―貴社が得意としている領域を教えてください
運営の効率化をはじめに人件費の削減と実現が得意です。
OneQRという無人販売領域に特化したSaaSの提供や、elepayといったマルチ決済のゲートウェイサービスによってキャッシュレス化への対応力も強化しているため、まだそれらに対応できていないというお客様の課題解決を得意としています。
―約40種類と幅広いペイメントに対応していますが、狙いはなんでしょうか?
現在カード決済やPayPayなど多くのオンライン決済の方法があり世の中は便利になっていますが、一方で店舗側の対応が複雑になっている状況です。例えば一つひとつの決済への接続が工数かかるのと、入金管理はバラバラになりがちです。このキャッシュレス決済をカードもQRも統合してお客様に提供し、経理側も含めた負担を減らしていくことが弊社の狙いです。
また近年のインバウンド過熱によって多種多様なオンライン決済を利用されるお客様が多い傾向にありますので、小売店からショッピングモールまでいち早く対応したいところでもありますね。
―40種類ともなると決済サービスの中でも特徴的では?
オンライン決済とリアル決済はかなり違いますが、ゲートウェイとしてひとつにしている事業者さんは中々いらっしゃらないため、業界の中でも非常に面白い立ち位置になっていると思います。
その一方で、決済だけでは課題が解決できないといったお声もよく聞きますので、プラスアルファとして行っているDXソリューションもOneQRでお客様に提供しております。
例えばラーメン屋さんでお客様が注文をPayPayで決済された場合、厨房にいる人は何を注文したかわからないので、カウンターから出て注文を確認してメモしたり、決済された画面を確認する手間などがあります。業務フローとしてスムーズに運営できず効率化とは逆効果になっていることがあります。
私たちのソリューションはマルチ決済として40種類の決済も提供しながら、お客様が商品を注文した際に、厨房にいる人に対してリアルタイムで注文内容が伝わるといったことも実現できます。
―貴社のお客様にはどういった店舗・施設が多いのですか?
駐輪場や駐車場、自動販売機といったサービスが多いですね。既存の券売機をリプレイスしなくても、QRコードを読み取るだけで自転車・自動車のロックが解除されるといった仕組みを作り上げました。
あとは無人販売系も多いです。店舗や施設でいくと餃子屋やお肉の販売洋服の販売や大学の内など幅広く導入されています。その他にもオフィス内の販売やアミューズメント施設など幅広く導入いただいています。
こちらもすべてクラウドで処理できる我々のサービスが非常にフィットしています。
―お客様の抱えている課題はどういったものが多いですか?
省人化と効率化の2軸が多いです。
無人販売でいうと現金の取り扱いによる盗難リスクやセキュリティといった課題があります。自動販売機も同じような課題がありますが、キャッシュレスの比率が上がると現金の回収の回数削減を行うことができるので効率化につながっていると思います。
さらに現金を扱う場合、夜間金庫に預けるニーズが増えていたり、両替発生時に手数料が発生したりとコストがかかるが、キャッシュレスによって費用の削減効果にも貢献できているのではないでしょうか。
―ではここで貴社のOneQR Retailing for セルフレジについてお教えいただけますか?
こちらは小売業者や飲食店を対象としたセルフレジです。
小売業界は初期費用がかからない紙のQRコードでレジを行っている業者さんが8割近くと大多数を占めているのですが、一店舗(箇所)の売上がそこまで高くないと機械の導入コスト高くついてしまって、投資回収までの期間が長くなってしまうんですよね。
ご利用いただくお客様の中にはセルフレジや電子マネー決済といった機能を導入してほしいという声も多くあったので、今回OneQR Retailing for セルフレジを開発しました。
この端末のいいところは、コードリーダーとプリンターが内蔵されている部分です。
QRコードはもちろん読み取れますし、JANコードを読むことも可能な点は非常に優れていると思います。決済端末のスクエアターミナルとも連携して タッチ決済に対応できています。
セルフレジとしての利用はもちろん、こちらの端末には据え置き型のほかに壁に掛けられるタイプやデュアルタイプもありますので、一部の飲食店では券売機の代わりとして使っているというケースもあります。
今後はこのOneQR Retailing for セルフレジをはじめとした端末をプッシュしていこうと思索しております。将来的にはお客様が手ぶらで来店されても成り立つような仕組みが作れたらいいなと思いますね。
―では、お客様から1番喜ばれているポイントについてお聞かせください。
我々のサービスはSaaSとして成り立っているものですので、初期費用がゼロなので導入コストの低さや導入までのハードルの低さが挙げられると思います。そこから人件費の削減にもつながりますし、効率的な運用が行えると評価されているのではないでしょうか。
―貴社を一言であらわすと、どのような会社ですか?
無人販売を促進するキャッシュレス決済の会社です。
―ありがとうございます。それでは最後に今後の展望についてお聞かせ願えますか?
現状ではまだキャッシュレス決済に対応できていないという事業様が大勢いらっしゃいます。そんな中で我々が業界最安値のサービスをもってスタッフの無人化や効率化につなげ、貢献できればと考えております。
券売機の新札対応には数十万円の費用がかかりますし、自動販売機や駐車場の屋外用決済端末についても、導入だけで10万円以上が必要です。また、毎月の維持費も無視できない負担となります。弊社の製品やサービスをご利用いただければ、これらの費用を約10分の1に抑えることが可能です。実際に、最近はお問い合わせも増えております。
引き続きお客様をはじめに皆様のご支援をいただきながら、もっと世の中に広まっていってほしいと思いますね。
2024年は新紙幣の対応に追われている事業者様も多いと思いますが、そういった点もキャッシュレスなら解消できます。
韓国や中国ではキャッシュレスが日常的に用いられていますが、日本ではまだお札を持っていないと不安という声も多く見受けられますよね。そういった課題感と事業者側の人手不足といった問題点をかけあわせて、弊社のOneQR やelepayとったサービスをもっともっと活用していっていただければと思います。
お金周りのDXに困ったら頼っていただければと思います。
―――ありがとうございました。