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2026/01/07

オリコの請求書カード払いOBSとは|企業の資金繰り改善とキャッシュレス化を同時に実現

  • 請求書カード払い(BIPS)
オリコの請求書カード払い

仕入れ代金や外注費の支払いが立て込むと、月末の資金繰りが厳しくなる。そんな悩みを抱える店舗経営者、施設オーナーも多いはずです。

銀行振込による支払いはキャッシュフローがタイトになりがちですが、もし「請求書をクレジットカードで支払える」仕組みがあれば、資金繰りに余裕を持たせることも可能です。オリコの請求書カード払いサービスOBSは、まさにそのニーズに応える選択肢です。

請求書の支払いをカード決済に切り替え、支払期日を実質延長することで資金繰り改善につながる可能性があります。本記事では、OBSの仕組み、メリット・注意点、導入手順、そして店舗運営で実際に使う際のポイントまでを詳しく解説します。

目次

オリコ請求書カード払いOBSとは何か?基本構造

オリコ請求書カード払いOBSとは何か ― オリコ請求書カード払いの基本構造

オリコ請求書カード払いOBSは、銀行振込が必要な請求書をクレジットカード決済に切り替えられるサービスです。資金繰りを圧迫しやすい店舗経営や施設運営において、キャッシュアウトのタイミングを調整できる点が大きな特徴です。ここでは、OBSの仕組みやサービス内容、利用できる事業者の条件について基本から整理します。

  • OBSのサービス概要
  • 支払いの流れと決済の仕組み
  • 対象事業者と利用条件

OBSのサービス概要

オリコ請求書カード払いOBSは、オリエントコーポレーションが提供する法人・個人事業主向けの請求書決済サービスです。本来は銀行振込で支払う請求書を、クレジットカードで決済できる仕組みを提供しています。利用者はカードで支払いを行い、オリコが取引先に対して振込を代行します。

取引先は通常通り銀行振込を受け取るのみで、カード決済に対応する必要はありません。これにより、支払い方法の変更を理由に取引条件の再交渉が発生することもなく、既存の取引関係を維持したまま導入できます。支払日をカードの引き落とし日まで先延ばしできるため、短期的な資金調整にも向いています。

支払いの流れと決済の仕組み

OBSの基本的な仕組みは「カード決済+振込代行」という構造です。利用者は専用画面から請求書情報と支払先を登録し、クレジットカードで決済を行います。その後、オリコ側が代行して取引先へ銀行振込を実行します。

取引先は通常の振込入金として受け取るため、カード決済で支払われていることを意識する必要がありません。実際の支払いはクレジットカード会社との間で発生するため、引き落とし日はカードごとの締日・支払日に従います。結果として、実質的に支払期日を1か月前後延ばす効果が生まれ、資金繰りの調整がしやすくなります。

対象事業者と利用条件

オリコ請求書カード払いOBSは、法人だけでなく個人事業主や店舗経営者も利用可能なサービスです。業種としては、飲食店、小売業、サービス業、クリニック、介護施設など、請求書による支払いが日常的に発生する業態に向いています。利用にあたっては、事業実態の確認や簡単な審査が行われ、クレジットカードの利用枠内での支払いとなります。

また、すべてのカードが対応しているわけではなく、対応ブランドや利用条件は事前確認が必要です。請求書の名義と利用者情報が一致しているか、反社会的勢力に該当しないかといった点も審査対象となるケースがあります。導入前に条件を整理しておくことで、スムーズに利用開始できます。

オリコ請求書カード払いOBSを利用するメリット

オリコ請求書カード払いOBSを利用するメリット

オリコ請求書カード払いOBSは、単に支払い方法を変える仕組みではなく、資金繰りの安定や業務効率の向上といった短期的な資金調整にもつながるサービスです。店舗や施設運営において発生しがちな支払い業務の負担を軽減しながら、キャッシュフローを整える手段として活用できます。ここでは、OBSを導入することで得られる具体的なメリットを整理します。

  • 支払い期日の延長による資金繰り改善
  • 振込業務削減による業務効率化
  • ポイント活用による実質コスト圧縮

支払い期日の延長による資金繰り改善

OBSを利用する最大のメリットは、銀行振込で即時に発生していた支出を、クレジットカードの支払日にまとめられる点です。これにより、実際に口座から資金が引き落とされるタイミングを先送りできます。

例えば月末に集中しがちな仕入れ代金や外注費の支払いを、翌月以降のカード決済日に集約することで、月末の資金不足を回避しやすくなるのです。特に売上の入金サイトが長い業態では、支払と入金のズレが経営を圧迫しがちですが、OBSを活用することで支払タイミングを調整し、手元資金に余裕をもたせる運用が可能になります。

振込業務削減による業務効率化

OBSを利用すると、これまで手作業で行っていた銀行振込業務を大幅に削減できます。通常、請求書ごとに振込金額を確認し、金融機関の画面へログインして振込処理を行う作業は、想像以上に手間がかかります。OBSでは請求書情報を登録し、カードで決済するだけで支払い手続きが完了するため、複数件の支払いもまとめて処理しやすくなるのです。

振込漏れや金額入力ミスといったヒューマンエラーも防ぎやすくなり、経理負担の軽減につながります。業務の属人化を防ぎ、支払い管理をシンプルにできる点も、店舗運営では大きな利点です。

ポイント活用による実質コスト圧縮

カードの条件によってはポイントが付与される場合があります。通常、銀行振込による支払いでは何のリターンも生まれませんが、カード決済に切り替えることで支払い金額に応じて一定の還元が得られます。このポイントを経費の支払いや備品購入に充てることで、実質的な支出を抑えることも可能です。

また、還元率の高いビジネスカードを選べば、手数料の一部を相殺する効果も期待できます。支払いを単なるコストで終わらせず、カード特典を活用できる場合があります。

オリコ請求書カード払いOBSの注意点・デメリット

オリコ請求書カード払いOBSの注意点・デメリット

オリコ請求書カード払いOBSは便利なサービスである一方、導入前に理解しておくべき注意点やデメリットも存在します。仕組みを正しく把握せずに利用すると、想定外のコストが発生したり、運用面で支障が出る可能性もあります。ここでは、オリコ請求書カード払いOBSの注意点・デメリットについて解説しますので、参考にしてください。

  • 対応カードブランドの制限
  • 手数料負担の発生
  • 支払い延長には限界がある

対応カードブランドの制限

OBSは、すべてのクレジットカードに対応しているわけではありません。利用できるカードブランドやカード種別には制限が設けられており、事前に対応状況を確認しなければなりません。ビジネスカードは対応していても、個人向けカードが対象外となる場合や、発行会社によって利用できないケースもあります。

また、利用中のカードが急に利用不可となるリスクもゼロではありません。カード更新や利用条件の変更により、突如として使えなくなる可能性も考慮しておく必要があります。導入前に手持ちのカードが対象かを確認するだけでなく、代替手段も検討しておくと安心です。

手数料負担の発生

OBSの利用には所定のサービス手数料が発生します。銀行振込では無料または少額で済んでいた支払いでも、カード決済へ切り替えることで一定のコストが追加されます。この手数料は請求書金額に対して一定割合で設定されるため、支払額が大きくなるほど負担も増える仕組みです。

頻繁に利用すると、年間コストが想像以上に膨らむこともあります。また、カードポイントによる還元を加味しても、必ずしも手数料を相殺できるとは限りません。導入前に手数料率を確認し、実際の負担額を試算したうえで運用方針を決めることが重要です。

支払い延長には限界がある

OBSにより支払期日を先延ばしできるとはいえ、無制限に資金繰りを改善できるわけではありません。支払いはあくまでクレジットカードの引き落とし日にまとめられるため、最終的にはカード会社への支払い義務が発生します。延長できる期間は、カードの締日や利用日によって異なりますが、数週間から1か月程度が一般的です。

そのため、長期的な資金不足を根本的に解決する手段としては不十分です。恒常的に依存してしまうと、翌月以降の資金繰りがさらに厳しくなるリスクもあります。短期的な調整手段として位置づける意識が大切です。

オリコ請求書カード払い導入手順と利用開始までの流れ

オリコ請求書カード払い導入手順と利用開始までの流れ

オリコ請求書カード払いOBSは、申込みから利用開始までの手順がシンプルに設計されています。ただし、事業者情報の登録やカード設定など、いくつかの工程を正確に進めることが大切です。ここでは、初めての方でも迷わず進められるよう、導入から実際の支払いまでの流れを5つのステップに分けて解説します。

  • ステップ1:公式サイトからサービス内容を確認し申込みを行う
  • ステップ2:事業者情報の登録と必要書類の提出
  • ステップ3:利用するクレジットカードの登録
  • ステップ4:請求書情報の登録と決済手続き
  • ステップ5:カード会社への支払いと経理処理

ステップ1:公式サイトからサービス内容を確認し申込みを行う

まずはオリコ公式サイトにアクセスし、OBSのサービス内容、対応カード、手数料の概要などを確認します。内容に問題がなければ、専用フォームから申込みを行ってください。

申込み時には、事業者名や所在地、連絡先などの基本情報を入力します。店舗名義や法人名義での登録になるため、事前に登記情報や開業届の内容を整理しておくとスムーズに進められます。

ステップ2:事業者情報の登録と必要書類の提出

次に、本人確認および事業確認のため、追加情報の登録と必要書類の提出を行います。法人の場合は登記簿情報、個人事業主の場合は開業関連の情報入力が求められることも少なくありません。

本人確認書類の提出が必要になるケースもあり、内容に不備があると審査に時間がかかります。正確な情報を登録し、提出書類の形式や期限にも注意しましょう。

ステップ3:利用するクレジットカードの登録

審査が完了すると、支払いに使用するクレジットカードの登録へ進みます。対応カードであるかを確認した上で、カード番号や有効期限を入力してください。

登録後は、カードの利用限度額内で支払いが可能になります。利用枠に余裕がない場合は、決済できないこともあるため、あらかじめカード会社の利用枠も確認しておくと安心です。

ステップ4:請求書情報の登録と決済手続き

カード登録が完了したら、支払いたい請求書の情報を入力します。取引先名、振込先口座、金額、支払期日などを登録し、内容に問題がなければクレジットカード決済を実行します。

決済が完了すると、オリコが取引先への銀行振込を代行。利用者自身で振込を行う必要はなく、支払い作業を大幅に簡略化できます。

ステップ5:カード会社への支払いと経理処理

取引先への振込後、後日クレジットカード会社から利用代金が引き落とされます。引き落とし日はカードの締日や支払日により異なります。その間に、未払金や手数料の経理処理を行いましょう。

請求書とカード明細をあわせて管理することで、支払い状況を把握しやすくなります。仕訳のルールを決めておくと後処理も楽になります。

オリコ請求書カード払いでOBSが利用できるクレジットカード

オリコ請求書カード払いOBSは、すべてのクレジットカードに対応しているわけではありません。対応しているカードを正しく選ぶことで、決済エラーを防ぎ、運用の安定性が高まります。

特にビジネス向けカードは利用枠や管理機能が充実しており、請求書カード払いとの相性も良好です。ここでは、OBSで利用しやすい代表的なカードを紹介します。

  • UPSIDERカード
  • 三井住友ビジネスカード

UPSIDERカード

UPSIDERカード

UPSIDERカードは、スタートアップや中小企業向けに設計された法人カードで、柔軟な利用枠設定と管理機能の充実が特徴です。与信枠は従来型のクレジットカードと異なり、利用実績や口座残高に応じて変動する設計がされており、高額決済にも対応しやすい点が強みです。オリコ請求書カード払いOBSと組み合わせることで、仕入れや外注費といった高額支払いもカードで処理でき、資金繰りの調整がしやすくなります。

また、管理画面では利用履歴をリアルタイムで確認でき、支払先ごとの支出状況を把握することが可能です。複数のカード発行や利用制限設定も可能なため、スタッフごとにカードを持たせたい事業者にも適しています。

金管理をシステム化したいオーナーにとって、OBSとの連携で業務効率と財務管理の両面を改善できるカードといえるでしょう。

三井住友ビジネスカード

三井住友ビジネスカード

三井住友ビジネスカードは、知名度と信頼性の高いメガバンク系クレジットカードとして、多くの法人や個人事業主に利用されています。利用枠が比較的広く設定されやすく、請求書金額が大きくなりやすい事業でも対応しやすい点が特長です。オリコ請求書カード払いOBSと組み合わせることで、月末に集中しがちな支払いをカード決済にまとめ、実際の引き落としを翌月以降に調整できます。

さらに、利用明細が詳細に管理できるため、経理処理との相性も良好です。利用先ごとに明細を確認できるため、支出管理の精度が高まります。カード限度額が不足する場合でも、事前に増枠相談が可能な点も安心材料です。サポート体制も整っており、万一のトラブル時も迅速な対応が期待できます。

長く安定して利用したい事業者に向いている一枚です。

オリコ請求書カード払い他社サービスとの比較

請求書カード払いサービスは各社から提供されており、機能や料金体系、使い勝手には違いがあります。オリコ請求書カード払いOBSを検討する際は、他社サービスと比較して自社に合うかを見極めることが大切です。ここでは代表的なサービスと比較しながら、それぞれの特徴とOBSとの違いを整理します。

  • 支払い.com
  • 請求書カード払い byGMO
  • DGFT請求書カード払い

支払い.com

支払い.com

支払い.comは、請求書カード払いサービスの中でも知名度が高く、導入実績も多いサービスです。最短即日振込に対応している点が大きな特徴で、急な支払いが発生した際の資金調整手段として利用しやすい設計となっています。

利用者は請求書情報を登録し、クレジットカードで決済するだけで、取引先へ指定口座に振込が行われます。オリコOBSと比較すると、支払い.comはスピード重視の傾向が強く、緊急性の高い支払いに適しているといえるでしょう。

一方で、利用ごとの手数料は比較的高めに設定されているケースもあり、頻繁に利用するとランニングコストがかさみやすい点には注意が必要です。単発利用やスポット的な活用には向いていますが、恒常的な支払いの仕組みとして組み込む場合は費用面の検討が欠かせません。安定運用を重視するなら、費用とスピードのバランスを考えた選択が重要になります。

請求書カード払い byGMO

請求書カード払い byGMO

請求書カード払い byGMOは、決済事業者としての実績が多いGMOグループが提供するサービスです。サービス基盤の安定性やセキュリティ体制に強みがあり、法人向けの決済サービスに慣れている事業者でも導入しやすい点が特徴です。管理画面が整理されており、請求書の登録や支払い履歴の管理を一元化できる設計となっています。

オリコOBSと比較すると、請求書カード払い byGMOはシステム連携や管理機能の面で優れていますが、カード対応ブランドの幅や審査条件は事前確認が必要です。また、手数料はやや高めに設定されていることもあり、コスト意識の高い事業者にとっては負担に感じる可能性があります。業務効率化や管理重視で選ぶならGMO、コストと金融系の信頼性で選ぶならオリコという視点で整理すると判断しやすくなります。

DGFT請求書カード払い

DGFT請求書カード払い

DGFT請求書カード払いは、デジタルガレージグループが提供する法人向け決済サービスです。クレジットカード決済の仕組みに強みがあり、BtoB決済分野での導入実績も豊富です。請求書払いをカード決済へ切り替える基本機能に加え、セキュリティ対策や取引データ管理を重視した設計がされています。

オリコOBSと比較すると、DGFTはIT志向の強い企業や複数拠点をもつ事業者に向いている一方、導入時の設定や運用ルールがやや複雑に感じられるケースがあります。システム連携や業務フローの構築が必要な場合もあり、小規模店舗や個人事業主にとってはオーバースペックになることも少なくありません。手軽さや金融色の強さを重視するならOBS、業務システムとの連携を重視するならDGFTといった棲み分けが考えられます。

まとめ―オリコ請求書カード払いは資金調整の実務ツール

オリコの請求書カード払いOBSは、銀行振込が必要な請求書をクレジットカード決済に切り替えられる実用性の高いサービスです。支払期日を調整することで短期的な資金繰りを改善できるだけでなく、振込業務の削減や支払い管理の一元化によって業務効率も向上します。

一方で、手数料の負担やカードブランドの制限など、導入前に確認すべき点も明確です。これらを理解したうえで運用すれば、OBSは単なる決済手段にとどまらず、資金管理と業務改善を支える経営ツールとして活用できます。店舗や施設運営の支払いを合理化したい事業者にとって、有力な選択肢となるサービスです。

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