LINEミニアプリは、近年さまざまなパッケージプランが登場しています。店舗アプリを独自開発する費用の捻出が難しい小規模店舗や個人店舗でも、手頃な価格帯で利用できる点が魅力です。
そんなLINEミニアプリですが、飲食店での導入に最適な、モバイルオーダーも利用できるようになるのをご存知でしょうか。
本記事では、LINEミニアプリの基礎知識から、店舗アプリではなく、LINEミニアプリでモバイルオーダーを導入するメリットについて解説します。
また、LINEミニアプリでモバイルオーダーが利用できるようになる、おすすめのサービスも4選紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
LINEミニアプリとは
LINEミニアプリとは、コミュニケーションアプリのLINE上で利用できる、店舗向けビジネスツールのことです。一般のLINEアプリには備わっていない機能を利用できるようになるもので、さまざまな機能が利用できます。
例えば、デジタル会員証機能や予約管理機能、順番待ち機能・呼び出し機能などです。
モバイルオーダー機能もその1つで、LINEのアプリ上で利用できるようになるので、手軽に導入できます。
また、サービスによってはLINE公式アカウントでメッセージ配信を行うことも可能なため、モバイルオーダー導入と集客・販促施策を組み合わせられるのも魅力です。
参考記事:LINEミニアプリとは?導入するメリット・デメリットと機能について解説
LINEミニアプリでモバイルオーダーを導入するメリット
LINEミニアプリでモバイルオーダーを導入するメリットは、以下の3項目です。
- 新たなアプリをダウンロードしてもらう必要がない
- LINEユーザーにアプローチできる
- パッケージプランなら低コストで導入可能
それぞれ、導入後にどのような効果が得られるのか、店舗アプリと比べてどのような違いがあるのかを詳しく解説します。
新たなアプリをダウンロードしてもらう必要がない
LINEミニアプリでモバイルオーダーを導入するメリットは、新たなアプリをダウンロードしてもらう必要がない点です。LINEユーザーであれば、LINEアプリ上で機能を利用できるため、すぐにサービスの利用を開始できます。
新たな店舗アプリをダウンロードすると、スマホのデータ容量を使用することから、店舗アプリの利用を避ける顧客も少なくありません。
LINEミニアプリなら、スマホのデータ容量を気にせず利用してもらえるので、顧客に利用してもらいやすい利点があります。
LINEユーザーにアプローチできる
LINEアカウントをもつユーザーにアプローチできるのも、LINEミニアプリでモバイルオーダーを導入するメリットの1つです。
LINEの日本国内における月間アクティブユーザー数は、9,700万人を超えています。ほかのコミュニケーションアプリ・SNSと比べても、これほど多くのユーザーを抱えているサービスはありません。
参照:LINEヤフー株式会社
LINEミニアプリで集客・販促施策を実施すれば、これらすべてのユーザーに対してアプローチできます。
パッケージプランなら低コストで導入可能
LINEミニアプリでモバイルオーダーを導入するメリットは、パッケージプランを活用して低コストで導入できる点です。パッケージプランとは、すでに基本的な機能が備わっている状態で提供されるサービスのことを指します。
飲食店向けのパッケージプランなら、モバイルオーダーシステムのほか、順番待ち機能や呼び出し機能が備わっているものがあるのも特徴です。
LINEミニアプリを導入する手段は、パッケージプランでの導入のほか、パッケージプランのカスタマイズ導入や、独自機能開発を行う方法もあります。
詳しくは、以下の記事で解説していますので、こちらもぜひ参考にしてください。
参考記事:LINEミニアプリの作り方|開発方法とおすすめの開発会社3選
LINEミニアプリで導入できるモバイルオーダーサービス4選
ここからは、LINEミニアプリで導入できるモバイルオーダーサービスを5選紹介します。ここで紹介している4つのサービスは、すべてパッケージプランでの導入に対応しているものです。
「モバイルオーダーを導入したいが、店舗アプリを開発する費用は負担が大きい」という方は、一度パッケージプランでの導入を検討してみると良いでしょう。
funfo
LINEミニアプリでモバイルオーダーを導入するなら、LINEミニアプリ連携が可能なfunfoのパッケージプランがおすすめです。初期費用・月額料金無料から導入できるので、リーズナブルなサービスを利用したい方に適しています。
店内利用(イートイン)だけでなく、店外オーダー(テイクアウト)にも対応できるので、幅広い飲食店での導入に最適です。
funfoのPOSレジ機能が利用できるほか、決済端末のSquare リーダーと連携すれば、キャッシュレス決済にも対応できます。
blayn
LINEミニアプリでモバイルオーダーを導入するのであれば、blaynのモバイルオーダーもおすすめです。
POSレジと同時に導入して利用するサービスのため、POSレジとモバイルオーダーの連携運用に適しています。
blaynは、モバイルオーダー用のQRコードが来店ごとに発行される点が特徴です。会計が完了するとQRコードが無効になるため、QRコードを店外に持ち出されていたずら注文が入る心配もありません。
食べ放題・飲み放題にも対応しているので、ラストオーダーまでの時間管理もスタッフで行わずに済みます。
dinii
LINEミニアプリでモバイルオーダーを導入するなら、diniiもおすすめです。diniiは、テーブルに設置したQRコードで顧客にセルフオーダーしてもらう注文方式を採用しています。
diniiのモバイルオーダーは、投げ銭にあたる「推しエール機能」が備わっている点が特徴です。接客が良いスタッフや応援したいスタッフに対して、顧客がチップを払える仕組みで、チップは売上として集計されます。
給与として店舗スタッフにインセンティブを分配することも可能で、店舗スタッフのモチベーションアップや接客力向上に効果的な機能です。
L.B.B Cloud
LINEミニアプリでモバイルオーダーを導入するなら、L.B.B Cloudもおすすめです。テーブルのQRコードを読み取ってオーダーするタイプの店内モバイルオーダーが利用できます。
また、LINEやほかの媒体から、注文画面にアクセスしてオーダーする、店外モバイルオーダー(テイクアウト)が利用できるのも特徴です。店外注文は当日注文だけでなく、事前注文や予約注文にも対応できます。
そのほか、ランチ・ディナータイムのメニュー切り替えや、食べ放題・飲み放題にも対応できるため、さまざまなオーダー方式に対応したい方に最適です。
LINEミニアプリのモバイルオーダーサービスの選び方
LINEミニアプリのモバイルオーダーサービスを選ぶ際は、以下3つのポイントで比較検討しましょう。
- 導入方法で選ぶ
- 機能で選ぶ
- 連携できるシステムの有無で選ぶ
それぞれ、具体的にどのようなポイントで比較すれば良いのかを解説します。
導入方法で選ぶ
LINEミニアプリでモバイルオーダーを導入する際は、導入方法でサービスを選ぶことが大切です。LINEミニアプリを導入する方法は、パッケージプランでの導入やパッケージプランのカスタマイズ導入、独自機能開発の3パターンあります。
いずれの導入方法も一長一短なので、自店舗の状況や業務オペレーション、投入できる資金量などで判断することが大切です。
独自機能開発は、自店舗に合わせて機能をゼロベースで開発できるため、業務フローを踏まえたアプリ機能を導入できるメリットがあります。
その反面、開発費用が数百万円単位になるケースも少なくありません。個人店舗や小規模店舗でLINEミニアプリのモバイルオーダーを導入するなら、低コストで導入できるパッケージプランがおすすめです。
参考記事:LINEミニアプリの開発方法は?開発を依頼する場合の費用目安とおすすめの開発会社5選
機能で選ぶ
機能で選ぶのも、LINEミニアプリでモバイルオーダーを導入する際のポイントです。LINEミニアプリのモバイルオーダーは、サービスによって備わっている機能が異なります。
一般的なイートイン向けのテーブルオーダー機能のほか、テイクアウトオーダーに対応したい場合は、利用できるか確認しておくことが大切です。
また、順番待ち機能や呼び出し機能など、独自の機能が備わっているサービスもあります。
自店舗でどのような機能を導入したいのか検討しながら、利用するサービスを選定しましょう。
参考記事:【機能別】LINEミニアプリの導入事例8選|機能を有効活用する導入のヒント
連携できるシステムの有無で選ぶ
LINEミニアプリでモバイルオーダーを導入するなら、連携できるシステムの有無もチェックしておくと良いでしょう。
とくに、POSレジと連携できるサービスであれば、オーダー情報をレジと連携できるため、セルフレジによるセルフ会計も導入できます。
また、連携可能な決済端末があれば、幅広いキャッシュレス決済にも対応できるようになるので、オーダー以外の業務フローも見直すことが重要です。
参考記事:LINEミニアプリでできること一覧|おもな機能やメリット・導入事例を紹介
まとめ
LINEミニアプリのモバイルオーダーは、パッケージプランで導入すれば初期費用が安く抑えられるため、個人店舗や小規模店舗での導入にも適しています。
また、LINEユーザーなら新たなアプリをダウンロードせずにサービスを利用できるので、顧客にとっても使いやすい点が特徴です。
まずは、自店舗にどのような機能が必要かを明確にした上で、導入するサービスを選ぶと良いでしょう。