Bizcan > コラム > クリニック向けPOSレジおすすめ3選!機能の違いや特徴と注意点を解説

2025/06/05

クリニック向けPOSレジおすすめ3選!機能の違いや特徴と注意点を解説

  • POSレジ
クリニックのPOSレジ
3分でわかるCASHIER
3分でわかるCASHIER
飲食店や小売店以外にも幅広い業種、規模に選ばれている理由を成功事例をもとに解説しています。

飲食店や小売店など、さまざまな店舗・施設のレジ設備として導入されているPOSレジは、一般的なキャッシュレジスターと比べてデータ管理・分析性能に優れている点が特徴です。

そんなPOSレジですが、近年クリニック向けの機種が登場しているのをご存知でしょうか。

一般的な店舗向けのPOSレジとは異なり、クリニックでの導入に特化した機能が備わっているため、クリニックや病院の会計・精算業務効率化に役立ちます。

では、クリニック・病院向けのPOSレジは、一般的な店舗向けのPOSレジと比べて具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

本記事では、クリニック・病院向けのPOSレジに備わっている機能や、クリニック・病院向けのPOSレジを導入するメリット、導入時の注意点について解説します。

記事後半では、クリニック・病院での導入におすすめのPOSレジも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

Bizcan編集部厳選!小規模店舗での導入におすすめのPOSレジ3選
目次

POSレジとは?

小売店のレジ設備のイメージ

POSレジとは、POS(Point of sales)システムが備わっているレジ設備のことです。キャッシュレジスターに搭載されている対人レジもあれば、顧客が自ら会計を行うセミセルフレジ・フルセルフレジに、POSシステムが搭載されているタイプもあります。

POSレジのPOSは「販売時点情報管理」を意味する言葉で、その名の通りPOSレジを通じて商品やサービスの販売・会計を行うと、販売したものやサービス・日時などが記録される点が特徴です。

蓄積した売上記録を分析し、よく売れる時間帯・曜日・季節などを割り出して、集客・販促施策に活用している企業・店舗が多くあります。

また、POSレジシステムが備わった設備は、自動釣銭機搭載型やキャッシュレス決済に対応している機種も多く、レジの待ち列解消やレジ業務の負担・ミスの軽減にも効果的です。

参考記事:POSレジ・POSシステムの違いとは?主な機能と導入方法まとめ

クリニック向けPOSレジに備わっている機能

ここからは、クリニック向けのPOSレジに備わっている機能について解説します。ただし、POSレジの種類によっては備わっていない機能もあるため、導入を検討する際はサービスの情報をよく確認するようにしてください。

レセコンとの連携機能

クリニック向けのPOSレジに備わっている機能として、レセコンとの連携機能が挙げられます。レセコンとは、レセプト(診療報酬明細書)を発行するためのコンピュータのことです。

レセコンとPOSレジを連携させることで、会計処理の大幅な時間短縮・業務工数削減につながります。小売店や飲食店向けのPOSレジには備わっていない機能のため、POSレジとレセコンとの連携を行いたい場合は、対応している機種を選定して導入しましょう。

キャッシュレス決済機能

クリニック向けのPOSレジには、キャッシュレス決済機能が搭載されているものも多くあります。現金以外の決済手段に対応できる機能で、クレジットカード決済や電子マネー決済、QRコード決済・バーコード決済など、幅広い決済手段への対応が可能です。

機種によって、対応できるキャッシュレス決済の手段や決済ブランドが異なるため、導入したいキャッシュレス決済に対応しているか確認しておく必要があります。

自動釣銭機機能

クリニック向けのPOSレジは、自動釣銭機機能が備わっている設備が多いのも特徴です。飲食店や小売店向けのPOSレジの場合、対面決済を行うタイプのものもあり、自動釣銭機機能がないPOSレジも少なくありません。

一方で、クリニック向けのPOSレジは、無人会計・決済に対応することを目的に設計されている機種が豊富にあるため、現金決済時にも現金をやり取りすることなく対応できます。

ただし、比較的手頃な価格帯で導入できるタブレット型POSレジやパソコンPOSレジと比べて、自動釣銭機が搭載されている分、導入費用が高くなる点に注意が必要です。

予約管理機能・呼び出し機能

クリニック向けのPOSレジの中には、予約管理機能や呼び出し機能が備わっている機種もあります。外部の予約管理システムと連携しているタイプもあれば、LINEミニアプリと連携して、リマインド通知や呼び出しをLINEアプリ上で行えるものがあるのも特徴です。

呼び出し機能が備わっていれば、院内の待合スペースに留まることなく顧客も時間を有効活用できます。また、院内に多数の患者が長時間留まるのを抑制できるので、感染症対策の面でも有効です。

参考記事:POSレジの機能一覧|業種別のおすすめ機能と選び方のポイント

クリニック向けのPOSレジを導入するメリット

クリニック向けのPOSレジを導入するメリットは、以下4項目です。

  • 会計業務が効率化できる
  • 未収金管理の効率化が図れる
  • 予約管理業務が円滑になる
  • 感染症対策につながる

それぞれ、具体的にどのような効果が見込めるのか、クリニックならではの活用例を踏まえて解説します。

会計業務が効率化できる

クリニック向けのPOSレジを導入すると、クリニックの会計業務を効率化できるメリットがあります。とくに、自動釣銭機が搭載されているセルフレジタイプのPOSレジであれば、クリニックのスタッフが会計対応をする必要がなくなり、省人化を実現することが可能です。

また、現金の受け渡しを人の手で行う負担もなくなることから、レジ締め作業の負担も軽減できます。レジ集計も自動化できるので、クリニックでのPOSレジ導入は、会計業務全般の効率化・円滑化に有効です。

未収金管理の効率化が図れる

クリニックでPOSレジを導入すると、未収金管理の効率化が図れるメリットもあります。患者ごとの詳細な情報や支払い履歴を記録・管理できるので、未収金が発生した原因の特定や正確な金額の把握も容易です。

また、クリニックでPOSレジを導入することにより、キャッシュレス決済に対応できるようになることから、現金の持ち合わせ不足による未収金の発生抑止にもつながります。

予約管理業務が円滑になる

予約管理業務が円滑になるのも、クリニックでPOSレジを導入するメリットの1つです。予約情報をリアルタイムに確認できるため、院内での次回予約だけでなく、オンライン予約の情報もPOSレジ上で一元管理できます。

また、予約管理を予約帳やエクセルなどで行うのと比べて、予約照会も行いやすいことから、従業員による予約照会の円滑化にも効果的です。

予約情報がリアルタイムで共有されるため、予約重複の発生や確認漏れによる予約ミスの抑止にも役立つでしょう。

感染症対策につながる

クリニックでPOSレジを導入すると、感染症対策につながるメリットもあります。とくに、自動釣銭機機能が搭載されているPOSレジは、現金の受け渡しを直接行う必要がないため、衛生的に会計・清算対応できる点が特徴です。

また、キャッシュレス決済も同様に、スタッフを介したやり取りを最小限にできることから、感染症の抑止につながります。

可能であれば、自動釣銭機搭載型かつセルフレジタイプのPOSレジを導入し、会計をセルフ化すると良いでしょう。顧客・患者の安心・信頼につながるほか、スタッフを感染症から守る観点でも有効な手段です。

参考記事:POSレジのメリット・デメリットとは?費用目安や選び方・導入時の注意点を解説

クリニック向けのPOSレジを導入する際の注意点

クリニック向けのPOSレジを導入する際は、以下の点に注意が必要です。

  • 初期費用・月額利用料など導入にコストがかかる
  • 既存システム(レセコン・予約管理システムなど)と連携可能か確認する
  • 決済手段の対応範囲をチェックしておく
  • デモ機で操作性を確認する
  • 完全なキャッシュレス化はせず現金決済にも対応できるようにする

クリニックのPOSレジは、とくに自動釣銭機搭載型の設備を導入すると、数十万円~100万円程度の費用がかかります。POSレジを提供している事業者によっては、レンタルやサブスク利用に対応している場合もあるので、活用を検討してみると良いでしょう。

また、クリニックには基本的に老若男女問わずさまざまな世代の顧客が来院します。そのため、デモ機で操作性を確認して、誰にでも使いやすいPOSレジを選定しましょう。

キャッシュレス決済に対応しているPOSレジは多くありますが、現金決済への対応を残しておくことも重要です。

クリニックでの導入におすすめのPOSレジ3選

ここからは、クリニックでの導入におすすめのPOSレジを3選紹介します。製品によって機能に違いがあるので、クリニックでどのような使い方をするか検討しながら、比較検討しましょう。

スマレジ

スマレジ公式サイト
出典:株式会社スマレジ

クリニックや薬局・病院などでPOSレジを導入するなら、スマレジがおすすめです。スマレジは、電子カルテとPOSレジの連携に対応しており、会計業務の効率化だけでなく、金額入力ミスの抑止にもつながるメリットがあります。

自動釣銭機搭載型のPOSレジの導入にも対応しているため、キャッシュレス決済と合わせて会計業務の省人化も実現できます。

ORCA(日医標準レセプトソフト)や電子カルテシステムのブレインボックスVIII、調剤レセコンのNSIPS®(エヌシップス)など、幅広いレセコン・電子カルテとの連携が可能です。

スマレジのサービス詳細はこちら

Airレジ

Airレジ公式サイト

出典:株式会社リクルート

クリニックや病院・薬局などでPOSレジを導入するのであれば、Airレジもおすすめです。Airレジは、株式会社リクルートが提供しているPOSレジサービスで、レセプトコンピューターから出力されたNON-PLUバーコードの読み取りにも対応しています。

キャッシュレス決済端末のAirペイを導入すれば、キャッシュレス決済に対応できるのも特徴です。POSレジアプリをタブレット端末にインストールして利用するサービスですが、自動釣銭機の導入にも対応しているので、問い合わせてみると良いでしょう。

また、予約管理システムの「Airリザーブ」とも連携が可能なため、予約管理の効率化を図りたい場合にも最適です。

Airレジのサービス詳細はこちら

ビジコム

ビジコム公式サイト

出典:株式会社ビジコム

クリニックや病院・薬局などの医療機関でPOSレジを導入するなら、ビジコムのPOSレジもおすすめです。レセコンバーコード連動での運用ができることはもちろん、キャッシュレス決済や自動釣銭機の導入にも対応しています。

医療機関用の自動精算機は、導入に数百万円単位の費用がかかる一方で、ビジコムなら約100万円で導入できる手頃さも魅力です。導入実績22,000台以上と実績も豊富なため、サポートが充実している事業者を選びたい方にも適しています。

まとめ

POSレジの中でもクリニック向けの機能が豊富な機種は、レセコン連携や予約管理機能が備わっているものが多くあります。一般的な飲食店や小売店向けのPOSレジにはない機能が利用できるため、会計業務の効率化やミスの低減、感染症対策を見据えて導入を検討してみてはいかがでしょうか。

また、POSレジの導入には、国や自治体が運営している補助金・助成金制度が利用できる可能性があります。申請要件を満たしていれば、導入コストを抑えられるため、活用できる制度がないか確認してみるのもおすすめです。

参考記事:【2025年最新】POSレジ導入に利用できる補助金・助成金5選|金額や申請要件について解説

3分でわかるCASHIER

3分でわかるCASHIER

飲食店や小売店以外にも幅広い業種、規模に選ばれている理由を成功事例をもとに解説しています。

この資料で得られるもの

POSレジ「CASHIER」の詳細 POSレジ導入の成功事例 テーブルオーダー導入の成功事例

    無料ダウンロード

    かんたんフォーム入力で今すぐダウンロード

    必須

    必須

    必須

    必須

    必須

    必須

    プライバシーポリシーに同意する

    LINE
    LINEで 相談する
    POSレジ
    サービス比較