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eラーニングシステム(LMS)とは、インターネットを介してパソコンやタブレット、スマートフォンに学習教材を配信する学習形態ことです。
Learning Management Systemの頭文字を取ってLMSとも呼ばれており、学習管理システムの総称を意味する場合もあります。
会議室で行う集合研修とは異なり、ウェビナーのようなオンライン研修と近いシステムですが、独自学習できる点が特徴です。
eラーニングシステムは、配信されているコンテンツを社内研修や社員教育に活用したり、独自のカリキュラムで学習教材を作成したりできます。
研修のために場所を確保し、足を運んでもらう手間もかからず、インターネット環境さえあればリモートでも取り組める点が魅力です。
近年では、社内研修や自己啓発を目的として、eラーニングシステムを導入する企業が増加傾向にあります。研修の効率化が図れるほか、誰がどのようなカリキュラムを学習したのかを確認・管理できるのもメリットです。
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サービス
選択
eラーニングシステムには以下3種類の型があり、それぞれに特徴があります。
それぞれ、どのような特徴があるのか、違いや活用おすすめの活用方法について確認していきましょう。
SaaS型・ASP型は、eラーニングシステムを提供しているベンダーから、クラウド上で学習できるサービスとして提供を受ける形態です。
いわゆるサブスクリプションサービスのように、月額利用料金を支払えばすぐに学習開始できる点が特徴で、ソフトウェアのインストールやアップデート、保守管理などを行う必要もありません。
SaaS型が複数のユーザーで、同一サーバー上のカリキュラムを利用するのに対し、ASP型はユーザーごとにサーバーが振り分けられている点に違いがあります。
どちらもリアルタイムで最新のカリキュラムが配信されるため、つねに新しい情報を学べるのもSaaS型・ASP型のメリットです。
ただし、社内独自のカリキュラムを盛り込むことは難しいでしょう。カスタマイズ性が低い点を理解した上で、導入することが大切です。
パッケージ型は、必要なカリキュラムをまとめてパッケージ化し、教材コンテンツがセット販売されているタイプのeラーニングシステムです。
活用したいカリキュラムをピックアップしてカスタマイズできる点が特徴で、eラーニングや研修カリキュラムをゼロベースで制作する時間を削減できるメリットがあります。
社内のデータベースにダウンロードして利用する「オンプレミス運用」が基本のため、保守管理やアップデート、カスタマイズを行うための専門知識をもつ人材が必要です。
パッケージ型のeラーニングシステムは、導入するのにある程度の保守管理を行う人材が必要になります。しかし、オープンソース型と比べて開発工数削減になるほか、SaaS型・ASP型のような運用コストがかからないのも特徴です。
一方で、初期費用が高くなる傾向にあるため、注意しましょう。
オープンソース型は、ソースコードがオンライン上に公開されているeラーニングシステムで、誰でも利用できるよう無料で提供されているものが多い傾向にあります。
コードをカスタマイズすれば、独自のカリキュラムが作成できるなど、自由度の高さがオープンソース型を活用するメリットです。
必要なソースコードが揃っているものも多く、独自のカリキュラムを開発したい場合に適しています。
オンプレミス運用・クラウド運用のどちらにも対応できますが、コードのカスタマイズなど専門的な知識が求められるため、自社内に専門知識をもつ人材がいない場合はほかのシステムを活用した方が良いでしょう。
eラーニングシステムには、主に以下の機能が備わっています。
eラーニングシステムは、学習コンテンツを通じて学習が行えるほか、社員全員の学習進捗状況などを上長や管理者が確認できる機能が備わっているのも特徴です。
また、導入するeラーニングシステムによっては、パソコンだけでなくタブレットやスマホからでも学習に取り組んだり、研修管理が行えたりするものもあります。短時間の動画で、研修や学習指導ができるサービスもあるでしょう。
ここで紹介した機能は一部であり、サービスによっては独自機能が搭載されているものも少なくありません。
どのような機能が搭載されているのか、導入・運用にかかる費用、保守管理・アップデートの負担なども考慮した上で、導入するeラーニングシステムを選択する際の判断材料として活用しましょう。
eラーニングシステム導入の際は、社内で管理できるか否かで導入するシステムの種類を検討しましょう。
社内に保守管理やカスタマイズできる人材がいない場合は、SaaS型を導入するようなイメージです。社内で保守管理やカスタマイズができるのであれば、カスタマイズ性の高さで選ぶのも良いでしょう。
以下の比較表に当てはめてサービスを比較し、実際に導入するeラーニングシステムを選ぶ際の参考にしてください。
チェック項目 | eラーニングシステムA社(例) | eラーニングシステムB社【チェック欄】 |
---|---|---|
種類 | SaaS型 | |
導入費用・運用コスト | 導入費用:280,000円月額:1,000円 | |
サポートサービス | あり(費用別途) | |
カスタマイズ性 | × | |
保守管理の必要性 | なし | |
教材・カリキュラム管理機能 | 〇 | |
受講者管理機能 | 〇 | |
教材の作成・カスタマイズ機能 | × | |
受講後のテスト・レポート機能 | × | |
受講状況・進捗の確認機能 | 〇 | |
社内SNS機能 | × | |
対面研修などの出欠確認・申請機能 | × |
導入するeラーニングシステムを選ぶときは、複数の候補を挙げた上で比較検討し、最適なものを選択することが大切です。
eラーニングシステムによっては、導入時には備わっていなかった機能をあとからカスタマイズして付与できる場合もあります。将来的に機能追加を検討しているのであれば、カスタマイズ性の有無を確認しておくと良いでしょう。
また、費用に関しては、社内でエンジニアを採用するか、SaaS型などを導入して保守管理をアウトソースするかでも考え方が異なります。
例えば、社内でエンジニアを採用してオープンソース型のeラーニングシステムを導入した場合、eラーニングシステムの導入コストはほとんどかかりません。しかし、エンジニアを採用するための採用コストや人件費は発生します。
このように、費用面を検討する際は、社内リソースの有無も考慮した上で検討することが大切です。
また、単純に費用面で比較するだけでなく機能やカスタマイズ性、サポートサービスの有無なども含めて、導入するeラーニングシステムはトータルで検討しましょう。
eラーニングシステムは、導入するだけでなく、導入後にどのような方法で管理するか、どのようなカリキュラムを学習してもらうかなどを検討する必要があります。
また、学習者の意見を踏まえ、より良いカリキュラムになるようにブラッシュアップしなければならない場合もあるでしょう。
社内にeラーニングシステムのカスタマイズに対応できるエンジニア人材がいない場合は、SaaS型やASP型の導入がおすすめです。
クラウド上で学習管理が行えるほか、サービスによっては導入支援や保守管理を行ってくれるものもあります。
ただし、別途費用が発生する可能性もあるため、契約に踏み切る前に詳細を確認した上で、導入を検討することが大切です。