近年セルフレジは、コンビニやスーパー、飲食店などさまざまな店舗で目にするようになりました。
自店舗でも導入したいと考えている方にとって、気になるのがどこのセルフレジメーカーならシェア率が高いのか、という点ではないでしょうか。
シェア率が高いセルフレジメーカーは、ユーザーからの信頼が厚く、支持されていることの表れでもあります。では、日本国内におけるシェア率TOP3のセルフレジメーカーはどこなのでしょうか。
本記事では、シェア率TOP3のセルフレジメーカーについて紹介しながら、セミセルフレジの人気メーカーや、自店舗に合うメーカーの選び方を解説します。
セルフレジとPOSレジの違い

セルフレジは、店舗スタッフがレジ業務を行わない無人レジで、顧客が自ら商品登録や会計操作を行うレジ設備です。セルフ精算機や自動精算機とも呼ばれています。
一方POSレジは、POSシステムが備わっているレジ全般を指す言葉のため、POSシステムが備わっているセルフレジもPOSレジの一種です。
ただし、POSレジシステムの中には有人レジで活用されるようなターミナルレジも含まれているため、POSレジとセルフレジはイコールではないことに注意しましょう。
また、セルフレジにもさまざまな種類があります。セルフレジの種類については、以下の記事で詳しく解説していますので、こちらを参照ください。
参考記事:セルフレジの種類と特徴は?導入で解決できる課題と注意点
セルフレジ市場の拡大でメーカー選びが重要になっている

一般社団法人全国スーパーマーケット協会の調査によると、2025年度にセルフレジを設置しているスーパーの割合(「半数以上の店舗に設置」と「半数未満の店舗に設置」の合計)は41.6%となっており、2023年度の31.1%から増加しています。
このようにセルフレジ市場は年々拡大傾向にあり、小売店や飲食店、クリニックなど幅広い業種で導入が進んでいます。
一方で、セルフレジはメーカーごとに対応できる業種や導入コスト、搭載機能、サポート体制が大きく異なるため、どのメーカーを選ぶかによって導入後の運用効率や費用対効果に差が出る場合があります。
とくに近年は、省人化ニーズの高まりやキャッシュレス決済の普及を背景に、多くの企業がセルフレジ市場へ参入しています。
そのため、セルフレジを導入する際は、単純に価格だけで比較するのではなく、主要メーカーごとの特徴や強みを比較したうえで、自店舗に合ったサービスを選定することが重要です。
セルフレジメーカーシェア率TOP3
ここからは、セルフレジメーカーの中からシェア率TOP3の企業を紹介します。各社の特徴や強みを見ながら、自店舗に最適な設備を検討してみると良いでしょう。
これらの3社は、セルフレジを含むPOSレジ端末のシェアTOP3を誇る会社です。この3社だけで約8割ものシェアを占めている点が特徴で、決済設備サービス事業者の依頼で製造を行うケースもあります。
| メーカー | シェア率 | 主な特徴 | 向いている業種 |
|---|---|---|---|
| 東芝テック | 36% | 業界最大手・青果読み取り・防犯機能が充実 | スーパー・小売店・ドラッグストア |
| NECプラットフォームズ | 28% | フルセルフ・セミセルフ両対応・拡張性が高い | 小売店・スーパー・多店舗運営 |
| 富士通フロンテック | 18% | 大型店舗向け・カート対応・複数台運用に強い | 大型スーパー・量販店・チェーン店 |
セルフレジメーカーはシェア率だけでなく、対応業種や搭載機能、店舗規模によって強みが異なります。導入を検討する際は、自店舗の業態や運用方法に合ったメーカーを比較することが重要です。
1位:東芝テック株式会社

東芝テック株式会社は、セルフレジやPOSレジ端末のシェア率1位の企業です。さまざまな種類の会計設備を販売しています。
中でも、ウィルポス・セルフSS-900シリーズは、支払い時に小銭をより分けられるトレイがあったり、紙幣の縦挿入に対応していたりとユーザーの使いやすさにも配慮されている機種です。
また、バーコードがない青果の読み取りにも対応できる業界初の機能も搭載しているなど、他社にはない独自の性能が豊富に備わっています。
2位:NECプラットフォームズ株式会社

NECプラットフォームズは、セルフレジを含むPOSレジ端末のシェア第2位を誇る企業です。
中でも、TRUE TWINSHOPは、対面レジ・セミセルフレジ・フルセルフレジすべてのパターンに対応できる設備で、自店舗のオペレーションに合わせて設置方法を選択できます。
自動釣銭機やキャッシュレス決済の設備にも対応しているので、組み合わせ次第で対面レジ・セルフレジの両方を運用することも可能です。
3位:富士通フロンテック株式会社

富士通フロンテック株式会社は、業界シェア第3位のメーカーです。セルフレジを含むPOSレジ端末の製造を行っており、大手スーパーマーケットでも導入されています。
買い物かごやマイバッグが設置できるだけでなく、ショッピングカートを横付けできる機種があるのも特徴です。
また、エラーや呼び出し通知をカラーランプで知らせてくれる仕様のため、レジスタッフ1人で複数台を担当する場合もスムーズに対応できます。
セミセルフレジメーカーのおすすめ6選
ここからは、セミセルフレジを手掛けているメーカーの中から、おすすめの事業者を6選紹介します。
ここで紹介するメーカーは、フルセルフレジや対面タイプのPOSレジなども手掛けているので、自店舗に合わせて最適なレジ設備を比較検討すると良いでしょう。
| メーカー | 主な特徴 | 向いている店舗 | 導入形態 |
|---|---|---|---|
| A-2015(日本NCRサービス) | 大量会計処理・大型店舗向け | スーパー・量販店 | 購入 |
| CASHIER | 低コスト導入・クラウドPOS連携 | 飲食店・小売店 | 購入・月額利用・レンタル |
| グローリー | 自動釣銭機に強い | スーパー・小売店・クリニック | 購入・リース・サブスク |
| ビジコム | 比較的低コストで導入しやすい | 小売店・ドラッグストア | 購入 |
| スマレジ | タブレットPOS型で拡張性が高い | 飲食店・美容室 | 月額利用 |
| OWEN | 医療向け自動精算機連携 | クリニック・病院・調剤薬局 | 購入 |
セミセルフレジメーカーを比較する際は、価格だけでなく、自動釣銭機との連携、対応業種、導入後のサポート体制まで含めて比較することが重要です。
A-2015|日本NCRサービス株式会社
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セミセルフレジを導入するなら、日本NCRサービス株式会社が提供するA-2015もおすすめです。
A-2015は、大型スーパーや量販店など高い会計処理能力が求められる店舗向けに設計されたセミセルフレジです。大量の商品登録やピーク時間帯の連続利用にも対応しやすく、耐久性に優れている点が特徴です。
また、自動釣銭機やPOSシステムと連携しながら、店舗の運用に合わせて柔軟にレジ環境を構築できます。
特にスーパーやドラッグストアなど、多くの顧客が来店する店舗で導入を検討しやすいセミセルフレジメーカーといえるでしょう。
CASHIER

セミセルフレジを低コストで導入したい場合は、株式会社ユニエイムが提供するCASHIERもおすすめです。
CASHIERは、飲食店や小売店向けに展開されているクラウドPOSレジサービスで、POSレジと自動釣銭機を組み合わせることで、セミセルフレジとして柔軟に運用できる点が特徴です。
キャッシュレス決済端末との連携や、売上分析、在庫管理など店舗運営に必要な機能も搭載されており、店舗全体の業務効率化にもつながります。
とくに飲食店や中小規模の小売店など、初期費用を抑えながらセミセルフレジを導入したい店舗に向いているサービスです。
グローリー株式会社

グローリー株式会社では、レジ設備のサブスク利用に対応しています。対面レジ・セミセルフレジとして、活用できる機種が特徴です。
グローリーは、国内シェアNo.1の自動釣銭機メーカーで、対面レジ・セミセルフレジに自動釣銭機機能も搭載しています。クリニックでの利用にも最適で、レセコンとの連携も可能です。
新紙幣やインボイス制度、キャッシュレス決済にも対応しています。セミセルフレジのレンタルや、リース・サブスク利用を検討している方におすすめです。
株式会社ビジコム
出典:株式会社ビジコム
セミセルフレジを導入するなら、さまざまなメーカーのレジ設備とPOSシステムサービスを提供しているビジコムもおすすめです。
セミセルフレジの導入には80万円~200万円の費用がかかる傾向にありますが、ビジコムなら新紙幣対応のセミセルフレジセットが110万円で導入できます。(グローリー社製)
また、ビジコムはPOSレジや決済端末も提供しており、セミセルフレジやPOSレジを導入すれば決済端末の導入費用が無料になるキャンペーンがあるのも魅力です。
株式会社スマレジ
セミセルフレジを導入するなら、スマレジもおすすめです。スマレジでは、タブレット端末にインストールして利用できるタブレットPOSレジを提供しており、 タブレット端末を活用したセミセルフレジの導入ができます。
同時に自動釣銭機も導入すれば、釣銭の受け渡しを行わずに済むので、人的ミスの抑制にも最適です。
基本的なPOSレジ機能であれば無料で導入できるので、対面POSレジとして活用してみてから、セミセルフレジとしての導入を検討してみるのも良いでしょう。
OWEN

医療機関向けにセミセルフレジや自動精算機を導入するなら、株式会社シスポが提供するOWENもおすすめです。
OWENは、クリニックや病院など医療機関向けに開発された自動精算機システムで、受付業務や会計業務を効率化しながら、患者の待ち時間短縮やスタッフの業務負担軽減につなげられる点が特徴です。
また、レセコンとの連携にも対応しており、会計金額の自動反映によって手入力によるミス防止にも役立ちます。
現金管理の負担軽減や非接触での会計対応も実現できるため、クリニックや病院など受付業務の効率化を進めたい医療機関に向いているサービスです。
セルフレジメーカーの選び方
自店舗に導入するセルフレジメーカーを選ぶには、以下の点を意識して比較検討することが大切です。
- 希望している機種があるか探す
- 費用を比較する
- 導入・運用サポートの有無で比較する
それぞれ、具体的にどのような点を意識すれば良いのか、比較する際に注意しておきたいポイントなどを解説します。
希望している機種があるか探す
セルフレジにはさまざまな種類があり、フルセルフレジ・セミセルフレジだけでなく、近年ではレジレスと呼ばれるレジ設備なしで決済が完了できるシステムも開発されています。
まずは、自店舗に必要な機種を選定することから始めてみると良いでしょう。
例えば、有人レジのみを設置して会計業務をスタッフが対応していた店舗で、すべてのレジを急にフルセルフレジに変更すると、顧客が混乱する可能性もあります。
会計のみのセルフ化ができるセミセルフレジを導入したり、有人レジを残したままでフルセルフレジを数台設置したりして、徐々に移行していく方が良い場合もあるでしょう。
将来的にフルセルフレジを導入していきたいのか、最初からフルセルフレジを設置して開業したいのかなど、店舗に合わせて選択することが大切です。
参考記事:セルフレジによる客離れを防ぐには?顧客が嫌がる理由と改善策を紹介
費用を比較する
自店舗に合うセルフレジメーカーを選ぶ際は、設備の費用を比較して検討してみるのもおすすめです。セルフレジの導入には、フルセルフレジで100万円~300万円の費用が必要になります。
最小限の機能が備わっていれば良い、初期費用をとにかく抑えたい、という方は、購入費用が安く抑えられるメーカーを選ぶのも良いでしょう。
また、国や自治体の補助金・助成金制度を活用して、セルフレジを購入するのもおすすめです。セルフレジの導入時に活用できる補助金・助成金制度については、以下の記事で詳しく解説しています。
参考記事:【2026年最新】セルフレジ(自動精算機)導入に利用できる補助金制度まとめ
そのほか、セルフレジの導入費用が負担になるのであれば、レンタル・リース・サブスクサービスなどを活用するのもおすすめです。
導入・運用サポートの有無で比較する
導入するセルフレジを比較するのであれば、導入や運用のサポートが受けられるメーカー・サービス事業者を選ぶのもポイントです。
セルフレジは大型設備のため、自力で設置作業や初期設定を行うのは困難です。サポートが受けられるメーカー・サービス事業者であれば、安心して導入できます。
また、運用中に故障やエラー、システムのアップデートなどが必要になった際、サポートしてくれる保守点検サービスが付帯しているメーカーもおすすめです。
セルフレジ本体の性能だけでなく、サポートサービスの有無やサービス利用にかかるサポート料などもリサーチしておきましょう。
まとめ
セルフレジを導入する場合、メーカーのシェア率だけでなく自店舗に合う機能が備わっているか、きちんと確認しておく必要があります。
また、同時にキャッシュレス決済や自動釣銭機を導入すべきケースもあるので、セルフレジ本体だけでなく周辺機器の導入も検討しておきましょう。

