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2024/09/30

店舗アプリの無料作成サービス5選!機能の違いを徹底比較

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店舗アプリの無料作成サービス5選!機能の違いを徹底比較

店舗の予約管理や会員証、ポイントサービスの提供など、さまざまな販促ツールとして役立つのが店舗アプリです。

店舗アプリを導入して独自のサービスを提供したり、情報発信を行ったりと、今や店舗経営者にとって欠かせないツールになりつつあります。

今や店舗経営に欠かせないツールとなった店舗アプリですが、実は無料で作成できるサービスがあるのをご存知でしょうか。

本記事では、無料での作成が可能な店舗アプリの中から、おすすめのサービスを5選紹介します。サービスごとの特徴や強みについても比較紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

目次

店舗アプリが求められる理由

店舗アプリが求められているのは、スマートフォンの急速な普及拡大が理由の1つです。

今や、世代を問わず多くの人がスマートフォンを利用しており、個人での情報収集や情報発信が身近なものになりました。

2023年度に総務省が行った調査によると、スマートフォンの世帯普及率は9割を超えているとの結果が出ました。2011年度には約3割だったことから、10年ほどで急速に広まったことがわかります。
参考サイト:令和6年版 情報通信白書|総務省

スマートフォンの普及により、スマートフォンを活用した店舗サービスのニーズも増加しました。

アプリでのポイント付与による紙のポイントカード廃止や予約受付、キャッシュレス決済などもその1つです。

集客やリピーターの囲い込みを行うためのツールとして、店舗アプリの活用は欠かせない手段になりつつあります。

無料で利用できるおすすめの店舗アプリ作成ツール5選

ここからは、店舗アプリ作成ツールの中でも無料で利用できるおすすめのサービスを5選紹介します。

サービスによっては、初期費用のみ無料のところ、月額利用料は無料だも初期費用がかかるところなどさまざまです。

いずれにしても低コストで店舗アプリを導入できるサービスですが、費用負担が発生するケースもあるので契約前に確認しておきましょう。

みせめぐ

みせめぐ公式サイト

出典:株式会社ビジコム
みせめぐは、初期費用・導入費用・月額利用料がすべて無料の店舗アプリ作成サービスです。POSレジメーカーのビジコムが開発したサービスを提供しています。

みせめぐを利用した店舗アプリの導入をきっかけに、POSレジの利用者を獲得することを目的としているため、無料で利用できる点が特徴です。

LINEを活用したデジタル会員証の発行や、ビジコムのPOSレジ「BCPOS」との連携による、ポイント付与サービスも導入できます。

顧客管理や店舗の売上、在庫管理などを一元化したい方におすすめです。

参考サイト:みせめぐ公式サイト

P+KACHIFREE(ピーカチフリー)

P+KACHI FREE公式サイト

出典:株式会社ピーカチ

P+KACHIFREEは、初期費用・月額料金無料で作成できる店舗アプリ作成サービスです。

特徴は、ポイントサービスに特化している点で、紙のポイントカードを廃止したい店舗での活用に適しています。

貯まったポイントをクーポン券との交換や、ポイント値引きとして活用できる仕組みです。

有料プランに加入すると、会員ランク機能の追加や、クーポン券の発行、アンケートの実施などにも対応できます。

参考サイト: P+KACHIFREE(ピーカチフリー)公式サイト

AppGoose(アップグース)

App Goose公式サイト
出典:株式会社岡文館印刷所
AppGooseは、無料で店舗アプリの作成・利用ができるサービスです。

ただし、AppGooseアプリとして導入することになるため、店舗独自のアイコンでアプリを導入したい方には同社が提供している「まとめアプリ」を活用しましょう。

AppGooseアプリでは、店舗情報の掲載やクーポン券の発行ができます。また、アンケートの実施、スタンプカード機能の付与なども可能です。

基本的には、無料で利用できます。アプリ作成のサポートを受けたい場合や、独自性の高いアプリにカスタマイズしたい場合などは、有料のサービスを活用しましょう。

有料サービスの料金プランについては、直接企業までお問い合わせください。

参考サイト:AppGoose公式サイト

【1カ月無料お試し】すまっぽん!

すまっぽん!公式サイト
出典:株式会社イーファイブ
すまっぽん!は、すべての機能が1カ月無料でお試し利用できる店舗アプリ作成サービスです。

また、無料期間が終了して有料になっても、月額300円という低コストで利用できます。

すまっぽん!は、店舗情報や連絡先の掲載、クーポン券の発行、SNSとの連携などが実施できる点が特徴です。

飲食店向けのほか、美容業や不動産業などでも活用できます。

比較的シンプルなアプリになっており、ECサイトとの連携やポイントカードの発行、予約アプリとしての機能付与などは行えません。

シンプルでわかりやすいアプリをとにかく低コストで導入したい、という方におすすめです。

参考サイト:すまっぽん!公式サイト

【開発費用0円】アプリメンバーズ

アプリメンバーズ公式サイト
出典:アイユー株式会社
アプリメンバーズは、開発費用無料の店舗アプリ開発サービスです。

ただし、初期費用として30,000円(税別)、月額費用が19,800円(税別)かかるため、完全無料で利用できるサービスではない点に注意してください。

一般的に、店舗独自のアプリを導入する際、アプリ開発を依頼すると50万円~500万円ほどの制作料金がかかる傾向にあります。

アプリ制作にそれだけの費用がかかることを考えれば、アプリメンバーズは破格の料金設定です。

機能面では、ポイント機能やアプリアイコンの作成、クーポン券の発行に対応しています。また、プッシュ通知機能、利用者のデータ分析なども行えるので便利です。

無料ツールでも自分で作れるか不安な方や、手厚いサポートを希望する場合は、アプリメンバーズの利用を検討してみると良いでしょう。

参考サイト:アプリメンバーズ公式サイト

店舗アプリを導入するメリット

店舗アプリを導入するメリットは、以下の4点です。

  • 集客ツールとして活用できる
  • リピートにつながる施策が打てる
  • 予約・顧客情報の管理が一元化できる
  • 仲介手数料を負担する必要がない

それぞれ、具体的にどのような活用方法ができて、どのような効果があるのか、詳しく解説します。

集客ツールとして活用できる

店舗アプリは、集客ツールとして活用できる点がメリットです。

クーポン券の発行やブログなどの情報発信ができるため、スマホで情報収集を行う顧客にアプローチしやすくなります。

また、プッシュ通知機能で、スマホのロック画面やホーム画面上部に通知を送れるのも特徴です。メルマガと比べて見落としが少なく、店舗からの情報発信が効果的に行えます。

集客アプリをもたない店舗で、SNS集客と連携したり、リスティング広告を併用したりして、まずはアプリのダウンロードにつなげる工夫を講じましょう。

リピートにつながる施策が打てる

店舗のリピートにつながる施策が打てるのも、店舗アプリを導入するメリットの1つです。

ポイントカードやプッシュ通知による販促、会員証発行など、店舗独自の方法で顧客に情報を発信できます。

また、セグメント配信で誕生月の顧客に特別クーポンを付与するなど、顧客に合わせたアプローチを実施することも可能です。

顧客のスマホに直接通知が届くため、他社の広告や情報に紛れることがなく、顧客の目に留まりやすくなります。

予約・顧客情報の管理が一元化できる

店舗アプリを導入すると、予約や顧客情報の管理を一元化できるメリットもあります。

電話やSNSのDMなどから予約を受けていると、予約情報の管理が複雑になって予約の重複や漏れなどのミスが発生する原因になりかねません。

また、顧客情報を一元管理するには、多数の媒体から入ってくる情報をまとめる作業も必要です。

店舗アプリで会員情報を入力してもらえば、アプリの管理画面で予約状況や顧客情報の管理ができるようになり、管理負担の軽減につながります。

仲介手数料を負担する必要がない

店舗アプリを導入すれば、集客に活用していたプラットフォームの利用料や仲介手数料を負担する必要がなくなります。

例えば、大手予約サイトなどを活用していると、売上の数%をプラットフォーム運営企業に支払わなければなりません。

店舗アプリを導入すれば、大手予約サイトを経由する必要がなくなるため、仲介手数料の負担がなくなります。

仲介手数料や利用料などの経費削減につながるのも、店舗アプリを導入するメリットです。

参考記事:店舗アプリを導入するメリット・デメリットとは?効果を最大限に引き出すポイント

店舗アプリ作成ツールを選ぶ際のポイント

電球マークに手差し伸べるイメージ

ここからは、店舗アプリ作成ツールや作成サービスを選ぶ際に、意識しておきたい比較ポイントについて解説します。

経営している店舗でアプリの導入を検討している場合は、アプリの機能や作成にかかる費用を含めて、活用シーンを想定しながら計画することが大切です。

必要な機能を明確にする

店舗アプリの作成ツールを選ぶときは、まず店舗アプリに必要な機能を明確にしておきましょう。

あとから必要になっても変更できず、必要な機能がない店舗アプリを導入することになります。

結果的に効果的な活用ができない店舗アプリになってしまうため、どのような機能を盛り込むかは店舗アプリを作成する上で重要なポイントです。

ポイントカード機能が欲しいのか、ブログ機能が必要なのか、予約管理もアプリ内で行うのかなど、店舗アプリでどのような施策を講じたいのかを考えておきましょう。

カスタマイズ性が充実しているか比較する

店舗アプリの作成ツールを選ぶときは、カスタマイズ性の充実度で比較して判断するのもおすすめです。

カスタマイズ性とは、店舗独自の取り組みをアプリに反映させられる機能の多様化への対応力のことを指します。

例えば、来店者にクーポン券が当たるくじ引きシステムや、グッズのオンライン販売、決済ツールとの連携などです。

店舗アプリ作成ツールで比較する場合は、テンプレートの機能が豊富なものを選ぶのも良いでしょう。

カスタマイズ性に優れた店舗アプリ作成ツールであれば、店舗アプリ導入後も随時必要な機能のアップデートが可能になります。

無料作成ツールに固執しない

店舗アプリの作成ツールを選ぶときは、無料で作成できることに固執しすぎないことが大切です。

無料の店舗アプリ作成ツールは、導入コストが安く済む反面、作成できる内容がテンプレート的になりやすい傾向にあります。

店舗独自のアプリを作るのであれば、有料の店舗アプリ作成ツールを活用する方が良いでしょう。また、店舗アプリの開発を企業に依頼するのも選択肢の1つです。

有料のものを含むおすすめの店舗アプリ作成ツールや作成サービスについては、以下の記事でも紹介しています。ぜひ、こちらも参考にしてください。

参考記事:おすすめの店舗アプリ作成・開発サービス8選|機能や料金を徹底比較

まとめ

店舗アプリは、無料で作成できるツールやサービスがある一方で、本当に店舗にとって効果的なアプリを導入しなければ本末転倒です。

集客や販促、管理ツールとしても活用できるため、価格にこだわりすぎないようにしましょう。さまざまな作成ツールやサービスを比較して、活用するものを検討することが大切です。

店舗アプリを有効活用できれば売上アップにつながり、導入コストも回収できるでしょう。