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2025/07/23

業務用厨房機器フライヤーおすすめ5選|電気・ガス・卓上タイプまで違いと選び方を解説

  • 厨房機器販売
厨房機器のフライヤー

「業務用厨房機器としてフライヤーを店舗に導入するなら、電気とガス、どちらがいい?」
「卓上タイプのフライヤーでも業務用に使えるの?」
このような悩みを抱える飲食店関係者も少なくありません。しかし、厨房の広さや調理量に応じて最適なフライヤーは異なります。 では、どのような基準で自店舗に合う業務用フライヤーを選べば良いのでしょうか。

 

本記事では、業務用厨房機器としておすすめの業務用フライヤー5選の紹介と、業務用フライヤー選定に役立つ電気・ガス・卓上タイプの違いや特徴、導入に失敗しないためのポイントについて解説します。

目次

フライヤーとは?業務用厨房機器としての役割や家庭用との違い

業務用フライヤー

フライヤーは、揚げ物専用の調理器具として、厨房機器の中でも重要な存在です。業務用から家庭用まで、幅広い用途で活用されています。

 

業務用フライヤーと家庭用フライヤーには、構造・出力・用途のすべてにおいて明確な違いがあるため、それぞれの特徴を知っておくと良いでしょう。
飲食店や惣菜店、施設内厨房などで利用される業務用フライヤーは、油を高温に加熱し、揚げ物を効率的かつ大量に調理できるよう設計されている点が特徴です。また、業務用小型フライヤーや電気式の卓上タイプなどは、長時間の稼働や大量調理を前提に作られており、耐久性にも優れています。消費電力や油量も大きい点が、家庭用との違いです。

 

一方で、家庭用フライヤーは、ミニタイプや電気式など、卓上に設置できるコンパクトな製品が主流です。家庭用電源(100V)で稼働できるものが多く、設置のしやすさや油量の少なさも特徴と言えます。

なお、油を使わず、熱風循環によって食材を加熱するノンフライヤーと呼ばれる調理器具もあります。見た目は揚げ物風に仕上がりますが、構造も目的もフライヤーとは異なります。油を使わないため、表面をカリッと仕上げながらもヘルシーに調理できる点が特徴です。

 

フライヤーといっても、さまざまなタイプの設備があり、それぞれに強みも異なります。フライヤーは、厨房業務を支える主要な熱機器の1つであり、選び方次第で料理の仕上がりをも左右する重要な設備です。また、料理の仕上がりだけでなく、揚げ物調理の効率化や一定の油温キープによる食材品質の安定化にも役立ちます。
以上のように、フライヤーは、厨房業務を支える主要な熱機器のひとつです。 揚げ物調理の効率化や品質の維持、安全性の確保において欠かせない存在となっています。

フライヤーの種類と特徴を比較|電気式・ガス式・卓上型の違い

フライヤーは、使用する熱源や設置環境によって次のような種類に分けられます。

  • 電気フライヤー
  • ガスフライヤー
  • 卓上フライヤー・ミニフライヤー
  • 涼厨フライヤー
  • IHフライヤー

それぞれの特徴と適した利用シーンについて解説します。

電気フライヤー

電気フライヤーは、温度管理に優れた業務用厨房機器です。厨房スペースや電源環境に柔軟に対応できる点も特徴もあります。
用途に応じて、卓上タイプや家庭用モデルなど、多様な仕様が選べます。温度調節の精度が高く、油量を抑えながら効率的に調理できる点が魅力です。単相電源(電力の小さい家庭用にも使われる交流電源)でも使用できる製品が多く、設置工事の負担が少ないというメリットもあります。
このように、電気フライヤーは省エネ性能と安定した加熱力を兼ね備えており、限られたスペースでも導入しやすい加熱機器と言えるでしょう。

ガスフライヤー

ガスフライヤーは火力が強く、短時間で大量の揚げ物を調理できるため、回転率の高い飲食店に適しています。
都市ガスまたはLPガスに対応しており、強力な熱量で連続調理が可能です。厨房の温度上昇を抑える涼厨仕様のモデルもあり、安全性と作業効率を兼ね備えた製品が増えています。
特に、調理スピードが求められる店舗では、ガスフライヤーが大きな戦力となります。

卓上フライヤー・ミニフライヤー

卓上フライヤーやミニフライヤーは、限られたスペースでの小規模調理に特化したコンパクトな厨房機器です。設置の自由度が高く、出力やサイズの異なるモデルも豊富に揃っています。
ミニフライヤーは油量が少ないため温度管理がしやすく、温度調節器付きで家庭用にも対応可能です。専用の揚げカゴの活用により、少量ずつの安全な調理も行えます。
卓上フライヤーやミニフライヤーは、初期導入コストを抑えたい場合にもおすすめです。

涼厨フライヤー

涼厨(すずちゅう)フライヤーは、調理中の放熱を抑えた構造により、快適な厨房環境と省エネ性を両立しています。
外部への熱放出を抑える設計により、作業者の負担を軽減できる点が特徴です。特に夏場や狭い厨房での活用に向いており、熱中症リスクの軽減にもつながります。
また、夏場の厨房内温度を下げるため、空調を高出力で運転する必要性も低減できます。結果的に、冷房や空調にかかる光熱費の削減にもつながるでしょう。
このように、涼厨フライヤーは、快適な作業環境を維持しながら、光熱費をカットできる 点が評価されています。

IHフライヤー

IHフライヤーは、電磁誘導加熱によって油を加熱するため、火を使わずに安全に調理できる厨房機器です。
従来の電熱線ではなく、IHコイルを使用することで外部への熱放出を抑え、加熱ムラが抑えられます。温度調節の精度も高いため、安定した調理が可能です。
火を使わない安全性の高さと省エネ性能を備えたIHフライヤーは、今後ますます注目される存在と言えるでしょう。

業務用電気フライヤーのメリット

業務用電気フライヤーは、以下のような3つのメリットがあります。電気仕様の選び方ひとつで、厨房の生産性は大きく変わります。

  • 温度調節が正確で、揚げムラが少ない
  • を使わず安全性が高い
  • 電源があれば設置でき、工事の手間が少ない

それぞれ詳しく解説します。

温度調節が正確で、揚げムラが少ない

業務用電気フライヤーは、揚げ物の仕上がりを左右する「温度管理」に優れており、ムラのない安定した品質を保ちたい店舗にとって強力な味方です。

 

温度の立ち上がりと復帰スピードはガス式に劣る場面もありますが、電気フライヤーの中でも業務用卓上タイプやIHフライヤーは、温度調節機能の精度が非常に高く、油温の設定・維持が得意です。一定温度をキープしやすいため、唐揚げや天ぷらなど繊細な火入れが必要な揚げ物でも、焦げ・半生などの失敗を防ぎやすくなります。とくに温度管理の自動制御ができる機種は、熟練の技術がなくても均一な仕上がりが実現できます。
メニューの味を安定させ、再現性の高い調理を行いたい場合は、温度精度に優れた業務用電気フライヤーの導入がおすすめです。

火を使わず安全性が高い

業務用電気フライヤーは、火を使わない構造のため火災リスクを抑えられ、安全性を重視する現場や施設にも適しています。
ガスフライヤーでは常に明火を扱うことになりますが、電気式フライヤーは電熱ヒーターやIH加熱による間接的な加熱であり、調理中に炎が露出しません。

 

さらに過熱防止装置や自動電源オフ機能を搭載した製品も多く、厨房の事故防止につながります。涼厨仕様の機種では放熱が抑えられ、作業中の火傷リスクや厨房内の熱中症リスクも軽減できます。
そのため、電気フライヤーは小規模厨房や、学生・高齢者施設などの衛生管理が求められる現場でも安心して利用できるのがメリットです。
安全性と衛生面を両立した厨房環境を整えるうえで、火を使わない業務用電気フライヤーは大きな安心材料となります。

電源があれば設置でき、工事の手間が少ない

業務用電気フライヤーはガス配管工事が不要で、コンセントとスペースさえあれば導入できるため、新規開業や厨房レイアウト変更時にも柔軟に対応できます。

 

電気フライヤー卓上型やミニフライヤーは、単相100Vまたは200Vの電源があれば設置可能なモデルも多く、設備投資のハードルが低いのが特徴です。特にキッチンカーやテストキッチンなど、仮設環境でも対応しやすいため、柔軟な運用を重視する店舗に向いています。
「すぐに使える」「設置が簡単」な点は、店舗運営のスピード感を支える大きな利点です。柔軟性の高い電気フライヤーは、その点でも強みを発揮します。

業務用電気フライヤーのデメリット

業務用電気フライヤーには、注意したいデメリットも存在します。

  • ガス式と比べて加熱速度が遅い場合がある
  • 消費電力が高く、電気代やブレーカー容量に注意

それぞれ詳しく解説します。

ガス式と比べて加熱速度が遅い場合がある

業務用電気式フライヤーは温度調整に優れる一方で、加熱や温度の立ち上がりに時間がかかるケースがあり、ピーク時のオペレーションに注意が必要です。
電気フライヤーは、ヒーターやIHで油を加熱するため、瞬発的な火力に関してはガス式に劣る傾向があります。特に連続して大量の揚げ物を調理する飲食店では、立ち上がりの遅さがボトルネックになるかもしれません。さらに、揚げ時間が長引くと衣が油を吸いやすくなり、仕上がりやコストにも影響する可能性があります。

 

ただし近年では、高性能ヒーターやIHモデルの登場により、ガス式に遜色ない性能を持つ製品も増えています。
スピード重視の業態では、電気式の特性と出力を事前に確認し、想定調理量とのバランスを見極めて導入することが重要です。

消費電力が高く、電気代やブレーカー容量に注意

業務用電気フライヤーは便利な反面、消費電力が高く、電気料金の上昇やブレーカー容量オーバーのリスクがあるため注意が必要です。

 

業務用電気フライヤーは1,000W〜6,000Wクラスの高出力モデルが一般的であり、電気使用量が大きくなりがちです。既存の厨房設備と同時使用する場合、ブレーカーが落ちるトラブルが発生しかねません。
特に、調理時間帯にピーク電力が集中する飲食店では、契約電力の見直しや分電盤の増設が必要になるケースも見受けられます。
加えて、電気料金の高騰も運営コストに影響を与える要因として無視できません。
導入前には消費電力をしっかり確認し、電力契約や厨房レイアウトと合わせて総合的に検討しましょう。

業務用ガスフライヤーのメリット

業務用ガスフライヤーは、即戦力となる加熱性能と大量調理への強さといった以下のような3つのメリットがあります。

  • 火力が強く、加熱・再加熱が速い
  • 温度復帰力が高く、揚げ上がりが高品質&安定
  • ガス代は電気代より安い場合がある

それぞれ詳しく解説します。

火力が強く、加熱・再加熱が速い

業務用ガスフライヤーは圧倒的な火力で、加熱と再加熱のスピードが非常に優れています。
立ち上がりが早く、冷凍食材を投入しても油温の低下が少なく、連続調理でも品質が落ちにくいのが特長です。ピークタイムや大量調理の現場でも、テンポよく揚げ物提供が可能になります。
特に揚げたての提供が価値となるファストフードや定食業態では大きな強みです。
短時間で仕上げる調理効率を重視する場合は、業務用ガスフライヤーの高火力が力を発揮します。

温度復帰力が高く、揚げ上がりが高品質&安定

温度復帰力の高い業務用ガスフライヤーなら、揚げ物の品質がブレずに安定します。
揚げ調理では、油の温度が安定しているかどうかが味と見た目を左右します。ガス式は温度変化への対応力が高く、複数の食材を連続投入しても油温がすぐに戻るため、カラッとした理想的な揚げ上がりを実現しやすい構造です。
調理クオリティを重視したい飲食店には、温度安定性の高い業務用ガス式フライヤーが適しています。

ガス代は電気代より安い場合がある

ランニングコストを抑えたいなら、電気式よりガス式の方が有利なケースがあります。
契約している都市ガスやプロパンガスの単価、厨房全体のエネルギー使用バランスによっては、ガスのほうが電気よりも安価に運用できるかもしれません。

 

また、電気契約の基本料金やブレーカー容量の増設費用を考慮すると、ガス式のほうが初期・維持コストの両面で抑えられる可能性があります。
導入コストだけでなく、月々のエネルギーコストを重視する方は、ガス式の経済性を比較検討すると良いでしょう。

業務用ガスフライヤーのデメリット

業務用ガスフライヤーには、注意したいデメリットも存在します。

  • 火災リスクや厨房の温度上昇がある
  • ガス配管工事が必要で設置条件が限られる

それぞれ詳しく解説します。

火災リスクや厨房の温度上昇がある

業務用ガスフライヤーの火力の強さは魅力ですが、安全対策を怠ると火災や厨房内の高温環境につながるリスクがあります。
ガスフライヤーは高温の火を直接使用するため、調理中に油が跳ねた際などに引火するリスクがゼロではありません。
加えて、火を使うことで厨房内の温度が上昇し、夏場や換気設備が不十分な環境では作業者の負担が増す原因にもなります。

 

火災リスクを下げるには、定期的な点検やダクト清掃、防火設備の導入が欠かせません。
火力の強さと引き換えに生じるリスクを理解し、万全の安全管理体制を整えることが重要です。

ガス配管工事が必要で設置条件が限られる

業務用ガスフライヤーは設置に配管工事が必要なため、導入前にレイアウトと配管状況の確認が欠かせません。
ガス式の厨房機器は、設置場所にガス栓があることが前提となるため、既存のレイアウトによってはフライヤーの設置が難しいケースがあります。

 

また、新たにガス栓を増設する場合は専門工事が必要となり、費用と時間が必要です。
さらに、移動やレイアウト変更の柔軟性にも制限が生じやすくなります。
業務用ガスフライヤーの導入には初期設計段階での十分な準備が求められるため、事前に現場確認を行いましょう。

業務用フライヤーの選び方|厨房機器導入時の7つのポイント

業務用フライヤーの導入にあたっては、調理量や厨房の広さに応じた電気仕様・ガス種・設置形状・温度調節機能など、複数の視点から最適な機種を見極めることが重要です。
厨房機器の導入担当者や飲食店経営者の方が、業務用フライヤーを比較検討・導入する前に確認すべきポイントは以下の7つ挙げられます。

  • 調理ニーズを明確化しておく
  • 設置環境・厨房スペースを確認
  • スペックと機能を確認
  • 清掃・メンテナンス性は良いか
  • ランニングコストと初期費用を確認
  • メーカー・製品の信頼性はどうか
  • 新品と中古のメリット・デメリットを知っておく

まずは、揚げ物の提供量や頻度に応じて、電気式とガス式のどちらが適しているかを見極めましょう。
価格については、新品と中古品の価格差や送料、保証の有無、受注生産かどうかも確認する必要があります。あわせて、導入後のメンテナンスや油ろ過機の有無なども含めて比較すると安心です。
製品比較表や要件シートを用意しておくことで、複数の業者・製品を効率的に比較できます。

おすすめ業務用フライヤー製品5選!フライヤーの種類ごとに紹介

ここからは、おすすめの業務用フライヤー製品5選を紹介します。

  • 電気フライヤー|ニチワ電機 スタンダードタイプ
  • ガスフライヤー|コメットカトウ アナログスタンダードタイプ
  • 卓上フライヤーやミニフライヤー|タニコー 電気卓上フライヤー
  • 涼厨フライヤー|マルゼン 涼厨フライヤー
  • IHフライヤー|マルゼン IHフライヤー低油量タイプ

それぞれの特徴を説明するので、フライヤー選びにお役立ていただけると幸いです。

電気フライヤー|ニチワ電機 スタンダードタイプ

ニチワ電機 スタンダードタイプ

出典:電気フライヤー|ニチワ電機 スタンダードタイプ

ニチワ電機の電気フライヤー(スタンダードタイプ)であるSEFD-18Kの特徴は以下のとおりです。

  • 低温加熱を実現し、油を長持ちさせる
  • 油槽の清掃が容易にできるヒーターのスイングアップ方式を採用
  • 直接加熱方式で熱効率が優れている
  • ランニングコストはガス式よりもお得

ニチワ電機の電気フライヤーは、特殊形状のヒーターを採用することで油温に近い低温加熱を実現し、油の劣化を抑えつつ、効率的でスピーディーな調理と容易なメンテナンス性を兼ね揃えています。

ガスフライヤー|コメットカトウ アナログスタンダードタイプ

コメットカトウ アナログスタンダードタイプ

 

出典:コメットカトウ ガスフライヤーシリーズ

コメットカトウのCF4-GAシリーズは、アナログスタンダードタイプのガスフライヤーです。このシリーズの主な特徴は以下のとおりです。

  • 揚げ油を約1割削減できるベーシックタイプのフライヤー
  • 業界初の「から焚き停止装置」を装備
  • シンプルで使いやすい操作性(ダイヤル式の温度調整器で、90~190℃の間で簡単に温度設定)
  • 床の清掃性が抜群
  • バックガードを高くすることで壁の汚れを防止
  • 涼しい厨房「涼厨」に対応

揚げ油を約1割削減できる点については、浸管の形状を変更することで使用油量を削減しつつ、調理ゾーンとクールゾーンの油量に変更がないため、調理能力や油の劣化具合は従来と同等とされています。

卓上フライヤーやミニフライヤー|タニコー 電気卓上フライヤー

タニコー 電気卓上フライヤー

出典:卓上フライヤーやミニフライヤー|タニコー 電気卓上フライヤー

タニコーの電気卓上フライヤーには、以下のように複数のタイプがあります。

  • ミニタイプ(フライ用(TCFL-8B)と天ぷら用(TCFL-8T)、油量はいずれも4~8L)
  • ハイパワータイプ(油量:7.5L)
  • その他のタイプ(油量:12L)
  • オートリフトアップ付きタイプ(油量:7.5Lまたは9L)

いずれも、専用バスケットと排油パイプが付属しています。

涼厨フライヤー|マルゼン 涼厨フライヤー

マルゼン 涼厨フライヤー

出典:涼厨フライヤー|マルゼン 涼厨フライヤー

マルゼンの涼厨フライヤーシリーズは、以下のような特徴があります。

  • 機器内部の気流が本体の熱を奪い、機器からの輻射熱と表面温度上昇を抑える
  • ヒートプロテクターを装備し、輻射熱を抑えながら接触時の安全性も確保
  • 排気ガスが拡散しない煙突構造

マルゼンの涼厨フライヤーには低温度仕様もあり、要問合せです。

IHフライヤー|マルゼン IHフライヤー低油量タイプ

マルゼン IHフライヤー低油量タイプ

出典: IHフライヤー|マルゼン IHフライヤー低油量タイプ

マルゼンのIHフライヤー低油量タイプには、以下のような特徴があります。

  • 高い清掃性(特許取得済み)
  • 低油量(約15~17%節油)
  • 省エネ
  • 最高水準の安全機能(空焚きや油漏れを検知)

マルゼンのIHフライヤーは槽内に部品がなく、清掃性が高い点がメリットです。また、油量が少ないため、加熱にかかる消費電力も削減できます。

その他、冷機器も含むおすすめの厨房機器メーカーは以下記事にて紹介しています。
参考記事:【最新版】厨房機器一覧まとめ|飲食店・施設に必要な業務用厨房機器とメーカー比較ガイド

業務用フライヤーは新品と中古どちらがおすすめ?

業務用フライヤーを導入する際、毎日高頻度での使用予定がある・最新機能を求めるといった場合は新品、フライヤーに多くの予算を割けない・スポット的に使うだけといった場合は中古がおすすめです。
中古厨房機器は、初期費用を抑えられるという利点があります。特に、中古業務用フライヤーは販売価格が新品に比べて大幅に安く、開業時のコスト負担を軽減することが可能です。ただし、中古品は消耗部品の劣化や温度調節機能の不具合がある場合もあり、保証やメンテナンス対応が不十分なケースも少なくありません。

 

一方、新品のフライヤーを選べば、涼厨仕様やIH加熱対応モデルなど、最新の省エネ設計や作業効率向上機能が搭載されている点がメリットです。
さらに、電気仕様や省エネ性能が一定基準を満たしていれば、厨房機器導入時に活用できる助成金・補助金制度の対象となる場合があります。制度を活用すれば、初期費用を抑えながら最新機種を導入することが可能です。

 

費用がネックで中古を選ぶなら、補助金・助成金を活用しながら新品を購入する選択肢もあります。
業務用フライヤーの導入では、中古の価格メリットと新品の機能性・耐久性を比較したうえで判断しましょう。導入後のリスクやサポート体制、助成金の活用可能性まで含めて検討すれば、後悔のない設備投資につながります。

厨房機器の導入時に役立つ具体的な助成金・補助金については、以下の記事で解説しています。
参考記事:【2025年最新】厨房機器の導入で使える助成金・補助金5選|中小飲食店・個人事業主向け申請ガイド

自店に合った厨房機器のフライヤーを見極めて失敗しない導入を

電気フライヤーは操作性と省スペース性に優れている一方で、ガスフライヤーは高火力で大量調理に対応できる強みがあります。また、卓上型や涼厨仕様、IHタイプなど、厨房機器のフライヤーには多様な選択肢があるため、自店舗に合う設備を比較検討することが大切です。

 

フライヤーを導入する際、フライヤーの種類だけでなく、温度調節機能や油量、消費電力といった商品ごとのスペックも比較しましょう。厨房環境や目的に合った機種を選ぶことで、調理効率の向上とコスト最適化が実現します。導入前の比較検討が、調理のスピード・品質・安全性・コストのすべてに直結し、結果として店舗の利益や評判を左右する重要な要素と言えるでしょう。

 

飲食店の開業時に必要な設備は、厨房機器だけではありません。飲食店開業に必要な設備について、以下記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
参考記事:飲食店開業に必要な設備一覧|準備すべき備品や選定時の注意点を解説

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