの代金回収の仕組みが整っており、売上向上や決済業務を信頼できる外部に委託したいなどの要望にも向き合ってくれるサービスです。
Paidy
Paidyはクレジットカード以外の決済方法が用意されており、クレジットカードを持てない若年層でも使いやすいオンライン決済サービスです。
簡単な操作で即座に決済でき、前払いや代引きなどの手間も発生しません。若年層だけでなく支払いの煩雑さにハードルを感じる層でも扱いやすいサービスといえます。
費用が決済手数料のみで、決済が行われない限りサービス提供元に支払う費用が発生しないのも魅力です。未払い金が発生した場合の補償制度が用意されています。適用条件や補償範囲は事前に確認してください。
幅広い層に利用してほしい場合や、少しでもかかる費用を抑えて導入したい場合におすすめのオンライン決済サービスです。
Amazon Pay
Amazon Payは、個人でのジャンルを問わない買い物や、自社ショッピングサイトの支払い方法など、さまざまな形で活用できるオンライン決済サービスです。
世界中でさまざまな場面・用途で使われており、ワールドワイドに商品やサービスを提供している場合におすすめのサービスといえます。
少ないクリック数で購入・支払い処理を進められる簡潔さが魅力で、操作の煩雑性によるかご落ちの予防・軽減に役立ちます。
決済手数料以外の費用がかからず、利用ユーザーだけでなく企業や店舗にもやさしいオンライン決済サービスです。
ECサイトやWEB決済を中心に取り扱うオンライン決済サービスを選ぶ際は、こちらで紹介したようなセキュリティを強化したものやかご落ちを防ぐものを選びましょう。
オンライン・実店舗両対応タイプのおすすめオンライン決済サービス3選
オンライン・実店舗の両方で商品やサービスを提供している場合は、以下のサービスがおすすめです。
| 製品名 | 主な決済手段 | 初期費用 | 月額費用 | 決済手数料 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天ペイ | ・クレジットカード ・QRコード決済など |
要問合せ | 無料 | オンライン:4.0%/デジタルコンテンツ8.0%~ 実店舗:契約プラン・決済ブランドにより異なる |
| ルミーズ | ・クレジットカード ・コンビニ決済 ・電子マネーなど |
要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
| Square | ・クレジットカード ・QRコード決済 ・電子マネーなど |
・ソフトウェアは無料 ・専用決済端末は別途費用必要 ・Square リーダー:4,980円 ・Square ターミナル:39,980円 ・Square スタンド:29,980円 |
無料 | 2.5%~ |
次は、複数の販路で活用できるおすすめのサービスについて、詳しく解説します。
楽天ペイ
楽天ペイは、楽天IDを使ってEC・アプリ上で支払いできるオンライン決済サービスです。
楽天IDに登録されたクレジットカード、楽天ポイント、楽天ペイ残高を利用でき、都度購入に加えて継続購入にも対応しています。
初期費用・月額固定費が0円の従量課金制を採用しています。
ECや実店舗だけでなく、都度購入とサブスクリプションにも対応しており、柔軟な料金設定を可能にしているサービスです。
ルミーズ
ルミーズはWEB上で容易にクレジット決済やコンビニ決済できる環境を可能にした、EC決済サービスです。申し込みから利用開始まで、最短5営業日で実現できます。豊富な決済手段がそろっており、さまざまな属性・年代の顧客に対応できるのも魅力です。
売上集計や金額変更・取り消し処理などの機能が充実しており、ブラウザから容易に管理できます。決済業務では未処理になっているデータを一覧表示・検索することもできます。
決済センターを複数拠点用意しているほか、万が一のシステムトラブルにも対応できるよう、常駐専門スタッフによる24時間の監視体制と、年間を通じた運用体制を整えている点も特徴といえるでしょう。
オンライン決済サービスに要求されるさまざまなニーズに対応しているサービスといえます。
Square
Squareはモバイルに対応したオンライン決済サービスで、タブレットなどに専用の決済アプリをインストールして活用できます。無料の専用POSレジアプリをインストールすれば、POSレジを利用することも可能です。これにより、売上や在庫管理・従業員の勤怠管理までこのサービスで対応できます。
入金スピードが速く、最短翌営業日の入金が可能です。入金を早めに確保したい場合にも適しているサービスといえます。管理にかかる手間や不安を一元化・効率化したい場合におすすめのオンライン決済サービスです。
オンラインと実店舗で同じシステムを使いこなしたい場合は、両方に対応しているシステムを選びましょう。また、店舗管理機能などにも注目して選べば、より便利なシステムを導入できます。
SaaS・サブスクリプションに適しているオンライン決済サービスおすすめ3選
SaaSやサブスクリプションサービスにオンライン決済サービスを導入する場合、その機能に特化したサービスがおすすめです。
| 製品名 | 主な決済手段 | 初期費用 | 月額費用 | 決済手数料 |
|---|---|---|---|---|
| サブスクペイ | ・クレジットカード ・コンビニ決済 ・口座振替 ・銀行振込など |
要問合せ | 要問合せ | ・クレジットカード:2.5%~ ・トランザクション7円/件 |
| PAY.JP | ・クレジットカード ・PayPayなど |
無料 | 無料~5万円(プラン別) | 2.59%~3.3%(カードブランド・プラン別) |
| fincode byGMO | ・クレジットカード ・コンビニ決済 ・銀行振込 ・PayPayなど |
無料 | 無料 | クレジットカード:3.6% |
次は、SaaS・サブスクリプションサービスの決済に適しているおすすめサービスをご紹介します。
サブスクペイ
サブスクペイは継続課金に特化したオンライン決済サービスで、初回金額・2回目以降の金額・課金周期を設定すると登録カードへ自動課金する仕組みを備えています。
課金周期も以下から選べるほか、1日単位での課金日指定にも対応しています。
選べる課金周期
- 毎週
- 隔週
- 毎月
- 隔月
- 3か月
- 半年
- 毎年
この柔軟さにより、スクールの月謝から月極駐車場の支払いまで、さまざまなシーンで活用されています。
PAY.JP
PAY.JPは、WEBサービスやモバイルアプリにAPI/SDKでクレジットカード決済を組み込む用途を前提としているオンライン決済サービスです。
定額課金にはトライアル設定・日割り課金・課金日設定・プランのアップグレードまたはダウングレードに対応しています。プランごとの金額設定にも対応可能です。
手数料に3段階のクレジットカード決済プランを用意しており、月額0円からスタートして月商の増加に応じて手数料を下げられる構成になっています。
取引すればするほど、お得に利用できるオンライン決済サービスです。
fincode byGMO
fincode byGMOは、アカウント発生後すぐにテスト環境を無料で発行できる、API型のオンライン決済サービスです。REST API・SDK・Web UIコンポーネントを使って、自社サービスに決済機能を組み込めます。
サブスクリプションは課金日・無料トライアル期間・終了日を任意に設定できるほか、期限切れ情報を更新するカード洗替にも有料で対応しています。
初期費用・月額費用・売上金振込手数料がすべて無料で、取引額に応じた手数料のみで利用できるのも特徴です。
SaaSやサブスクリプションに対応したシステムには専用の機能が搭載されています。導入するシステムを選ぶ際は、対応機能があるかをチェックすれば、導入すべきサービスをある程度絞り込めるので、覚えておきましょう。
オンライン決済システムの選び方
オンライン決済サービスを選ぶ際、どうしても複数のサービスから絞り込めない場合は、以下のポイントを意識しながら再度検討してみましょう。
オンライン決済サービスを選ぶ際のポイント
- 対応決済方法
- 料金
- 必要な機能
それぞれの内容について詳しく解説します。
対応決済方法
決済方法はそれぞれ特徴があり、自社や店舗のターゲット層がよく利用するものを選ぶのがポイントです。
同じ決済方法を搭載しているサービス同士で迷った場合は、自社や店舗の業態に合った決済方法があるかも含めて確認しましょう。
決済方法は顧客の利便性を決める重要な要素です。導入の際はまずは決済方法に注目して絞り込みましょう。
料金
決済方法と同じくらい重要な要素が、利用料金です。特に決済手数料は取引のたびに発生するため、運営コストに直結します。
同じ決済方法を採用しているサービスでも手数料が異なることも多いため、必ずチェックしましょう。
必要な機能
オンライン決済サービスの付帯機能やオプションのなかには、会計や経営を有利に進めるのに役立つものもあります。ほしい機能や業務を効率的に進めるのに役立つ機能を明確化しておくと、複数のシステムがあってもそのなかから的確なものを選べます。
なお、付帯機能やオプションのなかには、利用時に料金が発生するものもあるため、必ず料金の有無とその金額を確認しておきましょう。
オンライン決済システムは事業や店舗に合わせて選ぶ
オンライン決済システムにはさまざまな種類があり、事業内容や店舗の形態によって向き・不向きがあります。使いやすいものを選ぶには、事業や店舗の特徴や現在抱えている課題などに目を向けましょう。
まずは自社の事業や課題・業務効率化に必要な機能などを洗い出す所から始めてみてください。

