請求書カード払いを検討する中で、自社が保有するカードが使えるかどうかは重要な判断材料になります。特にアメリカン・エキスプレスのカードは、ビジネス用途で利用している企業も多く、対応可否を重視するケースが目立ちます。
本記事では、請求書カード払いにアメックスが使えるのか、対応しているサービスの考え方、利用時の注意点、メリット・デメリットまでを紹介しますので、参考にしてください。
アメックスを最大限活用したい企業担当者向けに、実務目線で解説します。
請求書カード払いでアメックスは利用できるのか

請求書カード払いを導入する際、アメックスが使えるかどうかは重要な判断材料になります。ビジネス利用が多いアメックスですが、すべての請求書カード払いサービスで対応しているわけではありません。
対応可否を誤って判断すると、いざというときに決済できない事態にもつながります。ここでは、アメックスの対応状況について実情を整理します。
- アメックス対応状況の現実
- アメックスが使えない理由
アメックス対応状況の現実
請求書カード払いにおけるアメックス対応は、サービスごとに異なります。VISAやMastercardに比べると、アメックスに対応していないサービスも少なくありません。
これはアメックス独自の決済ネットワークや手数料体系が影響しています。対応可否を確認せず申し込むと、登録が完了しても決済できないこともあります。
必ず公式サイトや利用条件で対応ブランドを確認する必要があるでしょう。利用可能と記載がない場合は、事前に問い合わせを行うことが安全です。
アメックスが使えない理由
アメックスが一部サービスで使えない理由の一つが、決済手数料の高さです。サービス提供会社側にかかるコストが高く、採算が合わないため対応していないケースがあります。
また、システム連携の難易度も要因のひとつです。アメックスの決済方式は他ブランドと異なるため、導入までの手間がかかります。
そのため、利用者側の需要があっても、提供側が対応に踏み切れない現実があります。
アメックスが利用できる請求書カード払い利用時の注意点

アメックス対応の請求書カード払いは便利ですが、事前に確認すべき点があります。仕組みを理解せずに利用すると、決済不可や資金管理のトラブルにつながります。
スムーズに活用するためには、カードの状態や決済条件を把握しておくことが重要です。ここでは、アメックスが利用できる請求書カード利用時の注意点を整理します。
- 利用限度額の確認
- 決済エラーのリスク
利用限度額の確認
アメックスを使う場合、利用限度額の把握が欠かせません。請求書カード払いも通常の決済と同様に、利用枠を消費します。
すでに他の経費で枠を使用していると、思ったより利用可能額が少ないこともあるでしょう。高額な請求書を処理する場合は、事前に利用可能枠を確認し、足りない場合はカード会社へ確認を行います。限度額に余裕がなければ決済が通らず、支払い期限を逃す原因になります。
決済エラーのリスク
アメックス対応と記載があっても、必ず決済できるとは限りません。カード会社側の判断やセキュリティチェックにより、決済が保留されるケースがあります。高額決済や短期間での連続利用は、エラーが起きやすくなります。
また、不正防止の仕組みにより、本人確認が必要になることも少なくありません。事前に利用履歴を正しく管理し、万一に備えて別の支払い手段を用意しておくことが現実的な対策です。
アメックスが利用できる請求書カード払いサービスの探し方

アメックスに対応している請求書カードサービスは限られているため、選定時の確認作業が重要になります。見た目の料金や機能だけで判断すると、あとから利用できないことに気づくケースも少なくありません。導入前に正しい方法で調べることで、無駄な手間や失敗を防げます。
ここでは、確実に確認するための手順を解説します。
- 公式情報の確認
- 問い合わせによる確認
公式情報の確認
最初に確認すべきなのは、各サービスの公式サイトに掲載されている対応カードブランドです。大抵の場合、利用可能なカード会社は明記されています。アメックスのロゴが表示されているか、ブランド一覧に名前があるかをチェックします。
記載がない場合は、対象外である可能性が高いため注意が必要です。また、注意事項や利用条件の中に除外対象として記載されていることもあります。
問い合わせによる確認
公式サイトで確認できない場合は、直接問い合わせることが確実です。問い合わせフォームや電話でアメックス対応可否を明確にします。あわせて、決済上限額や審査条件、振込スピードなども確認しておくと安心です。
実際の運用条件はサイトにすべて掲載されていないことも多く、担当者からの回答が判断材料になります。事前確認を怠ると、導入後に使えないことが判明する可能性があります。
請求書カード払いと他の支払い方法の違い
支払い方法によって、資金繰りや業務効率は大きく変わります。請求書カード払いは従来の支払い手段とは仕組みが異なるため、適切に比較しないと導入の判断を誤ることがあります。
ここでは、請求書カード払いと他の支払い方法の違いについて解説しますので、参考にしてください。
- 口座振替
- 従来の請求書払い
- BtoBクレジットカード決済
口座振替
口座振替は指定した日に自動で引き落とされる仕組みで、支払い忘れの防止に効果的です。一方で、支払い日を自由に調整することができず、資金繰りの柔軟性は低くなります。
請求書カード払いは支払い日を後ろにずらせるため、短期調整に向きます。口座振替は長期的な固定費管理に適し、カード払いは突発的な資金調整向きという違いです。
従来の請求書払い
従来の請求書払いは、指定の期限までに銀行振込で支払う一般的な方法です。取引先にとっては手数料がかからず安定していますが、支払う側は期日までに現金を用意しなければなりません。
請求書カード払いは、現金の先出しを避けられる点が特徴です。短期間の資金調整には有効ですが、コストが発生します。コストより資金確保を優先したい場合に適しています。
BtoBクレジットカード決済
BtoBカード決済は、取引先がカード決済に対応している場合に利用できます。支払う側はカードで直接決済でき、手間も少なく済みます。
ただし、取引先が対応していなければ利用できません。請求書カード払いは、未対応先でもカード決済にできる点が最大の違いです。取引先のシステムに依存しない点が、大きな優位点です。
アメックスが利用できる請求書カードのメリット
アメックスに対応した請求書カード払いは、単なる支払い手段ではなく、資金管理の選択肢を広げる手段でもあります。使い方を理解すれば、短期的な資金調整や経費管理の効率化につながります。
ここでは、アメックスが利用できる請求書カードのメリットについて解説しますので、参考にしてください。
- 資金繰り調整に強い
- 高額決済に強い
- ポイント・マイル還元の活用
- 資金調達よりも手続きが早い
資金繰り調整に強い
請求書カード払いをアメックスで利用する最大のメリットは、支払期日を後ろにずらせる点です。通常の振込では請求書の期日までに現金が必要ですが、カード決済に切り替えることで引落日まで時間を確保できます。
仕入れや外注費など、急な支払いにも対応しやすいです。短期的な資金不足への対応手段として優れています。
高額決済に強い
アメックスは、他ブランドと比べて利用限度額に柔軟性をもたせているケースが多く、高額な支払いにも対応しやすい傾向があります。
仕入単価が高い業種では、一般的なカードでは枠が足りない場合も考えられます。アメックスを利用することで、資金調達に頼らずに高額請求に対応可能です。
ポイント・マイル還元の活用
アメックスではポイント還元を受けられるケースもありますが、請求書カード払いが対象外となる場合や還元条件が異なることがあるため、事前確認が必要です。
年間利用額が多いと差は大きくなります。出張や設備投資、備品購入などにも還元を活用できます。
資金調達よりも手続きが早い
銀行融資やビジネスローンと比べて、請求書カード払いは審査や書類提出が不要なケースが多く、即日利用できることもあります。面談や事業計画書の準備といった手間がなく、急な支払いへの対応力を確保できます。スピード重視の場面で優位になるのもメリットです。
アメックスが利用できる請求書カードのデメリット
アメックス対応の請求書カード払いは利便性が高い一方で、導入前に理解すべき弱点もあります。対応サービスの数やコスト面など、他ブランドと異なる注意点があります。
ここでは、アメックスが利用できる請求書カードのデメリットについて解説しますので、参考にしてください。
- 対応サービスが少ない
- 決済手数料が高めになりやすい
- 限度額に左右される
対応サービスが少ない
アメックスに対応した請求書カード払いサービスは、VISAやMastercardと比べて限られています。そのため、選択肢が少なく、手数料や振込条件を比較しにくい傾向があります。
複数社を比較して最適な条件を選びたい場面でも、アメックス対応サービスが見つからず、妥協せざるを得ないケースも少なくありません。導入後に乗り換えがしづらい点も注意が必要です。
決済手数料が高めになりやすい
アメックスは他ブランドよりも決済手数料が高い傾向があり、その分、請求書カード払いの手数料も割高になる場合があります。小額利用では差を感じにくくても、高額取引が重なるとコストへの影響は大きくなるでしょう。
長期的な運用では、利益率低下につながる恐れがあります。利用頻度と金額を把握し、費用対効果を意識した運用が必要です。
限度額に左右される
いくらアメックスのカードでも、利用可能額を超えた支払いはできません。すでに多くの経費でカードを使っていると、想定より利用枠が少ないケースがあります。
また、カード会社の判断で一時的に限度額が下げられることもあります。支払い直前に枠不足が判明すると、取引先との信用にも影響する可能性も否定できません。そのため、事前に利用枠をしっかり管理しておくことが大切です。
アメックスが利用できる請求書カードの利用手順
アメックス対応の請求書カード払いは、正しい手順で進めることでスムーズに導入できます。事前準備を怠ると、決済に失敗したり振込が遅れたりする可能性が高いです。
ここでは、初めて利用する方でも迷わず進められるよう、実務フローに沿って解説します。
- アメックス対応サービスを選定する
- アカウント登録を行う
- 請求書情報を登録する
- アメックスを決済カードとして設定する
- サービス提供会社が取引先へ振込する
- 後日アメックスから引き落としされる
- 経理処理を実施する
手順1:アメックス対応サービスを選定する
まず、アメックスに対応している請求書カード払いサービスを選びます。公式サイトで対応カードブランドを確認し、アメックス利用可と明記されているかをチェック。記載がない場合は問い合わせを行い、確実に確認します。
手順2:アカウント登録を行う
選定したサービスのサイトから会員登録を行います。会社名、住所、代表者情報などを入力します。本人確認書類や事業確認書類が必要になる場合も多いです。登録作業自体は短時間で完了するケースが一般的です。
手順3:請求書情報を登録する
対象となる請求書の内容を登録します。発行元、支払い金額、支払い期日などを入力し、必要に応じて請求書データをアップロード。誤入力は決済遅延の原因になるため、内容は必ず確認します。
手順4:アメックスを決済カードとして設定する
決済方法としてアメックスを選択し、カード情報を登録します。登録後に決済処理を実行すると、利用可能枠が消費される仕組みです。エラーが発生した場合は、限度額不足や利用制限が原因となることがあります。
手順5:サービス提供会社が取引先へ振込する
決済完了後、請求書カード払いサービスが取引先へ振込を行います。振込スピードは即日から数営業日までサービスごとに異なります。支払い期日を事前に確認して利用することが重要です。
手順6:後日アメックスから引き落としされる
カードの締日と支払い日に合わせて、アメックスから引き落としが行われます。この日が実質的な支払い日となるため、必ず資金準備を行います。引落額は利用履歴で確認可能です。
手順7:経理処理を実施する
請求書登録時は未払金処理、引落時に消込処理を行います。あわせて手数料を経費計上します。仕訳ルールを社内で統一し、毎月の確認作業を習慣化するでしょう。
アメックスが利用できる請求書カード払い3選
アメックス対応サービスは選択肢が限られるため、導入時の比較が重要です。サービスごとに対応条件や振込スピード、手数料体系が異なります。ここでは、アメックス利用を前提に検討されやすい代表的サービスを紹介します。
- 支払い.com
- 請求書カード払い byGMO
- DGFT請求書カード払い
支払い.com

支払い.comは、請求書をカード決済に変換できるサービスとして広く知られています。法人・個人事業主の両方が利用しやすい設計で、操作画面も比較的シンプルな構成です。請求書情報を入力し、カード決済を行うことで、取引先には通常の振込として処理されます。
そのため、支払い方法の変更を取引先に伝える必要がありません。アメックス利用可否は変動する可能性があるため、申込み前に必ず公式サイトや問い合わせで確認することが大切です。振込スピードや利用条件はサービス内容により異なるため、資金繰り計画に合わせた選定が必要です。
請求書カード払い byGMO

GMO系の請求書カード払いサービスは、法人向け決済インフラに強みを持つ企業が提供している点が特徴です。請求書支払いのカード化に加え、企業利用を前提とした管理機能を備えています。経理業務と相性が良く、支払い履歴や利用状況を把握しやすい設計です。
アメックス対応の可否は時期や契約内容により異なる可能性があるため、事前確認が必要です。大きなメリットは、信頼性の高い決済基盤を使える点にあります。業務フローの見直しを前提に導入することで、資金繰りと管理効率の両立を目指せます。
DGFT請求書カード払い

DGFTが提供する請求書カード払いサービスは、法人向けソリューションとして設計されており、決済処理の信頼性に強みを持っています。請求書をアップロードまたは入力し、カード決済に変換する基本構造は他サービスと同様ですが、決済インフラの安定性が特徴です。
アメックス対応状況はサービスの設定や契約形態により異なる場合があるため、必ず確認します。導入後のサポート体制や運用のしやすさを重視する企業におすすめです。
短期的な資金調整目的だけでなく、支払業務全体の効率化を考える企業にとっても検討価値があります。
アメックス利用可否は事前確認が最重要。正しく選べば強力な資金管理手段
請求書のカード払いでアメックスを使いたい場合、まず対応しているサービスを確認することが最初の判断基準となります。なぜなら、すべてのサービスでアメックスが使えるわけではなく、事前に調べておかないと決済できない場合があるからです。
一方で、しっかりと対応サービスを選べば、支払期日の調整や高額決済への対応、ポイントの還元など、アメックスのメリットを最大限に活かせるでしょう。導入時は、アメックス対応ブランドの有無だけでなく、手数料や振込のスピードも比較することが大切です。このように、短期的な資金調整の手段として計画的にアメックスを活用することで、経営を支える有効な手段となるでしょう。

