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2025/05/01

eラーニングシステムの構築方法とは?意識すべきポイントも解説

  • eラーニングシステム
eラーニングシステムの構築方法とは?意識すべきポイントも解説

従業員の学習機会を設けるために、eラーニングシステムの構築を検討している企業も多いはずです。しかしながら、実際に構築する際にはどのような方法があるのでしょうか。
本記事では、eラーニングシステムの構築方法や構築時に意識すべきポイント、得られる効果について解説していきます。

目次

eラーニングシステムとは?

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eラーニングシステムとは、オンラインで学習できるeラーニングをネット上のシステムを活用し、運用・管理を行うことです。eラーニングシステムを活用することでスマホ、PC、タブレットなど、さまざまな端末から学習する機会を確保できます。

eラーニングシステムにより、場所や時間、環境といった制約に囚われることなく、個人の状況に合わせて学習を進めることが可能です。

eラーニングシステムを導入することで、忙しい社会人でも自由に学習の機会を得ることができます。

eラーニングシステムの構築方法とは?

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実際にeラーニングシステムを構築するにはどのような方法を講じればよいのでしょうか。
本項で解説していきます。

開発を委託する

eラーニングシステムを構築するにあたって、開発を企業に委託する方法があります。自社にeラーニングシステムの構築に関する知識やノウハウがない、または不足している場合、専門知識を備えており、豊富な実績を持っている開発会社に外注するのが一般的な方法の一つです。

eラーニングシステムの構築を外部に委託する場合、思い描いているシステムのイメージと開発会社の得意分野、費用感など、さまざまな要素をすり合わせておく必要があります。

自社で開発する

自社でeラーニングシステムを構築することも一つの手です。この場合、自社にeラーニングシステムの構築に関して知識、経験、スキルを持った人材が揃っている必要があります。

また、自社開発の場合、開発に時間と労力がかかる点や、専門知識を備えたエンジニアが必要となる点には注意が必要です。加えて、運用後のシステム運用・保守も自社で賄わなければならない点も理解しておきましょう。

既存のeラーニングシステムを導入する

eラーニングシステムには製品・サービスとして提供されているものも数多くあるため、既存のシステムを導入することも重要です。eラーニングシステムの中にもコンテンツが充実しているものや、プラットフォームとしての機能に優れているものなど、特徴は製品ごとで異なります。

自社で教材を用意できるのか、既存の教材を活用するのかなど、自社のニーズに合わせた製品選定を行うことが重要です。

eラーニングシステムを構築する際のポイントとは?

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本項では、eラーニングシステムを構築する際に意識すべきポイントを解説していきます。

構築形態をどうするか検討する

eラーニングシステムには大きく分けて、「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類に大きく分かれます。クラウド型の場合はインターネット上にeラーニングシステムを構築するのに対し、オンプレミス型は自社のサーバー内にeラーニングシステムを構築し、運用するのが特徴です。

eラーニングシステムを構築する際は、大前提としてクラウド型で運用するか、オンプレミス型で運用するかを検討する必要があります。

コスト面に配慮する

eラーニングシステムの構築には一定のコストがかかります。自社でシステム構築する場合は構築にかかる費用はもちろん、運用開始後に教材を作成する費用もかかるでしょう。既存のeラーニングシステムを導入するにしても、初期費用や運用コストは必ず発生します。

eラーニングシステムの構築・導入にどの程度のコストを割くことができるのか事前に明確化したうえで、費用感にマッチした構築方法を選択することが求められます。

運用体制をどうするか検討する

eラーニングシステムの運用体制についても検討が必要です。自社で運用・保守を行う場合、システム運用に関する知識やスキルを備えた人材が不可欠となります。自社に人的リソースがない場合、外部に委託することを検討しましょう。

eラーニングシステムを構築することで得られる効果とは?

本項では、eラーニングシステムの構築によって得られる効果について解説していきます。

従業員の学習機会を確保できる

eラーニングシステムを構築・導入することで、従業員の学習機会を確保することができます。従業員個人のスキルアップを図るうえで学習機会の確保は不可欠ですが、業務の合間を縫って時間を作ることは容易ではありません。

eラーニングシステムを導入することで、自宅や出先でもスキマ時間を使った学習が可能となり、知識やスキルの向上が期待できます。

研修の自由度が上がる

eラーニングシステムを導入することで、社員研修の自由度が上がる効果も期待できます。eラーニングシステムを活用した研修であれば、場所を問わず実施することができます。会議室や研修施設を使わずにオンラインで研修を実施できるため、受講側の負担はもちろん、研修を実施する側の負担も軽減できる点はメリットといえるでしょう。

従業員の学習状況を管理できる

eラーニングシステムには個人個人の学習状況を管理できる機能も備わっています。せっかくeラーニングシステムを導入しても、従業員が活用しなければ意味がありません。そういった意味で、システムが実際に活用されているかどうか確認し、進捗を管理できる機能は重要です。

eラーニングシステムには進捗管理機能も搭載されているため、学習状況を把握できる点は大きな魅力といえるでしょう。

まとめ

本記事では、eラーニングシステムの構築方法や構築時に意識すべきポイント、得られる効果について解説しました。eラーニングシステムの構築方法にはいくつかの選択肢がありますが、いちばん手軽なのは既存のeラーニングシステムを導入することです。本記事の内容を参考に、自社でどのような形態をとるべきか検討してみてはいかがでしょうか。