小売業や飲食業・美容サロン業・クリニックなど、幅広い業種で導入されているレジ設備がPOSレジです。
POSレジといえば、「自動釣銭機搭載型の大型設備を導入しなければならない」というイメージをお持ちではないでしょうか。
しかし、小規模店舗や個人店舗など、設置場所や導入にかけられる費用が限られている場合、高価な大型のレジ設備を導入できないケースも多いでしょう。
そこで今回は、小規模店舗や個人店舗でも導入しやすい「クラウド型POSレジシステム」について、導入するメリット・デメリットや、おすすめのサービスを紹介します。
クラウドPOSレジおすすめ9選の比較一覧
クラウドPOSレジは、サービスによって料金や対応業種、外部システム・周辺機器との連携範囲が異なります。
とくに、無料で利用できるか、複数店舗管理に対応しているか、モバイルオーダーや自動釣銭機などと連携できるかは、導入後の使いやすさに影響するポイントです。
| サービス | 月額料金目安 | おすすめの業種・店舗 | 主な機能・連携 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| スマレジ | 0円〜 | 飲食店・小売店・美容サロンなど | 売上分析 在庫管理 キャッシュレス決済 自動釣銭機 外部アプリ連携 |
無料から始められ、業種や店舗規模に応じて機能を拡張しやすい |
| Airレジ | 0円 | 個人店・小規模店舗 | 売上管理 商品管理 顧客管理 キャッシュレス決済連携 |
基本的なPOSレジ機能を無料で利用でき、初期コストを抑えやすい |
| ハピレジ | 要問い合わせ | 飲食店・小売店・多店舗展開 | 売上分析 顧客管理 モバイルオーダー 自動釣銭機 キャッシュレス決済 |
会計だけでなく、オーダーや周辺機器まで含めて店舗運営を効率化しやすい |
| Square | 0円〜 | 小規模店舗・飲食店・サービス業 | キャッシュレス決済 売上管理 オンライン販売 会計ソフト連携 |
決済との親和性が高く、省スペース・低コストで導入しやすい |
| CASHIER | 2,200円〜 | 飲食店・小売店 | 券売機 セルフレジ モバイルオーダー 自動釣銭機 在庫管理 |
POSレジだけでなく、券売機やセルフレジなど多彩な機器構成に対応 |
| ツナグNe! | 要問い合わせ | 飲食店・2店舗以上の中小チェーン | 複数店舗管理 ハンディ モバイルオーダー 売上分析 |
単店舗から多店舗展開まで同じクラウド基盤で運用しやすい |
| NECモバイルPOS | 要問い合わせ | 飲食店・多店舗チェーン | 複数店舗管理 商品マスタ管理 ハンディ モバイルオーダー 外部サービス連携 |
本部管理や多店舗運営に強く、飲食チェーンの店舗標準化を進めやすい |
| USENレジ | 要問い合わせ | 飲食店・美容サロンなど | 売上管理 オーダーシステム キャッシュレス決済 サポート |
業種別サービスと導入・運用サポートを組み合わせやすい |
| A’staff Cloud | 13,000円〜 | 美容室・エステ・ネイル・まつげサロン | 顧客管理 電子カルテ 予約管理 売上分析 勤怠管理 在庫管理 |
美容・サロン業界に特化し、会計から顧客カルテ・予約・売上管理まで一元化しやすい |
※料金や対応機能はプラン・導入構成によって異なります。最新情報は各サービスの公式情報をご確認ください。
クラウド型POSレジとは?
クラウド型POSレジとは、POSレジシステムを経た売上情報や在庫情報を、クラウド上で管理できるアプリケーションのことです。
POSレジ本体のサーバーにデータを保存しておく必要がないため、コンパクトな設備かつセキュリティの高いデータ管理が実現できます。
クラウド型POSレジは、パソコンやタブレット端末・スマホなどにシステムをインストールして、導入する方法が一般的です。
参考記事:POSレジ・POSシステムの違いとは?主な機能と導入方法まとめ
クラウド型POSレジの導入に向いている店舗
クラウド型POSレジの導入に向いているのは、以下の店舗です。また、セットで導入するのにおすすめの、相性の良い設備・システムについても確認しておくと良いでしょう。
| 店舗タイプ | 向いている理由 | 相性の良い設備・システム |
|---|---|---|
| 個人飲食店 | 初期費用を抑えて導入しやすく、iPadなどを活用して省スペース運用ができるため。売上分析やモバイルオーダーとの連携もしやすい。 | モバイルオーダー キャッシュレス決済端末 |
| 多店舗展開の飲食チェーン | クラウド上で売上・在庫・スタッフ情報を一元管理しやすく、本部管理や店舗比較にも対応しやすい。 | モバイルオーダー 自動釣銭機 |
| 小売店 | リアルタイムの在庫管理や売上分析がしやすく、ECショップとの在庫連携にも対応しやすい。 | キャッシュレス決済端末 セルフレジ |
| 美容室・サロン | 予約管理や顧客管理との連携に強く、カルテ・来店履歴・指名管理などを効率化しやすい。 | 予約管理システム キャッシュレス決済端末 |
| キッチンカー・移動販売 | 持ち運びしやすく、インターネット環境があれば屋外イベントや移動販売でも運用しやすい。 | キャッシュレス決済端末 モバイルオーダー |
| EC併用店舗 | 実店舗とネットショップの在庫・売上をクラウド上で一元管理しやすく、在庫切れや販売ミスを防ぎやすい。 | 在庫管理システム キャッシュレス決済端末 |
クラウド型POSレジのおすすめサービス6選
ここからは、クラウド型POSレジの中から、おすすめのサービスを6選紹介します。サービスごとの特徴や強みなども解説していますので、導入するPOSレジ選びの参考としてお役立てください。
スマレジ

0円から利用開始できるクラウドPOSレジを提供しているのは、株式会社スマレジです。スマレジは、端末があれば基本的なレジ機能のみであれば、導入費用・月額料金どちらも無料で利用できます。
クーポン券の発行や高度な売上管理・在庫管理・データ分析が行いたい場合は、有料プランに加入すると良いでしょう。
また、利用開始から30日間のみすべての機能を無料で利用できるので、欲しい機能に応じてプランを選択するのもおすすめです。有料プランは、月額5,500円から加入できます。
CASHIER POS

CASHIERのクラウドPOSレジなら、低コストで多機能なPOSレジを導入できます。タブレット端末にクラウドPOSレジをインストールして導入する方法のほか、ターミナルPOSレジやセルフレジ・券売機として設置できる端末があるのも特徴です。
キャッシュドロアだけでなく、自動釣銭機の導入にも対応しているので、店舗のニーズに合わせて導入する機器を選定できます。
飲食店に嬉しいモバイルオーダー機能やキッチンプリンターとの連携機能、小売店に便利な在庫管理機能・ECショップ機能などもあるため、業種に応じて多彩な活用ができるのも魅力です。
ハピレジ
飲食店でクラウド型POSレジを導入するなら、ハピレジがおすすめです。基本のレジ機能だけでなく、顧客管理や詳細な売り上げ分析が行えるほか、タブレットオーダー(テーブルトップオーダー)やモバイルオーダーとの連携導入にも対応しています。
シンプルな操作性で現場スタッフでも扱いやすく、個人店舗に加えて多店舗展開する大規模チェーン店での導入にも最適なサービスです。
自動釣銭機や、キャッシュレス決済端末との連携を行いたいという飲食店にも向いています。また小売店での導入にも対応している点が特徴で、電子レシートの発行でペーパーレス化を図りたい店舗にもおすすめです。
Squareレジスター

クラウド型POSレジの導入を検討しているなら、Squareレジスターがおすすめです。タブレット型POSレジとして導入できるレジ設備なので、コンパクトで設置場所を選びません。
また、キャッシュレス決済端末の「Sqareターミナル」や「Sqareリーダー」との併用も可能で、クラウド会計ソフトのfreeeやMoney Forwardなどの外部システムとも連携できます。
アカウントを登録してPOSレジシステムをインストールすれば、お手持ちの端末で利用を開始できるのも特徴です。タブレット端末やスタンド、レシートプリンターなどの周辺機器の販売にも対応しています。
Airレジ

リクルート株式会社が提供しているAirレジは、無料で利用を開始できるクラウド型POSレジです。アプリをインストールすれば利用を開始できるため、お手持ちのデバイスをPOSレジとして活用できます。
また、POSレジアプリ用のタブレット端末やレシートプリンター、キャッシュドロア・バーコードリーダーなどの周辺機器を一式揃えることも可能です。
基本的に導入時の初期費用は設備の購入にかかる費用のみで、お手持ちの端末にインストールすれば無料で利用できます。また、月額料金も0円で、決済手数料の負担のみで利用できることから、低コストでPOSレジを導入したい方におすすめです。
ツナグNe!

ツナグNe!は、飲食店向けにPOSレジ・ハンディ・モバイルオーダー・管理画面などを提供するクラウドPOSレジです。
飲食店特有のオペレーションに対応しており、分割会計・合算会計のほか、食べ放題メニューやオプション選択、テーブル管理などの機能を利用できます。売上情報はリアルタイムで確認でき、時間帯別・商品別などの売上分析にも対応している点が特徴です。
POSレジとモバイルオーダーを連携できるため、注文受付から会計、売上管理まで一連の店舗業務を効率化したい飲食店に適しています。
また、LINE連携を活用した販促にも対応しているため、会計・注文業務の効率化だけでなく、来店後の顧客へのアプローチにも活用できるサービスです。
USENレジ

クラウド型POSレジを導入したいなら、USENレジもおすすめです。USENレジの特徴は、業種特化型のPOSレジを導入できる点です。
コンパクトで設置しやすく、直感的に操作可能なインターフェースも魅力で、飲食店のレジ業務を効率化できます。キャッシュレス決済端末のほか、モバイルオーダー・タブレットオーダー・ハンディオーダーなど、多彩なオーダーシステムとの連動も可能です。
レジの初期設定も行ってもらえるので、初めて飲食店を開業する個人経営者の方にも適しています。
NECモバイルPOS

NECモバイルPOSは、日本電気株式会社(NEC)が提供している飲食店向けのクラウド型POSレジです。iPadをPOS端末として利用でき、5店舗以上の多店舗展開する飲食チェーンに適しています。
とくに多店舗運営に強く、各店舗の売上データをクラウド上でリアルタイムに集計できるほか、商品マスタの管理や多店舗の売上分析にも対応している点が特徴です。
また、決済端末やモバイルオーダー・セルフオーダー、テイクアウト・デリバリー注文管理など、さまざまな外部サービスとの連携に対応しています。標準APIを活用して、売上データや商品マスタデータを基幹システムと連携することも可能です。
オフライン環境でもオーダー・会計業務を継続できるほか、24時間365日のサポート体制も整っているため、多店舗のPOS環境を統一したい飲食チェーンにもおすすめです。
A’staff Cloud

A’staff Cloud(エースタッフ クラウド)は、美容室・エステ・ネイル・まつげサロンなど、美容・サロン業界向けに特化したクラウド型POSシステムです。
POSレジによる会計業務だけでなく、顧客管理・電子カルテ・予約管理・売上分析など、美容サロンの店舗運営に必要な情報をまとめて管理できます。
美容サロンに特化した機能を備えながら、単店舗から100店舗を超える大規模サロンまで対応できるため、店舗数に合わせて導入しやすい点が特徴です。
また、必要な機能をサロンごとに組み合わせて導入できるため、一般的なPOSレジではなく、顧客カルテや予約情報まで含めて店舗業務を一元管理したい美容室・サロンに適しています。
クラウド型POSレジサービスの導入費用・月額料金の目安
クラウド型POSレジは、手持ちのタブレットやスマートフォンを活用すれば、初期費用を抑えて導入できます。
一方で、実店舗で使用する場合は、レシートプリンターやキャッシュドロア、キャッシュレス決済端末などの周辺機器が必要になるケースも多いため、POSシステムの料金だけでなく、必要な機器を含めた総額で予算を考えることが大切です。
クラウド型POSレジの導入・運用にかかる一般的な費用目安は以下のとおりです。
| 費用項目 | 費用目安 | 必要になるケース |
|---|---|---|
| POSシステム初期費用 | 0円〜数万円程度 | 初期設定やアカウント開設など |
| タブレット・iPad | 5万円〜15万円程度 | POSレジとして使用する端末を新たに購入する場合 |
| レシートプリンター | 2万円〜6万円程度 | 紙のレシート・領収書を発行する場合 |
| キャッシュドロア | 1万円〜2万円程度 | 現金を取り扱う場合 |
| バーコードリーダー | 5,000円〜5万円程度 | 商品バーコードを読み取る小売店など |
| キャッシュレス決済端末 | 0円〜4万円程度 | クレジットカード・電子マネー・QR決済などに対応する場合 |
| カスタマーディスプレイ | 2万円〜4万円程度 | 顧客側に会計金額などを表示する場合 |
| 自動釣銭機 | 30万円〜100万円程度 | 現金の受け渡し・釣銭計算を自動化する場合 |
| POSシステム月額料金 | 0円〜1万5,000円程度 | 有料プランや高度な機能を利用する場合 |
必要な機器によって、クラウド型POSレジの導入総額は大きく変わります。
例えば、手持ちのiPadを利用し、無料のPOSシステムのみを導入するのであれば、ほとんど初期費用をかけずに利用開始できる場合があります。
一方、iPad・レシートプリンター・キャッシュドロアなどを一式揃える場合は、10万円〜20万円程度を導入費用の目安として考えておくと良いでしょう。
さらに、自動釣銭機を連携する場合は機器だけで30万円〜100万円程度かかることもあり、設置・設定費用を含めると導入総額がさらに高くなる可能性があります。
そのため、クラウド型POSレジを比較する際は、システムの月額料金だけで判断せず、「POSシステム+タブレット+必要な周辺機器」の総額で比較することが重要です。必要があります。
【Bizcan独自調査】POSレジ導入時に店舗が求める機能・周辺機器

Bizcanでは、POSレジの導入を検討している店舗・事業者から寄せられた問い合わせ内容をもとに、導入時に希望されている機能・周辺機器を調査しました。
調査の結果、レシートプリンターとの連携を希望する割合が73.7%と最も高く、キャッシュレス決済が71.1%、キャッシュドロアが52.6%となりました。
| 希望する機能・周辺機器 | 割合 |
|---|---|
| レシートプリンター連携 | 73.7% |
| キャッシュレス決済 | 71.1% |
| キャッシュドロア | 52.6% |
レシートプリンターとキャッシュレス決済はいずれも7割を超えており、POSレジ本体の機能だけでなく、会計時に使用する周辺機器や決済手段まで含めて導入を検討している店舗が多いことがわかります。
また、キャッシュドロアも半数以上が希望していることから、クラウド型POSレジを導入する場合でも、現金決済を想定した設備構成が必要になる店舗は少なくありません。
そのため、クラウド型POSレジを比較する際は、月額料金やPOS機能だけでなく、レシートプリンター・キャッシュドロア・キャッシュレス決済端末など、自店舗に必要な周辺機器との連携可否や導入費用も確認しておくことが重要です。
Bizcan編集部のワンポイントチェック!
クラウドPOSレジは「月額0円〜」のサービスもあるけれど、実際の店舗ではレシートプリンターやキャッシュドロアなどを一緒に導入するケースも多いよ!POSレジ本体の料金だけでなく、必要な周辺機器を含めた総額で比較してみてね♪
クラウド型POSレジを導入するメリット

クラウド型POSレジを導入するメリットは、以下の3項目です。
クラウド型POSレジを導入するメリット
- 導入コストが抑えられる
- 省スペースで設置できる
- 売上データのバックアップができる
それぞれ、具体的な理由や、どのような店舗での導入に適しているのかを解説します。
導入コストが抑えられる
クラウド型POSレジには、導入コストを抑えられるメリットがあります。POSレジ本体を購入するための費用が抑えられるため、導入費用を可能な限り抑えたいという方におすすめです。
ターミナルPOSレジや自動釣銭機搭載型のPOSレジは、購入に100万円前後の費用がかかる反面、クラウド型POSレジなら0円(決済手数料の負担のみ)で導入できるものもあります。
タブレット端末・スマホなどを所持していれば、インストールして利用開始できるので、導入コストを抑えつつPOSレジを導入したい場合に最適です。
省スペースで設置できる
省スペースで設置できるのも、クラウド型POSレジを導入するメリットです。ターミナル型や自動釣銭機搭載型は、大型の設備が多いので設置場所に幅を取ります。
クラウド型POSレジなら、薄型パソコンやタブレット端末・スマホなどをPOSレジとして利用できるので、省スペースで設置できる点が特徴です。
また、ワイヤレスタイプかつキャッシュレス決済対応なら、持ち運びできるため、テーブル決済やイベント出店時などにも活用できます。
タブレットPOSレジとして利用する場合におすすめのサービスについては、以下の記事をぜひ参照ください。
参考記事:【無料あり】タブレットPOSレジのおすすめサービス7選比較|費用・機能・選び方を解説
売上データのバックアップができる
クラウド型POSレジは、売上データのバックアップができるメリットもあります。一般的なターミナル型のPOSレジは、サーバー内にデータを保管するため、なんらかの故障やエラーが発生した際に消失しかねません。
クラウド型POSレジなら、インターネットを通じてクラウドサーバーにデータを保管できるので、万が一POSレジ本体が故障しても、データの消失は免れます。
大切な売上・顧客管理データを守りたい方や、複数店舗経営していて売上データを一元管理したい場合などは、クラウド上でデータ管理できるクラウド型POSレジがおすすめです。
クラウド型POSレジを導入するデメリット
クラウド型POSレジを導入するデメリットは、以下の3項目です。
クラウド型POSレジを導入するデメリット
- インターネット環境を整備する必要がある
- タブレット端末やスマホに不慣れだと難しい
- 本体を盗難されるリスクがある
それぞれのデメリットをカバーできていないと、店舗経営にどのような影響を及ぼす可能性があるのか、詳しく解説します。
インターネット環境を整備する必要がある
インターネット環境を整備する必要があるのは、クラウド型POSレジを導入するデメリットの1つです。
クラウド型に限らず、基本的には一部のオフライン機能が備わっている機種を除き、POSレジを導入するにはインターネット環境を整える必要があります。
一方で、一般的な手打ちタイプのキャッシュレジスターなら、インターネット環境がなくても利用できる点が特徴です。POSレジを導入する場合は、インターネット環境を整えるための費用を負担し、設置手配しなければなりません。
POSレジの機能を最大限に有効活用するためにも、クラウド型POSレジを導入する際は、このような負担が生じることを理解しておきましょう。
タブレット端末やスマホに不慣れだと難しい
クラウド型POSレジは、タブレット端末やスマホに不慣れな方には、使い方に慣れることが難しいデメリットもあります。
具体的には、普段スマホを使わずに生活している人や、セルフレジのようなタッチパネルの操作に慣れていない人です。
クラウド型POSレジは、基本的にパソコンやタブレット端末・スマホなどにインストールして利用します。そのため、このような機器を直感的に操作できない人にとって、慣れるまでに時間を要する設備になるでしょう。
本体を盗難されるリスクがある
クラウド型POSレジのデメリットとして、本体の端末を盗難されるリスクがあることをあらかじめ理解しておくことも重要です。
ターミナル型POSレジや自動釣銭機搭載型のPOSレジは、重さが数十kgほどあります。一方で、クラウド型POSレジで利用されているパソコンやタブレット端末類は、片手で持ち運べる重さです。
パソコンやタブレット端末そのものを換金する目的で盗難されるリスクがあるため、専用の固定スタンドを設置したり、防犯カメラを導入するなどして対策を講じる必要があります。
参考記事:POSレジのメリット・デメリットとは?費用目安や選び方・導入時の注意点を解説
クラウド型POSレジが向いているのは?導入時の注意点
クラウド型POSレジの導入が向いているのは、以下の項目に当てはまる店舗です。
クラウド型POSレジが向いている店舗のチェックポイント
- レジ設備の設置スペースが限られている
- 初期費用や導入コストを抑えたい
- POSデータの消失は避けたい
- 勤怠管理や会計ソフト・給与計算ソフトなどと連携したい
- 持ち運びやすいPOSレジを導入したい
上記のような場合は、クラウド型POSレジの導入が向いています。クラウドPOSレジの強みを活かした運用が、可能になるためです。
一方で、自動釣銭機機能搭載型のPOSレジを導入したい場合などは、クラウド型POSレジだけでは機能が不十分なので、追加の設備も必要になるでしょう。
自店舗がクラウド型POSレジの導入に向いているかを見極めた上で、どのようなPOSレジを導入すべきか判断することが大切です。
自店舗に合うクラウドPOSレジの選び方と比較ポイント
自店舗の業務オペレーションにマッチするクラウドPOSレジを選ぶには、以下の点で比較検討することが大切です。
クラウド型POSレジの選び方・比較ポイント
- 導入可能な周辺機器で選ぶ
- 業種に特化した機能の有無で比較する
- 連携可能な外部システムで選ぶ
- サポート体制の充実度で比較する
- 導入費用・月額料金・決済手数料で比較する
自店舗にマッチするクラウド型POSレジの導入には、価格面だけでなく、機能やサービスの充実度を比較検討する必要があります。例えば、飲食店を経営しているにもかかわらず、小売業向けのPOSレジサービスを導入するとミスマッチを引き起こしかねません。
業種に特化したPOSレジサービスも多くあるため、まずは自店舗の業種に合わせて絞り込み、その上で料金やサービス体制を比較するのもおすすめです。
以下の記事では、それぞれ業種に特化した機能がそなわっているPOSレジサービスを紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてください。
まとめ
POSレジは、クラウド型のサービスであれば月額数万円程度で導入できる点が特徴です。データもクラウド上で管理できるため、万が一POSレジ本体が故障しても消失する心配がありません。
また、POSレジを導入する際、費用負担がネックになっている場合には、補助金や助成金制度が利用できないか確認してみるのもおすすめです。
POSレジの導入時に利用できる補助金・助成金制度について、詳しくは以下の記事を参照ください。






