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2024/09/30

店舗アプリの作成方法は?作成時のポイントとおすすめの作成・開発サービス5選紹介

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店舗アプリの作成方法は?作成時のポイントとおすすめの作成・開発サービス5選紹介

店舗アプリは、さまざまな業種で導入されており、実店舗の有無に関わらず集客や販促に役立つ機能が豊富にあります。

しかし、自分の店舗で導入したいと考えていても、必要な機能はどのように選べば良いのか、費用はどれくらいかかるのか、コーディングの知識がなくても作れるのかなど、不安に思う方は多いでしょう。

本記事では、店舗アプリの導入を検討している方に向けて、店舗アプリの作成方法や導入までの流れ、機能の選び方について詳しく解説します。

また、店舗アプリの作成に便利なツールやサービスについても後述していますので、ぜひ参考にしてください。

目次

店舗アプリの作成方法と導入までの流れ

まずは、店舗アプリの作成方法と導入までの流れについて確認しておきましょう。

  1. 店舗の課題を洗い出して導入目的を決定する
  2. 必要な機能を明確にする
  3. 導入までの予算・スケジュールを決める
  4. 店舗アプリ作成ツールやサービスを活用してアプリを作成する
  5. 社内研修で従業員に共有する

それぞれ具体的にどのようなことを意識すれば良いのか、店舗アプリ作成をスムーズに進めるためのポイントを解説します。

店舗の課題を洗い出して導入目的を決定する

店舗アプリを作成する前に、まずは店舗の課題を洗い出して何を目的にアプリを導入するのかを決定する必要があります。

課題がわからないと必要な機能の判断ができず、導入目的が不明確だと効果測定ができません。

どのような店舗アプリを作成すべきかを判断する基準が曖昧なまま、作成を進めることになります。

そのため、まずは店舗アプリを設計するための課題と目的を客観的に見据えることが重要です。

必要な機能を明確にする

店舗の課題や導入目的に応じて、店舗アプリに必要な機能を明確にしましょう。

例えば、予約の重複や漏れなどのミスが多い場合は、予約機能を付けるのもおすすめです。

また、リピーター獲得が課題であれば、クーポン券発行やポイントカード機能を盛り込むのも良いでしょう。

あらゆる機能をすべて導入するのではなく、課題解決や導入目的の達成に必要な機能を選定することが大切です。

導入までの予算・スケジュールを決める

店舗アプリを導入するにあたり、予算とスケジュールの計画も重要なポイントです。

小規模店舗でアプリ導入に高額な費用をかけると、コストを回収するのに時間がかかります。

また、導入までのスケジュールが立てられておらず、突然導入すると、業務オペレーションの変更に対して従業員の混乱を招く場合もあるでしょう。

店舗経営において負担にならない予算の範囲内で、計画的に店舗アプリの導入を進めましょう。

導入するまでに、業務オペレーションの変更方法について、従業員間で共有しておくことも重要です。

店舗アプリ作成ツールやサービスを活用してアプリを作成する

店舗アプリ作成ツールやサービスを活用して、店舗アプリを実際に作成していきましょう。

近年では、コーディングの知識なしでアプリが作れるノーコード作成サービスも増えています。テンプレートに沿って画像や文章を挿入すれば作成できるため、初めて作成する方も安心です。

また、独自の機能を盛り込みたい場合は、アプリ開発サービスに依頼するのも選択肢の1つです。

アプリ開発は費用が高くなる傾向にあるため、費用対効果を含めて慎重に判断する必要があります。

社内研修で従業員に共有する

店舗アプリの作成を終えたら、導入前に社内研修で従業員に使い方の共有を行いましょう。

店舗アプリの導入を機に、店内の業務フローの見直しを進めるのもおすすめです。どのような活用方法をすれば効率良く業務が進められるか、検討しながら店舗アプリの導入を進めましょう。

より効果的な使い方のアイデアがあれば、現場で働く従業員の声を吸い上げて実務に反映させ、店舗アプリの導入効果を引き出すことが大切です。

店舗アプリを作成する際に盛り込みたい機能

スマホを操作する様子

店舗アプリを作成する際、どのような機能を盛り込むべきか判断するには、アプリで導入できる機能について知る必要があります。

店舗アプリに盛り込めるのは、以下のような機能です。

  • 会員証・ポイントカード機能
  • クーポン機能
  • 商品閲覧・ECサイト連携機能
  • 予約機能
  • SNS連携機能
  • ブログ機能
  • 位置情報・プッシュ通知機能

上記のほかにも、複数店舗経営におすすめのスタンプラリー機能や、顧客が楽しめるミニゲーム機能(クーポンやサービス券が当たる)も追加できます。

どのような機能を盛り込むべきか検討する際は、実際に業務で使用することを想定しながら選定しましょう。

店舗アプリを独自に作成するメリット

予約サイトや通販サイトなど、プラットフォームを活用すれば店舗アプリがなくても集客を行うことはできます。

一方で、店舗アプリを独自に作成することによるメリットがあるのも事実です。

  • 集客の選択肢が広がる
  • リピーター獲得に役立つ
  • 売上、在庫、予約などの管理を一元化できる
  • 仲介手数料の負担をしなくて済む

独自の店舗アプリをもつと、顧客育成(ナーチャリング)につながり、店舗のファンづくりに役立ちます。

また、大手プラットフォームに頼らない集客が可能になるため、集客や販促にかけるコストの削減につながるのも特徴です。

店舗アプリを導入することで得られるメリットやデメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。

内部リンク:店舗アプリを導入するメリット・デメリットとは?効果を最大限に引き出すポイント

店舗アプリを作成する際の注意点

ここからは、店舗アプリを作成する際の注意点について解説します。

店舗アプリの導入を集客や販促だけでなく、業務負担の軽減や工数削減につなげることが重要です。導入前に、意識しておくべき注意点を確認しておきましょう。

必要な機能に絞り込む

店舗アプリを作成するときは、必要なものに絞り込んで活用する機能を決定しましょう。

例えば、顧客にSNSユーザーが少ないにも関わらず、SNSへの投稿ができる機能を付与しても、思うような効果は得られません。

そのような状況であれば、クーポン券の発行やポイントカード機能の付与など、顧客にとって馴染み深い機能を導入した方が良いでしょう。

使用する機能を増やすほど管理の負担も増えるため、本当に必要な機能に絞り込んで導入することをおすすめします。

将来的なカスタマイズを想定する

店舗アプリを作成する場合、将来的にカスタマイズする可能性を視野に入れておくことが大切です。

ポイントカード機能のみ導入し、将来的には会員ランクごとにポイント付与率を変動させるなど、より効果的なアプリの活用方法が見つかる可能性があります。

使用しない機能があっても、将来活用する可能性があることを視野に入れて、独自の店舗アプリを作成しましょう。

顧客の使いやすさを重視する

店舗アプリを作成するときは、顧客に使いやすいものを導入する必要があります。

どれだけ優れた機能が備わっている店舗アプリであっても、顧客に利用してもらわなければ意味がないためです。

ユーザーが使いやすく、直感的に操作できるようなアプリづくりを心がけましょう。

また、同時に店舗アプリをダウンロードしてもらうための戦略も、検討しておくことが重要です。

ダウンロードした人へのクーポンの進呈など、ダウンロードしたくなる仕組みづくりを行いましょう。

おすすめの店舗アプリ作成・開発サービス5選

ここからは、おすすめの店舗アプリ作成・開発サービスを5選紹介します。

店舗アプリに盛り込みたい機能だけでなく、作成・開発にかかる費用やランニングコスト、作成できるアプリの特徴も比較して検討しましょう。

GMOおみせアプリ

GMOおみせアプリ公式サイト

出典:GMOデジタルラボ株式会社

<GMOおみせアプリのおすすめポイント>

  • セミオーダーで独自の店舗アプリを作成できる
  • 活用できる機能が豊富
  • 外部データとの連携も可能(要相談)

GMOおみせアプリの特徴は、開発サービスのカスタマイズ性の高さと、テンプレート制作のコストパフォーマンスの高さを両立している点にあります。

相談によっては機能開発や外部データとの連携も可能なため、他店との差別化を図りたい場合に最適です。

また、店舗アプリの機能も豊富で、ポイントカード機能やクーポン発行機能だけでなく、回数券の発行やミニゲーム機能など、多彩な組み合わせで導入できます。

プラン名利用料金
Lightプラン22,000円(税込)~/月額
Standardプラン55,000円(税込)/月額
Enterpriseプラン要見積もり

※初期費用は要問い合わせ

参考サイト:GMOおみせアプリ公式サイト

みせプリ

みせぷり公式サイト

出典:株式会社フォルクスウェア

<みせプリのおすすめポイント>

  • 自由度が高くおしゃれなデザイン
  • 予約機能に対応
  • 選べる豊富なプラン

みせプリの特徴は、さまざまな業態の店舗に対応できる、機能とデザインの豊富さにあります。

デザインもおしゃれで、店舗の雰囲気に合わせて最適なイメージを選択できます。レイアウトもシンプルで、ユーザーが直感的に操作しやすい点が魅力です。

飲食店向けアプリ作成サービスとしてだけでなく、美容サロンやホテルなどのサービス業にも適しています。

機能面の豊富さはもちろん、店舗のオリジナルアイコンも設定できるため、独自性を損なうことなく店舗アプリの導入効果を引き出せるでしょう。

チラシやPOPの作成ができるオプションもあるため、さまざまな手段で集客や販促に活用できます。

プラン名利用料金
エントリープラン4,980円(税込)/月額
エコノミープラン9,800円(税込)/月額
スタンダードプラン14,800円(税込)/月額
カスタムプラン50,000円(税込)/月額

※初期費用30,000円(カスタムプランは200,000円)

参考サイト:みせプリ公式サイト

アプリメンバーズ

アプリメンバーズ公式サイト

出典:アイユー株式会社

<アプリメンバーズのおすすめポイント>

  • シンプルで操作性に優れたデザイン
  • わかりやすい料金プラン
  • ポイントの付与方法が豊富

アプリメンバーズは、低コストで開発の依頼ができる店舗アプリ制作サービスです。店舗独自のアプリを作成したい場合に適しています。

アプリメンバーズの特徴は、ポイント機能におけるポイントの付与方法が豊富にある点です。

ポイントカード機能を重視するユーザーは多く、店舗アプリにおいて欠かせない機能と言えます。

アプリメンバーズでは、QRコード読み取りによるポイント付与のほか、金額と連動させたり、レジ機能と連動させたりすることも可能です。

店舗アプリ開発費用は0円で依頼できるため、低コストでオリジナルの店舗アプリが作成できます。

また、プッシュ通知や分析機能も備わっているため、店舗アプリ1つで集客や販促に役立つさまざまな施策が講じられるでしょう。

プラン名利用料金
19,800円(税別)

※初期費用30,000円(税別)

参考サイト:アプリメンバーズ公式サイト

アプリンク

アプリンク公式サイト

出典:株式会社 USEN

<アプリンクのおすすめポイント>

  • 事前決済や回数券など独自機能が豊富
  • 縦横選べるデザイン設計
  • 店舗へ誘導するためのGPSナビも搭載

アプリンクは、USENが提供している店舗アプリ開発サービスです。

アプリンクの特徴は、他社にはない独自性能が備わっている点にあります。例えば、GPSで道案内ができるナビやECサイトとの連携、テイクアウト機能などです。

また、プッシュ通知やイベントカレンダー機能など、顧客にアプリを見てもらうための機能も備わっています。

イメージを共有すればアプリ制作を任せられるため、自分でテンプレートに沿ってアプリを作成することに不安がある方にも便利です。

登録された顧客情報を活用した戦略立案に役立つ、顧客管理機能も備わっています。

プラン名利用料金
スタンダードプラン19,800円(税抜)/月額
ライトプラン
<デジタルチケット>
6,000円(税抜)/月額
ライトプラン
<テイクアウト>
6,000円(税抜)/月額

参考サイト:アプリンク公式サイト

すまっぽん!

すまっぽん!公式サイト

出典:株式会社イーファイブ

<すまっぽん!のおすすめポイント>

  • 業態に特化した店舗アプリが作成できる
  • 1カ月無料でお試し可能
  • 圧倒的低コスト

すまっぽん!の特徴は、圧倒的な低コストで店舗アプリが導入できる点です。

機能面はシンプルで、他社のように複雑な機能は備わっていません。しかし、クーポン発行機能や店舗情報の掲載、電話・メール連絡ができる機能など、基本的な機能は搭載しています。

シンプルかつ手頃な月額費用で基本的な店舗アプリを導入したい、複数のSNSをまとめて紹介するためのハブツールとして活用したい場合に最適です。

プラン名利用料金
300円(税別)/月額

※プッシュ通知費用は別途必要

参考サイト:すまっぽん!公式サイト

そのほか、おすすめの店舗アプリ作成・開発サービスについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。

参考記事:おすすめの店舗アプリ作成・開発サービス8選|機能や料金を徹底比較

まとめ

店舗アプリを作成するには、まずどのような機能を搭載するのかを明確にしておきましょう。

店舗アプリ作成ツール・サービスによって、対応できる機能の種類に差があるためです。

また、サービスによって費用も異なるため、導入にかかる費用やランニングコストなども比較検討する必要があります。

店舗の魅力を最大限に発信でき、ユーザーにとって利便性の高い店舗アプリを作成して、店舗経営の集客・販促戦略に活用していきましょう。