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2025/08/04

クラウドカメラの導入メリット4選!デメリットや活用例、選定基準も解説

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クラウドカメラの導入メリット

録画機器を使用せず、監視映像をクラウドに保存し管理できるクラウドカメラは、近年導入が進んでいます。自社・自店での導入を検討している方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、クラウドカメラの導入メリット・デメリットや活用例、商品の選定ポイントについて解説します。

目次

クラウドカメラがおすすめな理由とは?

そもそも、何故クラウドカメラは店舗や工場、企業のオフィスといった場所への導入がおすすめされているのでしょうか。本項で3つのポイントから解説していきます。

限られた人手でも防犯体制を構築できる

中小企業や個人経営の店舗では、防犯対策に専任の人材を配置することが難しいケースが多く見られます。クラウドカメラを導入すれば、遠隔から映像を確認できるため、現地で常に見張る必要がありません。

また、スマートフォンやパソコンからの確認が可能なため、限られた人員でもセキュリティ体制を維持しやすくなります。省人化を実現しながら、安心感を確保できるのが大きな利点です。

初期費用を抑えて導入しやすい

クラウドカメラには、購入型だけでなくレンタルやサブスクリプション型のサービスも提供されています。そのため、大きな初期投資が難しい中小企業でも、手軽に導入を検討できます。

たとえば月額制のプランであれば、費用を分散しながら利用できるうえ、最新機器に自動的にアップグレードされる場合もあります。コストを抑えつつ、最新技術を活用したい企業にとって魅力的な選択肢といえるでしょう。

店舗拡大・複数拠点管理にも対応できる

クラウドカメラはインターネット経由で映像を確認するため、複数拠点を一括で管理することが可能です。たとえば、店舗を増やしていく中で各店にカメラを設置すれば、本部からリアルタイムで全店舗の状況を把握できます。

拠点を拡大している中小企業でも、スムーズに監視体制を拡張できるのは大きなメリットです。管理の効率化と安全性の両立を図る手段として有効といえるでしょう。

クラウドカメラの活用例などは以下の記事でも詳しく解説していますので、チェックしてみてください。

関連記事:クラウドカメラとは?導入メリットや注意点、実際の活用例について解説

クラウドカメラの導入メリット4選

cloudcamera-merit-1 本項では、クラウドカメラの導入メリットについて解説します。

録画機器不要で映像を確認できる

クラウドカメラの運用では外付けの録画機器は不要です。クラウドカメラで撮影されたデータは全てクラウドサーバー上で保存・管理出来るため、映像の確認においてHDDなどの録画機器は不要です。

従来は撮影した映像を外付けの録画機器に保存する必要があったため、作業の工程を大幅に効率化出来る点がメリットといえます。

遠隔地から監視できる

クラウドカメラの映像はサーバー上から確認できるため、ネット回線のある場所であればどこにいても監視業務を行える点もメリットといえます。

従来は監視映像をすぐ近くで確認できる場所にいる必要がありましたが、クラウドカメラに関しては監視業務の場所を問わない分、さまざまな働き方に対応できる利点があります。

複数の場所を同時に監視できる

クラウドカメラは複数台を同時運用することも可能です。店舗施設の規模によっては複数台のカメラを同時に運用する場合も想定されるため、複数台のクラウドカメラで録画を行いつつ、その映像を同時並行で監視できる点は強みといえます。

クラウドカメラを導入することで、さまざまなメリットを得ることが可能です。

クラウドカメラ導入のデメリットとは?

cloudcamera-merit-2 本項では、クラウドカメラを導入した場合のデメリットについて解説します。

導入・運用コスト

クラウドカメラを導入する場合、導入、運用にコストがかかる点は一つデメリットといえます。なお、コストに関しては導入方法によって大きく変わってきます。たとえば、購入であれば初期コストが高くなり、レンタルであれば中長期的にコストを支払っていく必要があります。

上記のように、導入の方法にかかわらず一定のコストが発生する点はデメリットに挙げることができるでしょう。

安定した回線が不可欠

クラウドカメラの映像を確認するにはクラウドサーバーにアクセスする必要があります。そのため、クラウドカメラを設置する場所のネット回線と、確認場所でのネット回線は必ず必要です。

また、回線自体も安定した回線のもとで運用する方が望ましいでしょう。問題なく運用していくうえで、回線が弱い場合はネット回線の見直しが必要となる場合もあります。

クラウドカメラ導入により生じるデメリットとしては、コスト面と監視を行うにあたって必要な環境面が挙げられます。

クラウドカメラの活用例

本項では、クラウドカメラの活用例を紹介します。

店舗の防犯

まず第一に挙げられるのが店舗の防犯です。クラウドカメラを店舗の防犯上重要となるポイントに設置することで、防犯業務を行うことができます。たとえば、高額商品を取り扱うアパレル店であればショーケースの近くやレジ周りにクラウドカメラを設置することで、店舗の防犯業務に活用することが可能です。

駐車場の監視

駐車場の監視においてもクラウドカメラはよく活用されています。店舗での監視業務とは違い、駐車場の場合はトラブル発生時の事実確認で映像を確認するといった用途が想定されるでしょう。また、駐車場の場合、基本的には屋外用のクラウドカメラを設置する必要があります。

河川などの監視

クラウドカメラは河川の監視にも活用されています。災害時の河川氾濫の際には監視映像から確認できるため、近隣住民への迅速な周知などに役立てることが可能です。

本項では、クラウドカメラの活用例について解説しました。

クラウドカメラ導入で業務効率はどう変わる?

実際にクラウドカメラを導入した場合、どの程度業務効率に好影響を与えられるのでしょうか。本項でポイント別に解説していきます。

監視業務にかかる手間と移動時間を削減

従来の防犯カメラでは、映像を確認するために現地へ赴く必要があり、担当者の時間的負担が大きくなりがちでした。クラウドカメラであれば、インターネット環境さえ整っていれば、どこにいても映像確認ができます。

移動時間の削減だけでなく、緊急時にもすぐに状況を把握できる点が魅力です。業務の効率化に加え、迅速な対応力の向上にもつながるでしょう。

スタッフの業務状況や混雑状況も把握可能

クラウドカメラは防犯目的だけでなく、業務の可視化にも活用できます。たとえば飲食店や小売店において、スタッフの接客態度や店内の混雑状況を遠隔でチェックすることで、サービス品質の向上や人員配置の最適化が図れます。

また、ピークタイムの来店状況を把握し、今後の営業戦略にも反映させることが可能です。クラウドカメラは防犯のみに留まらず、経営改善のヒントを得るツールとしても有効に機能します。

トラブル時の証拠映像活用で対応時間を短縮

万が一のトラブル発生時、クラウドカメラに保存された映像が、事実確認や対応の迅速化に役立ちます。たとえば、店内での接客トラブルや商品破損といった事案が起きた際、映像をすぐに確認できれば、第三者の意見に頼らずに判断が可能になります。

結果として対応ミスや対応遅延を防ぎ、顧客満足度の維持にもつながります。スタッフの負担軽減にも寄与する重要な機能です。

クラウドカメラを選ぶ際の基準とは?

cloudcamera-merit-3 本項では、クラウドカメラの商品選定を行う際のポイントをいくつか紹介します。

カメラの性能

カメラの性能は必ず確認しましょう。定点で撮影するタイプであれば店舗内の特定の場所の監視に向いていますが、広角レンズであれば店内の広い範囲の監視にマッチします。

このように、カメラの性能によって監視できるポイントや活用方法が変わってくるため、必ず自店舗の監視業務にマッチするクラウドカメラを選びましょう。

映像の保存期間

続いて注意したいのが映像の保存期間です。クラウドカメラのサービスによって映像の保存期間は異なります。場合によっては、かなり前の映像を確認する必要が生じる場合もあるでしょう。

そのため、出来る限り映像の保存期間が長く設定されているクラウドカメラを選ぶ方が無難といえます。

設置の手軽さ

続いて設置の手軽さに関しても選定基準となります。クラウドカメラの中には工事不要で設置できるものと、工事が必要なものの2種類があります。出来る限り手間や費用を省きたいのであれば、工事不要で設置できるタイプのクラウドカメラを選ぶようにしましょう。

クラウドカメラを選ぶ際は、性能や映像の保存期間、自社・自店で設置可能かを確認しておきましょう。

まとめ

本記事では、クラウドカメラの導入メリット・デメリットや活用例、選定基準について解説しました。クラウドカメラを導入することで、防犯をはじめさまざまな用途に活用することができます。自社・自店での導入を検討している場合、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。

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