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2026/05/22

カレー屋開業が失敗するのはなぜ?成功のカギは費用のムダ削減と利益率の改善

  • 飲食店開業支援
カレー屋開業の失敗とは
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多くの経営者が「自社は補助金の対象外だろう」と誤解しています。しかし、国や地方自治体は、飲食、小売、サービス業など、幅広い業種の中小企業向けに、DX推進を支援する様々な補助金・助成金を用意しています。

カレー屋はさまざまな業態で展開されている事業の1つです。ありふれている分、新規参入とその失敗の事例もたくさんあります。
このコラムでは、なぜカレー屋の開業が失敗してしまうのかの理由を解説しつつ、その対策となる費用のムダと利益率確保の具体的な方法について解説します。これからカレー屋の開業を検討している方は、ぜひご覧ください。

目次

カレー屋開業が失敗につながる要因

カレー

カレー屋開業が失敗に終わる要因は複数あります。まずはそのなかでも特にありがちなものについて解説します。

利益率の低さを意識していなかった

カレーは人気メニューの1つですが、安価なイメージが付きやすいメニューでもあります。そのため、客単価を上げるのがほかのメニューよりも難しいといわれています。実際に1,000円以上の価格でメニューを提供している店舗はどちらかというと少数派です。
このイメージを払拭するには、利益率の高いトッピングやサイドメニュー・セットメニューの採用や、高単価に説得力を持たせつつ他店との差別化を図るコンセプトが求められます。これを考慮しなかったために、思ったような利益を出せなかった事例があります。

原価率をコントロールできなかった

カレーは仕込みが簡単で大量に作れるイメージがあり、材料費もおさえられるような印象を持たれがちです。一方、肉や野菜などの仕入れコストが増えると原価率が簡単に跳ね上がります。安くておいしいメニューを目指すあまり、利益率が圧迫された結果思ったような利益が上げにくくなるのも、カレー屋開業にありがちな失敗です。
では、トッピングなどの付加価値に力を入れればいいのかというと、そういうわけでもありません。トッピングの種類を増やし過ぎたために廃棄ロスが発生し、利益を削ってしまった事例もあります。

カレー屋の原価率目安は30~35%といわれており、これまで解説したイメージに振り回されず忠実にこの率を守ることが大切です。また、固定費を抑えるなどのメニューに直接関係ない部分の費用のムダをなくすことも成功のコツといえます。

値上げで顧客の離脱を招いた

一般的に仕入れ値が上がれば、それに合わせて値上げしますが、カレーは安価に食べられる食べ物としてのイメージが強いため値上げが顧客の離脱を招く恐れがあります。これはほんの数十円の値上げも例外ではなく、少し値上げしただけで競合に流れてしまった事例もあります。
値上げの理由には物価高や原材料の高騰なども含まれますが、このような理由でもクレームにつながったケースもあるため、注意が必要です。最初に設定した価格設定はもちろん、値上げの場合も高くなるだけの理由が求められます。

対策としては素材へのこだわりをアピールする・店内リニューアルなどの方法がよく取られています。どうしても値上げが必要な場合は、顧客が納得できるような理由や雰囲気づくりを意識しましょう。
カレー店は集客に優れている分、顧客の離脱をいかに防いで利益率を確保できるかが成功のポイントです。

カレー屋開業失敗を防ぐためのポイント

カレー

カレー屋開業の失敗は、カレーやそれを提供する店舗の特徴や顧客への印象に対する理解不足によって引き起こされています。これを防ぐためにも、以下のポイントをおさえたうえで開業・経営しましょう。

  • 原価と利益のバランスを把握したメニューを提供する
  • 出店場所選びは慎重に行う
  • 運用資金に余裕を持つ

それぞれの内容について詳しく解説します。

原価と利益のバランスを把握したメニューを提供する

カレー屋失敗の多くは、原価と利益のバランスに対する意識不足が起こしています。原価と利益のバランスは単純に材料の品質を下げ、トッピングをむやみに増やせば取れるものではありません。メニューの質を保ちつつ、廃棄ロスなどを減らせるような対策を意識するのがポイントです。

客単価の低下を防ぐ工夫としては、セットメニューがよく活用されます。廃棄ロスなどを防ぐなら開店する前の時点から地域に合わせたメニュー構成を考える必要があります。
たとえばオフィス街ならランチやディナーのセットメニューが人気を集めやすいでしょう。住宅街や家族連れが多い場所なら、子ども向けセットメニューがあると集客やリピーター確保に役立ちます。
セットメニューやトッピングの材料を複数のメニューで共通して使えるものから考えるのも、廃棄ロス対策に有効です。

メニューを考える際は、原価や費用のムダを最小限にしつつ、利益を出す構成を意識しましょう。

出店場所選びは慎重に行う

カレー屋に限らず、飲食店で成功するには出店場所を吟味する必要があります。店舗のコンセプトやメニューにあった立地にある物件を選びましょう。具体的には、以下のように検討・選択します。

  • 安さやコストパフォーマンスを売りにする:中高生や大学生が多い学校周辺エリア
  • スパイスなどにこだわりを持たせて高単価で勝負する:会社員などのランチ需要が見込めるビジネス街

集客には人通りもある程度は大切ですが、コンセプトにあった集客方法や出店予定地の同業の有無・差別化戦略も同じく重要です。

自分のお店が持つ強みを最大限活かせる出店場所を選びましょう。

運用資金に余裕を持つ

業種・業態に限らず開業資金は、かかればかかるほど回収するのが困難になるといわれています。特にカレー屋は利益を得るのがシビアになりやすい業種のため、初期費用を抑えつつ運用資金に余裕ある状態を確保して経営する必要があります。

物件の賃貸料や仕入れ費用・人件費や水道光熱費などの固定費やそれに近い費用は、少なくとも数か月は確保しておいた方がいいでしょう。また、開業費用を抑えるために中古から設備を選ぶ・居抜き物件を活用するなどの方法も有効です。

せっかく開業したのに資金不足で経営が立ち行かなくなったなどの事態を避けるためにも、開業資金を抑える工夫や経営に必要な資金を得るための戦略を立てておきましょう。
カレー屋は客単価が低くなりがちな分、メニューや経営でいかに利益を得られるかを考える必要があります。開業・資金計画の時点から入念に対策しておきましょう。

カレー屋開業の前におさえておきたい事業形態

カレー屋はさまざまな事業形態を取れる業種でもあります。店舗コンセプトや戦略に合わせた業態を取ることもまた、失敗を防ぎ成功につなげるポイントです。具体的な業態とその特徴をまとめると、以下のようになります。

種類 業態 メリット デメリット
店舗型 個人開業 ・完全独立型の事業形態で、内装からメニューまですべて自由に決定できる
・利益を最大化できる
・初期費用が高額になりがち
・運転資金に余裕を持った戦略が必要
フランチャイズ ・既存ブランドの認知度とノウハウを同時に取得できる
・未経験者の経営リスクを軽減する効果が期待できる
・加盟金やロイヤリティの支払いが必要
・メニューや経営スタイルに制約が入る
間借り ・既存の飲食店が営業していない時間帯・スペースを借りて営業できる
・初期費用を大幅に抑制できる
・テスト営業や副業開業が可能
・借りる際の契約によっては提供できるメニューに制約が生まれる
・時間帯やスペースが限られている
移動販売 キッチンカー ・複数の販売場所を確保して営業できる
・顧客の多い場所や時間帯を狙って営業できる
・レンタルや週末副業なども可能
・出店場所の確保や車両メンテナンスなどの店舗型とは異なる管理義務が発生する

業態ごとにメリット・デメリットがあるため、自分の開業したいカレー屋のコンセプトや強みに適している物を選ぶのがポイントです。

以下のコラムでは、キッチンカーで開業する際に役立つ知識をまとめています。こちらも併せてご覧ください。
関連記事:キッチンカーでカレー屋開業を成功させるには?メニューと出店場所の選び方

カレー屋開業の失敗は利益を意識すれば避けられる

カレー屋開業の失敗は、カレーに対する顧客イメージとそれによる利益率の低さに対応・改善できるかにかかっています。いかに費用のムダを削減し、開業にかかった赤字を回収するかを意識して戦略を立てましょう。

まずは顧客のカレー屋に対するイメージやそれによって生まれている課題を分析し、オリジナリティをアピールしつつ利益を確保するためのコンセプトや戦略を考えるところから始めましょう。

店舗DX機器導入補助金活用の手引き-2025年版

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