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2025/07/31

【2025年最新】キッチンカーで儲かるメニュー18選!食事系・軽食系・ドリンク系はどれが良い?

  • 移動販売店開業支援
儲かるキッチンカーとは

キッチンカー(移動販売車)やフードトラックを開業する際、検討しなければならないのが提供するメニューの内容です。メニューによっては、利益率の高いものや顧客単価が高いもののほか、儲かりにくいものもあるので注意しなければなりません。

そこで今回は、数あるキッチンカーのメニューから、儲かるメニューにはどのような傾向があるのかを解説します。

また、具体的に儲かるキッチンカーのメニューも「食事系」「軽食系」「ドリンク系」の3種に分けてトータル18選紹介しますので、メニュー作りの参考としてぜひお役立てください。

目次

儲かるキッチンカーのメニューの特徴

キッチンカー車両の前でほほ笑むエプロンを着けた女性

儲かるキッチンカーには、メニューに以下のような特徴・傾向があります。

  • 調理工程が少なく提供スピードが速い
  • 定番メニューで外さない
  • 単価が高く選択肢が豊富
  • オリジナリティが高く珍しい
  • 季節・出店場所など顧客ニーズにマッチしている

それぞれ、上記の項目に当てはまるキッチンカーが、具体的にどのような理由で儲かるのかを確認していきましょう。

調理工程が少なく提供スピードが速い

儲かるキッチンカーのメニューは、調理工程が少なく提供スピードが速い特徴があります。提供スピードが遅いと、顧客を待たせる時間が長くなることから、収益機会を失ったり、回転率が低下して利益効率が悪くなったりするためです。

そのため、儲かるキッチンカーのメニューは、仕込みの段階でどこまで手を加えておくか、提供時の調理工程も具体的にイメージしながら検討する必要があります。

定番メニューで外さない

定番メニューは顧客からの認知度が高いため、比較的儲かりやすいキッチンカーのメニューです。焼きそばや丼、ハンバーガーなど、名前を聞いて料理のイメージができるものは、老若男女問わず人気があります。

出店場所によるものの、ファミリー層が多いイベント会場であれば、複数個単位で売れる可能性も高いことから、定番メニューを提供するのもおすすめです。

単価が高く選択肢が豊富

単価が高く選択肢が豊富なメニューも、儲かるキッチンカーで多く提供されている特徴があります。具体的には、トッピングの選択肢が多いメニューです。丼物やクレープ、ハンバーガー・サンド系、ラーメンなどが挙げられます。

ベースのメニューの価格を安く設定し、トッピングのバリエーションで顧客単価を引き上げ、売上を伸ばす方法です。また、ドリンクやポテト・から揚げなどのサイドメニューを一緒に販売することで、セットメニューとしての需要を取り入れるのも単価アップにつながります。

オリジナリティが高く珍しい

オリジナリティが高く珍しいメニューも、儲かるキッチンカーの共通点です。例えば、アジアンフードのように普段あまり食べる機会がないメニューや、自分では調理するのが面倒な揚げ物など、「買ってでも食べたい」と思えるような料理が挙げられます。

定番メニューであっても、トッピングに珍しい組み合わせのものを追加したり、味付けを変えたりしてオリジナリティを出すのも、収益向上につながる工夫です。

季節・出店場所など顧客ニーズにマッチしている

儲かるキッチンカーは、季節・出店場所などの顧客ニーズにマッチするメニューを提供している特徴があります。具体的には、真夏の音楽フェスや野外イベントなどで、かき氷や冷たいドリンクを提供するようなイメージです。

一方で、真冬にかき氷や冷たいドリンクを提供しても需要が見込めないため、ホットドリンクやフードにメニューをチェンジするのも良いでしょう。また、周辺に飲食店がないエリアに出店する場合は、食事系メニューの需要が伸びやすくなります。

このように、顧客ニーズにマッチする料理を提供する工夫を講じているキッチンカーは、収益アップにつながりやすい傾向です。

キッチンカーを開業する際は、儲かるメニューの立案に加えて、スムーズに開業するための準備を的確に進める必要があります。以下の記事では、キッチンカー開業までの具体的な準備の流れを解説していますので、こちらもぜひ参考にしてください。

参考記事:キッチンカー開業までの流れ7ステップ!開業資金の目安や資格など準備の進め方を解説

【食事系】キッチンカーにおすすめの儲かるメニュー5選

使い捨て容器に入った料理

ここからは、キッチンカーでの提供におすすめの儲かるメニューの中から、食事系の人気メニューを5つピックアップして紹介します。

丼物

丼物は、定番メニューの中でも人気が高いキッチンカーのメニューです。から揚げ丼や海鮮丼、親子丼、牛丼、焼肉丼など、さまざまなラインナップを提供できます。

味付けに工夫を凝らしたり、温玉や漬物・味噌汁などのトッピング・サイドメニューを加える形で、単価アップを図ると良いでしょう。

カレー

カレーもキッチンカーで提供されていることが多い、人気のメニューです。家庭風のカレーだけでなく、ホテルで提供されるような欧風カレーや、オリジナルブレンドのスパイスカレーなどを提供するのも良いでしょう。

カレーも揚げ物や温玉、ドリンクなどの追加注文が入りやすいメニューなので、比較的客単価も高くなりやすい傾向にあります。また、シンプルなカレーならご飯をよそってルーをかけるだけで完成するので、提供スピードが速いメニューを選びたい方にもおすすめです。

ラーメン

儲かるキッチンカーのメニューを選びたいのであれば、ラーメンもおすすめです。冬季であれば温かいスープの一般的なラーメン、夏季であれば冷麺や汁なしの油そばなど、提供メニューを時期に合わせて変化させる選択肢もあります。

また、ラーメンはラーメンのみが集うイベントが開催されているケースも多く、イベント出店による収益アップを図るのにも最適なメニューです。

ピザ

儲かるキッチンカーのメニューを提供するなら、ピザもおすすめです。本格的なピザ窯で焼いた商品は人気が高く、トッピングやサイドメニュー、ドリンクとの相性も抜群なので顧客単価も高くなりやすいでしょう。

本格的なピザ窯を導入すれば、電気オーブンよりも素早く焼けるため、提供スピードを上げたい場合はピザ窯の導入をおすすめします。

タコライス・アジアンフード

キッチンカーで儲かるメニューを提供したいのであれば、タコライスやアジアンフードなどの普段食べる機会が少ないメニューもおすすめです。

具体的には、タコライスのほかにガパオライスやビビンバ、バインミー、カオマンガイ、ケバブなどが挙げられます。仕込みさえきちんと行っていれば、提供しやすいメニューが多いのも特徴で、希少性も高く競合と料理が被るのを防ぎたい方に最適なメニューです。

参考記事:キッチンカー(移動販売)の仕込み場所はどこ?営業許可を得るために知っておきたい開業準備ガイド

【軽食系】キッチンカーにおすすめの儲かるメニュー8選

ベリー系のクレープを手に持つイメージ

ここからは、キッチンカーで儲かるメニューを提供したい場合に、おすすめの「軽食系」メニューを8選紹介します。

焼きそば

キッチンカーで儲かるメニューを提供したい場合、軽食系を選ぶなら「焼きそば」がおすすめです。焼きそばは大量調理が可能な上に、定番メニューなので年代・性別を問わず需要が見込めます。

オムそばにしたり、目玉焼きやチーズをトッピングしたりするのも良いでしょう。また、富士宮焼きそばのように、ご当地系の焼きそばで差別化を図るのも効果的です。

たこ焼き

たこ焼きも、キッチンカーでの提供に最適なメニューの1つです。焼きそばと同様に比較的大量調理が可能な上に、トッピングでの単価アップも狙えます。

ネギやチーズ、大根おろし、出汁つゆなど、味のバリエーションを増やせば顧客に選ぶ楽しさも提供できるのでおすすめです。

から揚げ

から揚げも、儲かるキッチンカーで提供されていることが多い定番メニューの1つです。2020年頃の新型コロナウイルス流行拡大により、テイクアウトの需要が高まった際には、から揚げ専門店も数多く出店されました。

丼にすれば食事系メニューに、単品であれば軽食系メニューとして楽しめるため、顧客ニーズに合わせて提供方法を変えられるメリットもあります。

定番のもも肉を使ったから揚げのほか、胸肉や骨付き肉など、部位や味付けで差別化やオリジナリティを追求することも可能です。

焼き鳥

儲かるキッチンカーのメニューを提供したいのであれば、焼き鳥もおすすめです。焼き鳥は顧客の「プラス1品」に選ばれることが多いのも特徴で、食事系メニューを別店舗で購入した顧客が味変や追加料理として注文するような需要が見込めます。

また、軽食としてもニーズが高く、食事系メニューを購入するほどお腹が空いていないという顧客でも、取り込みやすい点が魅力です。モモ串のほか、ネギま・皮・砂ぎも・ハツなど、さまざまな部位を提供して選択肢を広げる方法もあります。

ホットドッグ・ハンバーガー・フライドポテト

ホットドッグやハンバーガー、フライドポテトなどのファストフードも、キッチンカーで儲かる軽食として人気があります。バンズやパティにこだわったり、ドリンクセットを用意するなどして、差別化や単価アップを図りましょう。

また、フライドポテトは小さな子どもにも人気が高く、ちょっとしたおやつとしての需要も見込めます。シーズニングパウダーを導入して、味の変化を楽しんでもらうような工夫も効果的です。

クレープ

クレープも、人気が高いキッチンカーのメニューです。イチゴやバナナ、クリームなどで作るスイーツ系クレープのほか、ツナマヨやレタス、ベーコン、トマトなどを使用した食事系クレープも人気があります。

トッピングのバリエーションを増やすことで、顧客単価アップにもつなげられるため、クレープを選ぶ場合はトッピングの選択肢についても入念に検討することが大切です。

ベビーカステラ

儲かるキッチンカーのメニューとして、ベビーカステラを提供するのもおすすめです。原価率が高いメニューである上に、子どもから大人まで幅広い世代の需要を取り込めます。

量ごとに価格設定できるのも特徴で、500円・1,000円で提供するのであれば、1,000円の個数を増やしてお得感を演出し、顧客単価アップにつなげると良いでしょう。

チョコチップや抹茶、チーズなど、味のバリエーションを増やすのも選択肢の1つです。

かき氷・アイスクリーム・ジェラート

かき氷やアイスクリーム・ジェラートなどは、とくに夏場の需要が高いキッチンカーのメニューです。タイミングや出店場所によっては行列ができることも多く、儲かりやすいメニューといえます。

ふわふわかき氷や生フルーツを使った自家製ジェラートなど、オリジナリティを出すのも効果的です。ただし、冬季には需要が低下しやすいため、メインメニューではなくサイドメニューとして提供するのも良いでしょう。

【ドリンク系】キッチンカーにおすすめの儲かるメニュー5選

タピオカドリンクやスムージーなど5種類のドリンクが並ぶイメージ

ここからは、キッチンカーで儲かるメニューの中から、おすすめの「ドリンク系」メニューを5選紹介します。

コーヒー

コーヒーは原価率が高く、儲かるキッチンカーのメニューとして知られています。オフィス街のランチ時間終了間際や、フードイベントでのドリンクブースなど、出店場所によっては高い需要が見込めるメニューです。

近年では、炭焼珈琲や水出しコーヒー、炭酸コーヒーなど、バリエーションも増えています。また、ほかのフードメニューと一緒に頼めるセットドリンクとしての販売もおすすめです。

タピオカドリンク

タピオカドリンクは、若年層を中心にブームが起きた影響もあり、今なお人気が高いキッチンカーのメニューです。ミルクティーだけでなく、黒糖ミルクやフレーバーティーなど、ドリンクとの組み合わせ方次第で顧客に選択肢を提示できます。

また、ナタデココやアロエ、バジルシードなど、触感が楽しめるほかのトッピングを組み合わせ、商品展開を増やすことも可能です。

フルーツジュース・スムージー

フルーツジュース・スムージーも、キッチンカーで人気のメニューです。とくに夏季はフローズンドリンクの人気が高いため、出店場所を問わず収益増が見込めます。

果肉感をしっかりと残したり、クリームやソース、チョコチップなどでトッピングも楽しめるので、顧客単価も比較的高い傾向です。

健康志向の高まりもあるため、有機栽培原料の使用を打ち出したり、疲労回復・睡眠の質向上など原材料に合わせてキャッチコピーで訴求したりするのも良いでしょう。

クラフトコーラ・レモネード

クラフトコーラやレモネードも、キッチンカーで人気のメニューです。普段飲む機会が少ないメニューのため、非日常感が感じられるメニューとして需要が見込めます。

観光地でも人気が高く、フードやスイーツのサイドメニューとして販売することも可能です。周囲にドリンク系のキッチンカーが出ていても、差別化しやすいでしょう。

アルコール飲料・ソフトドリンク全般

アルコール飲料・ソフトドリンク全般も、キッチンカーでの販売に向いています。夏季にはとくに冷たい飲料の需要が高くなるため、周囲に食事系のキッチンカーが多くある場所でも収益が伸びやすいでしょう。

食事系のキッチンカーとも相性が良い上に利益率が高いため、ドリンクメニューに特化するだけでなく、サイドメニューとして取り扱い、顧客単価アップを図るのもおすすめです。

キッチンカーで儲かるメニューを考えるポイント

キッチンカーで儲かるメニューを考えるポイントは、以下のとおりです。

  • 出店場所・時間帯・季節などニーズに合わせる
  • 顧客層に応じた価格設定
  • 看板メニューを作る
  • メニューを増やし過ぎずトッピングやセットメニューで選択肢を増やす
  • キッチンカーデザインや看板・のぼりなど見た目もこだわる
  • リピートしたくなる工夫を講じる

儲かるメニューを採用したからといって、キッチンカーの収益が必ずしも伸びるとは限りません。具体的にどのような顧客層をターゲットにするのかをイメージし、出店場所や時間帯・季節なども検討した上で営業することが大切です。

また、仕入れ量の過不足による収益機会の損失・食品ロスの発生も、利益を下げる原因になるため、販売数量の的確な予測と仕入れ量の最適化も意識しましょう。

まとめ

キッチンカー経営においてメニューの選定は重要ですが、儲かるメニューを選択することが収益向上や年収増に必ずしも直結するとは限らないため、総合的な判断が必要になります。

出店場所や出店時間、価格設定のほか、提供難易度・スピードや、集客に関わるキッチンカー・看板のデザインも含めて、工夫しながら開業することが重要です。

また、キッチンカーを開業するには資格や許認可の取得も必要になるため、準備段階で必要な資格や許認可申請のタイミングを把握し、計画的に取得しておくことをおすすめします。

参考記事:キッチンカー(移動販売)開業に必要な資格一覧!調理師免許の必要性や便利な資格まで徹底解説

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