小売店や飲食店など、さまざまな店舗の会計設備として導入されているPOSレジは、実は美容室にも便利な機能が豊富に備わっています。
しかし、POSレジには多様な種類があり、美容室に適したものをどのようにして選べば良いか、わからない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、POSレジの導入を検討している美容室経営者の方に向けて、美容室向けのPOSレジに備わっている便利な機能や、導入するメリットを解説します。
また、記事後半では美容室での導入におすすめのPOSレジを8選に加えて、汎用型・無料サービスも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
POSレジとは?
POSレジとは、POSシステムが備わっているレジ設備全般を指す用語です。POSシステムは、「Point of Sales」の略称で、販売時点情報管理システムを意味します。
POSレジを介して商品やサービスの会計を行った際に、会計情報が自動的に記録・蓄積されていくため、いつどのような商品・サービスがどれだけ売れたのかを分析できる点が特徴です。
また、POSレジにはさまざまな機能が備わっている上に、自動釣銭機が搭載されていたり、キャッシュレス決済に対応したりしているものも多くあります。
そのため、自店舗の業務オペレーションに合わせて最適なPOSレジを導入すれば、店舗の業務効率化や管理負担の軽減、経営戦略の立案などに活用できて便利です。
参考記事:POSレジ・POSシステムの違いとは?主な機能と導入方法まとめ
美容室向けのPOSレジに備わっている機能
美容室向けのPOSレジには、レジ機能以外にも多くの機能が備わっています。まずは、POSレジを導入するとどのような機能が活用できるのかを把握することで、自店舗に必要な機能はどれなのかを検討しやすくなるでしょう。
| 機能 | 機能詳細 |
|---|---|
| 販売管理機能 | サービス利用時の合計金額の計算、割引・クーポン対応、領収書やレシートの発行、 決済手段の選択など、会計処理全般をスムーズに行うレジ業務に欠かせない機能。 |
| 在庫管理機能 | シャンプー・トリートメント・ケア商品などの在庫状況をリアルタイムで反映し、在庫不足や過剰在庫を抑止できる機能。 ECショップと連携すれば、販売状況に応じて実店舗の在庫数に連動した販売量調整も自動化できる。 |
| 顧客管理機能 (顧客カルテ連携機能) |
会員情報・施術履歴の記録、ポイント管理、誕生日・来店頻度による特典設定などが行える機能。 ヒアリング内容の記録により、アレルギー対応や個別の要望なども把握できる。 |
| 売上分析機能 | 日別・週別・月別の売上推移や時間帯別・商品別の販売実績を自動的に集計・記録する機能。 複数店舗経営の場合、店舗ごとの売上傾向や前年比較もできる。 |
| 勤怠管理機能 | 従業員の出退勤打刻、休暇申請・承認、残業時間の管理などを行う機能。 勤怠記録と給与ソフトを連携できるタイプも多く、給与計算の自動化も容易。 |
| シフト作成機能 | 従業員からシフト希望を募り、希望情報をもとに自動的にシフトを作成する機能。 作成されたシフトの共有・変更内容の反映にも対応可能。 |
| 予約管理機能 | SNSや公式サイト、各種ポータルサイトから入った予約を一元管理する機能。 予約枠の確保や空き状況のリアルタイム反映により、予約の重複抑止に役立つ。 担当者別の予約枠管理が可能なサービスもある。 |
| LINE連携機能 | POSシステムとLINE公式アカウントやLINEミニアプリの連携ができる機能。 連携によって、セグメント配信やLINE公式アカウントからの予約、LINEミニアプリの呼び出し機能などが利用できる。 |
これらの機能のうち、多くのPOSレジに備わっている基本的な機能について、以下で詳しく解説します。
顧客管理機能
顧客管理機能は、美容室向けだけでなく多くのPOSレジに備わっている基本的な機能の1つです。顧客管理機能では、店舗の顧客1人ひとりの情報が管理できるため、美容室でのカルテ管理が容易になります。
来店履歴や前回受けた施術メニュー、顧客の特徴(髪のクセや要望など)を登録しておけば、紙での管理からデジタル化が実現できる点が特徴です。
顧客管理機能を活用すれば、「前回の来店から〇カ月以上経過している人を対象に、クーポン券の情報を発信する」など、販促・集客戦略にも役立ちます。
予約管理機能
予約管理機能は、顧客から店舗に入った予約をPOSレジで一元管理できる機能です。予約が入るルートはいくつかあるため、自店舗の予約方法に対応しているPOSレジを導入すると良いでしょう。
例えば、美容系ポータルサイト経由や自社サイト経由のほか、店舗アプリや電話、店頭での次回予約などが挙げられます。
オンラインでの予約はPOSレジと連携させ、電話や店頭予約などのオフライン予約は直接POSレジの予約管理機能に登録するなどして、予約情報を集約することで管理しやすくなるでしょう。
勤怠管理機能
勤怠管理機能も、POSレジに備わっている便利機能の1つです。美容室向けのPOSレジ以外にも備わっているものがあるため、美容室だけでなく勤怠管理機能を導入したいさまざまな店舗で利用できます。
勤怠管理機能では、タイムカードと連携させたり、勤怠情報を経理ツールと連携させて給与計算ができたりする点が特徴です。
また、シフト管理機能が備わっているPOSレジもあるため、従業員のシフト調整や出勤状況の管理も一元化できます。
在庫管理機能
美容室向けのPOSレジには、在庫管理機能が備わっている製品も多くあります。在庫管理機能は、小売店の商品在庫や飲食店の材料在庫など、仕入れが発生する業種で積極的に活用されている機能です。
美容室の場合、シャンプーやトリートメント・スタイリング剤・ケア用品などを店頭で販売している店舗で、在庫量を確認するのに役立ちます。
また、店舗アプリや自社サイトでECショップを展開している場合も、店頭販売とECショップ販売の状況をリアルタイムに反映できるため、注文重複の抑止に効果的です。
参考記事:POSレジの機能一覧|業種別のおすすめ機能と選び方のポイント
美容室向けPOSレジの導入費用目安
美容室向けPOSレジの導入費用は、3万円〜100万円程度が目安です。
費用は、導入するPOSレジの種類や必要な周辺機器、美容室向け機能の有無によって大きく変わります。例えば、手持ちのタブレットにPOSアプリを導入する場合は低コストで始められる一方、自動釣銭機付きのターミナル型POSレジや電子カルテ・予約管理機能を搭載したサービスでは導入費用が高くなる傾向があります。
美容室でPOSレジを導入する場合は、単なる会計機能だけでなく、顧客管理や予約管理、販促機能など、自店舗の運営に必要な機能を考慮して選ぶことが重要です。
| 導入タイプ | 初期費用目安 | 特徴 | 向いている美容室 |
|---|---|---|---|
| タブレットPOSレジ | 3万円〜20万円程度 | iPadなどの端末にPOSシステムを導入するタイプ。低コストで始めやすい | 個人経営・小規模サロン |
| 美容室向けPOSレジ | 10万円〜50万円程度 | 顧客カルテ、予約管理、売上分析など美容室向け機能を搭載 | 顧客管理やリピート施策を重視するサロン |
| ターミナル型POSレジ | 50万円〜100万円程度 | 専用端末や自動釣銭機などを備えた高機能タイプ | スタッフ数が多い店舗・複数店舗展開 |
導入費用の違いは「必要な美容室向け機能」で決まる
美容室向けPOSレジは、搭載されている機能によって費用が変わります。
例えば、会計機能のみであれば無料〜低価格で利用できるPOSレジもありますが、以下のような機能を追加すると費用が高くなる傾向があります。
費用に影響しやすい主な機能
- 顧客カルテ管理:施術履歴や顧客情報を管理
- 予約管理:Web予約や予約サイトとの連携
- 販促機能:ポイント・クーポン・LINE配信など
- 売上分析:スタッフ別・メニュー別の分析
- 在庫管理:ヘアケア商品の販売・在庫管理
導入時は初期費用だけで判断せず、必要な機能と月額料金を含めた総額で比較することが大切です。
【特化型】美容室・サロンにおすすめのPOSレジ8選
ここからは、美容室やサロン経営向けに特化したおすすめのPOSレジを8選紹介します。美容室の経営に特化しているタイプと、汎用性に優れたタイプがあるのもPOSレジの特徴です
。POSレジ機能や初期費用・ランニングコストなどが異なるため、導入する製品を選ぶ際は、自店舗にマッチするかを検討した上で選択すると良いでしょう。
| サービス名 | 初期費用 | 月額費用目安 | 導入形態 | 主な美容室向け機能 |
|---|---|---|---|---|
| A’staff Cloud | 120,000円〜 | 13,000円〜/月 | クラウド型 (PC・タブレット・スマートフォン対応) |
POSレジ、顧客管理、電子カルテ、予約管理、売上分析、勤怠管理、LINE連携 |
| SalonAnswer | 130,000円〜 | 9,800円〜/月 | クラウド型 (iPad対応) |
POSレジ、顧客管理、電子カルテ、予約管理、売上分析、LINEミニアプリ連携 |
| POS+ Beauty | 要問い合わせ | 14,000円〜/月 | クラウド型 (タブレットPOS) |
POSレジ、顧客管理、電子カルテ、売上分析、勤怠管理、スタッフ管理 |
| Treasure Box | 要問い合わせ | 要問い合わせ | クラウド型 | POS機能、顧客管理、予約管理、ポイント管理、クーポン管理、LINE連携 |
| Bionly | 要問い合わせ | 要問い合わせ | タブレット型 (iPad対応) |
POSレジ、顧客管理、予約管理、電子カルテ、販促配信 |
| USENレジ BEAUTY | 要問い合わせ | 要問い合わせ | タブレット型POS | POSレジ、顧客カルテ、来店履歴管理、販促機能、決済連携 |
| reservia POS | 要問い合わせ | 要問い合わせ | クラウド型 | POSレジ、顧客カルテ、予約管理、予約サイト連携 |
| Store Touch | 要問い合わせ | 要問い合わせ | iPad対応クラウド型 | POSレジ、顧客管理、売上管理、在庫管理、カルテ管理、スタッフ管理 |
Bizcanの調査データ
POSレジを選ぶときは、レジ機能だけじゃなく、周辺機器や決済方法への対応も確認しておくと安心だよ。
Bizcanに寄せられたPOSレジ導入相談(2026年1月〜6月)では、レシートプリンター連携を希望する店舗が73.7%、キャッシュレス決済対応を希望する店舗が71.1%だったよ!
これから導入する場合は、現在の会計方法や店舗運営に必要な機能を考えながら、自分のお店に合ったPOSレジを選んでみてね♪
A’staff Cloud

美容室向けに特化したPOSレジを導入するのであれば、A’staff Cloudがおすすめです。
基本のPOS機能はもちろん、美容室やサロン向けに特化した機能として、顧客管理・電子カルテの情報も集約できます。
顧客情報の管理に加え、施術履歴の集約、売上管理、予約情報の管理、勤怠管理、在庫管理も一元化できる点が魅力で、単なる会計業務用として活用するPOSレジではなく業務効率化ツールとしても役立つサービスです。
キャッシュレス決済、LINE公式アカウント、ネット予約機能、集客サイトとの連携などにもオプションサービスで対応しています。
SalonAnswer

Salon Answerは、美容室・サロン向けPOSレジの中でも、シンプルで操作性に優れたデザイン(UI)が特徴のサービスです。
クラウド対応しているため、インターネット環境さえあれば、タブレット端末や専用のアプリからいつでも店舗情報を確認できます。
また、外部システムとの連携も豊富で、LINEミニアプリを活用した予約システムや、milbon:iDと連携した売上集計・管理システムなど、多彩な運用方法ができるのも魅力です。
オプションのSalon Answerネット予約を活用すれば、ポータルサイトを経由せずに自店舗のシステムでも予約を受け付けられるようになります。
POS+ Beauty

POS+は、さまざまな業種に特化したPOSレジを提供している事業者です。POS+Beautyを導入すれば、美容室・サロン向けの機能を利用できます。
POS+Beautyでは、売上管理・売上分析機能や顧客管理機能など、基本的な機能が備わっているほか、顧客カルテの電子化も可能です。
さらに、スタッフ別の目標管理機能や施術内容の管理機能も備わっているため、スタッフ育成や指導管理にも活用できます。
スタッフの勤怠管理機能も搭載しているので、POS+Beauty1つで美容室の店舗管理をトータルで効率化できる点が魅力です。
Treasure Box
Treasure Boxは、エステサロンやネイルサロン、リラクゼーションサロン向けのクラウド型顧客管理システムです。予約管理や顧客管理だけでなく、支払処理や売上管理にも対応しており、サロン運営に必要な業務を一元管理できます。
POSレジとして利用できる会計機能では、予約情報と連動した支払い処理や割引・コースチケット・プリペイド管理に対応しているほか、レシートプリンターやキャッシュドロアとの連携も可能です。
また、ポイント管理やLINE連携、メール・DM配信などの販促機能も備えており、会計業務の効率化だけでなく、リピーター獲得や顧客満足度向上にも活用できます。
一部の機能はオプションでの対応となるため、詳しくはお問い合わせください。
Bionly

Bionlyは、美容室・サロン特化型の累計導入実績5,000件を超えるPOSレジサービスです。
iPadにPOSレジ機能をダウンロードして導入できるため、小規模店舗や個人経営店でも導入しやすく、設置場所を限定せずに持ち運びができる特徴があります。
ほかの美容室向けPOSレジと同様に、顧客管理機能や予約管理機能が備わっているほか、手書きメモや画像を残せる電子カルテ機能も搭載しています。
また、メール配信・プッシュ配信機能も備わっているため、再来店を促す施策やしばらく来店がない顧客へのアプローチに活用できるのも魅力です。
USENレジ BEAUTY

美容室・サロン特化型のPOSレジを導入したい場合は、USENレジ BEAUTYもおすすめです。顧客のカルテや、来店履歴などの情報が一元管理できます。
タブレットPOSレジなので設置場所も省スペースで導入でき、独自の公式アプリが作成できる外部機能も活用可能です。顧客カルテの情報にメールアドレスを登録すれば、DM送付による販促施策にも活用できます。
reserviaPOS

美容室・サロン特化型のPOSレジを導入するなら、reservia POSの導入もおすすめです。
外部の予約ポータルサイトとの連携にも対応しており、クラウドマーケット社「BMS」を契約していれば、さまざまな窓口からの予約を一元管理できます。
顧客カルテの管理機能が備わっていることはもちろん、 美容室・サロン向けの予約管理システム「reservia」との連携も可能です。
有償サポートにも対応しているので、導入後のトラブルに不安がある方は加入を検討してみると良いでしょう。
Store Touch
出典:株式会社リレーションズ
Store Touchは、株式会社リレーションズが提供する理容室・美容室向けに特化したPOSレジサービスです。iPadを活用したクラウド型POSレジで、売上管理や在庫管理、顧客管理などサロン運営に必要な機能を一元化できます。
キャッシュレス決済や外部システムとの連携にも対応しているほか、カルテ作成やスタッフ登録など理容室・美容室で導入しない機能が豊富に備わっているのも特徴です。
シンプルで直感的な操作性を備えているため、POSレジを初めて導入する店舗でも運用しやすく、日々の会計業務やデータ管理の効率化につながります。
【汎用型】美容室・サロンにおすすめのPOSレジ4選
以下では、汎用性に優れたPOSレジを4選紹介します。
美容室に特化したサービスではないものの、美容室での導入実績も豊富なサービスです。シンプルなPOS機能が備わっていれば良い、という方に適しています。
スマレジ

汎用型のPOSレジを導入して、自店舗に合う活用方法を構築していきたいという場合は、スマレジの活用がおすすめです。スマレジは、0円から始められるクラウドPOSレジとして知られており、基本のレジ機能のみであれば無料で利用できます。
ホットペッパービューティー・EPARKなどの予約情報を一元管理できる「LTV-Salon」や、LINEミニアプリのデジタル会員証「EDWARD」など、追加のアプリ連携に対応しているのも特徴です。
追加のアプリ連携には、月額利用料の負担が別途かかるものの、自店舗のオペレーションにマッチするカスタマイズ選択の広さに定評があります。
Squareレジスター

汎用型のPOSレジを導入したいのであれば、Squareのサービス利用もおすすめです。Squareは、POSレジのSquareレジスターのほか、キャッシュレス決済端末のSquareターミナルも利用できます。
周辺機器を一式導入しても、約20万円ほどとレジ設備の中ではリーズナブルです。無料で、独自の予約サイトを構築できる機能も備わっています。
Squareオンラインビジネスを活用すれば、シャンプーやヘアケア用品のオンラインショップも解説できる点が魅力です。
Airレジ

Airレジは、株式会社リクルートが提供している無料のPOSレジアプリです。美容室に特化しているPOSレジというよりも、汎用性に優れたサービスになっています。
顧客管理機能や割引機能、予約管理機能などの美容室経営に便利な機能が備わっており、美容室に特化したPOSレジと同等の性能を利用できる点が特徴です。
また、顧客の来店履歴をもとに、好みや消費傾向を分析できるため、販促・集客戦略にも活用できます。
初期費用・月額費用ともに無料で、iPadやレシートプリンターなどの機器を揃えれば、決済手数料のみで利用できるのも魅力です。
BCPOS

汎用型のPOSレジを美容室で導入するなら、BCPOSもおすすめです。BCPOSは、オールインワンタイプのPOSレジシステムで、セミセルフレジとしても導入できます。
インボイス対応で複数税率の会計処理も簡単に行えるほか、会計ソフトやECサイトなどの外部システムとの連携も可能です。
顧客カルテ機能やポイントカード機能も備わっているので、小規模店舗でも多機能・高性能なレジ設備を導入できます。無料で利用できる店舗アプリ「みせめぐ」も、集客・販促施策の実施に効果的です。
無料で導入できる美容室向けのおすすめPOSレジ3選
POSレジの中には、無料で導入できるサービスもあります。機器類の導入にキャンペーンが適用されるものや、クラウドタイプでお手持ちのタブレット端末にインストールできるものなど、種類はさまざまです。
ただし、無料で利用できるPOSレジの機能には制限が設けられていることも多いため、高度な機能を利用したい場合は有料プランの利用をおすすめします。
ここでは、無料で導入できるPOSレジを3選見ていきましょう。
スマレジ

おすすめのPOSレジで紹介したスマレジは、0円で導入可能なPOSレジサービスです。クラウドPOSレジサービスのため、お手持ちのiPadやiPhoneにインストールすれば、基本のレジ機能が無料で利用開始できます。
レジ機能のみ、お試しで導入してみたいという場合にも最適です。業種ごとの専門的な機能を利用したい場合は、有料プランへの加入が必要になります。
STORES

美容室で無料利用できるPOSレジを導入するなら、STORESもおすすめです。STORESは、予約管理機能やカルテ連携にも対応しているPOSレジで、基本のレジ機能のみであれば無料で利用できます。
ただし、無料のフリープランでは予約管理やECショップ連携などの機能が利用できないため、注意してください。まずはレジ機能を試してみて、将来的に有料プランに切り替えたい、という方に最適です。
Airレジ

無料で導入できるPOSレジを選ぶのであれば、Airレジもおすすめです。Airレジには有料プランがないため、すべての機能を無料で利用できます。
ただし、キャッシュレス決済機能を利用する場合は、別途決済手数料がかかるため、他社のPOSレジのキャッシュレス決済手数料とも比較しながら検討してください。
POSレジアプリなので、タブレット端末やパソコンにインストールして利用開始できます。また、機器類を一式揃えたい場合でも、約12万円~15万円ほどで揃えられるので手頃な価格で導入しやすいサービスです。
美容室でPOSレジを導入するメリット

美容室でPOSレジを導入するメリットには、以下の点が挙げられます。
美容室向けPOSレジの主なメリット
- 顧客カルテの管理ができる
- 予約管理ができる(機能による)
- 売上管理・在庫管理・各種分析ができる
- キャッシュレス決済に対応できる(機種による)
美容室向けのPOSレジには、顧客情報管理機能が備わっているものが多く、カルテの管理をデジタル化することが可能です。
また、予約管理システムが備わっている製品では、外部の予約ポータルサイトや自社のWebサイト、SNSを経由した予約などを一元管理できるものもあります。
売上情報の管理・分析ができるほか、ヘアケア商品の在庫管理も可能です。在庫管理をECショップと連携できるPOSレジもあります。
複数のシステムを導入するよりも、美容室向けのPOSレジを導入して一本化した方が、負担負担の軽減にもつながるでしょう。
美容室で導入するPOSレジの選び方
美容室で導入するPOSレジを選ぶとき、比較すべきポイントは以下の3点です。
美容室向けPOSレジの選び方
- 機能で選ぶ
- 導入費用で選ぶ
- POSレジの種類で選ぶ
それぞれ、具体的にどのような項目で比較すれば良いのか、意識しておきたい判断基準について解説します。
機能で選ぶ
美容室で導入するPOSレジは、備わっている機能で比較検討するのも選び方の1つです。
自店舗の業務オペレーションや管理方法、使用しているツールなどに合わせて、活用したい機能をリストアップしておくと良いでしょう。
とくに意識しておきたいのは、どのような外部システムと連携できるかという点です。
美容系ポータルサイトの予約を一元管理できるのか、在庫管理機能はECショップと連携可能かなど、複数のシステムを横断的に管理・活用できる製品を選べば、業務効率化や管理負担の軽減につながります。
導入費用・運用コストで選ぶ
導入費用や運用コストで比較した上で導入する製品を選ぶのも、美容室向けのPOSレジを比較検討する際のポイントです。
POSレジは、導入費用が無料のものもあれば、導入費用さえ支払えば月額利用料がかからず、決済手数料のみの支払いで運用できるものもあります。
どのような費用形態になっているのかを比較し、自店舗の予算内に収まるPOSレジを選びましょう。また、決済手数料が発生するPOSレジの場合は、手数料率も確認しておくと安心です。
売上・収益に大きく影響するポイントになるため、契約前にチェックしておきましょう。
参考記事:【2026年最新】POSレジ導入に利用できる補助金・助成金5選|金額や申請要件について解説
POSレジの種類で選ぶ
美容室で導入するPOSレジは、POSレジの種類で選ぶのもおすすめです。
具体的には、以下のような種類のPOSレジがあります。
| POSレジの種類 | 特徴 | 向いている美容室・サロン |
|---|---|---|
| ターミナル型POSレジ | レジ専用端末として利用するタイプ。会計業務に必要な機能が一体化されており、安定した運用がしやすい。 | 複数スタッフが在籍する美容室、来店数が多い大型サロン、長期的に店舗運営を行いたいサロン |
| 自動釣銭機搭載型POSレジ | 現金の受け渡しや釣銭計算を自動化できるタイプ。会計ミスの削減やレジ業務の効率化につながる。 | スタッフ数が多い美容室、会計業務の負担を減らしたいサロン、セルフ会計を導入したい店舗 |
| パソコン型POSレジ | パソコンにPOSシステムを導入して利用するタイプ。既存設備を活用しやすく、データ管理にも適している。 | 売上分析や顧客情報管理を重視する美容室、複数店舗の管理を行いたいサロン |
| タブレット型POSレジ・モバイル型POSレジ(スマホ型POSレジ) | iPadやスマートフォンなどを利用するタイプ。省スペースで導入しやすく、初期費用を抑えやすい。 | 個人経営の美容室、小規模サロン、初めてPOSレジを導入する店舗、低コストで始めたいサロン |
設置場所が狭く、コンパクトなPOSレジを導入したい場合は、パソコンPOSレジやタブレットPOSレジ・モバイルPOSレジなどを導入すると良いでしょう。
一方で、店舗規模が大きい場合は、レシートプリンターやキャッシュレス決済端末がセットになっているターミナル型POSレジや、自動釣銭機搭載型POSレジが最適です。
また、コンパクトなPOSレジは、端末にPOSシステムをダウンロードして利用する「クラウド型POSレジサービス」になっていることも多く、導入費用を抑えたい場合にも適しています。
ターミナル型POSレジや自動釣銭機搭載型POSレジの場合、導入費用の負担が大きくなる点に注意してください。
参考記事:POSレジのおすすめ14選|業種ごとに最適なシステムを比較紹介!
まとめ
POSレジは、数多くのサービスが提供されており、小売業・飲食店などの店舗で導入されているほか、クリニックでカルテと連携させてデータ管理を行っているようなケースも増えています。
美容サロンで導入する場合、汎用的な利用ができるPOSレジの導入もおすすめですが、美容室向けに特化した機能が備わっているサービスを利用するのも便利です。
自店舗でどのようにしてPOSレジを活用していきたいのかを明確にした上で、最適な機種を導入しましょう。


