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2025/03/15

AI搭載のクラウドカメラとは?利用メリットや代表例、選定ポイントも紹介

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AI搭載のクラウドカメラとは?利用メリットや代表例、選定ポイントも紹介

AIを搭載したクラウドカメラをご存知でしょうか?AI搭載のクラウドカメラは機能性も高く、様々なシーンで活用することができます。そこで本記事では、AI搭載のクラウドカメラの概要や利用メリット、代表的な商品や選定方法について解説します。

目次

AIを搭載したクラウドカメラとは?

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AI搭載のクラウドカメラとは、カメラ側が取得した撮影データなどをクラウドにアップロードを行い、クラウド内でAI処理を行うカメラです。

AI自体がカメラに搭載されているというわけではなく、クラウドカメラで撮影した映像データの解析・処理をクラウド上にあるAIプラットフォームで行います。

AI搭載のクラウドカメラは大量の映像・画像などのデータをAIのアルゴリズムにより高速で処理できる分、高度な画像解析・認識ができます。

AIを搭載したクラウドカメラを活用することにより、さまざまなメリットを得ることが可能です”

AI搭載のクラウドカメラを利用するメリット

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本項では、AIを搭載したクラウドカメラを利用するメリットを解説します。

大規模なデータ処理にも対応可能

AI搭載のクラウドカメラでは、大規模なデータ処理を迅速に行うことができます。

前述したように、クラウド上のAIプラットフォームからデータの処理を行える分、大量のデータ処理に対応可能です。長時間の撮影を行う、大量の画像データを処理したいという場合には、通常のクラウドカメラより、AI搭載のクラウドカメラの方がマッチするでしょう。

画像解析・認識機能の性能が高い

AI搭載のクラウドカメラは、通常のクラウドカメラよりも高性能な画像解析・認識機能を備えている点が特徴です。

具体的には映像・画像からモノを検知する「オブジェクト検知」や映像に収まっている人間の顔や骨格の検知機能などが挙げられます。

撮影映像からより細かなデータを取得したい場合には、AI搭載のクラウドカメラが便利です。

拡張性が高い

AI搭載のクラウドカメラは拡張性が高い点も魅力の一つです。たとえば、クラウドカメラをAI映像解析プラットフォームと連携させるなど、さまざまな拡張性を備えています。

クラウドカメラ上で撮影した映像データの確認だけでなく、分析や解析にも用いたいという場合には、より拡張性の高いAI搭載のクラウドカメラの方がマッチするでしょう。

高機能なクラウドカメラを求めている場合には、AI搭載のクラウドカメラを導入するメリットは大きいでしょう。

AI搭載のクラウドカメラの代表例とは

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本項では、AIを搭載したクラウドカメラの代表例について解説します。

OPTiM AI Camera

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引用:OPTiM AI Camera

OPTiM AI Cameraはオプティムが開発・販売しているAIクラウドカメラです。

混雑を検出し、従業員にアラートを発信する機能や滞留エリアをヒートマップからチェックし、レイアウト改善に役立てる機能など、多種多様な機能が魅力です。

防犯・防災の用途はもちろん、混雑の解消や売り上げのアップなど、業務の効率化・改善にも活用できるAIクラウドカメラといえるでしょう。

Ciao Camera

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引用:ciao camera
Ciao Cameraは、株式会社チャオが販売しているAI搭載のクラウドカメラです。

侵入検知や人物追従といった機能から、手作業の可視化できる作業分析など、幅広い機能を搭載しています。そのため、防犯目的の活用はもちろん、業務、環境改善といった幅広い活用方法ができる強みを持っています。

メバル

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引用:メバル
メバルは、株式会社TARAが提供するAI搭載のクラウドカメラです。

AIを活用した高度な分析機能やレポート作成はもちろんですが、導入コストの安さも魅力です。業界最安値に挑戦しており、1日ワンコインから導入可能です。機材のレンタルプランもあるため、初めてAIクラウドカメラを導入する企業・店舗にもおすすめです。

本項で紹介したAI搭載のクラウドカメラは一例にすぎません。
自社・自店にマッチする商品選定を行いましょう。

AIを搭載したクラウドカメラの選定方法とは?

本項では、AIを搭載したクラウドカメラの選定方法をいくつか紹介します。

コストで選ぶ

通常のクラウドカメラにも共通することですが、導入コスト、運用コストはAI搭載のクラウドカメラでも製品によって異なります。

店舗、企業によって予算の幅もさまざまですので、自店・自社の予算で導入・運用が可能なAI搭載のクラウドカメラを選定する必要があります。

導入コストに関してはメーカー・代理店への問い合わせが必要な場合もありますので、まずは候補となる製品のコストについて問い合わせした後、比較検討するのが無難です。

機能面で選ぶ

前項で紹介してきたように、機能面に関してはAI搭載のクラウドカメラにおいても製品ごとに異なります。

防犯目的以外にもAI搭載のクラウドカメラを活用する場合は、用途に応じた基準で製品選定するのも重要なポイントです。たとえば、客層の把握など、業務改善にクラウドカメラを活用したい場合は、画像解析機能などが充実した製品を導入する必要があるでしょう。

設置環境で選ぶ

AI搭載のクラウドカメラも設置環境によって適した製品は異なります。大別すると屋外用と屋内用に分かれますが、屋外での活用を行う場合、防水・防塵機能や暗所撮影機能を搭載した製品を設置する必要があるでしょう。

また、設置位置によって監視できる位置も異なってくるため、視野角の広い製品を選ぶなど、設置環境に応じた仕様の製品選定も重要です。

クラウドカメラを選定する際、意識するべきポイントをおさえて商品選定を行いましょう。

まとめ

本記事では、AI搭載のクラウドカメラの概要や利用メリット、代表的な商品や選定方法について解説しました。AI搭載のクラウドカメラを導入することで、大規模なデータ処理にも対応できるなど、さまざまなメリットを得ることができます。本記事の内容を参考に、AI搭載のクラウドカメラの導入を検討してみてはいかがでしょうか。