近年、ロボットをはじめとしたDX推進を手助けする補助金制度が数多く出てきています。清掃ロボットも一部補助金制度の対象となりますが、具体的にはどのような補助金制度が活用できるのでしょうか。
そこで本記事では、清掃ロボットの導入に活用できる補助金制度や、活用する際の注意点について解説します。
清掃ロボットとは?
清掃ロボットとは、店舗施設の清掃業務を自動で行うロボットのことです。飲食店や企業のオフィス、商業施設、工場など、さまざまな店舗・施設で活用されています。
清掃ロボットといっても機能はさまざまで、掃き掃除やモップ掛け、拭き掃除など清掃環境に応じて使い分けをする必要があります。
また、清掃ロボットには小型なものから大型のものまで、さまざまなサイズの製品があります。ロボットのサイズによって清掃範囲も変わってくるため、店舗施設の広さにマッチするサイズの清掃ロボットを導入する必要があります。
清掃ロボットを導入することで、清掃業務の効率化や、省人化などさまざまな効果が期待できます。
清掃ロボットに使える補助金制度とは?
本項では、清掃ロボットの導入に活用できる補助金制度について解説します。
中小企業省力化投資補助金
中小企業省力化投資補助金とは、中小企業の省人化、省力化におけるさまざまな取り組みを支援する補助金制度です。主にIoTやDX、AIの導入といった先進の技術導入に発生する費用を支援しており、補助金額は最大1,500万円、補助率は1/2の条件となっています。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金とは、集客、業務効率化といった事業者の「販路開拓」の支援を目的とした補助金制度です。小規模事業者持続化補助金の補助金上限は最大250万円、補助率は最大3/4となっています。
各自治体の補助金制度
また、都道府県や市区町村が公募しているさまざまな補助金も、配膳ロボットの導入資金に充てられるものがあります。地域によって補助金制度の有無や概要の違いはありますが、中には清掃ロボットをはじめとした施設店舗の設備投資に充てられるため、まず自店舗・施設が登記している都道府県、市町村の補助金制度についてリサーチしえみることをおすすめします。
上記の補助金制度を活用することで、清掃ロボットの導入コストを大幅に抑えることが可能です。
清掃ロボットの補助金制度を活用する際の注意点とは?
続いて本項では、清掃ロボットの補助金制度を活用する際の注意点について解説します。
申請と購入のタイミング
まず注意すべきなのは補助金制度の申請と、清掃ロボットを購入するタイミングです。多くの場合、補助金の申請を行う前に購入したものにかかった経費は補助の対象外となってしまいます。
補助金の対象になるので申請前に購入してしまうと、補助を受けられなくなってしまうケースがあるため注意してください。必ず申請後に清掃ロボットを購入しましょう。
公募期間
補助金の公募期間は制度によって異なります。また、補助金制度は年度内に何度か受付期間を区切って設定しているケースが多くあります。そのため、一度申請のタイミングを逃してしまうと、次の応募がかなり先延ばしになってしまう可能性が高くなるでしょう。
出来るだけすぐに清掃ロボットを導入したい、という場合には、必ず補助金制度の公募期間内に申請を行うよう準備を進めていきましょう。
買い替えは対象外
一つ注意しておきたいのは、多くの補助金制度で「買い替えは対象外になる」という点です。これまで清掃ロボットを導入したことのない店舗施設が新たに清掃ロボットを導入する場合は補助の対象となりますが、現在進行形で清掃ロボットを運用しており、新しく買い替えたいという場合は補助の対象になりません。
便利な補助金制度ではありますが、事前に注意しておくべきポイントは理解しておきましょう。
まとめ
本記事では、清掃ロボットの導入に活用できる補助金制度について解説しました。
補助金制度の概要や、事前の注意点をしっかり理解しておくことで、補助金制度を有効活用することができます。
購入資金が十分にないものの、清掃ロボットを導入して業務改善をしたい場合には、ぜひ本記事で紹介した補助金制度の活用を検討してみてください。