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2024/07/02

【飲食店向け】シェア率上位の主要券売機メーカーまとめ

  • 券売機
【飲食店向け】シェア率上位の主要券売機メーカーまとめ

ラーメン店や牛丼屋、カフェなどの飲食店で利用されることが多い券売機。
人件費の削減や業務効率化、回転率の向上などのメリットが見込めることから、券売機の導入を検討している飲食店や、すでに買い替えを検討している飲食店も多いでしょう。

そこで、この記事では券売機のシェア率上位を占める代表的なメーカーや券売機の種類を紹介します。

目次

券売機の市場規模

券売機の市場規模は、自動販売機とともに算出されています。2021年の経済産業省の調査によると、約270万台が普及していますが、そのうち「食券・入場券他」の占める割合は1.8%と小規模です。

参照:2021年の経済産業省の調査

ただし、飲料用自動販売機は2018年~2021年まで普及台数は減少傾向にある一方、「食券・入場券他」の普及台数は増加傾向です。
特に新型コロナウイルス流行後、非対面での決済ニーズが高まり、急速に普及しています。また最近では、業務効率化やインバウンド対策、人件費の削減などの需要も高まっていることから、市場規模は拡大しているといえるでしょう。

券売機のシェア率上位の代表的なメーカー一覧

券売機の代表的な会社

券売機の市場規模は拡大傾向にありますが、どのような機器の人気があるのでしょうか。ここでは、券売機のシェア率上位の代表的なメーカー一覧を紹介します。

グローリー株式会社

グローリー株式会社は、国産初の硬貨計数機を提供して以降、通貨処理機のパイオニアとして幅広いサービスを提供している会社です。

券売機では、無人決済端末やタッチパネル式券売機、コンパクトタイプの券売機など、店舗に合わせた6種類の機種を取り扱っています。

芝浦自販機株式会社

芝浦自販機株式会社は、自動販売機や券売機の開発・製造・販売・メンテナンス事業まで一貫したサービスを提供している会社です。

券売機では、各種キャッシュレス決済を充実させた複合決済対応機からボタン式券売機まで、6種類の機種を取り扱っています。

株式会社BOSTEC

株式会社BOSTECは、券売機・両替機を専門に提供しているメーカーです。開発~運用管理まで一貫したサービスを受けられます。

券売機の機種は4種類ありますが、店舗のニーズに合わせたオーダーメイド券売機を提案してくれます。

株式会社Fujitaka

株式会社Fujitakaは、モノづくり企業・ソリューション企業・店づくり企業・メンテナンス企業と4つの顔をもち、店舗の問題解決に対して多角的な視点での提案を行う企業です。

券売機は、動画再生機能のついた機種やキャッシュレス決済機など、さまざまなニーズに対応できる11種類の機種を提供しています。

マミヤ・オーピー株式会社

マミヤ・オーピー株式会社は、電子機器事業において遊技機関連製品や券売機、紙幣搬送システム機器など幅広い製品の製造や開発を行う企業です。

券売機では、高額紙幣対応小型液晶券売機とリモコン操作可能な小型券売機の2種類の機種を提供しています。

NECマグナスコミュニケーションズ株式会社

NECマグナスコミュニケーションズ株式会社は、IoTやAI、メカトロニクスなどを取り扱い、製品・サービスの開発を行っているNECグループの会社です。

券売機では、ボタン式券売機からタッチパネル式券売機、スマホアプリで簡単にメニュー設定できる券売機など4種類の機種を提供しています。

株式会社寺岡外食ソリューションズ

株式会社寺岡外食ソリューションズは、飲食・サービス業に特化した製品・ソリューションを提供する寺岡グループの会社です。

券売機では、新札対応やインバウンド対応などが可能なタッチパネル券売機を提供しています。

POSレジを提供する人気券売機メーカー一覧

人気券売機メーカー

POSレジを提供する人気券売機メーカー一覧を紹介します。

株式会社スマレジ

株式会社スマレジは、「高機能で使いやすく、無料で始められる」ことを強みとしているPOSレジメーカーです。

2024年3月にタッチパネル券売機をリリース。店舗独自のオプションメニューを自由にカスタマイズできます。そのためファーストフード店やラーメン屋、テイクアウトの飲食店など、幅広い業種で利用可能です。

ポスタス株式会社

ポスタス株式会社は、それぞれの業種に特化したPOSレジやセルフレジなどを提供するPOSレジメーカーです。

キャッシュレス決済に対応し、POSレジやキッチンプリンターなどの周辺機器とも連動できるタッチパネル券売機を提供しています。機能やサイズを自由に変更できるため、店舗の特色に合わせた運用が可能です。

株式会社ユニエイム

株式会社ユニエイムは、「CASHIER」シリーズを展開するPOSレジやチケットビジネス、イベント業などを幅広く手がけているPOSレジメーカーです。

高機能ながら、バーコードスキャナ―内蔵型では業界最安水準のタッチパネル券売機を提供しています。ワンオペレーションを目指す小規模店舗からフードコートなどの大型店舗まで、幅広いスタイルの飲食店に対応可能です。

シェア上位メーカーの主な券売機の種類

シェア上位メーカーでは、複数の券売機を提供していることが一般的です。ここでは、主な券売機の種類やメリット・デメリットを紹介します。

ボタン式券売機

ボタン式券売機とは、顧客が商品・サービスを選ぶ際にボタンを押して操作するタイプの券売機です。昔ながらの券売機で、ラーメン店やカレー屋などで多く普及しています。

ボタン式券売機は導入コストが安く、シンプルな操作が可能な点がメリットです。また顧客がメニューを選ぶ際に、一度タッチすれば食券を購入できるため、会計の待ち時間の減少も期待できます。

ただし、はじめて来店される顧客においては、「どのようなメニューなのかわかりにくい」「セットメニューを選びにくい」といったデメリットもあります。

タッチパネル式券売機

タッチパネル券売機は、スマートフォンやタブレットのように画面をタッチすることで操作できるタイプの券売機です。カフェやフードコートなどで普及しています。

タッチパネル券売機は直感的な操作が可能で、多機能で利便性に優れている点がメリットです。メニュー数が多い場合には表示メニューを簡単に切り替えたり、多言語機能によりインバウンド対応ができたりします。

一方、導入費用が高額になりやすいことや、メニュー数が多い場合には会計の待ち時間が長くなってしまうなどのデメリットもあります。

キャッシュレス決済対応券売機

キャッシュレス決済とは、現金以外で代金を支払う決済方法のことです。主なキャッシュレス決済には、以下のような方法が挙げられます。

  • クレジットカード、デビットカード
  • 電子マネー決済(SuicaやPASMOなどの交通系、WAONやnanacoなどの流通系)
  • QRコード決済(PayPay、LINE Pay、楽天ペイなど)

キャッシュレス決済対応券売機では、顧客が自分で機器を操作してキャッシュレス決済を行います。

ボタン式とタッチパネル式のどちらのタイプでもキャッシュレス決済可能な機種が提供されていますが、操作がわかりやすいのはタッチパネル式です。キャッシュレス決済に対応したい場合には、タッチパネル券売機の導入を検討すると良いでしょう。

まとめ

この記事では、券売機の市場規模やシェア率の高いメーカー、券売機の種類について解説しました。

券売機の市場規模は増加傾向にあり、幅広い消費者に認知されています。店舗の業務をよりラクにするために、券売機の導入を検討することがおすすめです。

さまざまな特色をもつメーカーがあるため、店舗の業態や特徴と照らし合わせて、適したメーカーの券売機を選定すると良いでしょう。