清掃業務の効率化を図るために、業務用清掃ロボットの導入を検討している店舗・施設事業者も多いはずです。導入の検討をするにあたって気になるのが、業務用清掃ロボットの価格相場ではないでしょうか。導入コストを予め把握しておくことで、自店で導入可能な清掃ロボットの価格帯を明確にすることが可能です。そこで本記事では、業務用清掃ロボットの価格相場や導入コストを抑える方法、選定基準やおすすめの製品について紹介していきます。
業務用清掃ロボットの価格相場はどれくらい?
本項では、業務用清掃ロボットの価格相場について解説します。
購入の場合
業務用清掃ロボットを購入で導入する場合、多くの場合はメーカーや代理店に見積もりをしてもらう流れとなります。価格公開している製品も多くありますが、価格帯としては10万円程度のものから30万円を超えるものまで価格帯は幅広くなっています。
また、業務用清掃ロボットの場合サイズや性能が製品ごとで大きく異なりますが、サイズが大型になればなるほど価格帯としては高額になる点に注意が必要です。
レンタルの場合
業務用清掃ロボットをレンタルする場合、月額料金の相場は8,000円~数万円程度です。レンタルの場合もサービスの設定価格次第ではありますが、大半のレンタルサービスが上記の金額でレンタル可能です。
ただし、レンタルの場合契約期間中毎月決まった額を支払う必要があるため、中長期的にコストを考えることが重要です。
自店舗・施設で設定できる予算に応じて、選べる製品も絞られていきます。
業務用清掃ロボットの導入コストを抑える方法とは?
本項では、業務用清掃ロボットの導入コストを抑える方法をいくつか紹介していきます。
価格の安い製品を購入する
導入コストを抑える方法としてまず挙げられるのは、価格の安い清掃ロボットを導入することです。前述したように清掃ロボットの価格帯はさまざまですが、サイズのコンパクトなものや機能が絞られているものであれば比較的リーズナブルに導入可能でしょう。
自店舗の規模や、どういった清掃機能が必要かにも左右されますが、狭い範囲の掃き掃除程度であれば、製品価格の高くない清掃ロボットを選ぶことで、導入コストの削減に繋がります。
レンタルサービスを活用する
購入となると初期コストがどうしても大きくなるため、レンタルサービスを活用し、導入にかかる初期コストを抑えるのも一つの方法です。レンタルであれば月額料金での支払いとなるため、初期コストは抑えつつ、毎月決まった額で清掃ロボットの運用ができるため、中長期的なコスト計算もしやすいでしょう。
補助金制度を活用する
清掃ロボットの導入にあたり、国や自治体の補助金制度を活用するのも一つの手です。清掃ロボットを対象としている補助金制度にはさまざまな種類がありますが、代表的なものとしては、中小企業の売り上げ拡大や生産性の向上の手助けを目的とする中小企業省力化投資補助金が挙げられます。
補助金制度を利用する場合、上限金額や公募要綱を事前に確認の上、自店舗が対象になる補助金制度に申請を出すようにしましょう。
なお、清掃ロボットの導入に利用可能な補助金制度についてはこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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購入方法や補助金制度を活用することで、業務用清掃ロボットの導入コストをある程度抑制することは可能です。
業務用清掃ロボットの選定ポイント
本項では、業務用清掃ロボットの選定ポイントについて解説します
導入価格で選ぶ
まず基準となるのは導入価格です。特に購入で清掃ロボットを導入する場合、導入価格によって初期コストは大きく変わるため、製品の本体価格は重要な要素といえます。
まず導入にあたって用意できる予算を設定し、そのうえで予算の金額内に収まる製品に候補を絞ることで、製品選定がかなりしやすくなるでしょう。
機能性で選ぶ
機能性も業務用清掃ロボットを選定する重要なポイントです。清掃ロボットの機能にも清掃にかかわる機能や障害物検知をはじめとした安全にかかわる機能などさまざまですが、自店舗への導入に必要な機能を見定める必要があります。
特に自店舗の清掃業務に必要な機能を搭載している製品を導入する必要があるため、清掃機能については必ずチェックするようにしましょう。
サイズで選ぶ
清掃ロボットはサイズによって運用できる場所も異なります。たとえば、大型の清掃ロボットであれば小さな飲食店よりも大型の商業施設がマッチするでしょう。導入後にスペック不足やオーバースペックに陥らないためにも、使用する範囲をしっかりカバーできるサイズの清掃ロボットを選定することが重要です。
業務用清掃ロボットを選定する際は、自店の規模、使用場所なども考慮しつつ、予算に収まる価格帯の製品を選びましょう。
業務用清掃ロボットのおすすめ5選を紹介
本項では、業務用清掃ロボットのおすすめ製品を5つ紹介します。
KEENON C30/DFA Robotics
引用:DFA Robotics
KEENON C30はかわいらしいデザインが特徴的な清掃ロボットです。清掃機能としては掃き掃除、吸塵、モップ掛けに対応しており、さまざまな店舗施設の清掃業務に対応できる点が強みです。
また、内部に3.5Lのダストボックスを内蔵しているため、8時間フル稼働しても2週間に一回ゴミ捨てをするだけで済む手入れのしやすさも魅力といえるでしょう。
KIRARA/アイグッズ
引用:アイグッズ
KIRARAは吸引、掃き、水拭き、乾拭と4つの清掃モードに対応しています。また、1時間で400~700㎡と広い範囲の清掃ができるため、大型の店舗施設でも運用しやすい点が魅力です。
また、KIRARAはリーズナブルにエレベーター連携ができるため、多階層の施設で運用できる清掃ロボットを探している方にもおすすめです。
Phantas/DFA Robotics
引用:DFA Robotics
Phantasはフル充電で最長16時間稼働できる清掃ロボットです。清掃機能も吸引、水拭き、掃き、乾拭きに対応しており、さまざまな現場で活躍できるマルチナ機能性も魅力。また、本体には汚れやゴミを検知するカメラを搭載しているため、隈なく清掃できる点も強みです。
Whizi/Softbank Robotics
Whiziは清掃エリア全面を均一に清掃する機能が備わっており、広い範囲を隅々まで清掃する現場で活躍できます。また、WhiziはWhizよりも1.6倍清掃性能を向上させることに成功しており、衛生面への配慮が求められるさまざまな店舗施設での活躍が期待できます。
BROIT/アイリスオーヤマ
引用:アイリスオーヤマ
BROITは床洗浄に特化した清掃ロボットです。場所や床材に合わせて3つの清掃モードを設定できるため、さまざまな環境に対応できる点が強みといえます。また、BROITは操作性もシンプルになっているため、初めて清掃ロボットを導入する店舗でも運用しやすい点が魅力です。
各製品の特性を踏まえたうえで、どの製品が自店にマッチするか検討してみましょう。
まとめ
本記事では、業務用清掃ロボットの価格相場や導入コストを抑える方法、製品の選定ポイントやおすすめの清掃ロボットを紹介しました。
業務用清掃ロボットの価格は見積もりが必要な場合も多いため、価格相場を踏まえた上で製品を検討する場合、まずは各社に見積もり依頼をしたうえで、
比較検討することが重要といえます。本記事の内容を参考に、自店で導入できる業務用清掃ロボットについて考えてみましょう。