店舗規模が小さい飲食店に適した配膳ロボットの特徴
店舗規模の小さい飲食店に適した配膳ロボットには、以下のような特徴が挙げられます。
・本体がコンパクトなサイズ感
・狭い道幅でもスムーズに移動できる小回りの良さ
各社販売している配膳ロボットのカタログページを確認すれば、通過できる道幅に関しても記載されていますので、本体のサイズ、通過可能な道幅に関しては必ず確認するようにしましょう。
コンパクトな配膳ロボットを運用するメリット
コンパクトな配膳ロボットを運用することで得られるメリットは、以下の通りです。
1. 狭い店内でも事故なく運用できる
2. スペックを持て余さずに活用できる
3. 食事客の邪魔になることがない
コンパクトな配膳ロボットを運用することで、店内の道幅が狭い飲食店でも事故のリスクを抑えつつスムーズに運用可能です。
また、大容量の配膳ロボットを導入してしまった場合、配膳ロボットの積載量を持て余してしまい、オーバースペック気味になってしまう可能性もあるでしょう。その点、コンパクトな配膳ロボットであれば自店の配膳量にマッチした形で運用できるため、機能や容量を持て余すこともありません。
コンパクトな配膳ロボットであれば食事客が席を立った際に邪魔になってしまうリスクも少なく、トラブルの予防に繋がることもメリットとして挙げられるでしょう。
コンパクトな配膳ロボットの選び方
コンパクトな配膳ロボットを選ぶ際は、以下のポイントを基準とすることが重要です。
1. 本体寸法
2. 積載容量
3. トレイサイズ
本体寸法は通過可能な道幅に大きく関わります。高さは特に問題ない場合がほとんどですが、横幅に関しては店舗の通路幅を移動する際に問題ない寸法のものを選びましょう。
また、配膳ロボット本体がコンパクトになる分、積載容量も重要な選定基準となってきます。最大何kgまで積めるのか、トレイ1段につきどの程度の重量を積めるのかチェックしたうえで、一度に配膳可能な料理・ドリンクの量を予め把握しておきましょう。
飲食店によっては、大皿の料理を配膳するシチュエーションが多い場合も想定されます。そのため、店舗で使用している食器が収まるかどうか、トレイサイズの確認も必須です。
店舗規模が小さくても運用できる配膳ロボット3選
T8/アイグッズ(株)

引用:
ROBOTI 製品寸法:幅384mm×奥行468mm×高さ1,123mm
トレイサイズ:383mm×342mm
最小通過幅:55cm
T8は、かわいらしいデザインが目を引くスリム型配膳ロボットです。最小通過幅55㎝となっているため、狭い道幅でも問題なく移動可能です。トレイは3段組みとなっており、1層につき5kg、最下層のトレイは10kgまでの積載が可能です。
Servi/ソフトバンクロボティクス(株)

引用:
Softbank Robotics 製品寸法:幅462mm×奥行486mm×高さ1,046mm
トレイサイズ:400mm×368mm
最小通過幅:60cm以上
Serviはスリムな形状かつ、高い移動性能を備えた配膳ロボットです。本体にLiDARや3Dカメラといったセンサーを搭載しているため、狭い道幅、障害物のある環境下でも安全に通り抜けが可能となっています。複数台を運用する場合も各機同士で認識し合えるため、衝突してしまう心配もありません。
Ketty Bot/(株)DFA Robotics(KEENON Robotics社)

引用:
DFA Robotics 製品寸法:幅460mm×奥行440mm×高さ1,120mm
トレイサイズ:350mm×350mm
最小通過幅:55cm
KettyBotは最小通過幅55㎝のコンパクトな配膳ロボットです。トレイは2段組みとなっており、30㎏までの持ち運びが可能です。また、1度の充電で8時間の走行が可能ですが、充電残量が10%以下になると自動的に充電位置で充電を開始するため、運用の負担が少ない点も強みといえます。