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小規模飲食店におすすめの券売機に外付けできるキャッシュレス決済端末3選

ラーメン屋や定食屋、丼・うどんそば店など、小規模飲食店の設備として券売機を導入している方は多いでしょう。券売機と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、現金を投入してボタンを押して食券を購入するタイプの機種ではないでしょうか。

そのような券売機はボタン式券売機と呼ばれており、今なお多くの店舗で活躍しています。一方で、近年キャッシュレス決済が普及した影響により、券売機のキャッシュレス化に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

本記事では、小規模飲食店の券売機について解説しながら、すでに導入済みの券売機にも後付できる、おすすめのキャッシュレス決済端末を3選紹介します。

小規模飲食店向けの券売機とは

小規模飲食店向けの券売機とは、券売機の中でも比較的小型で設置しやすい以下のような機種を指します。
  • 小型卓上券売機
  • ボタン式券売機
  • タッチパネル式券売機

まずは、券売機の種類ごとに、特徴や機能の違い、強みについて見ていきましょう。

小型卓上券売機

小型卓上券売機は、券売機の中でも小さな機種で、10種類前後のメニューに対応できるタイプの券売機です。

卓上と名付けられている通り、カウンターやテーブルの上に設置できるため、大型の券売機を設置するスペースがない小規模飲食店で重宝されています。

小型卓上券売機は、ボタンを押して食券を発行するボタン式券売機と、液晶モニターに表示されたメニューをタッチして、食券を購入するタッチパネル式券売機の両方のタイプがあるのも特徴です。

ボタン式券売機

ボタン式券売機は、その名の通り券売機本体にボタンがついており、それを押して食券を購入するタイプの券売機です。

近年では、ボタン式券売機も多様化しており、メニュー名と価格だけでなく、料理の写真などを掲載できる製品も増えています。

卓上タイプであれば10種類程度、大型のものであれば50~70種類程度のメニューに対応することが可能です。自動釣銭機機能を搭載している機種が多く、現金決済の製品が多い傾向にあります。

タッチパネル式券売機

タッチパネル式券売機は、液晶モニターをタッチして食券を購入するタイプの機種です。大きな画面にメニューの写真を掲載できるため、視覚的に料理をPRしやすくなっています。

セットメニューのドリンクやサイドメニューの選択など、従来の券売機では対応することが難しい注文方式にも対応できる点が特徴です。

また、多言語表示機能やキャッシュレス決済に対応している機種が多いのも特徴で、キッチンディスプレイやキッチンプリンターと連携して、厨房に直接オーダーが入る仕組みになっているものもあります。

小規模飲食店で券売機を導入するメリット

小規模飲食店で券売機を導入するメリットは、以下の4点です。
  • 事前決済で会計業務の負担が軽減できる
  • 会計ミスの抑止につながる
  • 「食い逃げ」へのリスク対策になる
  • インバウンド対応ができる

それぞれ券売機がどのような役割をもち、どのような効果につながっているのか、詳しく解説します。

事前決済で会計業務の負担が軽減できる

小規模飲食店で券売機を導入すると、事前決済が行えるようになるため会計業務の負担を軽減できるメリットがあります。

券売機を導入せず、後払いのまま店舗を経営する場合、オーダー受注や配膳・食器のバッシング・会計など、多くの業務をホールスタッフがこなさなければなりません。

券売機を導入すれば、オーダー受注と会計のセルフ化が実現するため、スタッフが料理の提供や接客・テーブルセッティングなどの業務に集中できるようになります。

少ないスタッフで店舗運営を行っている小規模飲食店にとって、このような業務負担軽減は店舗全体の回転率向上や収益増加にもつながってくるでしょう。

会計ミスの抑止につながる

会計ミスの抑止につながるのも、小規模飲食店で券売機を導入するメリットの1つです。会計時の釣銭計算なども券売機が自動で行ってくれるため、釣銭の金額を間違えるなどのミスを防げます。

また、自動釣銭機機能が備わっている券売機の中には、集計作業も自動で行える機種が多いため、レジ締め業務の負担軽減につながるのも特徴です。

会計ミスが頻発すると収益が減り、思わぬ損失につながるため、正確な会計が行える券売機の導入を検討してみると良いでしょう。

「食い逃げ」へのリスク対策になる

「食い逃げ」へのリスク対策になるのも、小規模飲食店で券売機を導入するメリットの1つです。

小規模飲食店は、数名の店員でオペレーションを行っているケースも少なくありません。また、大規模な店舗と比べて防犯設備が整っていない店舗もあることから、食い逃げのリスクが高い傾向にあります。

券売機を導入して事前精算してもらうことで、食い逃げのリスクを軽減できるため、防犯対策としても券売機の導入は有効です。

インバウンド対応ができる

インバウンド対応ができるのも、小規模飲食店で券売機を導入するメリットです。券売機の中でもタッチパネル式券売機は、多言語表示機能が備わっている機種も多くあります。

多言語表示機能が備わっている券売機を導入することで、店舗スタッフが外国語を話せなくても、オーダーのやり取りから決済までセルフ化することが可能です。

外国語対応ができないことによる収益機会の損失を防げるため、店舗の収益向上につながります。

小規模飲食店における券売機の課題

小規模飲食店では、券売機を導入しようと考えた際に悩みやすい以下のような課題があります。
  • 券売機によってはメニュー数に制限がある
  • 券売機の購入費用が負担になる
  • キャッシュレス対応が難しい

このような課題はなぜ発生するのか、注意すべきポイントや解決方法について確認しておきましょう。

券売機によってはメニュー数に制限がある

券売機にはさまざまな種類の製品があり、食券を販売できるメニュー数の制限も多種多様です。とくに、ボタン式券売機の中でも小型卓上タイプのものは、販売できるメニュー数が限られています。

ラーメン店や定食屋などの小規模店舗で、かつメニュー数が少ない場合はこのような券売機でも対応できるでしょう。

しかし、セットメニューが多い、複数種類の味やトッピング・サイドメニューなどを提供している、という店舗での導入には適していません。

そのため、導入する券売機を選ぶときは、設置場所の広さだけでなく自店舗のメニュー数も考慮した上で、対応できる券売機を選ぶ必要があります。

券売機の購入費用が負担になる

券売機の購入費用が負担になるのも、券売機を導入する際に立ちはだかる課題の1つです。券売機は、小型卓上券売機などのコンパクトな製品でも、購入するには50万円~70万円程度の費用がかかります。

また、タッチパネル式かつ自動釣銭機機能搭載型の機種の場合、100万円~300万円の購入費用がかかるなど、小規模飲食店にとっては大きな負担です。

国や自治体の補助金・助成金制度を活用したり、レンタル・リース契約で初期費用を抑えたりする方法はあるものの、設備投資の負担は大きいでしょう。

最新のタッチパネル式券売機などに買い替えたいと思っても、費用負担がネックとなって尻込みしやすくなります。

キャッシュレス対応が難しい

券売機は現金決済タイプの製品が多く、キャッシュレス対応が難しいという課題もあります。とくに、ボタン式券売機は基本的に現金決済のみです。

例えば、PayPayなどの一部のQRコード決済などであれば導入できるでしょう。

しかし、食券が発券されず、オーダー受注やキャッシュレス決済端末の操作を店員が行わなければならないなど、券売機のメリットを損なってしまうケースも少なくありません。

券売機そのものにキャッシュレス決済機能が備わっているタッチパネル式券売機もありますが、導入にコストがかかる負担から、キャッシュレス決済を諦めてしまう場合もあります。

小規模飲食店の券売機でキャッシュレス決済を導入する方法

小規模飲食店の券売機にキャッシュレス決済を導入する方法は、以下の3パターンの選択肢があります。
  • キャッシュレス決済対応のタッチパネル式券売機などに買い替える
  • PayPayなどのQRコード決済で対応する
  • 券売機に外付けできるキャッシュレス決済端末を導入する

券売機自体を新しいものに変えたい場合は、買い替えを検討してみると良いでしょう。

また、PayPayなどのQRコード決済であれば、店頭用のQRコードを設置・掲示すれば導入できるため、コストを抑えたい方におすすめの方法です。

ただし、この方法ではQRコード決済以外のクレジットカードやICカード、ポイント支払いなどには対応できません。

そこでおすすめなのが、券売機に外付けできるキャッシュレス決済端末の導入です。すでに導入している券売機に後付けできるため、券売機本体を買い替える負担なくキャッシュレス化が実現できます。

券売機に外付けできるおすすめのキャッシュレス決済端末3選

ここからは、券売機に外付けできるキャッシュレス端末の中から、おすすめの製品を3選紹介します。製品によっては、取り付けられない券売機もあるため、自店舗で導入している機種に対応しているかを確認しておきましょう。

ISSUE PANDA|3bitter株式会社

ISSUE PANDA公式サイト
出典:3bitter株式会社
3bitter株式会社のISSUE PANDAは、券売機と同様の食券発行によるオーダーシステムのまま、キャッシュレス決済が導入できる設備です。

券売機の種類を問わず追加で設置できるため、既存の券売機を変更することなく導入できます。

ISSUE PANDAは、モバイルオーダーのようにネットで注文・決済を行うとQRコードが表示され、店頭の端末でQRコードを読み取ることで食券が発行される仕組みです。

そのため、キャッシュレス決済希望の顧客の対応をしたり、キャッシュレス決済者のオーダーを口頭で聞いたりする手間も発生しません。

QRコード決済を導入したは良いが、オーダー受注を食券と口頭の両面で対応しなければならなくなった、などの負担も軽減できます。

キャッシュレス決済なのに食券の発行ができる

ISSUE PANDA 製品イメージ
出典:プレスリリース|3bitter株式会社
ISSUE PANDAは、キャッシュレス決済でも食券の発行ができる設備です。そのため、既存の券売機によるオーダー受注と同様のオペレーションを維持したまま、キャッシュレス決済を導入できるメリットがあります。

また、キャッシュレス決済で注文したい人が券売機に並ぶ必要がないため、ピークタイムにおける券売機の混雑を軽減できるのも特徴です。

そのため、キャッシュレス決済の対応に追われる負担を軽減したい方に加え、券売機をもう1台増やすべきか悩んでいる方にも適しています。

スタンプカードや再来店クーポンの発行にも対応

ISSUE PANDA クーポン券の発行について
出典:3bitter株式会社 ISSUE PANDAをおすすめする理由の1つが、食券機だけでなくスタンプカードやクーポン券の発行にも対応している点です。

ISSUE PANDAのシステムで顧客情報を管理しているため、設定した条件に合わせて、来店・注文した顧客にスタンプカードやクーポン券を自動で発行してくれます。

スタンプの付与やクーポンの発行条件、券面のデザインなどは自由に設定できるので、販促・集客施策としても活用できる点が魅力です。

参考サイト:ISSUE PANDA公式サイト

外付けQR決済端末|株式会社Fujitaka

fuzitaka公式サイト

出典:株式会社Fujitaka
株式会社Fujitakaでは、既存のボタン式券売機に外付けできるQR決済端末を提供しています。

日本国内のQRコード決済サービスだけでなく、AliPayやWeChatPayなど、インバウンド顧客が利用する決済サービスにも対応している点が特徴です。

既存の券売機と連携させることで、券売機での決済手段をキャッシュレス化できるため、食券も問題なく発行されます。

決済ブランドを選ばずタッチするだけで決済完了

fujitakaの外付けQR決済端末使用方法

出典:株式会社Fujitaka
一般的に、セルフレジなどでQRコード決済を行う場合、どの決済サービスを利用するのかを選択した上で、QRコードの読み取りを行う必要があります。

一方で、株式会社Fujitakaの外付けQR決済端末であれば、決済サービスを選択する必要がありません。購入したい商品のボタンを押して、スマホに決済用のQRコードを表示させて決済端末にかざせば、支払いが完了できます。

従来の券売機における現金決済に追加で導入できるため、食券の発行もスムーズです。

取り付け可能な券売機は4種類

fujitakaの外付けQR決済端末対応機種一覧

出典:株式会社Fujitaka
株式会社Fujitakaの外付けQR決済端末は、以下4種類の券売機に取り付けが可能です。
  • FK-AE30
  • FK-CX
  • FK-ADⅡ
  • FK-ADⅡS

上記以外の券売機には設置できない点に注意しましょう。株式会社Fujitakaでは、外付けQR決済端末だけでなく券売機も提供しています。

ボタン式券売機だけでなく、クレジットカードや電子マネー・QRコード決済機能をすでに搭載している、タッチパネル式券売機も導入することが可能です。

費用や顧客層のニーズなどを考慮した上で、キャッシュレス決済対応のタッチパネル式券売機を導入するか、券売機に外付けQR決済端末を接続して導入するかを検討すると良いでしょう。

また、上記の機種をすでに導入している場合は、外付けQR決済端末のみを追加導入すれば対応できます。

参考サイト:株式会社Fujitaka公式サイト

マルチ決済端末 VEGA3000|ユニエイム(CASHIER)

ユニエイム(CASHIER)公式サイト

出典:株式会社ユニエイム
株式会社ユニエイムが提供しているサービス「CASHIER」でも、券売機に外付け可能なキャッシュレス決済端末を提供しています。

CASHIERのマルチ決済端末「VEGA3000」は、POSレジや券売機・セルフレジとの連携が可能な設備です。

券売機に外付けで利用する場合は、CASHIERのタッチパネル式券売機を導入する必要があります。

券売機とセットで導入でき、自動釣銭機機能付きの券売機を選べば、現金とキャッシュレス決済の両方に対応できる点が特徴です。

券売機を購入する方法だけでなく、リース契約にも対応しているため、導入コストを抑えつつ最新機種に変更したいと考えている方にも適しています。

対応しているキャッシュレス決済サービスが豊富

ユニエイム(CASHIER)対応可能なキャッシュレス決済の種類

出典:株式会社ユニエイム
CASHIERのマルチ決済端末「VEGA3000」を導入すると、QRコード決済のほかクレジットカード決済や、電子マネー決済にも対応できるメリットがあります。

QRコードを店頭に掲示する方法の場合、クレジットカードや電子マネーを利用したい顧客ニーズに対応できませんが、「VEGA3000」であれば幅広い顧客のニーズに対応することが可能です。

また、CASHIERのタッチパネル式券売機は、多言語表示にも対応しています。

そのため、CASHIERの券売機とAliPayやWeChatPay、・GLN Paymentなど、海外決済サービスに対応できる「VEGA3000」をセットで導入するのは、インバウンド対策にも最適です。

さまざまな決済設備と連携可能

ユニエイム(CASHIER)連携可能な決済設備

出典:株式会社ユニエイム
CASHIERの「VEGA3000」は、タッチパネル式券売機以外の決済設備とも連携することが可能です。

そのため、POSレジやセルフレジと連携したい場合にも活用できます。また、タッチパネル式券売機にはPOSシステムが備わっているため、券売機の利便性とPOSシステムの分析性能をどちらも活用できる点が魅力です。

キッチンプリンターとの連携にも対応しており、食券管理によるオーダーミスの軽減にも役立ちます。

参考サイト:CASHIER公式サイト

券売機を導入したあとからでもキャッシュレスに対応できる!

従来のボタン式券売機は、現金決済には対応できてもキャッシュレス決済に対応していない機種が少なくありません。

コストを抑えてキャッシュレス決済に対応しようとして、QRコードを設置しても、結果的に決済対応やオーダー受注の負担が増えてしまう可能性もあります。

本記事で紹介した外付けキャッシュレス決済端末を導入することで、そのような課題の解決につながるでしょう。

また、本体を買い替えずに導入できる端末を導入すれば、キャッシュレス決済を導入するコストも最小限に抑えられるのでおすすめです。

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