清掃ロボットの導入を検討しているものの、どの程度耐用年数があるのか気になる、という方も多いのではないでしょうか。清掃ロボットをせっかく導入するのであれば、できる限り長く運用したいはず。そこで本記事では、清掃ロボットの耐用年数や、長く運用するコツ、耐用年数を短くしてしまう原因について解説していきます。
清掃ロボットの耐用年数はどのくらい?
一般的に、清掃ロボットの耐用年数は6年程度です。税法上も6年を清掃ロボットの耐用年数として定めています。
ただしこれは本体の耐用年数であり、内蔵されたバッテリーに関しては2年程度が寿命となります。
また、清掃ロボットの耐用年数は使用環境や使用頻度、メンテナンスの頻度といった使い方によっても寿命の長短が左右されます。導入すれば6年間は必ず保つ、というわけではないため、注意が必要です。
清掃ロボットを耐用年数通り運用するには、しっかりとメンテナンスを行うことが不可欠です。
清掃ロボットの寿命を見分けるサインは?
では、清掃ロボットが耐用年数を迎えた際のサインにはどのようなものがあるのでしょうか。本項で解説していきます。
清掃機能が弱まる
清掃機能の弱まりは、清掃ロボットの寿命を見分けるサインの一つに挙げられます。たとえば吸引型の清掃ロボットを使用している場合、以前よりも吸引力が弱くなったと感じたら、清掃ロボットの寿命が近づいている可能性があります。
単純に不具合によって清掃機能が弱まっている可能性も考慮しつつ、一度メンテナンスに出して調べてみるのが無難と言えるでしょう。
使用中熱を帯びる
清掃ロボットの寿命が近づくと、使用中に熱を帯びるようになることもあります。清掃ロボットの運用中に本体に触れる機会はそう多くありませんが、最近調子が悪い、前ほどの清掃機能を発揮できていないといった兆候が見られた場合、使用中本体が熱を帯びていないか、一度確認してみるのも一つの手です。
電源が切れる
使用中に電源がいきなり切れるといったことが起きる場合、清掃ロボットの寿命が近づいているサインです。本体の電源回路に問題が生じており、持続的に電源が入った状態を維持できなくなっているため、修理、または買い替えのサインと捉えましょう。
ただし、耐用年数以前に電源が切れるトラブルが頻発する場合、故障や不具合がないかメーカー、代理店に相談するのが無難です。
本項で紹介したことが頻繁に起きる場合、清掃ロボットの耐用年数が限界に近付いているサインと捉えましょう。
清掃ロボットを長く運用するポイントとは?
続いて本項では、清掃ロボットを長く運用するポイントについて解説します。
フィルターを定期的に清掃する
清掃ロボットのフィルターは定期的に清掃するよう心掛けましょう。清掃ロボットのフィルター清掃を怠ってしまうと、表面にゴミが滞留してしまい、吸引力が弱まるといったトラブルに繋がる可能性があります。
清掃ロボットのパフォーマンスを保ちつつ、長く運用していくためにも、フィルターは周期を決めてこまめな清掃をするように注意してください。
こまめにメンテナンスに出す
清掃ロボットを定期的にメンテナンスに出すことも、長期的に運用するうえでは重要です。フィルターの掃除といった簡易的なメンテナンスであれば店舗側でも行えますが、内部のメンテナンスは専門の業者に依頼しなければなりません。
清掃ロボットの機能性を維持しつつ、長期的な運用をしていくのであれば、定期的にメンテナンスに出し、その都度不具合や問題のある箇所をリペアしてもらうのが無難です。
使用環境を整える
清掃ロボットは店舗施設で運用されるロボットです。そのため、耐用年数は使用環境によって左右される側面もあります。たとえばマッピングした清掃ロボットのルート上に障害物が散乱している、清掃ロボットの機能とは異なる種類の汚れが付いているなど、使用環境が悪いまま運用しているいると、故障や不具合に繋がり、結果として清掃ロボットの寿命を縮めてしまう一因になります。
定期的にメンテナンスしていくことで、清掃ロボットを長く運用していくことができます。
清掃ロボットの耐用年数が短くなってしまう原因は?
では、どのようなことをすると清掃ロボットの耐用年数が短くなってしまうのでしょうか。
本項で解説していきます。
使用頻度が高い
使用頻度が高いと、清掃ロボットが本来の耐用年数よりも早く寿命を迎える可能性があります。使用頻度の高さはフィルターやブラシの摩耗の原因となり、清掃ロボットの耐用年数を短くしてしまう一因となります。
日々営業している以上、毎日清掃ロボットを稼働させてしまうのは仕方のない部分はありますが、その分、消耗品となるパーツに関してはこまめに手入れしてあげましょう。
使用環境が悪い
前述したように、清掃ロボットの使用環境は耐用年数を左右する重要な要素です。店舗施設内に障害物が多い、清掃ロボットの機能とは異なる種類の汚れやゴミが散乱している、このような劣悪な環境下で清掃ロボットを使用すると、本体の劣化が早まり、不具合や故障にも繋がりやすくなります。
保管環境が悪い
清掃ロボットの保管環境に関しても、耐用年数を左右する重要な要素です。清掃ロボットを保管する際、高温多湿や、直射日光に晒される環境はなるべく避けるようにしましょう。
上記のような環境に清掃ロボットを保管している場合、プラスチック部分やゴムの部分が劣化しやすくなり、本体の傷みが進んでいきます。結果として寿命を縮めてしまう原因となるため、なるべく極端な環境で保管しないよう注意してください。
まとめ
本記事では、清掃ロボットの耐用年数や、長く運用するコツ、耐用年数を短くしてしまう原因について解説しました。清掃ロボットの耐用年数はおおよそ6年程度です。しかし使用環境が悪い、メンテナンスを怠ると、耐用年数より前に寿命を迎えてしまう可能性もあります。本記事の内容を参考に、定期的なメンテナンスなどを心掛けて日々運用していきましょう。