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近年、多くの店舗や施設で導入されているPOSレジは、今や当たり前のものとなりました。スーパーのセルフレジやファストフード店の事前注文端末のほか、ラーメン店や定食屋などではPOSシステムが備わった券売機を導入しているケースも少なくありません。
そんなPOSレジですが、居酒屋に最適なものを選びたい場合、どのような点を意識して比較・選定すれば良いのでしょうか。
今回は、居酒屋におけるレジ業務の課題について深堀しながら、居酒屋でPOSレジを導入する際に必要な機能に加え、おすすめのPOSレジサービスを5選紹介します。
また、居酒屋に最適なPOSレジを選ぶ際の比較ポイントや、導入するメリットについても解説していますので、POSレジ選定時の参考としてご活用ください。
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POSレジとは、POSシステムが搭載されているレジ・会計設備全般を指す言葉です。POSシステムのPOSは「Point of sales」の略称で、日本語に訳すと販売時点情報管理を意味します。
POSレジを通じて商品を販売したり、サービスの会計を行ったりすると、その情報がPOSシステム上に蓄積されていく仕組みです。
情報としてPOSレジに記録されるのは、売上データだけでなく、その売上が発生した日時や曜日、購入した顧客情報なども挙げられます。
このデータを分析すれば、商品やサービスの売れやすい時間帯や時期が分かるため、仕入れ量を最適化したり、新たな商品開発を行ったりするのに活用することが可能です。集客・販促施策などのマーケティング戦略にも活用できます。
居酒屋において、レジ・会計業務ではいくつかの課題があります。具体的には、以下の3項目です。
それぞれ、具体的にこのような課題が発生する理由や店舗経営に対する影響について解説します。
居酒屋では、一般的な手打ち式のキャッシュレジスターを使用していると、メニュー数が多くミスが頻発する課題があります。メニューの部門と金額を手で打ち込んでいく必要があるため、会計に時間を要するのも懸念点です。
会計ミスを引き起こしやすくなる上に、打ち間違えた際の修正にも時間がかかるなど、レジ業務自体の負担が大きくなります。
また、価格を記憶しなければレジ打ちのスピードが落ちるため、スタッフのスキルによってレジ業務の質に差が出るのも課題です。
居酒屋では、飲み会や打ち上げのような大規模なグループの来店も多く、割り勘・個別会計する際の人数が多くなります。手打ち式レジの場合、別途電卓で1人あたりの金額を計算する必要が出てくるなど、人力で対応せざるを得ない点が居酒屋のレジ業務における課題の1つです。
また、釣銭を都度計算して手渡ししなければならないなど、レジでの会計負担が大きくなります。割り勘・個別会計をしないように求めることも可能ですが、居酒屋の場合はサービス面を維持する意味でも対応せざるを得ないケースが多いでしょう。
会計時に釣銭ミスが起こりやすいのも、居酒屋におけるレジ・会計業務の課題です。キャッシュレジスターでは、現金をスタッフが受け渡す必要があるため、どれだけ確認していても釣銭ミスは発生しやすくなります。
また、釣銭ミスに気付くタイミングは、基本的にレジ締め作業を行うときであり、レジ締め作業の時間が伸びるのも釣銭ミスによるレジ誤差が原因の1つです。
キャッシュレジスターは、比較的安価で導入しやすいメリットがある反面、居酒屋の環境下で導入するとレジ業務負担の増加、人的ミスの発生につながる課題があります。
居酒屋でPOSレジを導入する際、必要な機能は以下のとおりです。
機能 | 機能詳細 |
---|---|
販売管理機能 | 合計金額の自動算出、割引・クーポン対応、領収書やレシートの発行、個別会計、 複数決済手段の選択など、会計処理全般をスムーズに行う。 |
割り勘・個別会計機能 | 割り勘・個別会計に対応できる機能。金額を人数で割るだけでなく、注文したメニューを指定して個別に会計することも可能。 |
在庫管理機能 | 原材料の仕入れ量、賞味・消費期限をリアルタイムで反映し、在庫の過不足や期限切れを把握できる。 在庫ロスを最小限に抑えられるため、収益の最大化につながる。 |
顧客管理機能 | 会員情報・購入履歴の記録、ポイント管理、誕生日・来店頻度による特典設定などができる機能。、 リピーター育成やマーケティング施策に活用可能。セグメント配信機能が備わっているものもある。 |
売上分析機能 | 日別・週別・月別の売上推移や時間帯別・商品別の販売実績などを自動的に可視化する機能。 複数店舗経営の場合、店舗ごとの比較や前年との変化比較もできる。 |
勤怠管理機能 | 従業員の出退勤打刻、休暇申請・承認、残業管理などができる機能。 勤怠データは給与ソフトと連携できるタイプも多く、給与計算の自動化も容易。 |
シフト作成機能 | 従業員のシフト希望を募り、希望情報をもとに自動的にシフトを作成する機能。 作成されたシフトの共有・変更内容の反映もリアルタイムに対応可能。 |
予約管理機能 | 公式サイトや各種ポータルサイト、SNSなどから入った予約を一元管理する機能。リアルタイムに予約残数が更新されるため、重複予約や受付漏れなどのトラブルを抑止できる。 |
オーダーエントリー機能 | 飲食店での注文入力を従業員のもつPOS端末やモバイルハンディから行い、 キッチンプリンターや厨房ディスプレイに自動送信する機能。オーダーミスや伝達時間を削減。 |
モバイルオーダー機能・ テーブルオーダー機能 |
顧客のスマホやテーブルに設置したタブレット端末から、顧客にオーダーしてもらう機能。 キッチンプリンターやキッチンディスプレイに自動的に送信されるため、オーダー受注の省人化が可能。POS連携によってレジ対応のセルフ化する際にも役立つ。 |
食べ放題・飲み放題機能 | テーブルオーダー・モバイルオーダー機能に備わっているもの。コースごとに追加オーダーができるほか、残り時間の表示やラストオーダーの時間設定などができる。 |
これらの機能は、POSレジのサービスによって利用できる場合と利用できない場合があります。
また、加入するプランによっては利用できる機能に制限が設けられている場合があるため、どのプランでどのような機能が使えるか、あらかじめ確認しておきましょう。
これらの機能がPOSレジに備わっていない場合でも、外部システムとしての連携導入やオプションで追加対応しているサービスもあります。既存のモバイルオーダーシステムや予約管理システムと、新たに導入するPOSレジを連携させたい、など、導入方法については事業者に直接相談してみると良いでしょう。
ここからは、居酒屋での導入におすすめのPOSレジサービスを5選紹介します。各社の特徴や強み、機能の違いについても解説していますので、比較検討する際の参考としてお役立てください。
出典:株式会社スマレジ
居酒屋でPOSレジを導入するのであれば、多機能で使いやすいタブレット型POSレジを提供しているスマレジがおすすめです。レジ機能が利用できるだけでなく、会計ソフトやECショップとの連携にも対応しています。
スマレジは、基本のレジ機能のみであれば無料プランで利用できる点が特徴で、操作性や自店舗の業務オペレーションとの親和性を確認したい場合にも最適です。
有料のフードビジネスプランに加入すれば、テーブルオーダーや予約管理機能も利用できます。同社が提供しているキャッシュレス決済端末PAY GATEとの併用や、自動釣銭機の導入にも対応しているため、レジ業務の効率化が実現できます。
出典:株式会社ユニエイム
居酒屋でPOSレジを導入するなら、CASHIERもおすすめです。CASHIERの強みは、幅広い決済設備の導入に対応している点で、タブレットPOSレジや自動釣銭機搭載型POSレジ、タッチパネル式券売機など、多様な機種から必要な設備を選択できます。
また、レシートプリンターが搭載されたオールインワンタイプのキャッシュレス決済端末「A920」は、POSシステムが搭載されているため、イベント出店時にも活用できる点が魅力です。
モバイルオーダーだけでなく、テーブルオーダーやハンディオーダーの導入にも対応しており、キッチンプリンターとの連携にも対応しています。飲み放題・食べ放題のオーダーや制限時間の表示も可能です。
出典:ポスタス株式会社
居酒屋でPOSレジを導入するなら、飲食店向けの専用プランが利用できるPOS+もおすすめです。とくに、初期設定や設備の設置作業を任せたい、という方に最適で、導入サポートに加えて保守サービスも充実しています。
機能面では、テイクアウトやセルフオーダーに対応していることはもちろん、テーブルトップオーダー(タブレットオーダー)を導入すれば食べ放題・飲み放題にも対応可能です。
テーブルごとの管理機能も充実しており、入店時間や客数・客単価をリアルタイムに把握できます。キッチンプリンターやキッチンディスプレイとの連携もできるので、レジ対応のみならずオーダー受注業務の効率化も実現できる点が特徴です。
出典:ELESTYLE株式会社
比較的規模の大きい法人経営を行っている居酒屋でPOSレジや各種ソリューションを導入するなら、ELESTYLEがおすすめです。店内のソリューションをトータルコーディネートするサービスが特徴で、個人店舗・小規模店舗よりも規模が大きく店舗数の多い居酒屋に適しています。
スマホオーダーサービスの「タップ&オーダー(OneQR Mobile)」や、デジタルキッチンディスプレイの「デジタルキッチン(OneQR KDS調理)」なども導入可能です。オーダーシステムと連動したセルフレジの導入にも対応しているため、レジ対応も省人化できます。
オーダー受注業務からレジ業務にいたるまで、セルフ化・効率化を実現したい場合におすすめのサービスです。
出典:ファンフォ株式会社
モバイルオーダーと連携できるPOSレジを導入するなら、funfoもおすすめです。funfoは、飲食店向けに特化したモバイルオーダー+POSレジのサービス事業者で、比較的低コストで導入できるため、小規模店舗や個人店舗での導入にも適しています。
QRコードオーダーのほか、モバイルオーダーやテーブルオーダーにも対応しており、テイクアウトや事前注文も含めた、店内注文・店外注文の両立を図れる点が特徴です。
もちろん、食べ放題・飲み放題オーダーや制限時間の表示にも対応しており、セットやコース料理の選択注文も簡単にできます。POSレジ1台のみの利用であれば、無料プランの活用も可能です。
有料のfunfo LINE Proプランなら、LINE連携にも対応しているため、呼び出し機能や顧客の来店回数・注文内容に応じたセグメント配信機能も利用できます。
居酒屋で導入するPOSレジを選ぶ際は、以下のポイントで比較検討することが重要です。
具体的にどのような基準で判断すれば良いのか、これらの比較ポイントを意識すべき理由を踏まえて解説します。
居酒屋で導入するPOSレジを選ぶときは、モバイルオーダーの機能や連携の可否を確認しておきましょう。居酒屋でPOSレジを導入する際、モバイルオーダーを同時に導入することで、大幅な業務効率化が実現できます。
多くの店舗で併用されているシステムですが、サービスによってモバイルオーダーに備わっている機能が異なる点に注意が必要です。
例えば、飲み放題・食べ放題を提供しているなら放題機能が備わっているか、テイクアウトに対応しているなら店外注文や事前決済機能があるかを確認する必要があります。
また、すでに店舗でモバイルオーダーシステムを導入している場合は、導入しているモバイルオーダーと連携可能なPOSレジを選ぶことが大切です。
居酒屋で導入するPOSレジを選ぶなら、自動釣銭機・キャッシュレス決済の有無で比較検討するのもポイントです。レジの釣銭ミスを抑制し、レジ締め作業を効率化するには、自動釣銭機やキャッシュレス決済の導入が欠かせません。
スタッフが現金に触れることなく会計ができるようになれば、現金を介した接触が減るため、衛生的に対応できるメリットもあります。
POSレジによっては自動釣銭機の導入に対応していないものもあるので、事前に確認しておきましょう。また、クレジットカード決済や電子マネー決済、QRコード決済など、幅広いキャッシュレス決済に対応するならキャッシュレス決済端末の追加導入もおすすめです。
導入費用や月額料金で比較するのも、居酒屋で導入するPOSレジを選ぶ際の重要な比較ポイントです。導入費用がかからないPOSレジもありますが、機能に制限が設けられていたり、月額料金が割高になっていたりする場合もあります。
また、POSレジの本体や自動釣銭機・キャッシュレス決済端末のほか、キッチンディスプレイやキッチンプリンター、テーブルオーダー用のタブレット端末を客席分導入した場合も試算しておきましょう。
そのほか、キャッシュレス決済を導入する場合は、キャッシュレス決済手数料の負担も発生します。事業者によって決済手数料率に違いがあるため、導入コスト・運用コストを把握した上で、導入するPOSレジを選定することが大切です。
居酒屋でPOSレジを導入するメリットは、以下のとおりです。
とくに、POSレジとモバイルオーダーシステムを併用することで、上記の効果を最大化できます。人的ミスを最小限に抑えられるため、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。
また、POSレジは外部システムとの連携に対応している機種も多く、各種会計ソフトや給与計算ソフト、勤怠管理システム・予約管理システムなどとも併用可能です。
導入時にはシンプルなPOSレジシステムを導入して、将来的に機能を拡張していきたいという場合にも対応しやすいため、ぜひ居酒屋業務を支えるツールとしてPOSレジの導入を検討しましょう。
居酒屋は、一般的な飲食店よりもオーダーの頻度が高いため、POSレジとモバイルオーダーシステムを連携して導入するメリットが大きい業態です。
オーダー受注業務をなくし、セルフオーダーを導入することで、料理やドリンクのサービング、テーブルのバッシング作業などにスタッフが注力できるようになります。
店内の人的ミス抑制や効率化のみならず、最小限の人件費で店舗を運営できるようになることから、POSレジの導入は利益の最大化にも寄与するシステムだといえるでしょう。