はじめに
こんにちは、本八幡botと申します。
ご縁あって、こちらのサイトで記事を書かせていただくことになりました。
東京都から千葉県に入ってすぐ、市川市の「本八幡」駅周辺の情報をSNS(主にX)で投稿し続けて十数年になります。
おかげさまでフォロワーは約2.5万人となり、現在は「市川市観光協会特別PR担当」というお仕事も嘱託されております。
今は前職のIT企業を退職し、街や店舗を応援する広告・PR業として独立開業しております。
この記事ではSNSアカウントを開設した当時のお店の方の集客課題と、その時に解決してきたことをお伝えできたらと思います。
「本八幡あるある」から「地元のお店応援」へ
2013年にツイッターアカウントとして始めた本八幡botは、最初の頃こそ「本八幡あるある」の投稿をするだけでしたが、次第に街の飲食店も紹介していくようにもなりました。
私自身が独立志向のあるタイプだったこともあり、自力でお店を運営している方への尊敬の念が強く、今でもその想いが原動力の一つになっています。
長く続ける予定はありませんでしたが、飲食店さんからフォローいただいたことがきっかけで、より強く街へ目が向くようになりました。
SNSがグルメサイト依存を緩和させた
2013年当時、飲食店さんが主力としている広告媒体は断然大手グルメサイトでした。
その頃のツイッターはまだ日記サイト的な扱いで、お店の方も発行したクーポンのリンクをツイッターに載せ、導線の一つとして使っている程度でした。
当然SNS上でのコミュニケーションも重視されておらず、お店とお客さんも単に相互にフォローしているだけの関係でした。
強いグルメサイトのドメインに費用を払う形で商業化されていた時代で、今でも美容・ギフト・越境ECなどの領域ではこの構造が一部継続しています。
この頃に拡散性のあるSNSでお店情報を詳細に発信し始めたのが本八幡botでした。
発信に伴ってフォロワーの中にいる常連さんから補足情報をいただいたり、新規の方から不安点の質問をいただくなど、地元コミュニティの中から情報が少しずつ集まるようになりました。
この辺りからお店の方が段々と本格的にSNSに注力しはじめ、グルメサイト依存を抜けてSNS上でファンを獲得するゲームチェンジを発生させることができたと考えています。
コミュニケーションが消費行動を変えた
SNS上で発生した本八幡の方々のコミュニティの中で、お店の方も巻き込んで雑談をすることがよくありました。仕事と関係のないところで交流が発生したことで、結果的にお店に関心を持って来店される方が増えたケースもあります。
お店に人が集まる理由は「安いから」「近いから」「便利だから」など損得面での動機もたくさんありますが、「店主さんの人柄が好きだから」「お店の理念に共感したから」「コミュニティがそこにあるから」などコミュニケーション面での動機がどんどん強くなっていっていると感じます。
お店独自の個性を積極的に見せていくことでよりファンを獲得していく流れは、今でも変わらないものだと感じます。
SNSでの共感が実際に来店客を増やした例
Xでの例:市川市動植物園
出典:市川市動植物園
お猿のパンチくんで有名な園です。
育児放棄された子猿がぬいぐるみを母親代わりに持ち歩く姿が共感を呼び、広報の方が作った「#がんばれパンチ」のハッシュタグで世界的なブームにまでなりました。
このようなハッシュタグはUGC(User Generated Content)と呼ばれ、ファンの間で合言葉のように広がっていく性質を持っています。
パンチ君について投稿している海外の方に本八幡botのアカウントを使って園のアカウントを紹介して回ったところ、海外の認知も獲得。またたく間に20万フォロワーを達成し、来場者数も実に4倍にまで激増。その一助になれました。
広報の方が考え抜いた非常に優秀な園運営の判断も高く評価され、投稿すれば必ずバズるという理想的なプロモーションを実現しています。
Instagramでの例:カフェgoodie!
出典:カフェgoodie!
デザイナー夫婦の方が新しく開業したカフェです。
店舗作りにもデザインの力が存分に発揮され、内装だけでなくメニューや宣材写真までプロの仕上がり。
どこを取ってもデザイン性が一貫していることで、洗練された世界観を築いています。
さらにはInstagramの投稿にもデザインが施されていることで統一感が非常に高く、開業4ヶ月にして2000フォロワーを獲得しています。
来店したお客さんがついついシェアせずにはいられないような魅力ある商品で溢れ、ファンがファンを呼んで成長を続けています。
このカフェは住宅街の裏路地にあるにも関わらず、SNSの強さがそのハンデをカバーしています。
たまたまふらっと入る機会来店でなく、お店を目指して来る目的来店での集客を実現させています。
どんなお店にも必ず、店主さんにしか語れないストーリーが例外なくあります。
SNSでの投稿に迷ったら、一度そのストーリーに立ち返って見ると、新たなヒントが得られるかも知れません。

