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2025/06/11

顧客管理機能が使えるPOSレジ4選!導入するメリットや選び方・できることを解説

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POSレジで顧客管理
3分でわかるCASHIER
3分でわかるCASHIER
飲食店や小売店以外にも幅広い業種、規模に選ばれている理由を成功事例をもとに解説しています。

顧客の情報を収集して、カウンセリングに役立てたり、顧客の属性ごとに集客・販促施策を実施したりと、顧客管理に取り組む企業は少なくありません。

顧客を管理する手段は多種多様にありますが、顧客管理システムを導入せず、POSレジの顧客管理機能を利用するのも選択肢の1つです。

本記事では、顧客管理の重要性やPOSレジに備わっている顧客管理機能の詳細、POSレジで顧客管理を行うメリットについて解説します。

また、優れた顧客管理機能が備わっているおすすめのPOSレジも4選紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

目次

顧客管理の重要性とは

両手でタブレットをもつ人と顧客管理のデジタルイメージ

顧客管理が重要視されるのは、顧客との関係性構築が企業にとって欠かせない経営戦略の1つであることが理由です。広告や宣伝施策を講じて集客を行って売上に結びついたとしても、一度きりで途絶えてしまい、収益の安定につながりません。

顧客管理によって、顧客の属性(年齢・性別・住所・職業・趣味趣向など)や購買履歴を記録することで、顧客のニーズに合わせたアプローチ戦略が実施できます。

例えば、顧客が購入した商品の新シリーズが発売されたタイミングで、DMやメルマガ・セグメント配信を行うような方法です。購買意欲の高い顧客に絞って集客・販促施策が実施できるため、新たな売上につながりやすくなります。

また、美容サロンやクリニックなど、顧客のカルテ情報を管理するのも顧客管理の1つです。前回の来店・来院時にカウンセリングした内容を確認できれば、顧客の負担を軽減できる上に、高品質なサービスの提供につながります。

POSレジの顧客管理機能でできること

POSレジとは、Point of salesの略称で「販売時点情報管理」を意味する設備で、POSレジシステムが備わったレジ設備全般のことです。POSレジの基本機能として、売上管理機能・在庫管理機能、レジ機能、キャッシュレス決済機能などが挙げられます。

POSレジの中には、ほかにもさまざまな機能が備わっている機種があり、顧客管理機能もその1つです。顧客管理機能自体は、すべてのPOSレジに備わっている機能ではないものの、売上情報と紐づけて管理できる特徴があります。

企業のITツールとして、顧客管理システムを単独で導入する選択肢もある中で、POSレジの顧客管理機能にはどのような利点があるのでしょうか。ここでは、POSレジに備わっている顧客管理機能でできることについて解説します。

会員情報の登録・集計・管理の効率化

POSレジの顧客管理機能では、会員情報の登録や集計を自動化できるため、管理の効率化が実現します。会員証やポイントカードなどをPOSレジで読み取ると、会計した際にPOSシステム上で自動的に氏名や住所・連絡先、生年月日などの情報が記録される仕組みです。

属性ごとに分類できるものもあれば、LINE公式アカウントと連携してセグメント配信が行えるものもあります。顧客がどのようなサービス利用・商品購入をしたのか、売上情報も記録できるため、一般的な顧客管理システムよりも集客・販促施策に活用しやすい点が特徴です。

顧客ニーズの分析と把握

POSレジの顧客管理機能では、顧客ニーズの分析と把握ができます。顧客が購入した商品や利用したサービスの情報から、季節や時間帯・曜日や売れ行きなどと組み合わせて傾向を分析できるためです。

例えば、アパレル店であれば、季節商品が入れ替わる時期や人気のカラー、年代ごとの傾向なども分析・把握できます。新商品や新サービスの開発に活用したり、集客・販促施策を実施するターゲットを絞って、コストを最適化するなど、さまざまな場面で活用できる機能です。

顧客ごとの予約管理

POSレジの顧客管理機能の中には、顧客ごとの予約管理ができるものもあります。飲食店や美容サロン、クリニック・医療機関向けのPOSレジに多く備わっているもので、担当者のシフト管理と紐づけられるサービスがあるのも特徴です。

顧客管理機能では、過去の予約記録も残せることから、再来店を促すアプローチ実施に活用できます。また、予約管理をアナログで行う必要がなくなるため、人的ミスの削減や予約重複のリスク回避にも効果的です。

カルテ情報の記録・照会

顧客管理機能が備わっているPOSレジなら、カルテ情報の記録・照会ができるものもあります。美容サロンやクリニック向けのPOSレジに多くある機能で、クリニック向けの製品の中には予約照会・受付を行う再来受付機と連携できるものがあるのも特徴です。

同じ内容のカウンセリングを繰り返したり、紙ベースのカルテを探したりする時間を削減できるため、待ち時間の短縮や回転率の向上につながります。

そのほか、一般的なPOSレジに備わっているほかの機能については、以下の記事で解説していますので、こちらもぜひ参考にしてください。

参考記事:POSレジの機能一覧|業種別のおすすめ機能と選び方のポイント

顧客管理機能が優れているおすすめのPOSレジ4選

ここからは、顧客管理機能が優れているおすすめのPOSレジを4選紹介します。各POSレジは、顧客管理機能以外にもさまざまな機能が搭載されているので、導入する店舗や施設の業種・業態、状況に応じて選定すると良いでしょう。

スマレジ

スマレジ公式サイト 出典:株式会社スマレジ

顧客管理機能が備わっているPOSレジを導入するなら、スマレジがおすすめです。スマレジは、クラウド型POSレジサービスで、タブレット端末があればダウンロードして利用を開始できます。タブレット端末やレシート一体型キャッシュドロア(mPOP)、バーコードリーダーがセットになった設備販売にも対応している点が特徴です。

スマレジの顧客管理機能では、顧客の購買履歴や合計金額を確認できます。また、会員に対するポイント付与も行えるため、会員登録による顧客情報の収集も可能です。

誕生月に合わせたメーリングリストの作成や、複数店舗の売上データを一元管理することにより、店舗全体における売れ筋商品の把握にも活用できます。拡張機能として、ポイントカードをデジタル化できる「スマレジアプリマーケット」や、従業員の出退勤管理・シフト管理ができる「スマレジタイムカード」とも連携できる点が魅力です。

CASHIER POS

CASHIER公式サイト

出典:株式会社ユニエイム

株式会社ユニエイムが提供しているレジ設備サービスの「CASHIER」でも、顧客管理機能が備わったPOSレジを取り扱っています。ベーシックなPOSシステムには備わっていないため、オプションでの導入が必要です。

CASHIERは設備の選択肢が豊富な点も魅力で、タブレットPOSレジ、POSシステムを搭載したタッチパネル式券売機、クリニックに最適な自動釣銭機搭載型POSレジなどがあります。

顧客管理機能では、顧客名・住所・電話番号のほか、メールアドレス・生年月日・性別・購入履歴などの情報を記録できます。会計時にポイントを付与できる、会員向けサービスも導入できる点が特徴です。顧客ごとのポイント管理では、累計ポイントもチェックできるため、店舗や施設の利用頻度も把握できます。

Airレジ

Airレジ公式サイト

出典:株式会社リクルート

株式会社リクルートが提供している決済・POSシステムサービスの「Airレジ」でも、顧客管理機能が利用できます。予約管理システムの「Airリザーブ」との連携も可能です。キャッシュレス決済端末の「Airペイ」とも併用できます。

手入力で顧客情報を登録する機能のほか、POSレジを介して販売した商品の情報も自動で紐づけられるため、顧客の来店日や会計回数なども記録できる点が特徴です。

飲食店や宿泊施設に役立つアレルギー情報や、個別の事情を自由に記録できる「お客様メモ」の記入欄も搭載しています。Airレジは、シフト管理システムの「Airシフト」、給与支払・採用管理システムの「Airワーク」など、同社の多彩なシステムと連携できるのも魅力です。

POS+(ポスタス)

ポスタス公式サイト

出典:ポスタス株式会社

さまざまな業種に特化したPOSレジを提供しているポスタスでも、顧客管理機能のオプションサービス「POS+ CRM」が利用できます。POSデータと会員データを連携できる点が特徴で、店舗アプリ・会員管理のオプションサービス「POS+ connect」やLINEを使ったメッセージ配信にも活用可能です。

また、メッセージを配信して終わるのではなく、配信したメッセージの効果測定として、メッセージを受け取ったユーザーの来店率や売上分析も行えます。

「POS+ CRM」は、基本的に飲食店向けのPOSレジプランのオプションサービスですが、小売業や美容サロン、クリニックなどで顧客管理を利用したい場合は「POS+ connect」の利用がおすすめです。

顧客管理をPOSレジで行うメリット

顧客管理をPOSレジで行うメリットは、以下の3項目です。

  • システムを一本化できる
  • 売上情報や購買履歴と組み合わせて分析しやすい
  • 会計・清算業務の効率化につながる

それぞれ、具体的に業務フロー上どのような影響があるのか、店舗・施設にどのような効果をもたらすのかを解説します。

システムを一本化できる

顧客管理機能が備わっているPOSレジを導入すると、システムをPOSレジに集約できるメリットがあります。POSレジと顧客管理システムを分けて導入すると、売上情報とリアルタイムに連携できません。POSレジとの連携が可能な顧客管理システムであっても、2つのシステムを管理する負担が生じます。このような管理負担を解消できるほか、システムを一本化することにより、システム導入費用の削減にもつながるでしょう。

売上情報や購買履歴と組み合わせて分析しやすい

POSレジ上で顧客管理機能を利用すれば、売上情報と顧客データを紐づけて管理できるため、幅広い分析が行えるメリットもあります。顧客がどのような買い物やサービスをしたのか、特定の商品やサービスの購入・利用者層にはどのような傾向があるのか、スムーズに顧客分析ができます。

小売店のみならず、飲食店のメニュー開発や仕入れ量の調整、美容サロンにおける新たなサービスの立案など、さまざまな業種・業態の店舗や施設での導入に最適です。

会計・清算業務の効率化につながる

会計・清算業務の効率化につながるのも、顧客管理機能が備わっているPOSレジを導入するメリットの1つです。一般的な顧客管理システムには、レジ機能がないことから、会計・清算業務はスタッフが行わなければなりません。

一方で、顧客管理機能が備わっているPOSレジなら、基本的なレジ機能が利用できるため、キャッシュレス決済やセルフレジ端末による会計・清算業務のセルフ化も実現できます。

自動釣銭機搭載型のPOSレジであれば、釣銭ミスの抑止やレジ締め作業の効率化にもつながるため、顧客管理と会計・清算業務効率化の両立を図りたい方におすすめです。

顧客管理ができるPOSレジの選び方

5つ並んだ木製ブロックのうち1つを指さすイメージ

顧客管理機能が備わったPOSレジは多数ありますが、自店舗にマッチする製品を選ぶには、以下のポイントを意識することが大切です。

  • 導入費用・運用コストで比較する
  • 顧客管理機能以外の機能をチェックする
  • 連携に対応している外部システムを確認する
  • サポートサービスの充実度で選ぶ
  • 自動釣銭機の導入可否で判断する

POSレジを導入する際は、顧客管理機能以外の機能にも目を向ける必要があります。基本的なレジ機能や、連携に対応している外部システムの種類をチェックしておくことも欠かせません。

例えば、飲食店であればモバイルオーダーや店舗アプリ、小売業であれば在庫管理機能の有無、クリニックであればカルテ・レセコンとの連携可否などです。

ただし、機能が豊富になるほど、オプション料金が加算されるケースも多いため、予算とのバランスを見極めながら選定する必要があります。

また、POSレジの導入コストを抑える手段として、POSレジの導入に利用できる補助金・助成金制度を活用するのも選択肢の1つです。以下の記事で詳しく解説しています。

参考記事:【2025年最新】POSレジ導入に利用できる補助金・助成金5選|金額や申請要件について解説

まとめ

顧客管理機能が備わっているPOSレジは、売上情報と顧客情報を連動させて記録できる特徴があります。とくに、顧客情報を集客や販促、新商品・新サービスの開発に活用したい場合におすすめの設備です。

ただし、POSレジはさまざまなサービスが展開されているため、自店舗に合う機能や性能のものを見極める必要があります。以下の記事では、おすすめのPOSレジを業種別で紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてください。

参考記事:POSレジのおすすめ9選|業種ごとに最適なシステムを比較紹介!

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飲食店や小売店以外にも幅広い業種、規模に選ばれている理由を成功事例をもとに解説しています。

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