店舗ビジネスに特化した比較サイト「ビズカン」
03-6910-0975
飲食店や小売店などでよく目にするPOSレジは、近年調剤薬局やドラッグストア向けの機能が備わったサービスも登場しています。
一般的な店舗で利用されているPOSレジと比べて、調剤薬局やドラッグストアで導入する機種を選ぶ際は、機能やシステム連携などを確認しておくことが重要です。
本記事では、調剤薬局やドラッグストアでPOSレジの導入を検討している方に向けて、必要な機能の例やおすすめのPOSレジサービスを紹介します。
また、調剤薬局やドラッグストアで導入するPOSレジの選び方や、導入するメリットについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

調剤薬局やドラッグストアにPOSレジの導入をおすすめする理由は、売上管理・在庫管理・顧客管理を効率化できる点にあります。
| 業態・課題 | 向いている設備 | 理由 |
|---|---|---|
| 小規模調剤薬局 | POSレジ | 低コストで導入しやすい |
| 調剤併設ドラッグストア | セルフレジ | OTC販売との会計効率化を進めやすい |
| 高齢患者が多い薬局 | セミセルフ型POS | スタッフ補助しやすい |
| 会計待ちを減らしたい薬局 | 自動精算機 | 会計処理を効率化しやすい |
| OTC販売が多い薬局 | POSレジ | 商品別売上管理を行いやすい |
POSレジは、基本的な会計を行うレジ機能だけでなく、さまざまな管理機能が備わっているのも特徴です。例えば、販売した商品の売上記録や顧客情報がリアルタイムに記録されるほか、売上状況に応じた在庫残量の可視化ができる機能もあります。
また、過去の売上データを分析して、時期に合わせて在庫量の最適化を図り、仕入れ・発注量の過不足を防ぐことも可能です。
POSレジとはどのような設備なのか、基本情報については以下の記事で解説しています。
調剤薬局・ドラッグストアで導入するPOSレジに必要な機能には、以下のものが挙げられます。
| 機能 | 機能詳細 |
|---|---|
| 販売管理機能 | 商品や薬の合計金額の計算、領収書やレシートの発行、決済手段の選択など、会計処理全般をスムーズに行うための機能。 |
| 在庫管理機能 | 薬や商品などの在庫状況をリアルタイムで反映し、在庫不足や過剰在庫を抑止する機能。 ドラッグストア向けにECショップの在庫と連携可能なサービスもある。 |
| 顧客管理機能・ カルテ連携機能 |
会員情報や購入履歴、処方履歴が自動的に記録される機能。ドラッグストア向けには、ポイント管理、誕生日・来店頻度による特典設定などが行えるものもある。 |
| 売上分析機能 | 日別・週別・月別の売上推移や、時間帯別・商品別の販売実績を自動的に集計・記録する機能。 複数店舗経営の場合、店舗ごとの売上傾向や前年度との比較もできる。 |
| 勤怠管理機能 | 従業員が出退勤した際の打刻、休暇申請・承認、残業時間の管理などができる機能。 打刻情報や勤怠記録と給与ソフトを連携できるPOSレジも多く、給与計算が容易になる。 |
| シフト作成機能 | 従業員からシフト希望を募り、希望情報をもとに自動的にシフトを作成する機能。 作成されたシフトの共有・変更内容の反映もシステム上で対応可能。 |
| レセコン連携機能 | レセプトコンピューターで作成したレセプト情報(診療報酬明細書)をPOSレジに自動で取り込み、会計処理をスムーズに行う機能。入力が自動化されるので人的ミスを抑止できる。 |
| 未収金管理機能 | POSレジ上で未収金の金額や顧客情報の記録・管理ができる機能。 |
とくに、調剤薬局で導入する場合は、顧客管理(カルテ管理)機能や、レセコン連携機能は重要です。また、基本のレジ機能に加えて、キャッシュレス決済に対応できるか、自動釣銭機は導入可能かもチェックしておくと良いでしょう。
ここからは、調剤薬局・ドラッグストアにおすすめのPOSレジを5選紹介します。
| サービス | レジタイプ | レセコン連携 | 自動釣銭機連携 | キャッシュレス対応 | 特徴 | 費用目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| OWEN | セミセルフレジ | ◯ | ◯ | ◯ | 医療機関向け設計。ORCA連携支援実績があり、受付〜会計の業務効率化を進めやすい | 要問い合わせ |
| スマレジ | POSレジ・セミセルフ対応 | △ | ◯ | ◯ | 高機能クラウドPOS。外部システム連携が豊富で、キャッシュレス・分析機能にも強い | 月額0円〜 |
| CASHIER | POSレジ・セミセルフ対応 | △ | ◯ | ◯ | セルフレジ・自動釣銭機など構成自由度が高く、省人化運用に向いている | 月額2,200円〜 |
| ビジコム セミセルフレジ | セミセルフレジ | ◯ | ◯ | ◯ | 調剤薬局・クリニック向け運用に対応しやすく、会計ミス削減や現金管理効率化に強み | 要問い合わせ |
| Plat’s(プラッツ) | セミセルフレジ・自動精算機 | ◯ | ◯ | ◯ | 調剤薬局・クリニック向けに導入されており、高齢患者にも配慮した運用を行いやすい | 要問い合わせ |
各社の強みや機能の特徴、調剤薬局・ドラッグストア向けに特化した機能の有無についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

日医標準レセプトソフトORCAのサポートや、医療機関向け受付、会計支援を行っている会社「シスポ」が提供しているのがOWENです。
OWENは、医療機関向けのセミセルフタイプのPOSレジで、つり銭ミスの抑制、受付スタッフの業務負担軽減に役立ち、会計をスムーズにする設備として支持されています。ORCAにおいて2,500件以上の医療機関を支援してきたノウハウが強みです。
完全なセルフ化ではなく、会計対応は有人を残したまま運営できるため、医療機関だけでなく高齢患者の来院が多い調剤薬局・ドラッグストアの会計設備としても適しています。

調剤薬局・ドラッグストアで、汎用性が高く多機能なコスパの良いPOSレジを導入するのであれば、スマレジがおすすめです。スマレジは、日医標準レセプトソフトやMRN、MAPs for CLINICなど、各種レセコンや電子カルテシステムとの連携に対応しています。
また、会計ソフトやキャッシュレス決済端末との連携にも対応しているため、決済手段の多様化と管理業務の負担軽減を両立することが可能です。
さらに、NON-PLUにも対応しており、領収書に印字されたバーコードを読み込んで会計と連携させる、レセコン・電子カルテと連携させない運用方法での導入も行えます。

調剤薬局・ドラッグストアでPOSレジを導入するなら、CASHIERもおすすめです。CASHIERでは、レセコン・電子カルテに印字されたバーコードの読み取りができる、キャッシュレス決済端末のA920を提供しています。
POSレジとキャッシュレス決済端末の連携をしながら、レセコン・電子カルテとのバーコード連携ができる導入方法です。
もちろん、クレジットカード決済・電子マネー決済・QRコード決済などのキャッシュレス決済にも対応できます。自動釣銭機とA920を連携させれば、セミセルフレジとしての運用も可能です。

調剤薬局やドラッグストア向けのPOSレジを導入するなら、ビジコムのセミセルフレジもおすすめです。POSレジ本体と自動釣銭機・セカンドモニター、バーコードリーダーがセットになっており、料金は106万円から導入できます。
OTC医薬品や一般品と医療費をレジで一括会計でき、会計業務の負担軽減につながるほか、未収金管理機能も搭載されている点が魅力です。POSレジの導入時には、購入費用の一部を補助してもらえる制度の「IT導入補助金」も利用できます。(利用には条件・審査があります)
薬局での累計導入実績は500件を超えており、機能と実績が充実しているサービスです。

調剤薬局での利用に特化したPOSレジを導入したい場合は、「Plat’s」もおすすめです。レセコン連携はもちろん、OTC同時会計や未収金や返戻金の管理機能も備わっています。
有人レジ・対面レジ・フルセルフレジの3種類の導入方法に対応しており、店舗の営業形態に合わせて導入方法を選択することが可能です。
OTC在庫管理機能により、在庫管理も効率化できる点が魅力で、調剤VAN連携による自動入庫の実現(検品レス)や調剤在庫管理(オプション機能)も導入できます。院内処方を行っているクリニックでの導入にも最適なPOSレジです。
調剤薬局・ドラッグストア向けのPOSレジを選ぶ際に、意識しておきたい比較ポイントは以下の3点です。
それぞれ、具体的にどのような基準で判断すれば良いのか、選定基準を踏まえて解説します。
調剤薬局・ドラッグストア向けのPOSレジを選ぶ際は、必要な機能が備わっているか否かで選定することがポイントです。患者情報に連動したレセコン連携・電子カルテ連携は、すべてのPOSレジが対応している機能ではないため、確認せずに導入すると連携できずに困る原因になります。
また、キャッシュレス決済機能や在庫管理機能、未収金管理機能なども、必要に応じて備わっているか確かめた上で、導入すべきかを判断しましょう。
調剤薬局・ドラッグストア向けのPOSレジを選ぶときは、自動釣銭機の導入可否で比較検討するのも良いでしょう。調剤薬局やドラッグストアには、風邪のような感染症にり患している顧客も多いため、現金の受け渡しによる接触を防げる自動釣銭機の導入は、感染症対策に効果的です。
セミセルフレジとして導入すれば、現金の受け渡しを行わずに会計できる上に、自動的に現金の集計や釣銭の受け渡しができるので、人的ミスの抑止にもつながります。
調剤薬局・ドラッグストアで導入するPOSレジは、価格で比較するのもポイントの1つです。POSレジの導入には、数十万円~150万円程度の費用がかかるため、価格を比較して機能に見合うものをピックアップしましょう。
また、システム連携や保守管理サービス・サポートに追加費用は発生するかなど、運用中に発生するコストについても確認しておく必要があります。
キャッシュレス決済を併用する場合は、キャッシュレス決済手数料率もチェックし、比較しておくと良いでしょう。
調剤薬局・ドラッグストアでPOSレジを導入するメリットは、以下のとおりです。
すべてのPOSレジでこれらのメリットが得られるとは限りませんが、自店舗に合うPOSレジを選べば、このような効果につながります。
調剤薬局・ドラッグストアでは、商品や薬、顧客情報などの管理業務における負担が大きいため、効率化につながる機能が備わったPOSレジを導入することが大切です。
POSレジにはさまざまな機能が備わっており、業種・業態に特化したサービスも多くあります。多岐にわたる選択肢の中から、調剤薬局向け・ドラッグストア向けの自店舗に合うサービスを選ぶには、まずどのようなPOSレジを導入したいのかを具体的にイメージしておくことが大切です。
機能や価格のほか、外部システムとの連携可否やサポートサービスの充実度なども含め、導入後の業務フローを具体的にイメージしながら、最適なPOSレジを選定しましょう。