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タブレットオーダーシステムとは、iPadやAndroidタブレットなどのタブレット端末から、顧客が自ら注文を行う飲食店向けのシステムのことです。
POSレジや、キッチンディスプレイ・キッチンプリンターと連携して導入する方法が一般的で、導入すればオーダー受注から会計までをシステムで自動化できます。
客席テーブル1つにつき1台のタブレット端末を設置し、顧客に操作してもらう形でオーダーしてもらう方式が主流です。テーブルでオーダーを行うことから、テーブルオーダー・テーブルトップオーダー(TTO)とも呼ばれています。
✅飲食店の注文をシンプルにして、省人化と客単価向上に貢献
✅各テーブルに設置されたタブレット端末を使い、顧客自身が注文を行うシステム
✅人件費削減、オーダーミス防止、多言語対応が可能
サービス
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・非接触のセルフオーダーシステム
・カスタムレイアウト機能や飲み放題 / 食べ放題にも対応など機能が豊富
・セルフレジとの連携で、注文から会計までセルフ運用が可能
・スタンバイ時に動画や写真素材を自動で掲出
サービス
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■機器サブスクプランなら機器費用が0円~
■売上管理・分析でお店の経営を可視化
■多彩なシステム連携でお店の発展を支援
✅会計システム連携✅飲食系外部システム連携✅ECシステム連携✅キャッシュレス決済連携など
■365日対応のコールセンターで手厚いサポート
サービス
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「OneQR」は、オンライン、オフライン、O2Oを問わず、あらゆる業態(飲食店、小売り・無人販売、駐車場や自動販売機など)に対応する決済プラットフォームです。
サービス
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タブレットオーダー以外にも、飲食店ではさまざまなオーダー方式が採用されているのも特徴です。モバイルオーダー、セルフオーダー、QRオーダーなどが挙げられますが、これらには以下のような違いがあります。
項目 | タブレットオーダー (テーブルオーダー・ テーブルトップオーダー(TTO)) |
モバイルオーダー | セルフオーダー KIOSK(キオスク)端末 |
QRオーダー |
---|---|---|---|---|
操作デバイス | 店舗の各テーブルに設置されたタブレット端末 | 顧客のスマートフォン | 店舗設置のタッチパネル(券売機型など) | 顧客のスマートフォン |
操作場所 | テーブル席など店舗内 | 店内・店外いずれも可 | 店舗内の専用端末前 | 店内のテーブルやレジ前 |
特徴 | テーブルごとに端末を設置し注文操作 | アプリやWebブラウザから事前注文可能 | 券売機のように対面不要で注文できる | QRコードを読み込んで注文ページにアクセス |
主な用途 | ファミレス、居酒屋など | テイクアウト、モバイル事前注文対応店 | ファストフード、フードコート、無人店舗 | カフェ、フードコート、非接触対応店 |
おもに、このような違いがありますが、顧客が自ら操作してオーダーを行うすべての手段を指して、「セルフオーダー」と呼ぶこともあります。
また、QRオーダーもスマホで注文することから、モバイルオーダーと同義とされるケースもあるので、違いに注意しましょう。
タブレットオーダーに備わっているおもな機能と、それらの機能を活用して対応できる業務は以下のとおりです。
機能 | 概要 |
---|---|
メニュー表示機能 | 写真付きでメニューを一覧表示でき、カテゴリ分けや季節限定メニューの表示も行える機能。視覚的にわかりやすく訴求でき、注文ミス防止にも役立つ。 |
注文機能 | 顧客がタブレット端末で選んだ商品・料理の情報が、そのまま厨房へ共有される機能。スタッフのオーダー受注業務に対する負担を軽減できる。 |
多言語対応機能 | 英語・中国語・韓国語など複数言語表示に対応し、インバウンド顧客のスムーズな利用を支援する機能。多言語音声ガイダンスが流れる機種もある。 |
おすすめ/販促機能 | 人気メニューやセット、キャンペーン情報を表示し、アップセル・クロスセルを促進する機能。 |
アレルゲン・原材料表示機能 | アレルゲンや原材料・産地情報などを表示し、食の安全性と顧客満足度を向上させる機能。 |
呼び出し・スタッフ呼出機能 | タブレット端末からスタッフを呼ぶことができ、オーダー以外のサービス対応を円滑化する機能。 |
会計連携機能 | 顧客の注文内容をPOSシステムやセルフレジへ共有し、会計を自動化する機能。精算業務を効率化し、会計の抜け漏れなどのミス防止にも貢献する。 |
事前決済機能 | クレジットカードやQRコード決済などのキャッシュレス決済と連携し、注文時にそのまま決済まで完了させる機能。回転率向上や食い逃げの様な犯罪行為の抑止にも有効。 |
飲み放題・食べ放題機能 | 食べ放題・飲み放題利用者の制限時間管理、注文可能メニューの制限、注文回数の管理などができる機能。頻回にオーダーに対応する負担がなくなるため、業務効率化につながる。 |
テーブルオーダーには、このような機能が備わっており、導入することでホール業務の大幅な効率化が実現できます。
導入するタブレットオーダーシステムによって、備わっている機能・備わっていない機能が異なるため、導入するシステムを選定する際は機能比較を行っておくと良いでしょう。
タブレットオーダーは、大きく分けて2つのシステムに分類されるケースが一般的です。
それぞれの特徴や違いについて解説します。
POSレジ連携型のタブレットオーダーシステムは、タブレットオーダーで受け付けた注文情報が、POSレジへ自動的に共有される仕組みのものです。基本的には、クラウドタイプのタブレットオーダーシステムサービスを利用して導入します。
タブレットオーダーシステムの大半を占めるタイプの製品で、POSレジサービス事業者がタブレットオーダーシステムを提供している場合があるのも特徴です。オーダーと会計が連携しやすくなるため、会計時のミス抑制にもつながります。
独立システム型のタブレットオーダーシステムは、タブレットオーダーシステムのみの単独で利用できるタイプです。すでに店舗でPOSレジを導入している場合、独立システム型のタブレットオーダーシステムを追加導入して連携させます。
クラウドタイプのタブレットオーダーシステムもありますが、連携可能なPOSレジが限られている点に注意が必要です。
店舗にサーバーを設置して利用する「オンプレミス」タイプのタブレットオーダーシステムの場合、さまざまなシステムと連携可能な反面、導入コストが高額になる傾向にあります。
自店舗でタブレットオーダーシステムを導入する際は、店舗の状況やほかのシステムとの連携可否をチェックしながら比較検討しましょう。
ここからは、おすすめのタブレットオーダーシステムを5選ピックアップして紹介します。
サービス名 | 連携可能なPOSレジの種類 | 初期費用・導入費用 | 月額料金 | 多言語表示機能 | 飲食放題機能 |
---|---|---|---|---|---|
スマレジ テーブルオーダー | スマレジのクラウドPOS(iPad/クラウドPOS) | iPad端末代:58,800円~/台 | 1台あたり 440円~1,320円 (※POSレジのフードビジネスプランは月額12,100円) |
〇 | 〇 |
POS+ テーブルトップオーダー(ポスタス) | POS+ food | 導入例:400,000円前後(3端末+連携) | 店舗:14,000円/月(POS+),TT‑O(端末群)含め約16,000円~ | 〇 | 〇 |
CASHIER テーブルオーダー | CASHIER POS各種(D3 MINI・タブレットPOS・モバイル型等) | 初期 35,000円×台数 | 5,000円~/月+決済手数料 | 〇 | 〇 |
メニウくん | 自社専用セルフ端末+主だったPOSとの連携あり | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 〇 | 〇 |
ハピレジ | ハピレジPOS・セルフレジ・ハンディPOS・キッチン連携 | 自社機器利用で初期費用無料 | 月額 10,000円/月 | 〇 | ×(明記なし) |
出典:株式会社スマレジ
タブレットオーダーを導入するなら、POSレジ連携が可能なスマレジがおすすめです。スマレジのテーブルオーダーシステムは、スマレジのクラウドPOS利用者向けのサービスで、POSレジと併用導入できます。
クラウドPOSの基本的なレジ機能のみであれば無料で利用できますが、テーブルオーダーを利用するにはスマレジの有料プラン「フードビジネスプラン」への加入が必要です。
キッチンプリンターとの連携にも対応しているため、オーダー情報は直接キッチンに共有されます。オーダーミスや、スタッフの業務負担軽減につながる点が特徴で、POSレジとタブレットオーダーシステムの両方を同時に導入したい方におすすめのサービスです。
出典:ポスタス株式会社
タブレットオーダーシステムを導入するなら、飲食店向けの機能やオプションサービスが充実しているPOS+もおすすめです。
POS+のテーブルオーダーは、POS+のPOSレジプラン「POS+ food」との併用に対応しており、キッチンプリンターやキッチンディスプレイとの連携に対応しています。
ハンディオーダーや順番待ちシステムも連携導入できるため、飲食店のホール業務におけるオペレーションの効率化に最適です。
出典:株式会社ユニエイム
手頃な価格帯でPOSレジとタブレットオーダーをセットで導入したい場合は、CASHIERもおすすめです。
CASHIERは、店舗のレジ設備や決済端末、オーダーシステムなどを提供しているサービスで、CASHIER POSとCASHIER テーブルオーダーを連携導入できます。
CASHIER テーブルオーダーを単独で利用することも可能ですが、他社のPOSレジとの連携導入には対応していない点に注意が必要です。
POSレジの種類も豊富にあるので、レジ連携可能なタブレットオーダー・テーブルオーダーを導入したい方に適しています。
出典:株式会社impact・e
飲食店でタブレットオーダーを導入するなら、既存のPOSレジとの連携にも対応しているメニウくんもおすすめです。メニウくんのタブレットオーダーは、キッチンディスプレイとの連携にも対応しているほか、客席からの呼び出しにも対応できるよう、呼び出し表示機との併用にも対応しています。
ウェイティングが発生しやすい回転寿司やファミレスのような業態向けには、受付発券機も提供しているため、ホール業務をトータルで効率化できるのも魅力です。
テーブルオーダーを導入するなら、ハピレジもおすすめです。テーブルトップオーダーだけでなく、モバイルオーダーやハンディPOSの導入にも対応しています。
キッチンディスプレイや呼び出しディスプレイとの連携でき、POSレジのほかセルフレジとの連携導入も可能です。
また、ホールスタッフ向けにAppleウォッチと連動した通知機能をカスタマイズ導入するなど、店舗のオペレーションやこだわりに応じたシステム連携・カスタマイズも依頼できます。
飲食店でタブレットオーダーシステムを導入するメリットは、以下の4項目です。
それぞれ、具体的に導入前と比べてどのような効果が期待できるのか、解説します。
タブレットオーダーを導入すると、オーダー受注の負担軽減・効率化につながるメリットがあります。とくに、注文頻度が高い居酒屋のような業態の場合、オーダー対応はホールスタッフの大きな負担となる業務の1つです。
オーダー対応をセルフ化すれば、ホールスタッフが料理のサービングやテーブルのバッシング作業など、ほかの業務に注力できるようになります。
結果的に店舗運営そのものが効率化し、回転率向上や収益アップにもつながるでしょう。
タブレットオーダーは、モバイルオーダーと比べて顧客のスマホのバッテリーや、通信容量を消費せずに済むメリットもあります。
モバイルオーダーはタブレットオーダーと比べて導入コストが安いメリットがある反面、バッテリーや通信容量を消費しなければならない点に不満をもつ顧客も少なくありません。
タブレットオーダーであれば、店舗の端末を使用したセルフオーダー方式の導入になるため、顧客のスマホを使用してもらうことなくサービスを提供できる点が魅力です。
オーダーミスが防げるのも、タブレットオーダーを導入するメリットの1つです。ハンディPOSや手書きのオーダー用紙を用いた口頭の注文対応では、人的ミスが発生することがあります。
注文個数の間違い、メニューそのものの聞き間違いなど、人が介在することで発生するミスを完全になくすことは困難です。
タブレットオーダーであれば、顧客に自ら注文してもらった情報が、直接キッチンディスプレイやキッチンプリンターへ共有されるため、このようなミスを抑止できます。
タブレットオーダーは、店員の対応を待つ必要がなくなるメリットもあります。顧客が店員を待つ時間がなくなるため、忙しい時間帯でも追加注文が入りやすくなり、顧客単価アップを図る上でも効果的です。
顧客も従業員の対応を待つストレスがなくなことから、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。待ち時間が短くなれば、回転率向上にもつながるため、ホール業務の効率化だけでなく店舗営業全体の円滑化・収益向上にも効果が期待できます。
タブレットオーダーシステム、テーブルトップオーダーシステム(TTO)の導入にかかる費用の目安は、約30万円~100万円です。
店舗のテーブル数によってタブレットの個数が変動するため、規模が大きくなるほど費用も加算されると考えておきましょう。
QRオーダーシステムと比べて導入コストはかかりますが、店外からのいたずら注文の防止、顧客のスマホバッテリーの消費を気にせず利用してもらえるなどの利点があります。
また、申請要件さえ満たしていれば、タブレットオーダーシステムの導入に利用できる補助金・助成金制度もあるので、活用を検討してみると良いでしょう。
タブレットオーダーシステムは、人手不足に悩む多くの飲食店にとって画期的なシステムです。ホール業務を最小限の人員で対応できるようになるだけでなく、オーダーミスの抑制や顧客単価向上につながるメリットもあります。
導入にはコストがかかるため、小規模店舗・個人店舗での導入は難しい面もあるでしょう。
補助金・助成金制度をうまく活用してコストを抑えて導入すれば、長期的に人件費削減や顧客単価向上による効果の方が上回り、店舗にとってプラスになる可能性があります。
費用試算に加えて、機能の違いや連携可能なPOSレジの種類なども比較しながら、自店舗に最適なシステムを選定しましょう。